Diary
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Always, now under Construction.

2002年1月31日
最後の授業
( 晴れ )

今日は本年度最後のゼミ。
テスト期間と就職活動ということで、ゼミ生全員がなんだか忙しい様子。自分もこの日がレポート提出日ということで、研究の方がはかどらなかった(言い訳にしかならないが)。

発表は白木君から。
21世紀枠についての研究はある程度進み、独自の色を出せている模様。更に詳細を掘り下げていけば、立派な研究に仕上がるのでは?たとえば21世紀枠に外れた高校はなぜ候補に選ばれたのか、などを調べてみては?というアドバイスがなされていた。

続いて塚谷の発表。
依然、EUのたばこ規制法の研究よりもたばこ自体の研究が続き、独自のカラーを出せていない。しかしながら、アメリカのたばこの現状などを調べて、研究に盛り込むという考えを出す。春みの間に、いかに独自のカラーを出せるかが鍵となりそうである。

ゼミ終了後に、来季ゼミ生の第3次面接が行われた。今回は約6名の応募。
回を重ねる事に増えていく様子は、ゼミに入れなかった現2年生が多いことがうかがえる。
当ゼミが人数満杯の人気ゼミでないことは寂しい気もするが、人数が多いと研究がじっくりできないという可能性もあるので、良かったような気もする。

今回の6名もいい意味でなかなかクセのありそうな人達であった。選考はすべて先生に委ねられているので、私は結果を知らないのだが、来年度のゼミが活性化してくれれば、と切に願うばかりである。

最後に、上沼先生。
一年間のご指導、ありがとうございました。
まだまだ未熟者ですが、勉強に対する姿勢や考え方がこの一年間で変わったと思います。
来年度も引き続き、ご指導のほどよろしくお願い致します。

(塚谷悠樹)


2002年1月31日
授業&3次面接試験(予告!)
( )
6限のゼミ授業の後、第3次ゼミ面接試験を次の要領で行います。

  • 集合場所:14号館10階1010上沼研究室前に応募者全員(研究室棟につき私語厳禁)
  • 面接方法:午後7時30分から一人約5分
  • 持参するもの:レポート(課題)
    1. 以前に不合格だった理由の自己分析
    2. ゼミで研究したいテーマと具体的事例
    3. 自己アピール
    4. ゼミのホームページへの感想
学部講義の試験と重なる時には連絡のこと。

(上沼)


2002年1月24日
授業
(晴れ)
この日は就職活動のために欠席した1名をのぞいての授業となった。
最初は松浦による発表だった。
次に発表した塚谷くんの内容は、前回指摘を受けた部分を詳しく改めてきたというも のだった。しかし途中で時間がなくなり、以後研究室での作業となった。

今回もまた、自分を通して研究する、言語化することの重要性について、先生から 指摘があった。一般に流布され、流通している言説が正しいのか、自分の疑問や感覚を 大切にして、掘り下げること。それによってしか自分の判断、政策論は出てこない、の だと。また、塚谷君のEUでの規制政策をもっと掘り下げる必要や、松浦の議論の出発点 に、読者をひきつける要領のよい解説を打ち出す必要が、指摘された。

(松浦)


2002年1月17日
授業
( 雨のち曇り )

発表予定者が欠席。そこで、残るメンバーのうち、次週の24日に就職活動と時間が重なっ て欠席せざるを得ない白木の発表となった。
ところで、就職活動が本格的に始まり、エントリーシートを書くよう にもなったが、卒論のテーマを問われることの多さに驚く。
当ゼミでは既に決まっているので困ることはないが。

本文のチェックを先週から始めていたので、今回もその続きを行う。
文章を書いている本人自身は理解していても、知らない人には通じ ないこともあるとして、一字一句にいたるまでチェックを入れる。
先生から細部の表現にまで注意が飛び、他人の目が重要であること を痛感。

結局、白木の作業のみで本日は時間切れ。

いつものように研究室で各自のページのアップロードをし、資料の 「引用」に関する著作権の注意点について先生から詳細なお話があり、 その後、ゼミ3次募集日程や後期終了に伴うゼミ活動日程を話し合った。

( 白木 元太郎 )


2002年1月10日
授業
(晴れ)

昨年末の忘年会代わりの池袋〜大学間の散歩の日記を確認。
貼り付けたイメージがネスケで見ることが出来たのに、IEでは不可。
イメージの名前が半角英数でなかったせいと判明。ついでに担任HPの「ロンドン便り」も 同様の症状が出ているのを発見し驚く。要修正。
散歩の途中で撮影した他の写真も回覧。

白木君と塚谷君のページの文章を、一字一句追いながら修正する作業を行なう。
文章表現は、書いた当人には直せないもの。不分明な箇所を聞けば、口頭では判るように 説明出来るのに。
次回以降も、丁寧に文章を直していくことになった。

研究室に移動して、各自のページを更新する作業を行なう。JPEGイメージの貼付けの為に、 ファイル構造を変え、また、ファイルを転送する仕組み、特にディレクトリとファイルの ツリー構造について説明の上実演する。

( 上沼 )


2001年12月22日〜2002年1月7日
冬休み
(晴れ)

A Merry Christmas & A Happy New Year !

