Diary

菅平ダボスの丘、日本近代スキー発祥を伝えるシュナイダ−碑にて
Always, now under Construction.
2005年2月5日(土)
卒論等発表会&歓送会
欠席:2年1名(法事)、3年1名(体調)、4年1名、5年1名(米国語学学校研修中)
担任が在外研究で2年間留守する前に一度、歓送会を兼ね、卒業生を招いて現役ゼミ生のプレゼンを実施したことがある。
今回の卒論等発表会は、昨年に続き2年目。直前に2週間の後期試験期間があり、昨年同様の学部授業期間最終日に同じ14号館1060室にて開催するしかない。
開始時刻の午後1時直前まで、論文の手直しや加筆をしたゼミ生によるメール添付や研究室持参が相次ぎ、担任は昼食もままならず忙しく各自のHP更新作業を行った。ゼミ生達も前日も遅くまで、学部のPCルームで何人かが更新作業を行い、深夜に焼肉を食べたとか。寝たり寝なかったりと、4年生は開始後に大分遅刻。
どうして前々から段取りよく仕上げないのか。長期的には就職活動の厳しさ、4年生のうち半数しか卒業せず、半数が留年する現状、から言えるが、結局は、後期試験を終えて締め切りに追われないと出来ないというよくある理由からだろう。
1年間、ゼミUと専門演習授業にオブザーバー参加した2年生諸君から、多数の質問や意見が出た。留年組4年生の論文の不十分さを除けば、卒業組4年生と5年生の論文の出来はそれなり。忙しい中、駆けつけてくれた先輩達や、後輩や担任からのコメントを十分活かした更新版を引き続き作成して欲しい。
4年の時田君、大前君の世話で、いつもの「いねや」にてゆっくりと「追い出し兼新入生歓迎コンパ」が開催された。
OB2名と1年生も3名参加してくれて、和やかな、4年生にも思い出となるコンパとなって一安心。例年、追い出しコンパの恒例で、後輩から卒業生への小さなプレゼントがあるが、今年の3年は3名と少なく、用意もないと思いきや、3年で唯一人参加した鷺沢君からお酒が贈られた。地味でもこういう先輩後輩の関係は、気持ちよい。
お酒や余興が思い出になるのでなく、各自が自分の研究を仕上げたから、それを共有し意見しあった時空間の歴史があるから、酒がうまく良い思い出になる、ことを忘れないで欲しい。
(担任)
2005年2月1日(晴れ)
最後の授業
出席:4年4名
授業の日記&2年間を通したゼミの感想
【感想】
- とっても楽しいゼミでした。合宿少ししか出れなくて残念でした。上沼ゼミ最高です。(山内)
- 4年になり、ゼミを休みがちになってしまって申し訳なく思います。来年も先生にお世話になります。(常泉)
- もう二年間が過ぎたのかっていう感じです。自分にはまだ一年ありますが・・・・。また来年のゼミも研究、合宿、飲みと頑張りたいです。まず、自分のすべきことをした上で、先輩として後輩が活動し易いように、補佐したいと思う。(時田)
- 2年間はあっという間だった。発表の時は毎回苦労したが、大学で一番「勉強した」という実感が沸く、良いゼミだったと思う。ゼミ生の発表を聞き、皆でディスカッションをしたのが楽しかった。(渋谷)
【日記】
本日のゼミは4年生4名が集まり、土曜日の卒論発表に向けて研究を進めた。先生にはHTMLタグのご指導をいただいた。
途中でもまだファイルをアップしていない4年は、金曜までに先生のところへ持って行かないと、上沼ゼミに出入り禁止になるかもしれません。(先生談、本当)
上沼先生、手のかかる僕らを2年間指導していただき、ありがとうございました。今年卒業するゼミ生を代表して、感謝の辞を申し上げます。
(編集・渋谷)
2005年1月25日( )
授業
欠席:
遅刻:
()
2005年1月18日(晴れ)
補習授業
欠席:
遅刻:
3、4年生は2月5日のゼミ論中間及び卒論発表会に向けて、また、2年生は各自の自習の時間として、各自補習授業を行った。
先週発表した野中君のファイルの修正と更新準備作業も個人指導した。
(上沼)
2005年1月11日(晴れ)
授業
欠席:
遅刻:
今日は、5年生野中君の発表。
昨年末には、冬休みを利用して、アジア各地を訪問した野中君は、ツワーで現地で知り合った何人かが、例の津波大災害で安否が心配だと暗い表情。
