Diary

Always, now under Construction.

2004年3月25日(晴れ)
卒業式
【2003年度卒業生からのメール】
本人の許可を得て、掲載します。

上沼先生、こんばんは。仲西美紀です。
昨夜は、少し後に白木先輩も駆けつけて下さったようですね。
ドンペリのお礼に電話をした際に知ったのですが、
お会いできず残念でした。

今日は29日からの研修に備え、髪の毛を黒くしてきました。
でも合格発表のときのように、まだ卒業をした実感が湧きません。
先輩方もそんなことを仰っていたなあ、と思い出されます。

上沼先生、ゼミでの2年間は本当にお世話になりました。
少人数のゼミに惹かれたのにも関わらず、気がつけば
研究室の椅子が足りないほどの人数になっていて、
予定と違うぞ?と思いながらも、満喫させていただきました。

二浪の末に、東大に合格した女の子の話を紹介します。
彼女は生まれつき顔に傷があるらしく、それが原因か
小中学生のころにいじめを受けたそうなんですが、
そういったコンプレックスの中で、「自分に自信を持ちたい」
「周りを見返したい」という理由から「東大」にこだわり、
その思いがあったからこそ、勉強を続けられたんだと、
ある番組で話していました。

自分とは状況が違いますが、彼女と似た想い、
「早稲田」が私にとっても自信の源だったこと、
また、自信の持てる居場所を探していたこと、
を感じたんです。

今は褒め言葉だと信じていますが、昔から
「君は変わってる」といわれ続けた私にとっては、
到底私よりも変わっている人が集まったこの大学は、
過ごしやすく、不思議なカルチャーがあったように思えます。

先生は「何かあったらここに帰ってきてもいい」と
仰っていましたが、自分の居場所をずっと探し続けていた
私にとっても、とても嬉しいお言葉でした。

卒業してから、より一層早稲田が好きになりました。
これからはリーガロイヤルで結婚式を挙げ、オープンカレッジに
通ってしまうような大人の女を目指したいです。

次にお会いするときには、少しでも成長できていられるよう、
(身長はむずかしいかな??)今後も精進したいと思います。
あと、昨夜の写真を添付します。
本当にみんなステキな笑顔ですよ。
ベストショットかもしれません。

それでは、後輩のみなさんにもよろしくお伝えくださいませ。
お忙しいですが、先生もお体には十分にお気をつけくださいね。
失礼します。

(仲西美紀)


2004年2月5日(木)(晴れ)
卒論発表会&打ち上げコンパ
欠席:
遅刻:

2003年度卒業予定者によるゼミ卒業論文の発表会を下記の要領で実施しました。

  • 時間:5限〜7限
  • 場所:14号館10階1060共同利用研究室(2基エレベータ側の内側の角部屋)
  • 対象者:現役ゼミ生+来年度ゼミ生+ゼミ卒業生
  • 形式:報告者によるパワーポイントとHP個人研究ページ+卒業生による就職活動支援

5限は、ゼミTの2年生が個人研究のテーマ及び事例研究案を発表。担任は、教授会開催日とあって残念ながら、6限からの4年生発表の途中から参加。
卒業生は、最初から参加の院生U君と、まさか後輩に会う緊張感を和らげようとしてではなかろうが、一旦集合して気合を入れてから合流した様子。
5年生のM君の発表には、一足お先に昨年卒業した同期のS君が駆け付けて感慨深げ。
卒業生の一人M君が、嘗てのリクルーターの経験を基に、貴重な就職活動情報を巧みな話術でもって話す。柔道技で落とされた経験を懐かしむ同期の面々からは、驚きの声が発せられ、実に楽しい卒論発表会となった。昔は、こんな風に賑やかだったと、思い出した。

閉門時間間際とあって警備員に追い立てられるようにして、校舎外へ出、3年生が用意した馬場での打ち上げコンパ会場へと向かった。
ここでも卒業生の面々が、気合と熱気を煽り、盛り上がる。タジタジとなった担任は、翌日の学部長会陪席を理由に早めに退散。


(上沼)


2004年2月3日(晴れ)
授業
欠席:4年3名、3年5名、2年1名(体調不良)
遅刻:

今日は節分である。節分の日には豆を撒き、年の数だけ食べるという風習が有名であるが、最近はこれと共に、「恵方巻き」というものが浸透しつつある。
節分の夜、その年に幸運な神様がいるといわれる「恵方」(今年は南南東)に向かって太巻きを切らずに丸ごとかぶりついて無言で食べると福を呼ぶとされるこの習わしは、江戸時代末期から明治初期にかけての大阪にその始まりを見る。
それを、20年前に大阪のノリ業界が普及に乗り出し、最近は関東系の大手スーパーやコンビニエンスストアが大規模なキャンペーンを展開していることも手伝って、大きな“節分ビジネス”として広まったと考えられる。
正に、バレンタインデーのチョコレートのように業界団体のPR戦略が風物詩として定着したわけだ。と同時に、コンビニで「福」までもが手に入れることのできる現代の需要の短絡化を象徴しているのだろうか・・・。そんなことを考えつつ、南南東と位置を確かめながら、太巻きをほお張る。

本日の内容:
・卒論発表会の日程再確認
・3年生の個人研究発表:

渋谷君の発表
テーマ:「階層化社会と教育」

今日の渋谷君の発表は、なぜ教育改革が行われることになったのか、それに至るまでの背景が中心だった。
高度経済成長からバブル崩壊という時代の変化を経て、「環境変化に柔軟に対応できる」人材が求められるようになっていった。その結果として、「学びの進め」に象徴されるような文部科学省の方針転換と、教育行政における規制緩和と地方分権という二つのことから学校の特色化と多様化が進んだと渋谷君は考える。
時代背景と政策が結びた、分かりやすい説明であった印象を受けた。
発表に対して、「文部科学省が学力の最低基準を下げているのに、規制緩和によって自由度が増し、高度な学力を求めるようになるのはおかしい」、「どこで教育管理が行われているのか」、また「東京都の教育政策は誰が行っているのか」という意見が出た。

本日は今年度最後の通常授業である。
尚、卒論発表会は2月5日(木)5限時より14号館1060教室で行います。
一年間お疲れ様でした。
来年度も活気のあるゼミにしましょう。

(大前 憲司)


2004年1月27日(晴れ)
授業
欠席:4年3名、3年3名(風邪)
遅刻:

本日の内容:
・2月5日の卒論発表会の予定確認
・内山君、山内君の研究発表

発表内容:

  • 内山君
    テーマ:市民参加と情報化社会

    前回からの課題から電子会議室以前の、市民と行政の関係、問題点にはどんなものがあったのかを調べてきた内山君。しかし、その内容を扱う参考文献が見つからず、かわりに市民参加の定義や市民参加の歴史についてをメインとした発表となった。
    1960年代の町内会・自治会依存の時代から現代の自由活動型の市民参加の変遷を、特徴・問題点をあげながら説明してくれた。
    この発表についての指摘では、藤沢市と慶応大学の取り組みとは関係があるのか?実際に藤沢市の担当職員から情報を得てみては?ほかに、他の市町村との比較を取り入れてみては?といった意見があがった。自分も実際、フィールドワークはまだしていないが、これからの研究には欠かせないものになると感じた。

  • 山内君
    テーマ:これからの地域戦略

    過去から現在に至るまでに行われた地域活性化政策についての発表。
    まず、過去にあったふるさと創生金と、現在の合併特例債との比較から、それらがどういった使われかたをしたのかについての説明があった。
    また、支出の内容を地域内・外で分類した図による解説がなされた。説明によると、その使い方は二つに分けられ、一つには過疎化対策型、もう一つは、人材育成型に分けられる。また、山内君は最後に、助成金の使い道の決定基準などが問題であると、今回の発表をまとめた。
    この発表についての指摘では、創生金の使い道で訴訟は起こらないのか?交付の基準は?などがあがった。山内君は行政主導でない町おこしを研究したいと最後に述べ、今回の発表は終了した。個人的には、金のこけしが忘れられない。
その後は、各自、研究ホームページの更新を進めた。
もう少し寒い日々が続きますが、桜が咲くのを楽しみに研究がんばりましょう。

(熊沢 理)


2004年1月20日(晴れ)
授業
欠席:4年1名、3年1名
遅刻:

試験が差し迫り、試験情報やノートのコピーのやりとりの光景が増えてた今日この頃。ゼミでは3人の発表が行われました。

  • 大前君
    テーマ:少年犯罪と環境
    ケース:青少年有害社会環境対策基本法から考える

    「この基本法論議の背景にはメディアの青少年への悪影響説がある。女子高生コンクリート詰め事件などを例に、漫画等に出てくる描写の影響を指摘しているというものであるが、まず、本当にそうなのか疑問の視点で検討していきたい。影響が無いとする社会学者らの意見もある。関連して、性犯罪の変容についての専門家の見解を紹介。情報化によるイメージ世界の拡大で、人々の意識・感覚に変容が見られ、現実と虚構の境界を喪失している人が増加しているというものだ。ただこれは特異な例だろう」と大前君が発表。

    先生からは、「専門家の指摘とは、だれがどこで発言しているものなのか出典を明らかにすることと、彼らの指摘が実際に政策に反映されてるか、影響力はどうなのか、なぜ社会学者はそう見るのに逆の政策議論がなされているのか、審議会構成メンバーをしらべるなどの必要がある。また、引いた事例が「特異な例」と判断する根拠やデータをきちんと示さないといけない。さらに、学者の意見のほかにも世論調査や、評論家のデータや年齢別・性別などによる見解の違い、議事録に記録された議員の発言なども詳しく調べるようにとのアドバイスがあった。
    加藤さんからは、「もっと具体例を出して、データを自分なりに解釈してわかりやすい言葉で説明すればさらにいいのではないか」と指摘があった。