( 上沼 )


2001年12月22日
池袋〜研究室散歩&授業
(晴れ)

前日の寒気と小雨が嘘のように、年末とは思えない日差しが清々しい散歩日和の陽気。
約束通り、池袋東口の西武鉄道改札前の広場に午前11時に集合。

前日の夕方、ここにある宝くじ売り場の回りには不景気な年を物語るかのように、 ディズニーランド並みの幾重にも折り畳まれた行列が、ロープと警備員に誘導されながら 今年最後の夢を見ていた。その情景がこれまた嘘のような何食わぬ年末の買い物客風景。

デパート沿いに歩いて、道路を隔てた先の東町商店街に入る。予備校、美容院、食堂が 目に付くのは、学生さんと歩くせいか。

あっという間に、都電「雑司が谷駅」に出て線路を横断すれば、そこが「都立雑司が谷霊園」。 散歩に際しては、洗面所確保が重要なのだと説いて用を足してから、東條英機、永井荷風、小泉八雲、 泉鏡花、と墓参り。次いで、夏目漱石墓で記念撮影。更に、中浜(ジョン)万次郎墓を探してパチ。

夏目漱石墓前でゼミ生  ジョン万次郎墓前でゼミ生

ここから頭上の首都高を挟んで隣の「護国寺」へ、数分で辿り着く。雑司が谷墓地とは比較にならぬ墓所の連なりの間を、墓碑の爵位を読みつつ本堂脇にある大隈公の墓所へと進む。
閉ざされた門から覗けば、墓碑へといたる参道の両側に憲政会と本学の銘が見える石造物に気づく。 門の前にはやはり石造の鳥居に本学の銘。大隈公墓所前でゼミ生 本堂正面に回って、鳩山夫妻像前に立ち止まり、そして参道を逆に辿って脇の日大附属校を見て、雑司が谷に引き返す。

護国寺前の音羽通りは、学生憧れの出版社銀座。だが、その背後から神田川沿いに広がる後背地には 零細な製紙・製本会社の群れ。日本産業の縮図だと、フリーランサーの社会人学生だったゼミOBの鈴木次郎さんの受け売りでひと解説。そうそう、神田川沿いは、その昔、清流で茗荷の里だったという話を若い同僚が書いていたっけ。

雑司が谷霊園から、都電線路沿いに歩き、途中で大鳥神社、そして東京音大校舎を経て、次の 目的地、「鬼子母神」へ向かう。前に、こことは知らず来たことがあるというゼミ生がいたが、鬼子母神(角なし)の由来も知らぬ学生達。

参道を逆に歩いて目白通りを越えて、宿坂を下りオリジン電気前の山吹の里の碑で立ち止まる。知らないことなど一時の恥。太田道灌も然り。ミミズクといい、ヤマブキといい、早稲田の地は青春を恥じて学ぶところ。隅田川へと流れる神田川に架かる面影橋を渡って「甘泉園」で一息。水稲荷神社の流鏑馬広場へ出、堀部安兵衛旧居跡碑を見てグランド坂を下って図書館、そして14号館へ。 途中、甘泉園入口前の美味しく安い鯛焼きを買えなかったのが惜しまれたが、研究室にやっと到着。
歩いた後は空腹感を得ず、昼食を忘れてゼミ生のページを更新する作業をして、時刻は午後2時過ぎ。解散。

かつてゼミ8期生の浅見君達が、ただ飲むだけの忘年会はやめて思い出が出来る工夫をして欲しいと 言った教師に応えて、研究室から池袋へと大勢で歩いた昔を懐かしく思い出す。

( 上沼 )


2001年12月13日(雨のち曇り)
授業&2次面接

ゼミ日記の確認後、先ずは白木君の研究発表。
パワーポイントを使用して、平等をめぐる奇妙にねじれた意識構造の 形成に関しポイントを提示。
高校野球の21世紀枠を切り口とした研究であるものの、 今日の発表は、日本の所得などにおける平等(不平等)意識に 関したものであったことから、論理が飛躍しているのでは?という意見が出る。

結局先生から、興味があるなら最近の教育改革:「総合学習」に関する政策過程 を、戦後の教育政策も含みつつ、GAPに入れて繋げてみては?というアドバイスが 出る。高校野球も教育という「政策アリーナ」(舞台)上の一つであるからである。

次に塚谷がたばこに関する発表を行った。
たばこの歴史からたばこの価値を見出し、逆にたばこ規制につなげようとする目論みの 発表であったが、こちらもいささか論理に飛躍があり、もっと練りこまなければならな いということになった。取り敢えず、サイトに載せて、再考することになった。
また、EUのたばこ規正法がケースである研究にも関わらず、いまだにケース分析が 登場していないことにも先生から注意がなされた。

そして今日は授業後に先生の研究室で、来年のゼミ生の面接を行った。
一次募集ですでに合格しているNさんも交えての面接である。
3名の応募者は、1次で落ちた経験がそうさせるのか、それとも現代っ子な のか、物怖じせず質問にも余計なと思うほど口数が多かった。
個人的には就職活動を来春に控えている身であるため、面接の参考となった。

合否の行方は先生しかご存知ではないが、いずれの希望者がゼミに入ってきても、 ゼミが活性化しそうな雰囲気はあったように思える。

(塚谷悠樹)


2001年12月6日(曇り一時雨)
授業

先週欠席した1名の発表。
「年金法の改正」についての発表だったが、発表を「Word」文書 で作ってきてしまったため、HPの更新ができるようにテキスト 文書にその場で作り変える。
その間、私と塚谷君は自分達の今週分のHP更新をするために 作業を進める(長い休みを除いて、毎週更新を目標とした−上沼注)。

授業時間が終了した後にそれぞれのページを研究室にて更新。

発表方法に関し、先生から次の指摘を受けた: 研究テーマや事例研究の選択に際し、出来るだけ独自性を出すように 務めるが、大方は既に本や雑誌で論じられ、あるいは最近ではHPに 掲載されているテーマやケースを、何故いまさら社学の学生が研究す るのか。カメラがあるのに、なぜ絵の具で表現するのか。
それは、自分自身というかけがいの無い存在の身体を、こだわりを通す ことに意味があるからだ。だから、資料やHPを継ぎ接ぎするレポートで はなく、資料を読み解くポイントを提起して、ゼミ仲間の反応を得て、 さらにポイントを前に置く、そういう作業を繰り返し、自分のモノとし ていく。丁度、ラグビーの様に自分のスタイルを発見していくことが尊い。