しかし、就職活動が思うようにならず半分は留年する後輩の4年生に向けて、先輩としてゼミ卒論のまとめ方はこうするんだ、と激励するかのように、熱の入った発表となった。
使用されている他所からの画像を、自分で歩いて撮影したものに変えるよう、また、ファイルの階層構造に問題があるのでシンプルに再構成するよう、担任から指導があった。
(上沼)
2004年12月14日(晴れ)
コンパ(忘年会)
欠席:2名
遅刻:1名
今回の幹事は、4年の内山君。急な開催にも拘わらず、ゼミ生間の連絡や会場「いねや」の手配など首尾よくやってくれた。 予定していた次週が学部教員の懇親会と重なり、急に繰り上げた開催となった。そのため、5年生の野中君が海外調査から帰国が間に合わず、欠席となり残念。
しかし、殆どのメンバーが集まり、今年の反省会をメインに久しぶりの懇親会となった。11月に予定していた合宿が交通費負担と4年生の就職活動のせいで取り止めとなった背景には、ゼミには内定の出た学生か就職留年を決めた4年生が顔を見せるだけという低調な状況があり、加えて来期のゼミTへの応募者の大幅減少もあって、ゼミ活動の本格的な反省と建て直しが求められた。
だが、寒い外と違い、鍋と盛り沢山の食べ物にお酒、それに刺身の舟盛りと加わり、反省の空気は長続きせず、一転、いつもの賑やかな雰囲気となった。それもまた、よし。
いつもながら、「いねや」さんの学生思いのもてなしには感激と感謝。担任の学部学生時代から、その当時は食堂で寒い季節には豚汁を頂き、お店の大旦那からお子さんまで顔見知りとなり、そのご一家の成長を傍で見てきた、そしてこの担任も毎日のように賄われ、教師となるのを見られ、こうして何代もの教え子達とコンパでお世話になってきた、そういう話を嬉しく学生諸君に話し聞かせる夕刻の一時であった。「人生劇場」を思い出した。そう言えば、コンパで歌われなくなって久しい。
(上沼)
2004年11月9日(曇り)
授業
欠席:3年2名、4年4名
遅刻:
秋の日は“釣瓶(つるべ)落とし”と言うが、日の暮れる早さに驚かされる。5限が終わると辺りは真っ暗だ。だが、私達の時間は今から始まる。
ゼミ室の扉を二週間ぶりに開けると、ぽつぽつとまばらにゼミ生が座っている。
今日の出席率はよくない。
そんな中、OBで現在、本学政治学研究科博士課程在籍の西岡さん、上田さんが顔をだしてくれ、発表のアドバイスや懐かしい思い出話を聞かしてくれた。
今日の発表はスーツ姿の4年大林君だ。どうやらゼミでの発表後に金融庁で何かお話を聞くらしい。
ちなみにスーツ姿の男がもう一人。五木田君だ。彼も大林君と同様とのこと。
【大林君の発表】
パワーポイントがうまく起動しなかったため、口頭での発表だ。
テーマ:地域主権、市民主権時代の地域づくりと地域社会のあり方
ケース:市民活力(制度的な「参加」と、パッブリックアクセスなど非制度的な「地域活動」)、人材育成の視点から
地域社会のあり方が、戦後から今現在にいたるまでどのように変化をしてきたのか、その歴史的背景を軸にして、地域主権・市民主権が今なぜ叫ばれるのかを説明。
今回は総論的な発表だったので、次回からは「パブリック・アクセス」という具体的なケースに的を絞った発表をしてもらいたいとの要望があった。
先生とOBの人たちが昔懐かしい思い出話をしながら、研究に対してのアドバイスをくれた。
- もっと具体的なケースにのめり込んで研究して欲しい。
- ひとつのことを深く研究することで、表面的に見えないものが見えてくる。
深層部分でリンクした新たな発見があるかもしれない。
- etc
【連絡事項】
・残念ながら11月末の合宿は中止を決定。現在のゼミ生の出席率、研究の進み具合などの状況を考慮して・・・。合宿の代わりにゼミ生間の親交を深める企画を検討しよう。
【今後の予定】
11月16日:五木田君、前田君、時田君の発表
11月23日:勤労感謝の日 ゼミ休講
11月30日:合宿に代えて
12月07日:発表
12月14日:発表
12月21日:納会 いねや予定
(冬休み)
1月11日:発表(野中)
1月18日:発表
1月25日:?
2月01日:?