  • 時田君
    テーマ:自動車交通環境汚染
    ケース:ディーゼル車規制法から考える

    大気汚染と諸政策の歴史を解説。『死ぬよりもつらい喘息』。ぜんそく訴訟で原告が勝訴し73年に公害健康被害補償法が制定されたが、同法の公害指定地域第一種指定が88年3月で全面解除された。
    しかし問題が潜んでいた。大気中の二酸化硫黄の濃度が改善されたことが解除の理由だが、喘息患者は増え続けているという実態があった。政治の黒い部分か。
    東京や大阪など12自治体では独自の医療費助成制度で補っている。爆発的に増えたディーゼル車の排ガスが要因で喘息患者数自体は減っていなかった。
    ガソリンエンジンになじまない大型車(バスなど)はディーゼル。車社会で爆発的に台数が増加。一般乗用車も生産コストと燃費効率からディーゼル車の生産量が増えた。税制上の優遇もある。
    最後に、今日のおすすめの一台=「HUMMER」(リッター3キロ)」。

    宮里さんからは、「アメリカでは軽油のほうが高いのに日本では軽油を安いのはなぜか」と指摘があった。
    先生からは、患者数や大気の細かいデータなども引用しながら、患者が増えているにもかかわらず公害指定が打ち切られた背景や、認定の条件や仕組みもしっかり押さえること。国が止めたのに自治体が補助をしている事例の詳細も調べる必要があるとのアドバイスがあった。

  • 大林
    テーマ:地方分権時代の地域づくりにおける市民活力の可能性
    データ:パブリックアクセスを活用した地域振興施策などから考える

    『地方自治』の意味と歴史、地方分権への流れを解説。
    地方自治=民主主義の原点。民主主義の学校。住民自ら地域のことを考え、自らの手で治めていき、地方公共団体が自主性・自立性をもって、自らの判断と責任の下に実情に沿った行政を行っていくこと。
    江戸時代は"地方自治"が比較的認められていた。明治になり、天皇中心の中央集権体制。戦後、日本国憲法に地方自治の規定が明文化され、地方自治の基礎確立。地方自治法も制定。しかし、実際は、国→県→市町村というピラミッド型の従属関係で、国は補助金や機関委任事務で地方を支配し、地方は国に頼り乗っかっている自律性のない状態が実質的には続いた。
    政治・経済・社会システム、多くの仕組みは中央集権・一極集中型。過疎・過密・行政の肥大化・制度疲労などの諸問題の中、「地方の時代」「地方分権」が叫ばれるようになり、権限や財源を地方に移す分権型社会への議論が喧しくなった。地方分権は地方自治を実現してくことといえる。そして、地方分権推進法、そして地方分権一括法、地方分権改革推進委員会の設置。

    加藤さんから「道州制の議論はこのテーマと関連しているのか」、中西さんからは「アメリカなど、州ごとに法制度がちがっているケースがあるが日本の地方分権化の動きにこの事例は影響しているのか」という指摘があった。
    先生からは「行政学の授業のような政府の問題や地方自治についての説明は、メインで扱おうとしている『市民』の動きと直接的な関係が薄い。ケースにしているパブリックアクセスの許認可など、市民の側から地方分権の現状に迫るという論述展開のほうがより具体的で明快になる」とのアドバイスがあった。

  • 先生から注意
    1)参考文献の書き方=著者名・書籍名・出版社・出版年の順で書く。書籍名は二重カッコ、論文名は「」と所収ページも。
    2)アップロードするファイル名及び拡張子名は、英数字かつ小文字で!

(大林)


2004年1月13日(晴れ)
新年初授業
欠席:4年2名、3年4名(風邪)
遅刻:

新年に入り本格的な寒さの到来。
その寒さとは裏腹に、熱い決心を胸に秘めたゼミ生が新年初顔合わせ。
社会に出て行く4・5年生、就職活動最前線に向かう3年生、いよいよ研究テーマを決めていかなければならない2年生。
各々がそれぞれの場所で活躍することを祈りつつ、今日の授業が始まる。

内容

  1. 今後の日程の確認
    • 卒論提出〆切日 2月4日
          卒論発表会   2月5日午後から→詳細は決まり次第、先生が連絡。
    • 1月20日 大林君、大前君、時田君、の発表
        1月27日 内山君、前田君、(  )の発表
        2月3日 (  )、(  )、(  )の発表
  2. 写真撮影
     今年春の『学部報』の表紙用の写真撮影。
     上沼ゼミの授業風景が表紙の一部を飾るらしい。
  3. 各自ホームページ更新作業
今週末にいよいよラグビー全国大学選手権決勝(早大VS関学)が国立で行われる。
マスメディアでは関東学院大が有利と(私もそう思いますが・・・)風評されているが、早稲田大学の熱きラグビー魂を見せてもらいたい。

それでは皆さん風邪をひかないように。

(内山克明)


2003年12月16日(晴れ)
2003年最後の授業とコンパ
欠席:
遅刻:








()


2003年12月9日(晴れ)
授業
欠席:4年4名、3年5名
遅刻:なし

今日は先生が校務ということでゼミの開始が少し遅れました。就職活動や風邪が流行っているみたいで少ないメンバーで始まった。そして今週からは待ちに待った4年生の先輩の発表です。

  • まずは加藤さんから:「報道被害の実例について」
    松本サリン事件、桶川ストーカー殺人事件などの具体的事例を紹介しながら報道被害の定義や原因について発表があった。またメディアの持つ危険性や報道被害の基準や救済手段、放送倫理番組向上機構(BPO)について。メディア報道の問題点としては警察組織の過度の依存、裏づけ取材の軽視、記者の人権意識などの発表でした。

  • 続いては島村さん:「セクシャルマイノリティの人権政策について」
    今日は卒論第1章の4項「ゲイレビアンパレード」について発表がありました。パレードの起源や歴史的経緯、最近の広がり、日本での活動について。また政府や企業の支援があるシドニーの「マルティグラ」というプライドイベントについて発表がありました。

そしてスペシャルゲストとしてOBの第8期生の鏡味さんが遊びに来てくださって、就職活動についていろいろアドバイスをいただいた。
ご自身の豊富な経験を通じて、留学、住友海上での仕事内容や価値観や転職についてお話していただきました。自分の好きな事を探し、それを追って仕事を見つけようということでした。どうもありがとうございました。

来週の発表は足立さん、守分さん、前田君です。
来週のゼミは今年最後で忘年会をします。

(山内重久)


2003年12月2日(晴れ)
授業
欠席:3名
遅刻:4名

  • 内山君の発表:電子政府ー藤沢市から見るー
    神奈川県藤沢市が行っている、インターネットを利用しての市民参加の会議を行い政策・提案を求めるというもの。電子会議の仕組みを図解し、藤沢市のホームページを利用してそこで何が行なわれているか、まずは発表。
    これに対し、「コミュニティーが抱える問題がどのような流れで解決されるのか?」、「インターネットに頼らなければならないのか?」、「電子会議室以前の行政と市民の関係をはどうであったのか?」、「なぜ市に対して4件しか提案されないのか?」、「政府総務省が進める電子政府、e-デモクラシー構想のK大藤沢キャンパスが主導した実験として検証するべきだ」といった意見が出された。

  • 時田の発表
    フロッピーの一部情報が壊れて読み込めないので急遽、ホワイトボードで発表。
    内容は前回の発表で質問された、ディーゼル車規制に関係して、ディーゼル者の仕組みとガソリン車や最近の環境重視エンジン車との違いなどを、図解しながら説明し質疑応答を行なった。が、話がマニアックな物となりいまいちであった。
今回は遅刻者は数名いたものの高い出席率であった。これから一層の冷え込んでくるので各自風邪には気を付けましょう。
次回は、4年生の発表。加藤さん、島村さん、足立さん、それに3年の時田を予定。

(時田 将宏)


2003年11月25日(晴れ)
授業
欠席:4年5名、3年4名(風邪)
遅刻:2名

近頃急に寒くなり、そのせいか体調を崩す人が増えているようである。

本日の内容
 ・日記の確認(前回発表者に対し先生から研究上のアドバイスがあった。)
 ・3年の発表(大前君、渋谷君)

  • 渋谷君の発表:「階層化社会と教育」
    今回は少人数学級について、志木市の事例を用いての発表だった。
    志木市では、規制緩和によって小学校1,2年生のみであるが、25人程度の少人数学級が増えている。しかしそこには、財政負担の増加や、教員の給与の問題、教室の確保などの問題があるということだった。
    その後、そもそもこの問題はなぜ生じたのか、どういうバックグラウンドがあるのか、またどこが政策を決めたのか全体の流れをはっきりさせるべきとのコメントや、現実に起きている教育の問題は何か、この動きの因果関係を示したほうがよいのではとの意見が出された。

  • 大前君の発表:「少年犯罪と環境」
    青少年有害環境対策基本法の定義や基本理念、保護に関する施策についての発表が行われた。
    この法案には、表現の自由の侵害である、定義が曖昧などといった反対意見も多く存在しているそうである。また現在の対策として、専門家や実際の製作者による放送と青少年に関する委員会が作られているとのことであった。
    これに対し、どのような声明を出しているのか、他にこのような団体はあるのかという質問が出た。その他にも、個人情報保護法案を含め政府の政策についての流れを整理し、基本的な知識を身に付けるべきとの意見や、表現の自由が叫ばれ、規制が緩和されて情報が垂れ流しになり規制論議が高まるまでの全体的な流れを示してはどうかとの意見が出された。
今日は発表する予定であった前田君が欠席したため、二人のみの発表であった。来週は、引き続き3年生の発表を行う予定です。