連絡事項として、来年度ゼミ生の二次募集が行われ、応募者に対 して面接をすることと、今年度最終ゼミ予定日の20日が先生の都合が 悪いということで22日(土)に忘年会を兼ねて振り替えること等を確認する。
2001年度のゼミも残すところあと2回。冬休みは各自で研究を進め、 HPの更新は年が明けてからということになる。

(白木 元太郎)


2001年11月29日(晴れ)
授業

発表予定者がどうしたことか現れない。
パワーポイントの操作に慣れず、発表準備がうまく行かないのか。

走れメロスの思いで、待ちつつ、その間、塚谷君と白木君のページ の修正と更新作業を行なう。

(上沼)


2001年11月22日(晴れ)
授業

この日の授業は塚谷君の発表となった。
塚谷君は研究テーマであるたばこ規制策において、たばこの歴史について 発表をした。(日記執筆が一周遅れのため、思い出せない日記当番−上沼注)

授業後、研究室で忘年会に何をするかということについて話し合いがなされた。 先生の案で池袋ー早稲田間を歩こうということになった。有名人の眠る雑司が谷 霊園や、鬼(角なし)子母神など見所が数あるらしい。そして、研究室にて 各自のページを更新する授業を行なう。

反省会と打合せの最中、上沼ゼミのOBである松尾さんが研究室を訪れた。 昭和リース(株)名古屋支店に勤める松尾さんは仕事の関係で東京にきて 、せっかくだからということで研究室に寄ってくれた。

就職活動を控える私たちは、いい機会なので、松尾さんに就職に関する 質問をいくつかした。仕事に疲れているだろうにもかかわらず、松尾さん は親身になって、丁寧に御回答をしてくださった。業種を絞れていない私 にとっては非常に参考になるものだった。

(松浦)


2001年11月15日(晴れ)
授業

まず、いつものように最初にゼミ日記を読み、前回の授業の確認を行った。

その後、来年度ゼミ募集の作業で伸び伸びになっていた個人研究論文の研究内容の発表が、 漸く本格的に開始された。
今日は白木君である。
パワーポイントによる発表であった。
内容的には、競争と平等の奇妙な並存問題にはまだ触れず、高校選抜野球の「21世紀枠」 についての具体的な内容紹介が行なわれた。
高校野球に関してあまり知識のない自分でも、「21世紀枠」の説明を聞いて、次から次と 疑問を感じる、とても興味深い制度であると思った。

発表後には全員が疑問点を出し、白木君の研究に幅を持たせるような形になった。
このように研究をみんなに紹介し、話し合うことで、他の人は様々な情報を得ることができるし、 本人の研究もより一層内容が濃くなる。

結局、高野連以外にも、この制度を取材したジャーナリストなどに、サイトで記事を検索して 内輪話や反響など聞くのも良いのでは、などのアドバイスが先生から白木君に与えられた。

白木君の研究内容を見て、来週以降の自分の発表が不安になってしまった…。

(塚谷悠樹)


2001年11月8日(曇り)
授業

お家の事情で1名が欠席。

本日から各自の研究の発表を始める予定であったが、数少ないゼミ生の1名が欠席したために、メンバーが揃ってからにしようということで、発表のスタートは次週からに変更。

よって本日はプレゼンテーションソフトの「Microsoft PowerPoint」の講習会となっ た。
一通りの使い方を先生から教わったので、社会に出る時の練習も兼ねて次週以降 は要点は「PowerPoint」で、詳細はブラウザ上で発表することになる。 なるべく良いものを作りたい。

研究室に場所を移動して、高野連にFAXで研究用の資料請求をすることになった白木の FAX原稿を先生にチェックしてもらった。手紙の書き方や、廊下での先生方や年配者への 目礼、などで先生から注意を受けた。
来年度の新規ゼミ生の応募(一次)状況の説明と対応についての確認が行なわれたが、 先輩として伝えて行かなくてはいけない。

(白木 元太郎)


2001年11月1日(晴れ)

公開授業・Q&A

この日の授業では来年度のゼミ受講者のための説明会&公開授業が行われた。
10月24日のオリエンテーションでは、学部事務所に無理をいって、事前にパワーポイント やインターネットの動作確認や当日の会場の大きさを入念にチェックする機会を設けて もらった。

しかし、学者が大臣になっても政策科学という名がここでは理解されないのか 、このゼミ日記をはじめとする上沼ゼミの情報公開もインターネットでアクセスもされない のか、あるいはパワーポイントやネットで知らせた教室が、誤って旧教室と公表された せいか、授業見学者数は僅か。

そんな訳で、ゆっくりゼミのHPをスクリーンに映しながら、 個人論文執筆が軸の授業内容であることを説明し直した。
そして、論文のテーマとケース の違いを先輩達の事例を引きながら例示して、これらを前期で設定し、パソコン講習も 同時並行して、プレゼンテーションを行い、授業日記を当番制でつけながら、各自の研究 成果を後期にホームページで公開していく、という授業計画を説明した。

少人数の良さで、丁寧に雰囲気良く時間の範囲内で話せたと思う。
但し、質問から推測すると、客としてありがたい話を聞くのでは毛頭なく、自分の頭と 体とで具体的な問題の解明と提言を目指す、という上沼ゼミの方針は届かなかったよう。 明確な問題と自分の人生の目的を与えられたい、のだろうか。Oh, dear!
(上沼)

ガイダンスに引き続いて行なわれた公開授業では、松浦の発表がブラウザ上で行われた。
それに対して、先生とゼミ生から、研究論文の「章立て」について、各章が独立していて 起床転結の展開性や、掘り下げるという探求性が見えてこない、との指摘があった。
指摘された点を急遽その場で修正して、”とりあえず”の心でホームページにアップ・ロード し今後改善して更新して行くことになった。かくしてこの日の授業は終わった。

嬉しいことに、礼を失することなく最後まで見学してくれた見学者がいた。何人のゼミ生が 我がゼミを志望する、かは大した問題ではない、とこの時思えた。(松浦、上沼)


予告!公開授業・Q&A

10月24日の国際会議場でのオリエンテーションで、我がゼミに興味を持ってくれた ら、
14号館613PCルーム へ来て下さい。

午後6時10分〜6時30分: 第15期生募集Q&A

午後6時30分〜7時20分: 授業見学自由

授業は、まだ自分のページを立ち上げていないメンバーにページ案をスクリーンに映してもらい、「ああせい、こうせい」をする予定です。

照明を落としてプロジェクタを使用しますので、エスカレータ近くのドアから、静かに入退室し て下さい。ご協力を!!