2月05日:卒論発表会を予定
(内山克明)
2004年10月27日(曇り、雨)
授業
欠席:6名
遅刻:3名
発表予定者の大前さんから突然の欠席連絡。就職活動を終えて漸く出席の4年生も発表の準備までには至らず、報告が出来ない。
そこで、今回は特に発表もなく、各自の研究の進み具合などについて先生から一人ずつ質問があり、檄が飛んだ。
2年生ゼミの募集活動について話題となり盛り上がった。新しいゼミ生がどのくらい来るのか楽しみである。
次回、大前さん、大林さん、と渋谷さんが発表する予定を組んで、6限で早めに終わった。
(高橋)
2004年10月19日(曇り、雨)
授業
欠席:4年生、3年2名
遅刻:
今日は急遽、僕の発表になり戸惑ったが、こういう時のためにしっかり準備しておいて良かった。
今回は、前回と同じ三岐鉄道北勢線についての発表。
ゼミ合宿のときの発表で指摘された「具体的な施策」「なぜバスより鉄道を」「なぜ近鉄から三岐鉄道に」といった質問事項に対し、北勢線のホームページからリンクした「北勢線活性化基本計画」のPDFファイルを提示しながら説明し、テーマとの関連性を皆に説得した。
この「基本計画」は、性格上、無論、積極的な良い面ばかり書いてある。確かに、先の質問事項に対する回答となったし、テーマと事例の関連性を示すことにも出来た。しかし、今、その計画が具体的にどの程度進行・実現しているのか?といった指摘がなされ、次回の発表ではそれについて調べて発表することになった。
次回は大前さんの発表。
(五木田拓美)
2004年10月5日(雨)
授業
欠席:2年3名、3年2名、4年4名、5年1名
遅刻:1名
今日は高橋君の発表。
人事考課制度の年間スケジュールについて。
学校の経営方針の発表から自己目標設定とそれに基づく面接・授業参観・夏季研修、最終面接・最終評価といった流れで一年間のスケジュールが設定されている。
また、人材育成ための基本方針として、大阪府による客観的評価制度の導入についても言及がされた。
先生から、最近報道された杉並区の教員公募制度について、また、大阪府の制度について具体的な内容や成果、影響を調べるようコメントがあった。
今回発表予定であった熊沢さんと小島君が欠席のため、高橋君だけの発表に終わり、少し拍子抜けの感じがした。
その後、次回のゼミ合宿の日程決めが行われた。その結果、11月末が第一候補に決まった。なお、多摩川でのバーベキュー企画は、天候や施設面で今秋は中止になった。いつも勉強ばかりなので、時には息抜きの企画を考えたい。
次回は今回発表できなかった2人の発表を予定。
(五木田)
2004年9月28日(曇り)
後期第一回目の授業
欠席:2年2名、3年1名、4年2名、5年1名
遅刻:1名
本日のゼミは、まず菅平合宿の写真をみんなで見た。のどかな風景、爽やかなみんなの姿、まじめなゼミ風景を見ていったが、中には目を覆いつつも釘付けになる写真も・・・特に内山さん(笑)
その後、合宿不参加だったメンバーの発表。
【常泉さん】
環境アセスメントから考える
今回は千葉県三番瀬の埋め立て事業が堂本知事によって中止となる経緯について発表。 三番瀬埋め立ての歴史的経緯、利用目的、多面的価値、保護と保全の違いについて説明。
三番瀬には生態系から見た価値と地域経営から見た価値があるとのこと。
千葉県のほかの地域との兼ね合いを調べてみてはどうかとの意見が出た。
【山内さん】
21世紀型の地域を考える
町ごとの状況分析
ふるさと創生金などについて説明
ケースを構造改革特区に変更。次回構造改革特区について発表するとのこと。
来週は今回同様に合宿欠席者の高橋、小島君、熊沢さんの発表&12月に予定される合宿の日程決めを行う予定。
(高橋)
2004年9月19日〜21日(雨、曇り、のち晴れ)
菅平セミナーハウス合宿
欠席:5名(就職試験)
遅刻:1名(運転免許)、2名(就職活動)
早退:1名(授業)
【9月19日 日曜日】
10時に高田馬場駅ロータリーに集合。9月下旬だというのに、東京は今日も暑い。真夏日の更新も近いそうだ。内山、大林、西部の車3台に分乗して出発。
練馬から関越道にのり、高坂SAで上沼先生と合流。ETCのキャンペーンパンフをキャンギャル効果で多くのゼミ生がしっかりもらっていたのは、今年のゼミが男だけだからだろうか。
ゼミ内で話題になっていたメタリックブルーの新型オデッセイも初お披露目。藤岡Jctで上信越道に進み佐久平PAで再度、休憩をとる。3連休の中日ということで軽井沢では出口渋滞がおきていた。その後、上田菅平ICに到着。
小規模ながら少し前に数十年ぶりの噴火を観測された浅間山の雄大な姿も見られた。一般道を30分ほど走りながら除々に標高を上げて、スキー場のリフトが見えてきたころ16時に菅平セミナーハウスに到着。
セミナーハウスは、広々としたエントランスを備えるきれいな施設。二段ベットと和室タイプの部屋がそれぞれあった。冬はスキー客用の乾燥室もある。