(常泉 敬亮)


2003年11月18日(晴れ)
授業
欠席:4年3名(風邪、体調不良)、3年2名

昨日、東京に「木枯らし1号」がやってきたらしい。木枯らしとは西高東低の気圧配置の時に吹く北よりの季節風のことであり、その年に吹いた最初の木枯らし を「木枯らし1号」と呼ぶ。そして、この「木枯らし1号」になるためには他に、時期が10月半ばから11月末日までであること、風の方向が北から西北西、 最大風速が8メートル以上、さらに平均気温が前日よりも3度以上低いという条件が必要であるという。そう、「木枯らし1号」の称号をもらうのも至難の業なのである。そんなことを知ってか知らずしてか、今日も「木枯らし1号」予備軍達がこの街を吹き荒れる。

本日の内容:3年生の発表

  • 熊沢君
     「ホームレス自立支援政策」
     「行政サポートとNPOサポートの有効性と問題点」

    本日の熊沢君の発表は、ホームレス自立支援政策の一つの例である「Big Issue」の紹介が中心であった。
    「ビッグイシュー」とは、1991年にロンドンで創刊された雑誌で、ホームレスにしか販売することができないというのが特徴である。そして、その目的がホームレスの救済ではなく、彼らの仕事をつくることであることから、ホームレス問題に対する新たな政策として期待されているという。
    よく駅周辺でホームレスの人々が雑誌を販売しているのを目にするが、このような雑誌の存在は初耳だったので、大変興味深かった。実際ロンドンでは成功しているらしいが、日本では売れているのだろうか。
    ホームレス問題に対してこの政策が与えるインパクトが弱いのではないか?論文の中の位置づけは?といった意見が飛び交った。社会の中でホームレス問題がどのような位置にあり、説得力のある議論を考えることができれば、さらに興味深い研究が望めるだろう。

  • 常泉君
     「環境問題と公共事業」
     「環境アセスメントから考える」

    続いて常泉君は、東京湾の最奥部に広がる海域、いわゆる千葉県「三番瀬の埋め立て計画」についての発表を行った。
    事業計画が立案された時から、一時中止されている現在までの推移と縮小計画の概要などを県担当部のHPを利用して詳しく説明してくれた。県は平成7年11月の県環境会議の提言にもとづき、周辺環境への補足調査を行うとともに、この調査など、また社会情勢の変化を踏まえた具体的な計画案をとりまとめ、県環境会議に報告する運びになったのだという。
    この発表に対して、環境会議の根拠や構成員を問う質問や、まず最初に全体の流れやアクター間の相互作用関係を把握するべきであるといった厳しい意見が出た。また、なぜそのような政策決定がなされたのかを歴史の大きな流れで考えることは、自分の研究にも必要であると思った。

  • 山内君
     「21世紀型の地域を考える」
     「町おこしと街づくりの観点から」

    今年の夏休みに岡山でのインターンシップに参加した山内君は、その体験を基に本日の発表を行った。
    山内君が参加したのはグランドワーク協会という組織で、地域を構成する住民・企業・行政の三者が協力して専門組織を作り、身近な環境を見直し、自らが汗を流して地域の環境を改善していこうとすることが特徴である。
    そして、山内君は岡山のある街に行きビオトープを作るのに参加した経験から、日本でのこの組織の位置付けや生育可能性について悲観的であるが、地域が持つ教育効果について評価出来るのではないかとの意見を述べた。また、この先の研究において、現在の町おこし/地域活性化の分析/新しい町おこしの形/地域が持つ教育効果/といった章立てを考えているという。
    折角のインターンシップも、論文に占める今回の事例は不十分ではないかとの意見が出た。また、町おこしとか街づくりの定義や指標は何かと、再度基本をつく質問が出た。説得力のある事例や理念のプレゼンが必要である。

来週は12月の合宿の日程の確認と、大前・渋谷君・前田君の発表の予定である。

(大前憲司)


2003年11月11日(雨)
授業
欠席:1名
遅刻:1名

このところ寒さが厳しいが、今日の出席率は高い。
まず内山君の発表。
テーマ:情報化社会における市民と行政の協働を目指して
ケース:藤沢市市民電子会議室の取り組みを中心として

情報化社会に関する前回の発表について、問題意識が不十分との指摘を受けたためテーマとケース、章立てを再考。
市民電子会議室とは、掲示板形式で市民と行政の双方が意見や情報のやり取りを行えるシステムで、藤沢市が開設した。市民の、市政情報へのアクセス要求・情報公開要求といったニーズから設立され、ダイオキシン問題をはじめ藤沢市政の課題などについて掲示板上で意見が交わされている。

内山君には「従来の市民と行政の関係を考えたとき、双方の意思疎通が十分ではなかったのではないか」という疑問があった。「行政単独には限界があり協働の必要性を感じたため、藤沢市の取組みをケースにしてこのテーマを考えていきたい」。

「運営方法の詳細はどうなっているのか」「きちんと行政がチェックしているのか」「掲示板によくある"荒らし"はないのか」「市民の利用率はどのくらいなのか」などの質問が出たが、不明確な部分は次回までに詳しく調べてくるとのことだった。
先生からは、「市民と行政の協働を考えるとき、電子会議室という方法はひとつの形であり、電子以外にも各自治体の取組みがある。志木市、大和市、長野県栄町なども参考になるのでは。新しい取組みだからと可能性を研究するだけではなく、具体的に何がどう変化したのか、それをどう評価するか、自分の関心の軸をしっかりさせつつ、比較しながら実証的に研究していく必要がある」との助言があった。

残りの時間は、各自ページ更新や研究を進め終了した。

(大林)


2003年11月4日(晴れ)
授業
欠席:4年3名(体調不良)、3年5名(風邪、体調)

今日の内容

  • 3年(時田君、渋谷)の発表
  • 軽井沢合宿費精算、温泉合宿の予告
今日は3年生の欠席が多く、来たのは時田君と、渋谷の2人だけだった。かなり寂しい。急にみんな就活でも始めたのかと思い、不安になる。実際、秋も深まり、「そろそろか」という感じが大いに漂っている。
  • 時田君
    「排気ガスによる人的被害」
    スライド2ページに渡り詳細に調べてきた時田君だが、先生からかなりの質問攻めに。
    ガソリンと軽油は、環境に与える影響という点において、どう違うのか?という疑問が残った。また、章立てについて、より詳しい節をつくり、修正をした。
    さらに、時田君は東京モーターショーに行ってきて、そこで感じてきたことをプレゼンに加える。時田君のプレゼン(の手法)はおもしろいものがある。モーターショーを見て感じてきたことと、研究の内容をうまく結びつけてほしいです。

  • 休息
    時田くん一人で1時限終わり、休憩をはさみ、合宿費の精算&次の合宿について少し触れる。人数が少ないので決められないということで、次週にまわすことに。来週はみなさんなるべく休まないようにしましょう。

  • 渋谷
    「階層化と教育の関係」
    階層は年々固定化していき、子どもの教育費の階層間の差は開いていくというデータを示す。
    教育は格差を生む装置だという研究があることも提示。
    社会の階層化と、教育が果たす役割の関係を示すのが研究のスタート地点として良いかと思ったが、間口が広すぎるのではないかという先生の指摘。
    そして、そもそも様々なところで行われている改革が、どんな意図を持って行われているのか知らなければならない。平等な教育のためか、優秀な人材を育て上げるための教育か。それを受けて、最終的にどういう方向に研究を持っていくか。考えるのが難しくなってしまった。
    とりあえず、具体的な事例を積み上げていくのがいいだろうということで収まった。

  • 今日は発表予定者の一人だった内山くんが、車をレッカー移動させられるという憂き目にあい、二人の発表で終わった。

    (渋谷 祐介)


    2003年10月28日(雨)
    ゼミ公開授業&授業
    欠席:4年生1名(バイト)、1名(体調)、1名(学祭)
    遅刻:4年生2名、3年生1名

    今日の内容

    • ゼミ加入希望者のための見学
    • 大林君の発表
    • 各自HPの更新
    • 合宿交通費精算
    朝から降る雨は、結局、夕方まで降り続いてしまった。この雨の中、見学者は何人来るのであろうか。そんな不安な思いを抱きつつ公開授業はスタートした。
    まず、ゼミオリに参加してない見学者とゼミ生のために、もう一度ゼミオリのプレゼンをする。一部は分かっていた事といえ、スライドの展開にゼミ生から笑いが起こり、雰囲気が和らぐ。
    その後で、プレゼン担当者の弱気と「先生はコワイ」はなかった、と指摘する上沼先生自らが、見学者にゼミHP、ゼミ日記、3・4年生の研究内容をプロジェクター画面で紹介。社会の問題とそれへの取り組みに関心や拘りさえあれば、一緒にやっていけると語る。

    その後、実際の授業の様子を見てもらうために、大林君に発表をしてもらった。
    テーマ:地域づくりにおける市民活力の可能性
    ケース:まちづくりNPOの活動や、パブリックアセスメント等メディアを活用する取り組みから考える

    研究動機から入り、章立ての説明。パワーポイントとHPを駆使し巧みな発表。見学者に十分なインパクトをあたえたのではないか。
    大林君の発表が終わったところでちょうど6限が終了し公開授業の幕が下りた。

    10分間の休憩後、7限は各自HPの更新作業、軽井沢合宿の交通費精算→交通費は1人3900円(次回徴収)。

    来週の発表は内山、渋谷君、時田君の三人です。早稲田祭を挟みますがちゃんと発表の準備をしておきましょう。

    (内山克明)