(上沼 正明)


2001年10月24日(快晴)
来年度第15期生募集オリエンテーション

国際会議場3階第一会議室

本年度初の試みとして、来年度「専門演習」募集の皮切りに、総合図書館階段左横通路の先にある国際会議場で、社学ゼミ総出演によるオリエンテーションが開催された。

本ゼミ「政策科学研究」のプレゼンは午後1時40分〜1時50分!!

当日、なんと発表を欠席したゼミが出現。順番が一つ繰り上がって、そうとは知らぬ我がゼミ生達は、会場に遅れて、終了間際に到着。ゼミ旗の掲揚もパワー・ポイント操作も先生の一人舞台となった(Oh dear!)。会場の外のフロア−で、来週の授業計画を確認し散会した。

(上沼 正明)


2001年10月18日(雨のちくもり)
授業
昨日から降っていた雨の影響だろうか、一段と寒くなった。
今日の出席者は塚谷君と白木の2名。1名は風邪で欠席とのこと。
気温の変化が激しいので体調には気を付けたい。

今日の活動は、次週にせまったゼミオリエンテーションに向けて現時点での各自のH P作成の完成を急いだ。
前回の指摘を受け、改善したものをチェックして、文章や構成を加筆修正した。

時間が足りなくなってしまったため、時間を延長しゼミ教室2へ移動して、塚谷君の HPに載せるイメージの取り込みをするためにスキャナーとフォトショップの使い方を学ぶ。

その後、研究室で次週の打ち合わせや次回(次週の25日は「体育祭」の ため休み)以降の進め方に話が及ぶ。来週月曜日に職員と会場の下調べを先生が行い、 現場のTPOにあわせたプレゼンを考えることにした。

後日談であるが、ゼミのHPが更新された。
「10/24 オリエンテーション」と「11/1 公開授業」の告知が追加され、 塚谷君と白木の2名の作成中のHP(18日時点)もアップされた。
今後はこのページを直しつつ内容を追加していくことになる。

(白木 元太郎) 


2001年10月11日(晴れ)
授業
まず前回のゼミ日記の確認後、先生から来年度ゼミ募集の学部 一斉オリエンテーションについての話があった。
10月24日(水)の当日にはゼミのHPでのプレゼン ができるように、各自のホームページを立ち上げるとのことだった。

前半はゼミのホームページの「日記」の抜けた部分の埋め作業が進められた。
後半に白木君、塚谷君ふたりのホームページの発表があった。まだホームページを作っていなかった人は、次回の発表となった。

テキストと背景の読者を考えた色使いへの注意や、テーマとケースのフォントサイズ、 章立てでのスペースの利用、研究動機テキストでの改行や段落を利用した 読み易さ、など先生から指導があった。尚、貼り付けたいイメージがあれば 次回持参することになった。

 授業後、研究室に行きホームページ作りにおける、サーバーへのファイル 転送やスキャナーによる画像の取り込みなどの話を聞いた。
ブランデーを交え、談笑もあった。二杯目で結構気持ち良く酔えた。

(松浦)


2001年10月4日(曇り)
後期授業開始
今日は後期第一回目のゼミである。 しかし、出席者は白木君と塚谷の2名。 少々寂しい幕開けとなってしまった。

ゼミ自体は10月24日に行われる、来年度のゼミ募集のための オリエンテーションに関する内容がほとんどであった。 オリエンテーションとは言っても、10分足らずの所要時間しか与えられておらず、何をすればいいのかさっぱり思いつかないため、不安でいっぱいである。 しかし、ゼミ全体の人数が4人である現状を見るかぎり、 来年のゼミ加入者を少しでも多くしたいところだ。 それにはやはりゼミの詳しい紹介をする必要があるだろう。

ゼミ自体の詳しい紹介はホームページ上でできることなので、 それを何とかオリエンテーションの場で伝えたいものである。 当日はHPでの紹介とパワーポイントの利用を予定している。「とりあえず」のこころで行こう、とのことだ。

結局、今日は2名しかいなかったので、決定事項の無いまま、話し合いのみが続いた。オリエンテーションのみならず、合宿の事や、課題の発表方法、 プレゼンの進行方法などにまで話が及び、最後は先生の研究室でブランディをご馳走になって、話し合いが続いた。ブランディを飲みながらの話し合いは、思い出話(実は、塚谷も先生のお子さん達がロンドンで通った学校に居たことがあった!家庭科や音楽の担任の話)や日常生活のエピソードも交じりなかなか面白いものであった。

白木君曰く、「先生ちょっと酔っ払われていたのでは?」(笑)

来週は全員出席してくれることを願う。

(塚谷 悠樹)


2001年7月26日
授業
今週末に関東地方を直撃すると言われている台風の影響だろうか、 昨日から天気が不安定である。 社会科学部は今週がテスト週間であり、自分も含め皆大変そうである。

最初に先週までの課題であった、来年度ゼミ募集要綱用の「学生からの一言」を 先生がまとめたものを発表しゼミ生に事後承認(下に引用)を得る。

・各自が自分の研究を発表し、それに対しゼミ生が意見を言い合うというのが主な授業の形。この形態により発言力がつき、更に他のゼミ生の意見により自分の研究を多角的に見ることができ、研究が深まる。(松浦)
・本ゼミは、自由に研究のできる仕組みになっていて、先生はそれを真剣にサポートしてくれます。また、パソコンに関する知識も得ることができます。結構アカデミックな雰囲気での意見交換は、勉強になります。(塚谷)
・当ゼミは「少数精鋭」である。少数の強みは「話し合いの機会」の多さである。他人から意見を聞くことで新たな発見をし、他人に意見をすることで適度な緊張感の下で考える。大学でこのような機会は滅多にない。(白木)
・このゼミの担当教授は英国帰りのワイルドな紳士上沼先生であり、ゼミ生に受身でなく自分で研究することを要求する。テーマ、ケース選びから研究と執筆へ、曖昧さを批判されながら大変だが自分の研究の自覚が持てる。(後藤)