    2003年10月22日(雨)
    ゼミ・オリエンテーション
    担当:内山君、時田君、前田君
    助演:常泉君、山内君


    昨日の好天が嘘のように結構強い雨。横風が一層体感温度を下げる。
    今日は、学部1年生を対象とするゼミTとゼミU(現・専門演習)のオリエンテーションが14号館のB1と1階で開催される。1年生にとって大事な選択だから、学部の授業を休講にして1ゼミ当り10分と少ないが順に先輩ゼミ生達や先生がプレゼンを行なう。

    今回は、主な対象ではない2年生以上の学部生にも学部としてプログラムを用意した。キャリアセンターとの共催によるキャリア講座を開催し、本学昭和50年卒の先輩で読売新聞社東京本社労政部長の宮内秀之氏に講演をお願いし、現4年生からも2名に内定報告をしてもらう。
    その企画にあたった一人として、昨日の大学創立記念日と翌日の体育祭の狭間の今日、しかも時折激しく降る雨とあって、会場の大隈講堂の講師控え室の幕間から入場数に胃の痛くなる思いであった。

    そんな訳で、ゼミオリの会場へは直前に駆け付けたが、既に3年生達が用意万端整えて一安心。と思いきや、前に出てマイクを握る顔は俯き加減で、コンパの勢いが嘘のような大人しさと単調さ。ゼミ生の別な面を発見した。割り当て時間を残して終わると廊下で喉がカラカラの様子。ご苦労様。また、一つ教えることが増えて楽しみだ。

    (上沼)


    2003年10月14日(雨)
    授業
    欠席:4年生1名(帰省)、3名(体調不良)、3年生1名
    遅刻:3年生1名


    今日は合宿の後すぐのゼミとあって発表も無く雰囲気も和やかでゆっくりとしてました。
    本日のゼミ内容は時田君、内山君、前田君が来週22日に迫ったゼミオリの準備をしました。そのほかのメンバーは引き続き個人ホームページ作成をしました。
    最後に試作段階のゼミオリのプレゼン(試作段階)をみんなで見て爆笑。
    これでゼミ志願者も殺到だな。来週が楽しみです。
     

    (山内 重久)


    2003年10月7日(曇り)
    授業
    欠席:4年1名(風邪)、1名(研究関連の講演会参加)、2名(就職関連)、3年生1名(風邪)、2年生2名(風邪)
    遅刻:3名

    本日の内容
    今日はまず先週行ったHTMLタグを使ったHPの作り方の練習を行い、その後10日からの軽井沢合宿の詳細な計画を練りました。また、合宿の詳細な予定はメーリングリストで回してあるので今日欠席した人は確認しておいてください。 季節の変わり目による急激な気温の変化によって風邪をひいてる人が見られますが、明後日からは軽井沢合宿が始まります。頑張って治しましょう!!

    (時田将宏)


    2003年9月30日(晴れ)
    授業
    欠席:4年生1名(内定式)、1名(病欠)、1名(体調不良)、1名(内定者の集まり)、1名(内定関係)、3年生1名(ボランティア合宿)、2名(風邪)
    遅刻:3名

    ゼミの内容
    ・10月のゼミ予定について
    ・個人ホームページの作成

    今日は後期最初の授業でした。しかし欠席の方が多いようで、教室はなんとなく寂しい雰囲気。そんな中、本日のゼミが始まりました。
    まず、合宿の日程の確認、10月22日のゼミオリエンテーション、就職支援プログラム、28日のゼミ公開授業とその準備についてなど、今後の予定について先生からお話がありました。特に就職支援プログラムには、社学OBが講演するので是非参加してほしいとのことでした。

    その後、個人ホームページ作成の為のHTMLタグ講習会を行いました。HPを作るのは初めてのことなので、先生や渋谷君に教えてもらいつつ、なんとかタグ付き文書を作成することができました。しかし完成に至るまではまだまだ時間がかかりそうです。14日にはHPを立ち上げるそうなので、それまでにはかっこいいものを作りたいと思います。

    来週は、合宿の詳細についての確認(アクセス、スケジュール、予算等)、HP作成講習会の続きを行う予定です。また、個人研究の発表は軽井沢合宿から開始します。

    (常泉敬亮)


    2003年9月28日(日曜日、晴れ)
    オープン・キャンパス


    夏休み恒例のオープンキャンパスが第1回の7月に続いて西早稲田キャンパスの社学14号館棟を中心会場として開催された。
    今回は在学生による相談コーナーに、本ゼミより3年生の3人(渋谷、常泉、山内君)が10時から4時まで座り、忙しく相談に応じて学部PRに協力してくれた。担任と一緒に別室で豪華と感想を漏らした弁当を食べながら受験生の相談内容から自分のレポートの相談まで雑談した。
    朝に中央線の一部不通事故があり、心配したが、秋晴れのもと昨年度を上回る来場数が記録された。
    有難う御座いました。

    (上沼)


    2003年7月22日(曇り雨)
    前期最後の授業
    欠席:4年4名(体調不良)、2名(所用)、2名(会議)
    司会:豊嶋さん

    7月も下旬に入ったというのに、例年に比べてあまり気温は上がらない。梅雨明けの情報も出ず、ぐずついた天気が続く。
    もうすぐ夏休みとは思えない中、テストは容赦なく始まる。テスト勉強で大変なのか、今日が前期最後のゼミだが、集まりはいまひとつだった。
    夏休みを待てない焦燥感と迫り来るテストへの不安。これらが入り混じった何とも言えない気分に、毎年のことながら学生らしさを感じてしまう。

    今日は先生が面接ということで、40分遅れての登場。それまでの間、テスト情報や近況について雑談。先生が見えたところで、発表に入る。今日は、前田君、山内君の2人が発表。

    • 前田君
        テーマ:「文化価値のある町並みの保護について」

      京都の3地区を比較してこの研究をしようという前田君だが、なぜ他でもないその3地区なの か、それを選ぶ基準なり、理由なりが必要と前回指摘があった。
      それに対し、今回はMUPREPORT(京都市政研究会)というものから、その3地区を選んだ動機を説明する。だが、それでもまだ不完全な感があるのか、先生からはそれぞれの地区がどういうところをモデル、理想とし、どういうコミュニティを目指しているのか、整理する必要があるとの指示。その3つの地区に共通するものや、まとまりは見出せるのか、また、それは自分の研究の目指す方向と一致するのか、それを確かにしていくことが必要であるとのこと。
      全ての人に言えることだが、研究の屋台骨はしっかりとしとかなければ、後でぐらつくということだろう。

    • 山内君
      テーマ:「これからの地域戦略」

      今回は、(財)日本グラウンドワーク協会について知ったことから、これまでとは違った視点で町おこしを考えることになり、それに伴う章立ての発表。
      イベントを興して人を集める、という発想から、地域密着型の福祉活動などを通した地域づくりの可能性という方向へ。
      章立ては/1章.町おこしの歴史/2章.現在の町おこし/3章.新しい町おこしの形/4章.まとめ/とした。
      個人的意見だが、山内君の発表の際にも何度か議論されたように、町おこしの定義はこれといったものがなく、揺れ動くものであるから、町おこしとは何なのかについて一つ章をつくるのはどうだろうか。自分の研究対象とする町おこし、私は町おこしとはこういうものだと考えています、と定義し、前提を置いたほうが良いのではという気がします。
      先生からはコミュニティソリューションという考え方の紹介があった。また、公共事業に頼るなどこれまでのやり方では通用しなくなって、市町村が合併に走っている昨今、この局面をどう打開していくか、その具体的政策をピックアップして調べるのも一つの手段だと、助言も加えられた。

    これで、発表は終了。この後休憩をはさみ、秋合宿の詳細について確認。
    日程は、当初の通り、10月10、11、12日で決定。2日目は3時からBQパーティー、レクはグランドが取れなかったので、他の選択肢について先生から提案があったが、決定には至らず。お金の管理、予定表の作成などについては、私、渋谷がやることになりました…みなさんよろしくお願いします。

    この後、山崎さんによる個人向けコンサルティング会社についての起業説明会があったが、おそらくノーマネーでフィニッシュ。

    4年生のみなさんは、最後の夏休みを思う存分エンジョイしてください。3年生のみんなも、サークル、遊び、インターンなど、人それぞれやることは違っても、やりたいことを好きなだけやって、充実した夏休みにしましょう。中途半端は危険です。もちろん、研究も地道に進めましょう。

    (渋谷)


    2003年7月15日(曇り)
    授業
    欠席:2年1名、3年1名(インターン)、4年1名(内定者の集まり)
    遅刻:

    本日の内容
    ・本庄合宿交通費の精算
    ・10月合宿費の集金
    ・3年の発表

      今日は最初に本庄合宿の交通費の精算と集金が行われる予定であったが、ゴタゴタが続き時間がかかる(つまり段取りが悪い-担任注)ということで休み時間にということになった。
    そして、前回からの続きの松浦さんと3年の発表に移った。

    • 松浦さん
        ・スウェーデンの公的年金大改革についての発表。

      スウェーデンが行った年金制度の改革、保険料の固定、経済調整スライド、平均余命スライドについての説明。見なし掛け金建て方式の説明。

        前回に続き、松浦さんの公的年金制度の講義のような感のある発表であった。
      みんなが理解しやすいよう、パワーポイントだけでなく、ホワイトボードも使用した熱の入った説明だった。説明の途中にもスウェーデンと日本の年金の積み立て給付についての議論がなされたり、さまざまな質問が飛び交った。ほかにも、最低額保証とはどんなものか?貯蓄率からみたスウェーデン人と日本人の年金に対する意識の違いはどういう違いがあるのか?日本の資金運用のされ方とその見直しの問題点は何なのかといった質問があった。

    • 大前君
       テーマ:少年犯罪と環境
        ケース:青環法から考える

      今回の発表では、アメリカのR指定の種類と日本のR指定の種類の比較の説明があり、アメリカの方が規制が細かくしっかりしているといったことや、少年犯罪の戦後からの推移、変化、過去との比較から現在ではメディアの強い影響があるといった説明があった。
      質問では、R指定は誰が決めているか、R指定のRは何か?、アメリカの少年犯罪は実際 に減っているのかといったものが挙がった。また、映像だけでなく音楽の規制はどうなっているかといった質問もあった。先生からは、犯罪白書を調べ、中心的政策からのアプローチが必要だという指摘や、ケースの青環法からではテーマまでの距離が遠いのではといった指摘があった。

    • 時田君
       テーマ:自動車環境汚染
        ケース:    ?