前期最終回ということで、全員が「研究動機、章立て」について発表。 1番手は「たばこ問題(喫煙に伴う責任)」の塚谷君。先週の発表を踏まえてテーマ と 章立てに加筆修正。続いて2番手は「差別と平等意識」の白木。本日の発表用の データを簡単に作ってしまったことを反省する。研究の章立てとその流れに ついて先生から指示を受ける。3番手は「少子高齢化社会における年金問題」の 松浦君。細かい表現について先生から指示が飛ぶ。中身についてはどの章で 何の問題を扱うのかを確認。最後に「マスコミ報道」の後藤君。松浦君と同じく、 研究動機について細かい表現に先生から指示が飛び、章立てについてどの章で 何の問題を扱うかを確認する。

この時点で持ち時間の6限が終了し、次の授業が端末室を使うため時間切れとなり、 用があるという後藤君を除いた3人は先生の研究室へ移動。お茶を御馳走になる。 実は私は発表の時点で「なぜ先生は細かい言い回しにまで手を加えるのだろうか」 という疑問を持っていたが、研究室へ移動した後で「来年度の募集要項に使うから」 という事情を聞き納得。研究動機と章立てについて現時点での最終決定をし、 来年度の募集についてや僕達の代が4年生になる来年のことも含めた今後のゼミの 進め方などを確認して前期終了。「全員揃っていたら酒でも飲もうか」という話で あったが後藤君がいないため後期に持ち越し。前期はあっという間に終了し、 各自夏休みの独自の研究に取り組むことになった。

(白木元太郎)


2001年7月19日
授業
前期テスト期間も間近になり、みんなその準備に追われているようだ。

冒頭に先週の宿題で出された、来期募集のゼミ紹介冊子に載せる 「ゼミ生からの一言」の提出の確認が行われた。 次に、今回の課題であるゼミ論文の章立て(案)に関連して 先生の「政策科学」の授業で扱うレポート課題の「書き方」が 紹介された。なかなか難しそうな印象である。 その後、ゼミ紹介冊子に載せる写真の撮影を、デジカメで行った。 どうもみんな表情が硬いらしく、先生は苦笑い。 テイク2で先生のOKサインがなんとか出た。 画像については、冊子上に公開するだけでウェッブ上には載せない。 これに関連して、先生は担当する他の科目についても画像を 貼り付けてウェッブ上で紹介したいのだが、プライバシー問題や 閲覧者による加工・掲示板への貼付けなど嫌がらせ・中傷事例から 思うように進まないと嘆いていらした。

そして、授業は本題に入った。 今回は前回までのHTMLの書き方の勉強ではなく、前期授業も残り2回なので、 夏季休業中の調査や研究を進める為のポイント作りとして、 各自の研究テーマの動機と、章立ての発表と検討を行った。 トップバッターは塚谷。たばこを題材とした研究である。 テーマは「たばこと健康」で、ケースは「EUのたばこ規制政策」。 「たばこ規制の現状を知りたい」ということと、 「喫煙者の責任を認識したい」というのが研究動機であった。 動機に関しては、脚色の余地はあるが、先生からのOKが出た。 章立てに関しては、たばこに関して知りたい項目が列挙されていたが、 “起承転結”という章立ての流れが構成されていないという、 先生からの指摘があり、やり直しとなった。 また、松浦君から「環境に関する項目は無いのか?」という 指摘があり、新たに項目が追加されることになった。

発表が終わったところで丁度時間切れとなり、 他の人の発表は来週へ持ち越しとなった。 来週は前期最後のゼミ。 各人が研究に打ち込めるような夏休みとするために、 来週の発表は重要なものとなるだろう。

(塚谷 悠樹)


2001年7月12日
授業
初っ端。来期の講義要項ダイジェストに掲載するための上沼ゼミ原稿、 「学生からの一言」(400字)を一人100字づつ書いて来週ゼミ前の 水曜日までにメールで提出するよう指示が出される。ゼミ応募者への 情報提供である点を注意して作文のこと。

次いでこれまた来期ゼミ募集用に写真撮影。613室のスクリーンに ゼミのHPを映して先生のイメージを真中にして、各人とも緊張した 面持ちである。次週には外でデジカメで撮影予定。

先週に続き松浦君の発表。
松浦君は少子高齢化社会を研究することによってこれからの基本的な社会の形を認識できるようになると主張。
これに確定。お疲れ様!

以上で各人の夏季の調べ事が決まり、秋の収穫に向けて行動が開始されることとなった。

後半はホームページ作成講座の続き。 本日は表とリンクの作り方。 以上を以って本日終了。

(後藤祐一郎)


2001年7月5日
授業
1名が体調を崩して欠席。

この日は前週の日記案を確認した後で、終始松浦の発表だった。というのは、その数日前に研究室を訪れて、研究テーマを変更したいのでと相談していたからであった。松浦は以前決定した研究テーマとケーススタディである「伝統ある美しい景観を保つ:国立市の都市環境政策について」から変更して、「少子化」に関する研究に変更したいということを発表した。後者のテーマも前から考えていたこと、国立の事例よりも少子化のもたらす影響の方が大きく、例えば経済や年金への影響など研究したいという。



 (松浦)               


2001年6月28日
授業
晴れ。最高気温34℃とただでさえ暑い上に梅雨明けがまだなので湿度が高く 蒸し暑い。2001年度も半分が過ぎようとしている。早いものである。