      環境汚染の現状から、それに対する政府や自治体の対策法の種類の説明があった。 地球規模の公害について研究したいという時田君。
      現状の地域レべルの対策法では地球規模の公害にはあまり効果が望めないのではという内容だった。
      ケースの決定に迷っているという時田君には、地域という規模から日本の対策とアメリカの対策の比較をしてみてはという意見もあった。先生からは自動車環境をめぐる問題は排ガスだけではないといった指摘、や実際に大気汚染に関する法律を挙げ、どれをやるのが効果的かという観点からテーマやケースを決めては?といった指摘があった。

    • 常泉君
       テーマ:公共事業と環境問題
        ケース:環境アセスメントについて考える

        公共事業問題の中でも今回は環境アセスメントを研究の中心に持ってきたという常泉君。環境アセスメントのやり方に疑問を持ち今後の環境アセスメントや公共事業のあり方について考えたいという常泉君。
      これまでの環境アセスメントから現在のアセスメントの違いや、日本の抱える環境アセスメントの問題、章立てでは国内の事例や、欧米との比較をする予定であるといった発表だった。
      先生から、過去の公共事業の問題にはどんなものがあるか、具体的なアセスメントとはどんなものか、選挙公約との関係、市民参加の観点から広げる、または環境庁の取り組みを調べ広げていってはどうかという指摘があった。
    今日、休んだ人は来週7月22日のゼミに10月合宿の費用2000円を忘れずに持ってきてください。

    (熊沢 理)


    2003年7月8日(雨)
    授業
    欠席:3名、1名(TOEIC受験)
    遅刻:

    寒い一日だった。最高気温23℃。普段から過剰な冷房の運転を施す日本人への戒めなのか、はたまた梅雨明けをよりいっそう鮮明なものにするための演出なのか。どちらにしろ梅雨明けの発表までにはもう少しかかりそうだ。普段冷房の設定温度を23℃以下にしている人も(大学は停電対策として28℃に設定しています−担任注)、この日ばかりは「寒い」と嘆いたのではないか。

    本日の内容

    • 新パソコンの利用について
    • 日記チェック
    • 合宿の写真の確認
    • 3年生の発表
    今日からパソコンが新しくなったことで、まずその操作方法の確認から始まった。
    真新しく、白く輝くそれを手にとると、不思議と新鮮な気持ちになれる。
    そして、合宿の際の日記のチェックとそのときに撮った写真を全員で見ながら、思い出を振り返る。汗を流し、走り回るシーンや夜の発表の一面、懇親会の様子などが次々と公開されていく中、その後に撮られたであろう写真は諸事情によりカットされた。そんな思い出に浸りながら、本日のメインである3年生の発表が始まった。
    • 内山君
        テーマ:循環型社会の構築を目指して
        ケース:(1)川崎エコタウンの可能性
            (2)水俣市の循環型社会づくり

      前回までは企業の環境政策をテーマにしていた内山君であったが、日本での環境問題の現状を調べていくうちに、循環型基本法というものの存在を知り、特にエコタウンに注目することになったという。
      着眼点を企業の政策から地域政策に移すことで、現代社会の特徴である大量生産・大量消費・大量破棄型の傾向を見直し、循環型社会を実現するためにはどうすればいいのかということを研究したいと発表した。
      どちらのケースから研究を進めようか迷っているという内山君に対し、「地域の比較検討をしてみてはどうか」「どういう方向に持っていくのか」といった指摘がなされた。また、家の近所である川崎市に実際に足を運んでみるのも一つの手がかりになるであろう。

    • 内山君
        テーマ:これからの情報化社会
        ケース:電子政府・自治体とどう向き合うか

      もう一つ最近興味があるとして発表されたテーマである。最近話題になっているe−JAPAN戦略に注目して研究をすすめたいという。こちらも研究を深めていけば、おもしろい研究になりそうだ。

    • 熊沢君
        テーマ:ホームレスの自立支援政策
        ケース:行政サポートとNPOサポートの有効性と問題点の比較

      最近ホームレスが多いと感じたことや、コンビニでバイトの際にホームレスの応対をしたことがきっかけとなってこの研究を始めようと思ったという熊沢君。
      前回までのテーマである雇用政策から、支援政策に替えて今回の発表に臨んだ。具体的な章立てとして、ホームレスの歴史・増加の原因/各サポートの有効性と問題点/諸外国との比較などがあげられた。
      章立てを考える上で、「ホームレスとは何か?ということを研究に入れてみてはどうか。」という指摘があった。実際に目に入ってくるイメージだけでホームレスという言葉を認識していた自分も、ホームレスとはどういう人たちのことを言うのか、関心をもった。また、フリーターの急増問題や中高年のリストラ問題と関連させてみてもおもしろいという意見もあった。

    • 渋谷君
        テーマ:これからの公立高校を考える
        ケース:東京都の教育改革

      前回までの発表のテーマとケースを入れ替えて、東京都型教育改革を中心に、教育の二極分化を防ぎ公立学校の学力をあげるにはどうしたらいいのかということを研究したいという渋谷君。
      教育現場の現状や、東京都が行っているさまざまな教育改革の具体例を章立てに盛り込み研究を進めたいという渋谷君には、「教育現場で起こっている他の諸問題にはどのようなものがあるのか。」「教員レベルの問題は?」という指摘がなされた。
      教育問題というのは非常に奥が深い問題だと思う。この先、試行錯誤を繰り返して、興味深い研究になることを期待している。

      この後本来なら大林君の発表の予定であったが、パソコンが故障したため、発表が出来なくなるというアクシデントが起こった。

    • 松浦さん
      少子化問題を身近に感じたという松浦さんは、年金制度に興味を持ち、公的年金が危機に陥っているという現状を知ったという。
      そして、この危機を乗り越えるための代替案として注目されている401K(企業型確定拠出年金)の研究を進めているという発表であったが、ここで前回の合宿での発表に続き、松浦さんのフロッピーにアクシデント発生。
      急遽、黒板を使っての発表になってしまった。発表というよりは楽しい講義といった印象を受けた時間であった。
    最後に、本日の休憩中に9月28日のオープンキャンパスに先輩として参加する3年生3名が決定した。また、次週には先月の合宿の交通費等の精算をし、前期最後の授業である22日には、10月の合宿費の徴収を行います。

    次週は残りの3年生(大前、時田君、前田君、常泉君、山内君)の発表の予定である。

    (大前 憲司)


    2003年6月29日(晴れ)
    本庄セミナーハウス合宿2日目
    早退:2名

    緑がすがすがしい本庄セミナーハウス。熊が出そうだ…。
    先生に起こされて、朝食。部屋の掃除と片付けの後、荷物を持って教室棟へ向かい、そこで食費と懇親会代を徴収・精算して、二日目の発表へ。

    • 大前君
        テーマ:青少年と社会環境
      ケース:青少年有害社会環境対策基本法から考える
      章立て:研究動機/少年犯罪の現況/青環法とは/法の問題点/規制例(R指定など)/少年への影響はあるか/行政の対策/ふさわしい環境/まとめ

      大前君は、「テレビが人の暴力本能に火をつけてしまう」という心理学者の見解を引きながら、対策基本法の限界と望ましい政策を研究したいと発表した。
      これに対し、先生から、多種な環境要因の中で、メディアという要因のみ取り扱っている。上記のような問題を考える時には、他の要因(文化的要因・社会復帰etc.)にも触れ多面的相関関係を意識したアプローチをする必要がある。全要因の研究は不可能にしても、どういう議論があるかなど、全体的に踏まえた上で何故ある要因に絞るのか明確にしつつ研究を進めるとよい。また、国の政策に触れる際は、警察庁・文部科学省・厚生労働省など各担当とのかかわりや違いに留意しながら、それぞれの政策を検討する必要がある、とのコメントがあった。
      なお、章立ては途中で変化していってもよい。研究を進めていく中で、方向性、順序などが変わってくることは多々あるとのコメントもあった。
      仲西さんから、暴力シーンなどを見せない親の立場にも焦点をあててみるとよいのでは、とのコメントがあった。

    • 前田君
      テーマ:文化価値のある町並みの保護について
      ケース:京都の界隈から考える
      章立て:動機/歴史/祇園南側地区の問題と対策/四条大宮地区/西陣学区/海外事例/まとめ(⇒先生から:ここは「政策立案、提言」)

      前田君は前回の指摘を受けて、複数の研究対象候補地区を挙げて、祇園南地区・四条大宮地区・西陣学区地区の3地区がそれぞれ内包する問題点や対応などが異なり特徴的なので比較研究したい、と発表した。
      これに対して、京都の中で問題になっている地区がいろいろある中でなぜ特にこの3地域にしぼるのか、比較の視点や根拠を明確にしてみよう。この夏はビデオやカメラなどをもって現地踏査と調査を自分の目と足で行って、うまくプレゼンにも生かしPR力を伸ばしてみよう、とのコメントがあった。

    • 野中さん
      テーマ:都市再開発を考える
      ケース:都市再生特別措置法と東京都心部での再開発から考える

      野中さんは、論文の途中経過を2年生にもわかるように説明したいと、汐留、六本木、品川などなど、不況だから再開発が盛んになっている側面があること、更に、都市再開発の問題点として、浦和のマンション問題、マンション業者が山の斜面(今までより大きい建物を安い「斜面」につくれる)を狙っている問題、行政の通達はノーチェックという問題⇒法律のからくり、法律の網の目のかいくぐり、などを発表した。

      これに対して、先生からイギリスでは古いほうが価値があり、壊す光景はほとんど見られない。国による価値観や気候風土の違いを視野に入れると良いとコメントがあった。、例えば白川郷などの保存地区では住民が家を新しくしたくてもできず不便な生活を我慢するとい現状もある。

    • 松浦さん
      フロッピートラブルのため、研究ケースの年金問題、401Kを後輩に投げ掛けるQ&A方式で紹介した。
    最後に先生から
    ・スライドには各ページに番号を振ること。 
    ・損傷などでフロッピーディスクのデータが開けない場合、MNCでデータ抽出が可能になるケースもあるが、常々バックアップして置くこと。
    ・秋合宿は10月10〜12日頃@軽井沢セミナーハウスで実施予定。
    との連絡があり、後期からは早稲田リサーチパークの宿泊関連施設として再生されるため利用廃止となるセミナーハウスの食堂でしっかり昼食を頂いて、好天気の中を帰路に着いた。お疲れ様でした。

    (大林)


    2003年6月28日(土)(雨のち曇りのち晴れ)
    本庄セミナーハウス合宿1日目
    欠席:1名
    遅刻:4名(授業)
    早退:1名(サークル発表会)、1名(就活)

    【集合・出発】
    社学生にとって9:00に高田馬場集合はやはりきつかったのか。当初の予定より一時間遅れて10時に本庄セミナーハウスに向けて出発した。ちなみに一番遅かったのは私内山でした・・・すいません。途中、関越道路の高坂SAで休憩し各々昼食をとり再度出発した。

    【到着】
    本庄児玉ICで降り新幹線線路沿いの田んぼ道を走るが、駅工事のため行き止まりになり迂回を余儀なくさせられる。地図通りに行くことができない。仕方なく農家のおばさんにセミナーハウスの場所を尋ね何とか1時頃に到着。先に到着していた先生がお出迎えをしてくれた。
    買出しの車が到着するまで時間があったため、散歩がてら先生がセミナーハウス周辺を、図書分室や本庄国際リサーチパークの構造物などを案内してくれた。東京の空気に比べて新鮮度が高いため、じめじめした気候ではあったが気分は爽快であった。そうこうしてる内に買出し車が到着し、部屋割りをし、懇親レクレーションと移った。

    【懇親レクレーション@体育館】(五木田君到着)


    先生の指示に従いゼミ生一同は加藤さんを中心に準備体操をし体をほぐした。
    まずはフットサル。
    神奈川福島チーム、東京チーム、西日本チームの三チームにわけ熱いバトルが繰り広げられた。その間先生はランニングをしながら色々と皆に声援をおくっていた。チームは、ゼミ伝統のマイ・ゼッケンを着用した。
    次はバスケ。
    学年ごとにチーム分けし二年生チームに先生が加わった。やはり先生のプレイに皆の目が向けられた。そんな中、先生は3ゴール6点の活躍ぶりをみせてくれた。

    【風呂・夕食】(山内くん・大林君到着)
    夕食のメニューは 照り焼きチキン、鯵のフライ、サラダ、スープ、グレープフルーツ・・・であった。

    【発表】(野中さん到着、足立さん・島村さん早退)
      司会:山崎さん
      4年生が研究テーマを2・3年生に紹介する形で発表が行われた。パワーポイント、ホームページを駆使した巧みな発表であった。

    • 足立さん

      テーマ:仙台市の渋滞政策
      ケース:東西線と公共交通政策を軸に交通問題のあり方を考える
      研究動機から入り、@渋滞政策の実態とその原因 A市の渋滞政策にいたる経緯。第一章を中心とした発表であった。
      「仙台市議会の議論はどうなっているのか?議会でどのような政策提言がなされているいのか?」調べる必要があるのではと指摘があった。

    • 加藤さん
      テーマ:日本の報道被害について考える
      ケース:スウェーデン、フィンランドと比較して
      研究動機から入り、第三章の報道被害の構造を中心にメディアリテラシー(メディアの情報を読み解く能力)についての発表であった。
        「報道被害の事例が最後の政策提言で生きてくるような効果的な論述にすること」。「法律の規制で報道被害はなくなるのか?」などの指摘があった。

    • 守分さん
      テーマ:法定外目的税にと地方分権
      ケース:豊島区における放置自転車対策税等から考える
      現状の地方税のシステムと法定外目的税導入のメリットの説明を中心とした発表であった。
      「放置自転車は少なくなっているのか?またどうしてそうなったのか?税導入が進んでいないのに何が効果を及ぼしたのか?」「税制の三位一体の改革との関連は」などの指摘があった。

    • 宮里さん

      テーマ:リーダー(経営者)育成教育を考える
      ケース:企業内大学(コーポレートユニバーシティ)から
      @企業内大学の歴史・背景A企業内大学の成立と要因Bリーダーの概念の説明を中心とした発表。
      松浦さんから『ビジョナリーカンパニー2』という本を参考にしてみてはとの指摘。他に「なぜリーダーが不足し、なぜリーダー育成が必要なのかを考え、今求められている日本の状況、背景を考えてみては」との指摘があった。

    • 島村さん
      テーマ:セクシャリティマイノリティーの人権政策
      ケース:東京都の「人権政策推進のための指針」
      性同一障害と同性愛の違いを説明し、最新のニュースをふまえ東京都における人権政策の発表であった。

    • 山崎さん
      テーマ:これからの日本の農業のあり方
      ケース:農業の法人化
      研究動機の説明から入り@農業法人A株式会社の参入についての説明であった。
    4年生の発表は2、3年生にとって今後自分の研究を深めていくうえにあたって大いに参考になったのではないか。
    約三時間の発表を終えて、親睦会へと移っていった。

    【親睦会】
    先生とゼミ生が集まって杯をかわすのは今期初めてではないか。先生お勧めの湯豆腐をつまみながら、それぞれの地域自慢や河川の話や、2・3年は誰を里親にしたいか、今日のレクレーションになどについて語り合った。里親逆指名候補ではダントツで松浦さんに票が集まった。

    【解散・就寝】
    12時、部屋を皆で片付けて懇親会に幕。お酒がまわり疲れがでてきたのか寝床にもぐる人がいるなか、KさんとTさんの二人舞台となった・・・。皆さんお疲れさまでした。

    (内山克明)


    2003年6月24日(雨のち曇り)
    授業
    欠席:6名

    今日の内容
    ・ 合宿の最終確認
    ・ 3年の残り(山内)と4年生の発表

    先生から今日はまず今週末に迫った本庄合宿についての確認(交通アクセス、連絡先、車同乗者の振り分け、スケジュール、セクハラ及び飲酒強要防止の注意点など)が「計画表」に即してありました。
    その後、3年の残りの山内と4年生の豊嶋さんと仲西さんの発表となりました。

    • 山内
        テーマ:これからの地域戦略
        ケース:各地の町おこしから
      前回のテーマと変わらず、前にいただいた意見やアドバイスを基に補強、しかし「数字にあらわれない心の満足はどうするのか」、「フィールドワークの必要性」「町おこしとは観光なのか産業なのか」「町の現状を分析、分類し個別の政策分析を」などの意見やアドバイスをもらいました。

    • 豊島さん
        テーマ:これからの日本人とスポーツの関係
        ケース:新日鉄のクラブ化より
      少子化によりスポーツを通じた教育機会が減少する中で地域密着型スポーツクラブを考えたいという研究動機。堺ブレザーズのクラブ化、企業スポーツの成功例としての日産自動車、などの今までの研究成果の発表に加えて企業主導地域支援型の具体的な特徴、課題の発表が新しく行われた。
      質問としては「ヨーロッパのクラブチームについて」「広島カープの誕生について」また先生からは「日本の家元制度と欧州のクラブの比較」「今後の展開としての政策提言について」などの提案もあった。

        
    • 仲西さん
        テーマ:日本におけるサービスアニマルの活躍について
        ケース:身体障害者補助犬法の制定と、身体障害者の能力向上の可能性
      身体障害者補助犬法から盲導犬の法定義の説明や先頃参加した盲導犬訓練センターの見学会の内容や感想、また普及活動の問題点についての発表でした。
      質問としては見学会の内容や申し込み方、出席者の年齢層などが聞かれていた。
      最後に合宿での買出し(特に酒)の話をした。
    今週の合宿が実りある楽しいものになりますように・・・

    (山内 重久)


    2003年6月17日(曇り時々雨)
    授業
    欠席:3名
    遅刻:2名

    今日のゼミは3年生5人の発表を中心に行われた。

    • 大林君
       テーマ:地域づくりのなかのメディア
       ケース:コミュニティーFM・CATVなどの動きからみる

       ・あまり見られない研究だが、先行研究はないのか?
       ・地域づくり、メディアという言葉は聞こえはいいが、抽象的ではないか
       ・地域再生などにCATVなどが関われるのか?
       ・まず、地域の問題ありきではないか?
       などの意見、指摘があった。