冒頭で「ゼミ合宿」について先生からの説明。合宿は進み具合を見て実施するかを 決めると以前に言われたが、少人数なので必要はなさそうだが全くやらない というのも何か寂しいので、やるなら10or11月くらいに一泊でやるとのこと。 ちなみに7〜8月は暑く道路が混んでいる、9月は台風のシーズンという理由で敬遠。 北軽井沢の信濃追分にある大学のセミナーハウスか、今度出来たという鴨川のセミナー ハウス?が候補地。

今日も引き続きホームページ作成講座。 「リスト」の作り方を学んだことにより、箇条書きができるようになる。他にも横棒 線の 引き方などを習う。本来なら「表」も扱う予定であったが、時間の都合により 先生からのプリントを使用しての口頭説明のみとなり、各自の自習ということになった。 だんだんとホームページらしくなってきた。

次週は「国立市の環境政策」をやる予定だった松浦君がテーマを変更したいという ことで「テーマ&ケースの発表」をやり直すことになった。(うっ!オイ、オイ!)

ゼミ開始前後に社学自治会の人達から「自治会発行のゼミ紹介パンフレットに 上沼ゼミも載せてほしい」という話があった。以前に先生が自治会の男の人に 「うちはゼミホームページで以前から公開しているので心配ご無用」ということを仰っ ていたのを思い出したこともあり断った。しかし食い下がられ10分ほど帰らせてもら えなかった。なぜ自治会の人というのはあんなにもしつこいのだろうかという疑問を抱 きつつ本日のゼミは終了。

(白木元太郎)


2001年6月21日
授業
朝から雨が降っていて、ドンヨリとした天気である。
幸いゼミの始まる頃には雨はやんでくれた。
ゼミの冒頭では、前回の後藤君の日記にあった「ホームページビルダーの使用は可か?」という質問に対する先生の説明があった。
早稲田大学がホストになり各ゼミがローカルとなるホームページの管理運営上、ゼミメンバーが各自HP作成ソフトで自分のページを作りゼミクラスのそれからリンクさせると管理運営者(担当教員や登録された学生)による管理が及ばなくなること、また、基本的HTML構造から学ぶ意義があること、更にはゼミページのスタイル統一や読み易さの諸点から、ソフト利用はしない。無論、今後、英語や障害者を含め読者を想定したページ作成への注意を皆で考えて行きたい。

さて、ゼミは前回に引き続き、HTMLの説明である。今回は見出しのフォントの大きさ指定や、太字、イタリック体などの指定から段落や改行の指定といった作業が行えるまでの説明を受けた。現段階では、自分の研究内容が本当にうまくホームページに載せられるのかどうか、不安である。
しかし、メモ帳に文字を入力し保存するだけでブラウザ画面がどんどんタグによる指示通りに変わっていく光景は、なかなかに愉快なものであり、興味深い。パソコンと言えば、ワードとインターネットくらいしか活用した事がなかったので、未だ基本しかかじってはいないものの、勉強する機会 があって良かったと思う。

合宿を行うかどうかの話も出たが、さすがに4人という人数なのでまだ未定ということであった。

「研究は各自で進め、前期終了までに章立てを終える段階まで行こう」という先生のお言葉で今日のゼミは終了した。次回は、プリントに従って箇条書きの指定や表作りのタグ講習を予定。それにより、かなり各自のページの表現が可能となろう。

こうした講習の間に、各自の「研究動機」を他の人に分り易い言葉で説得的に表現する文を「メモ帳」で作成し、夏休みの研究ポイントを方針づけるゼミ卒業論文の「章立て」案を構成して発表出来るようにしておく課題が確認された。

(塚谷悠樹)


2001年6月14日
授業
梅雨に入って厭な天気が続く。
(主にバイクで移動する私にとっては辛い季節だ。)
講義冒頭に教授会で決定された来年度ゼミ生募集の件について上沼先生よりお達しがあった。
上の代が居ないので、どういった具合に募集をするのかという疑問が頭を過ぎりつつもまだニヶ月しか経っていないのにゼミ生募集のお話がやって来たとは。月日の経つ早さを痛感致す次第。困ったものよ。

さて、本日は先週講義される予定であったゼミ・ホームページ作成講座が開かれた。html文書といふものの基礎から始まり、背景色とテキスト色を決定するやり方までを我々は覚えたことになる。
来週までにそれぞれのホームページのスタイルを決定して来いとの事であった。
ここで疑問が一つ生じる。

ホームページビルダー等は使ってもよいのだろうか…?

(後藤祐一郎)


2001年6月7日
授業
今日、午後5時過ぎ、関東地方に「大雨洪水注意報」 が発令され、大学の規則に従って6、7限の休講措置が 事務所から出された。

丁度、10階建ての14号館4階の教員室で講義の準備を してEU議会ホームページ上のタバコ宣伝規制などを チェックしていた先生は、窓から滝のような雨を見て 仕方ないかと思った。

一昨日に岐阜で愛知県からの生徒のグループが、野外 活動中に落石死傷する事故があったばかりなので、管理 責任者によるマニュアル通りの対応を笑えぬ状況だった。 しかし、数枚の掲示と大学HPへの掲示では、社学生 への情報の徹底は無理では...。

館内放送による情報と注意の呼び掛けがこういう時 こそ必要だと、学習図書室で黙々と自習する学生を 見て先生は感じたのでした。
結局、徐々に収まり、千葉方面を除き大事には至ら なかった模様。
ところで、ゼミ生はどこに居たのか?
決勝進出を決めたサッカーの試合を観ていたのか?