    • 常泉君
      (1)・テーマ:環境問題と公共事業
         ケース:干拓事業の問題から
      (2)・テーマ:外国人犯罪
         ケース:まだ検討中

      1:・公共事業の中で干潟をあげているが、何故干拓なのか?
        ・環境アセスメントは政府のものと住民のものでは相違点があるというがどのように調べるのか?
      2:・ケースが決まらないと研究に具体性が出ないのでは?
        ・実態・対策は分かるかも知れないが、その先に広がりが出るのか?
       などの質問、意見が出た。

    • 渋谷君
         テーマ:東京の教育改革
         ケース:公立校の改革

       ・お金がないと何にもできないという視点はどうなのか?
       ・教育政策の根本は文部科学省になるから、ここから考える必要があるのでは?
       ・テーマ・ケースの部分の改革は抽象的。もっと具体的にすべきでは?
       などの意見、指摘が出た。

    • 時田君
         テーマ:車の大気汚染問題
         ケース:グリーン税制から考える

       ・3つのテーマから掘り下げると言っているが、ケースにグリーン税制となっている。この点はどうするのか?
       ・3つの点を平行して研究すると並べるだけで終わってしまうのではないか?
       ・1番効果がありそうなものをメインにしてはどうだろうか?
       などの意見、指摘があった。

    • 前田
         テーマ:文化価値の高い街並みの保護について
         ケース:検討中

       ・古い街並みの保護以外、商店街の活性化を掲げる地区との比較をしてみては?
       ・何を聞きたいのは見えてこない
       などの指摘を受けた。
    来週は週末にある合宿の最終確認、残りの3年生と4年生の発表が行われます。

    (前田 賢)


    2003年6月10日(晴れ)
    授業
    欠席:3名(体調不良)、1名(内定者の集まり)
    遅刻:1名
    早退:1名

    本日の内容
    ・合宿について
    ・3年生の研究テーマ発表

    今日はまず合宿場所までの道程を確認し、合宿計画表が配られ、日程の確認を行った。その後3年生の発表。内山君、大前君、熊沢君が研究テーマの発表を行い、本日も先生や先輩方からの質問や、厳しい意見がとびかった。

    • 内山君
      1)テーマ:自然再生について
        ケース:自然再生推進法と自然再生事業から考える
      2)テーマ:企業と環境問題
        ケース:環境経営から考える

      ・環境問題にも様々なものがあり、漠然としていて具体例が無い。もう少し分野を絞った方が良いのでは?
      ・日本の環境問題とはどのようなものであり、それに対し何をすべきで、現在どんな状況か?
      ・以前はどういう仕組みで、どのような活動をし、今後どうなるかそのプロセスを追うのはどうか?
      ・どういう心のありようで、そこから何を見いだし学んでいくのか?
      等の指摘があった。

    • 大前君
      1)テーマ:これからのジャーナリズムについて
        ケース:メディア規制三法から考える
      2)テーマ:青少年と社会環境
        ケース:青少年有害社会環境対策基本法から

      大前君は、最近テレビで暴力シーンが減り、このような映像を見ることで何が悪いか判断する力がつくのでは?という考えから、三法の中でも特に興味を持った法をテーマ2に設定した。

      ・今後青少年にとってどのような環境がふさわしいのか?
      ・少年犯罪の防止と健全育成の方向に展開していくのも良いのでは?
      ・事実だけでなく、法律を作るにいたった現象や社会問題への対策をいれてみては?
      ・動機をしっかり書くと皆にもわかりやすいので入れて欲しい。
      などの意見があった。

    • 熊沢君
        テーマ:ホームレスの就業政策
        ケース:行政サポートとNPOサポートの有効性の比較

      行政とNPOとを比較してどちらがいいか、どの分野ではどちらが優れているか指摘したい、と熊沢君。

      ・果たしてホームレスをやっている人の助けになるのであろうか?
      ・どういう原因でホームレスになっているのか?
      ・職があれば働くのか?やる気の無い人を救う事になるのでは?
      ・支援する事でホームレスの暮らしよくなり、政策にってホームレスが増えたりしないか?
      ・イギリスの支援団体と比較してみるのはどうか?
      などの指摘があった。

    梅雨の時期になり毎日嫌な気候ですが、先生や先輩方からの指摘や意見を参考にし、テーマ、ケースの決定ができるよう頑張りましょう。
    来週は3年生の発表の続きと合宿についての話し合いを行います。
     

    (常泉)


    2003年6月3日(快晴)
    授業
    欠席:1名(内定者の集まり)、1名(バイト先の配員事情)、2名(ともに体調)
    遅刻:

    昨日の野球部、六大学リーグ優勝・三連覇の余韻が残る中、本日の上沼ゼミは始まった。
    今日から三年生の二回目の発表である。

    • 前田君
      その壱
       テーマ:文化価値のある街並みの保護について
       ケース:京都の景観の問題から考える
       ・京都では規模が大きいため、どこかに注目して調べて見ては?
      ・文化価値の高い、昔ながらの街並みを住民は望むのか?
       ・いろいろな考えを持った人がいることを念頭において研究する必要がある。
       ・上記の三つの場合、各団体(住民・行政・企業)にとっての利益は?
       ・他の似たような街との比較をしてみては?
      その弐
       テーマ:情報の著作権(仮称)
       ケース:インターネットから流れる情報から考える
         ・このテーマには法律の知識が必要である、また視点が弱いのでは?
       ・判例を読んで論文みたいな研究にならないか?
       ・しっかりとした動機が見えない。
    • 時田
       テーマ:車の公害
       ケース:政府と地方自治体の政策から考える
       ・ケースにもっと具体的な事案を挙げたほうが良い。
       ・テーマが公害だと騒音など他の問題も出てくる。
       ・理系的な研究に陥る可能性はないか?
    七限は10月と12月の合宿計画を立て、10月は軽井沢(希望)、12月は鴨川(希望)に決まりました。
    次週は、内山君・大林君・大前君・熊沢君・常泉君の発表予定であります。
    また本日、欠席した人は合宿費用を次週集めるので¥1,500持ってきてください。

    (時田 将宏)


    2003年5月27日(くもり時々雨)
    授業
    欠席:3名(就活)、1名(バイト)、2名(体調不良)
    遅刻:

    今日の内容
    ・合宿について
    ・3年生の研究テーマ、ケース案の発表

    今日は、合宿について先生から確認事項、提案があった。まず、6月の合宿の宿泊費1500円を来週必ず持ってくるとのこと。そして、夏合宿をいつにすべきかという話だが、授業の前後で話し合われた結果、先生の予定や4年生の就職活動、早稲田祭やゼミオリなど秋の行事などを考慮し、2泊3日の日程で10月の11、12、13日にしようと仮決定された。場所は後日また決めることに。

    続いて3年生の発表は、先週と同じく全員が一通り発表を終えたあと、それぞれ意見、指摘を仰ぐというかたちで行われた。今週は大林君、内山君、大前君、山内君、そして渋谷が発表。

    以下、各人の研究テーマ、ケース案について。

    • 大林君
        @テーマ:「地域IT化政策とその行方」
         ケース:「『岡山情報ハイウェイ』等を参考に」
        Aテーマ:「地域活性化におけるメディアの可能性」
         ケース:「コミュニティFM、CATV、ローカル枠・紙・誌・ポータルサイト等を参考に」
        Bテーマ:「地域活性化政策における人材育成」
         ケース:「地域リーダー養成塾・地域マネジメント学等を参考に」
      大林君の研究のキーワードは「地域活性化」であるが、そもそも地域活性化とは何であるのか、何をもって地域活性化となすのか曖昧であると、先生からの指摘があった。また、観光地の活性化から考えるのも選択肢の一つだという意見も出た。  
    • 内山君
        @テーマ:「環境問題と経済成長は両立できるのか」
         ケース:「企業が取り組む環境経営」
        Aテーマ:「少子化社会」
         ケース:「少子化改善に助成している社会から考える」
      個々の企業の問題を取り上げて、それが環境問題への一つ施策につながるのか、ミクロの問題とマクロの問題は別であるという指摘があった。また、両立できる、できないとうことを知った先には何があるのか、その先の展開はあるのか、先生は問われた。できないという前提から出発し、まず日本の環境問題について(例えば京都議定書で定められたCo2削減義務についてなど)整理する必要があるのでは、との意見。
    • 大前君
        テーマ:「ディナモ・フットボールとは」
        ケース:「サッカーと政治の関係」
      大前君はサッカーをより楽しく見れるのではという動機からこのテーマに。サッカーと政治の関係について、「ある」として、果たしてその先に議論はあるのかということが問われた。また、この研究は自己満に近いと発言する大前君に対して、これは個人的問題ではないのか?という指摘も。
    • 山内君
        テーマ:「地方分権化に伴う活性化」
        ケース:「各地の町おこしを考える」
      山内君は、公務員になって町おこしに携わりたいという思いから、このテーマを考えた。人、モノ、金の流れを町に呼び込むためにはどうすればいいか研究するということに対し、「人が増え、経済が活性化することが即まちおこしだと考えてはいけない。今いる人達が住みよい町にすることも、町おこしにつながるのではないか」という、野中さんの意見。開発だけに町おこしの意味を限定してはいけないという鋭い意見だった。
    • 渋谷
        @テーマ:教育における平等
         ケース:品川区の教育改革から考える
        Aテーマ:日本の安全保障について
         ケース:周辺事態法、有事法制から考える
        Bテーマ:親の経済力は子に遺伝するか?
         ケース:?
      品川区の教育改革が学力低下に対する区の義務教育課程全体の底上げを図るためのものだとしたら、深く追求するテーマとなり得るか疑問だとの先生の指摘。都や国全体の教育改革と連動してるのか、考え直す必要あり。安全保障については、興奮するだけで、得られる情報が少なく表面をなぞるだけで終わり、建設的な提言や政策を立てることはできないという、思った通りの指摘を受けた。3つ目のテーマについては、90年代から日本では階層が固定化し、再生産されるという事を示した研究があるとのこと。それは教育問題につながるというヒントをいただいた。
    みんなまだまだ考え始めた段階で、なかなかかたちになっていない感じがある。そのため、厳しい指摘をうけたと言えるだろう。研究テーマは、もちろん、卒論のテーマであるから、簡単には決められないし、こういった先生や先輩方の意見を大事にし、よく考えて、自分が本当にやりたい研究ができるテーマになるように、がんばりましょう。今日のゼミでまだまだ勉強が足りないと感じたのは、自分だけではないはず。自分や身の周りのことと、もっと向きあい、考えることが必要でしょう。