(上沼 正明)


2001年5月31日
授業
晴れ、14号館604教室
全員出席。

始終松浦の発表であった。
松浦は家電リサイクル法、国立市 の都市環境政策、少子化対策と三つのテーマを発表。
そして論議の末、国立市の都市環境政策を研究テーマとすること に決定した。国立は、松浦が高校時代を過ごした街で、地理感も あり、足で稼げそう。

(松浦)


2001年5月24日
授業
晴れ、14号館604教室
全員出席。

松浦がいくつかのテーマ候補案を発表した。先生から、各テーマの研究動機、問題の所在、展開の展望をさらに詳細にするようにとのコメントがあり、次回に繋げることにした。

(松浦)


2001年5月17日
授業
雨、14号館613教室
1名が欠席

今日から個人研究論文のテーマとケースについての2巡目の発表がスタート。
最初に白木君が、
「高校野球を入り口(ケース)とした日本の差別意識について(テーマ)」、
都市部の交通渋滞をなくす(テーマ)という問題関心からケースとして
・「鉄道の高架線化」
・「首都圏の道路の環状型ネットワーク構想」
などの案について発表。
先生からは「鉄道と道路についてはオーソドックスなテーマでやり易い反面、議論が平板になり、また白木君ならではという独自性が見えぬのでは」という意見と、「日本人の差別意識構造については、春の選抜大会への21世紀枠を発想する高野連と女子マネージャー部員制限というチグハグさや、スポーツでの順位付けを否定し全員1等賞とする義務教育現場の意識構造、最近の1億総中流意識を巡る総合月刊誌上での論争などからも、日本人の平等、差別意識の現在にアプローチすると面白いのではないか、又、他人がやらない分野なのでやりがいはあるだろうが進めるのは難しいかも」というコメントあり。

次に後藤君が
「地雷の廃絶について」
「日本の戦争放棄」
「メディアの報道規制」
「IT問題」
「教科書問題」
に現在関心があると報告。
先生からは、「メディアの報道規制については英国でも問題になっていたが、法務省の人権擁護推進委員会の動きなど研究してみたら面白いのではないか」「あとのテーマは重要だが個人研究のテーマとしては深まりが期待出来ず、ありきたりの考察や評論に終わる可能性あり」とのコメント。

先週(5/10)の発表で禁煙したいという個人的動機から「たばこ」を軸に、米国のタバコ・メーカー、EUの広告規制、青森県深浦町の自販機撤去条例、禁煙・分煙運動などから調べて見ることに落着いた塚谷君に続き、2人がテーマが決まりそうな見込みが出てきた。次週以降は松浦君のテーマ決めを待ちつつ、各自「章立てを考える」という次の段階に移行することになった。

(白木元太郎)


2001年5月10日
授業
晴れ、14号館613教室
1名が欠席。事後にメールで欠席理由報告あり。

第一回目の研究テーマの候補群発表。
塚谷君が「たばこの規制策」、「EUについて」、「資本主義社会について」、「南北朝鮮について」 などの項目を研究テーマとして考えて来たと発表。
たばこ以外の項目に関しては、いまいち具体性が乏しいこと、しかし、不思議だが、たばこを中心に据えながら、他の項目を関係づけて見ていけることが、質疑応答しながら判明。「たばこ」で行けるかもの空気。

次に、松浦君が「環境問題」をテーマにしたいと、いくつかのケースを発表。どんなケースだったか、発表のフロッピーを上書きしていまい、再現不可能。但し、猫も何とかの少し安易な考えを、追い詰められた、追い詰めた記憶が残る。

今後、順番でゼミ日記当番を決めて、毎回のゼミ活動の日記をつけよう と提案する。後日作成するゼミHPのコンテンツの一つとして、また、 先生が考える「学生による授業評価」(If ever)のあるべき形態の一つとして。
その日の当番は、次回の授業日前までに、メールで先生宛に日記(案)を送信。 先生がそれを補い次回授業日の冒頭に、スクリーンに示して出席者の意見を聞き、プライバシー保護 にも注意して、合意の上で日記とする。



(上沼 正明)


2001年4月26日
授業
晴れ、14号館613教室
全員出席。

まず、ゼミのHPで過去のゼミ生によるテーマ、ケース及び章立てを 観ながら、テーマとケースとは何か、どう違うのかを具体的に解説。 両者は研究の進み具合により徐々に変化して行く相対的な入れ子の 関係にある(近い過去の卒業生で、論文締め切り直前にテーマを変 えたいと言い出すツワモノも居たが、無論単位は無し)。

改めて、卒業生各自のページを観て、当時を思い出し、また、こう すればもっと良かったとか、今ならこう助言する、と長々と現ゼミ生 に解説する。掲示された年度以前の全ゼミ生のテーマとケース、章立て の一覧のページを、作成しようと思う。

白木君と後藤君による個人研究テーマの発表。
幾つか興味のあるテーマを用意してメモ帳で作成しフロッピーに保存 してきたものを教卓でPCを操作しながら、マイクを使用して発表。 以前は発表をプリント・アウトしたもので行なったが、メモ帳なら、 その場で意見を汲み入れて修正加筆できるし、発表のたびに改良して 更新出来る。それに、後日HPを作る際にも利用出来る等の利点あり。

当日の白木君の発表は以下の通り。

  (候補T)
テーマ:「東京の混雑の緩和を目指す交通政策」
ケース:「地下鉄から見た東京」

動機:自分が大学に入学し、東京に出るようになって感じたことは、「東京は混んでいる」ということでした。
そして最近、完成して間もない『「地下鉄大江戸線」ははたして必要か』というような話題を耳にしたので、そのような点に着目してどのようにしたら現状の混雑を緩和できるのかを考えてみたいと思いました。

コメント:ロンドンでも新市長のもとで「混雑税」が提案されていた。日本では、違法駐車車両でもチョークで実質猶予しているが、ロンドンでは区から委託された会社が雇った係員が、すぐ違反切符を携帯切符機で車両ナンバー他を入力してどんどん切る。罰金は、例えば60ポンドで、早期に支払えば半額でOK。区の予算計画には罰金収入がしっかり計上されていた。最近、道路の緑地帯をカットしてまで荷下ろしする業務用車両の駐車スペースを確保して車の流れを良くしようとの構想も東京で出ている。従って、混雑緩和政策は意義あるテーマだけど、地下鉄、特に大江戸線とどう結びつくのか。 (候補U)
テーマ:特定の者にとって不利益な決定がなされる時
ケース:「スポーツにおける不公平なルール改正」