    また、研究の対象となり得るのは、現実に起こっているパブリックな問題でなければならず、個人的問題ではいけない。パブリックな問題について政策をうちだすために、まずはその問題を分析し、そして、どういう手段が有効なのかを考えるのが政策科学であるという先生のお話は、一つの教訓になったのではないか。
    これを踏まえて、自分の案を練り直しましょう。

    次回は引き続き、今日発表しなかった人を中心に3年生の研究テーマ、ケースの発表の予定。

    (渋谷 祐介)


    2003年5月20日(大雨)
    授業
    欠席:4年2名(就活)、3年2名(体調)
    遅刻:4年1名(部活)、3年1名

    本日の内容
    ・3年生の研究テーマの発表
    ・研究テーマに関しての質疑応答

    梅雨の季節の訪れを感じさせるような大雨、それに加えて雷までもが鳴り響くなか、そんなことにはおかまいなしに上沼ゼミは本日もしっかりと行われました。
    今日のメインは、3年生が今後2年間ゼミで研究していくテーマ、それに伴うケースの発表です。
    実際、発表を始めてみれば、さすがにまだ慣れていない3年生、保存したはずのファイルが消えてしまっていたりと予期せぬアクシデントに見舞われた人も数名いました。
    発表まで何とかこぎつけた人も、先日のパワーポイント講習の成果を発揮するほどの余裕はなかったらしく、皆さんそろってシンプルなスライドでした。
    やはりテーマ、ケースの設定には、時間がかかるようです。発表の仕方も、まだまだといった感じでした。

    後半は、各自の発表についての質疑応答にはいりました。
    ここでは、テーマやケースへの鋭い質問や、これからの研究の方向についてのアドバイスが数多く飛び交いました。
    2年間をかけて研究するということで、それだけの動機の必要性を感じました。それぞれ、個性あるテーマなのでこれからの進展が楽しみです。

    そして、今日はゼミOBの白木さんがゼミに来てくれました。社会人になられて約2ヶ月がたった現在の担当している仕事の話などをしてもらいました。身近にこういった先輩がいるのは心強い限りです。是非また来ていただきたいです。

    3年生はまた来週、発表の続きがあるのでしっかりと準備してゼミに望みましょう。
    (熊沢 理)


    2003年5月13日(晴れ)
    授業
    欠席:2名(体調不良)
    遅刻:1名(就職活動)

    本日の内容

    • 日記の確認
    • powerpoint講習
    • 自己紹介
    • 合宿計画
    昼間は汗ばむほどの陽気で、夜は爽やかな風が舞うといったこの頃の気候が最も過ごしやすいのではないかと思わせるような日であった。と同時に、梅雨がすぐ近くに潜んでいることを肌で感じさせてくれる、湿気というものの存在も妙に気になる一日に、エスカレーターをひたすら上る。そう、今日はゼミの日である。

    本日のメインはpowerpoint講習。日記の確認をした後、資料が配られ、4年生の先輩方の指導の下、作業が進められた。自己紹介の際はスライドを作るだけで精一杯だったが、先輩方の丁寧な説明のおかげで様々な技術に挑戦することができた。今日教わった使い方を自分の発表に生かして、より分かりやすい発表につながればと思う。

     休憩をはさんで、残ってた2年生の自己紹介が行われた。最後の一人ということもあり、多くの質問が飛び交った。そして再びpowerpoint講習を続ける。

     授業の最後に前期の合宿計画を立案。それぞれの予定を考慮して、6/28・29に一泊二日で合宿を行うことが決定した。場所は、短期間なのでなるべく近いところ、そして体育館が使えるところ(梅雨の時期のため)という意見のもと、本庄のセミナーハウスに決定。4年生の発表を聞き、研究テーマを絞る際のきっかけをつかむということだけでなく、親睦を深めるという意味で重要な合宿になるだろう。

    来週は各自の研究テーマの発表が中心の予定。3年生は来週までにいくつかのテーマとそれに関する資料を持参すること。

    (大前憲司)


    2003年5月6日(晴れ)
    授業
    欠席:2名(体調)、1名(就活)、1名(バイト)
    遅刻:

    【内容】

    • Webにアップされていない分の過去の先輩方の卒論整理
    • 残りの自己紹介
    【詳細】

    上沼ゼミでは、ゼミ生全員がホームページを作成し、研究内容をそこで全て公開することになっているが、ネット環境普及以前のOB・OGの世代分は、卒論は手書きの原稿用紙やワープロ書き。その世代の先輩方は、ゼミ・メンバーのページに名前(の一文字)が各年代のINDEX欄に載っているのみで個人ページのリンクはない。
    現役生の研究の指針になるように、また先輩方とのつながりを強くしようということでゼミのHPに、各先輩の名前に加えてテーマや章立てなどの基礎データを掲載することになった。卒業論文の束を皆に振り分けて、必要なデータを抜き出してフロッピーで提出する作業を全員で行った。
    1987年などの古い卒論も多くあり、先輩方の研究の軌跡に触れられて時代と歴史を感じた。「男はつらいよ」を切り口に研究しているユニークな論文、未完の論文など色々あったが、現役ゼミ生のいい参考になりそうだ。
    昔はゼミ論と卒論と、違うテーマで別個に取り組んでいたこともあったと聞き驚きだった。
    後半は、残りの自己紹介が行われた。特に質疑応答のやり取りがユニークで楽しいのが上沼ゼミ。いつものように和気あいあいな雰囲気だった。
    また、今日は仲西さんからお土産の味噌煎餅が皆に振り舞われた。ごちそうさまでした。

    来週は、さらに残りの自己紹介の後、パワーポイント講習などが行われる予定です。

    (大林)


    2003年4月22日(晴れ)
    授業
    欠席:1名(就職活動)
    遅刻:1名(病院)、1名(部活練習)

    本日の内容

    1. 先週の日記を確認
    2. ゼミロッカーの使用方法について(説明)
    3. スクリンボードの使用方法(解説と実習)
    4. パワーポイントによる自己紹介(5,4年生全員、3年生内山から渋谷君まで終了)
    5. ゼミ日記当番の確認→3年生、出席番号順(4年以上は里親と司会進行の役割ー上沼記)。
    6. ゼミ用メーリングリストにゼミナールTの2年生を追加登録
    本日は就職活動中の4年生がほぼ全員参加されたため、先週できなかった自己紹介を中心に授業はすすめられた。
    パワーポイントを駆使した1人約10分程度の自己紹介である。皆それぞれ、趣味・サークル・出身地などユーモアーあふれる自己紹介し、それに対する質疑応答が行われた。
    6・7限といった、いささか物静かな時間帯に我々のゼミ室には笑い声が飛び交い、楽しい雰囲気のなか各々親睦を深めるきっかけをみつけたのではないか。
    またパワーポイントを駆使するこで、アカデミックな雰囲気のなか印象深い自己紹介ができたのではないか。さすがに先輩の方々はパワーポイントの使い方が手馴れていた。
    先生からは、3年生に対してもっと明確かつ具体的な研究テーマもつようにとの指摘があった。

    来週はみどりの日のため授業はなし。次回の授業は5月6日であるが、残りの3年生と2年生の自己紹介が楽しみである。

    (内山克明)


    2003年4月15日(雨・曇り)
    最初の授業(オリエンテーション)
    出席:4年生2名、3年生全員、2年生3名 欠席:4名(以上 就活)、3名(体調不良)
    遅刻:1名(就活)

    就職活動は、人生での重大事であり、企業社会や社会人と接して大いに学ぶことがあるから、大目には見るけれども、最初の授業に顔を見せないとは何事か。終わりの数分でも教室に駆けつけて顔を見せるのが、礼儀ではないのか。君達の先生の顔が見たい!

    まず、仲西さんと山崎君が、昨年の10月に実施されたゼミ募集説明会でのプレゼン用パワーポイントを用いて、ゼミ活動を紹介。
    その後、ゼミのホームページを用いて、年間の授業計画について私が説明。
    特に、当番制の日記を昨年度の4月分から読み進めながら、現4年生のテーマ・ケース探しから論文発表までをチェックし、新人が何時までに何をすべきか詳述した。
    『10年日記』というのがあるが、日記は大変役に立つ。
    途中に休憩を入れて、運用担当者の仲西さんにゼミのメーリングリストへ3年生を登録。
    次週は2年生、3年生、4年生それに5年生も含め、全員が10分程度の自己紹介をパワーポイントで行なうことにし、仲西さんが操作を示して各自が試みた。

    (上沼)


    [Index of diary]

    Copyright(C); Prof. Masaaki Kaminuma All rights reserved.