動機:自分はスポーツが好きである。国際大会では日本が勝つことはとても嬉しい。しかし、近年では特定の国にとっては理解しがたいルール改正がなされている。その際に、はたしてどのような思惑の中で決定がなされているのか。

コメント:好きこそものの上手・・・というから大いに良いのだが、また、ゲームとルールというのは社会の根本に関わり興味深いが、ちょっと浅い話に終わりそう。



(上沼 正明)


2001年4月19日
オリエンテーションU
晴れ、14号館613教室
全員出席。

前回授業の後、学部事務所に教室変更を願い出た。毎時、全員がパソコンを 利用しながら、発表など出来る環境を要求し、職員の骨折りで学部共通端末室を 利用出来ることになった。ホッ。
少ない受講者が多人数利用の端末室を占有利用することに躊躇があった。 しかし、スクリーンやマイクや他の機器を利用しての講義やプレゼンテーションは 人数に関わらず、5名分だけ確保して非履修学生と渾然と行なうことは不可能。 来年度からは、少人数に対応したPC利用教室を確保してもらおう。 しかし、学部管轄の教室は少なく、講義が一巡する4月末頃にならないと空き教室 など調整可能部分が判明しないという。B棟など建設が始まれば、14号館での確保 は一層困難になると予想される。昼夜開講の実質化は当然なれど、他学部と競合 しない夜間時間帯しか、必要とする設備を有した教室は望めないのでは。

前回話したゼミの活動や年間計画を、今回は端末室という環境のお陰で、ゼミの HPをスクリーンと各自のPCに提示しながら、効率的に解説できた。ホッ。 百聞は一見に如かず、なり。少し驚いたことに、ゼミのHPを初めて観た ゼミ生がいた。

無断欠席はしないこと。遅刻や欠席の場合には、先生に事前に、間に合わない 時には事後に、メールすることを確認。

(上沼 正明)


2001年4月12日
オリエンテーションT
晴れ、14号館604教室
全員出席。

604教室に驚く。3〜4人が囲んで座る小机が十数個ある、学習読書室を思わせる 空間。所在無しに教卓を中心に、4名が徐々に入室してはぎこちない間隔で座る。
アドホックに「持ち込みパソコン」でスクリーンを利用する設備。颯爽と教卓に 腰掛け、あるいは足を投げ出して淡々と語るガラでは毛頭ないが、端から 戸惑う空間と設備に、それでなくとも初対面の空気は春から冬に逆戻り。

自己紹介と「政策科学とは」を、そして活動の年間スケジュールを語る。 学生からの質問・・・・無し。「わかるかな〜。わかんねーだろーな。ダバダバ。」

(上沼 正明)


2000年10月〜2001年2月
ゼミ生の募集と選考
曇り、時々シャワー、X'mas後に雪、
ロンドンのフラット

2年間の在外研究中、ゼミは休講だった。在外研究に出ることが決まったのは97年 の秋、翌98年度新ゼミ生の募集期間が始まる直前のこと。応募者には98年度 の一年間の後、在外の為、代講者になる可能性を事前説明。それでも応募のあった 2名、小島君と本田君は両名とも本人の事情から1年間のみの受講を希望し、結果として留守 中の代講者を立てる必要なく、また、薄くなった後ろ髪を引かれることなく、休講となった。

2001年度募集・選考期間のスケジュールから早々と、新年度の募集・講義要項、手続に 関する通知や原稿依頼が学部事務所から郵送される。承知済みとはいえ突然の ”帰国”モード到来に心が急き立てられる。

留守中の変化や学生の志向が分からず、講義要項原稿の更新に悩むが、 ゼミ卒業生の上田君を軸としたHPのゼミ日記や過去数年間のOB/OGの個人研究 ページの存在を思い出す。”青い鳥”、わが財産なり。

秋季応募者は2名とメール連絡があり、ロンドンまで申請書類コピーが郵送される。 追加募集にも2名。演習登録申込書の中の「特に研究したいテーマ」欄にはこうある (一部採録)。

  • 「現代の込み入った道路事情における交通政策や、環境政策に関わるゴミ問題、 これからの高齢化社会に備えての政策など、身近なテーマについて、政策はどのようにして 作られるのか、何を目的にしているのか、というように政策決定過程の面から様々な角度から 考えていきたい。」
  • 「情報技術に興味があります。IT革命というキーワードをより深く掘り下げていきたい。 また、販売戦略や公共事業の政策の研究もしてみたい。研究に際しては、その事柄を 突き詰めていくのではなく、それを中心としたグローバルな視点や歴史的な視点も加えて 立体的な構造を持った研究にしたい。」
  • 「先進国を主体として立案された政策が、発展途上国に与える影響、あるいは政策の衝突 について、それらを考慮し、どういった政策がベストなのか研究したい。地球環境問題で 例えれば、窒素酸化物の放出制限策は、後進国の産業発展の妨げとなる。とすれば、この 政策はどのように妥協されていくのか。」
  • 「自然環境の悪化に対して、国家レベルでは環境税の導入や企業レベルではISO14000シリーズ の導入が図られている。国や企業がどのような将来展望を持って自然環境政策を立案、実行 しているのか研究したい。」


応募の動機や研究計画の論述に少し不足があるが、 4名全員を合格。以前なら課題図書を幾つか出して、「里親」(病院関係では preceptorと言う)を決めて事前指導をしたが、 休講で現役先輩がいない今回は、事務所掲示でゼミHPをよく読むことのみを指示。 尚、4月の春季応募者(社会人・転部生など)は無し。社会人が何人も居た頃の ゼミが懐かしい。社会人はどこに行ってしまったのか。社会人向け大学院のせいか?

(上沼 正明)


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