先生引率で周辺を軽く散策しながら、近くのスーパー「すずき」で酒とつまみの買出し。この店は18時には閉まってしまうと聞いて、遠くに来たなぁと実感。
ウイスキーを買うか買わないかと言っている時に、関越道をそのまま渋川伊香保まで気づかず北上し、慌てて戻ってきた大林君運転の車が同乗者の渋谷、五木田君とともに一時間遅れで到着。藤岡JCTを曲がるのを間違えるほど一体なんの話に熱中していたのだろうか。ちなみに渋谷君は去年も同じミスをやらかしていたので、一同「ネタかよ・・。」
 17時から301研修室で、3日間の予定、諸注意のミーティングの後、4年前田の発表。
研究テーマ「文化価値のある町並みの保護について」
ケース「京都の町並みから考える」
今回の発表では各論をPPTで説明するのではなく、ホワイトボードで「景観」というものの概念についての発表。時代のニーズにあったその時代ごとの景観、すり合わせによる全体の価値観、といった言葉が印象的であった。
しかし、抽象的な概念に関しての発表であったためなかなか、みんなが深く理解することはできなかった模様。
残りの夏休み期間で、前田君自身の足で京都の町を歩いてくるつもりとのことなので、それにより問題意識が上がるであろう秋以降の発表に期待。
先代の松浦先輩から続く、ホワイトボードの発表は上沼ゼミ合宿での恒例行事となってきた感も。
18時より2階の大食堂で夕食。
メニューは手羽先、ハンバーグ、サラダの組み合わせ。我がゼミが男のみで黙々と食事をする横で他の団体が、統率感無く賑やかに食事をする様子を見ながら、「うちは軍隊みたいだね」とは上沼先生のお言葉。
セミナーハウスは入浴時間が早い時間に終わってしまうため、食後、入浴。
サウナの設備を備えた浴室は清潔で広々していたが、固形石鹸のみでシャンプー等は皆無。大学の設備だからしょうがないと思いつつも、ハードだけは立派でも肝心のソフトが伴っていないという、まるで最近の改築に忙しい西早稲田キャンパスを菅平でも見ているような思いをしたのは、日記担当の私が早稲田に長く居すぎたせいだろうか。
 4年内山君から発表を再開。
研究テーマ「市民を行政の協働を目指して」
ケース「藤沢市市民電子会議室の取り組みについて」
今までの研究のまとめとしての発表。市民と行政の関係について問題意識があったためこの研究を行っている内山君は、WEB上に掲示板を開設し市民の声をダイレクトで市政に反映しようと試みている藤沢市の事例を紹介。
以前より、オフラインでの地区市民集会などの下地があったこと、その場合での問題点がありそれらに、WEB上の電子会議室システムがどのように対応するかといったことも発表したが、資料の読み込み不足とその資料も一方のアクターの立場からのものだけのようで、肝心な何をもって藤沢の電子会議室が他の733もの地方自治体と比べての成功ということなのか、なぜ成功しているかといったことなど具体的なことは調査中とのことだった。
先生や他のゼミ生からは、「行政、立法、議会制民主主義等の現在当たり前と言われている前提の視点が欠如している」、「討議デモクラシー、ソーシャルキャピタル」「志木市のケースとの比較」「藤沢という土地柄(某塾の目玉学部SFCの存在)」といった指摘、意見があった。
 次に4年渋谷君の発表。
研究テーマ「階層化社会と教育」
ケース「東京都の教育改革」
今回の発表では特に「トップダウンの弊害」という視点からケースを論じていた。ここ数年の都の教育改革をいくつか具体例として取り上げ、それに対する渋谷の考えを述べた。
発表自体は非常に具体的で、系統立った説明により理解しやすいものであった。
しかし、内容が一つ一つの事例の話で留まってしまい、それらの結果どのような問題が起こる可能性があるのか、また、教員や学校の立場では反対の立場を取るであろう施策であっても、生徒もしくは緊迫財政に悩む都、納税者にとっては賛成といった場合もあるため、それぞれの問題点を立場の異なるアクターを踏まえたうえでバランスよく見ていく必要性が重要という指摘があった。
昨年の合宿では、無念の負傷退場を余儀なくされ発表できず、さらに今年もなぜか長野ではなく新潟へ向かってしまった渋谷君にとり多くの困難を越えて、念願の菅平での発表完了であった。
 4年大林君の発表。
研究テーマ「地方分権時代の地域づくりにおける市民活力の可能性」
ケース「パブリックアクセスなどメディアを活用した地域復興施策から考える」
上沼ゼミのアカデミックな面での御意見番である大林君の発表は、菅平でも皆の期待を裏切らないものであった。
外国では一般的ともいえるパブリックアクセスを各国の具体的事例で紹介。私自身はこのパブリックアクセスの概念自体が新鮮なものであった。確かに、今後TVのデジタル化が2011年から実現化されれば現在のチャンネルの概念も大きく変わると予想される時に、このような研究は面白くなるかもしれない。
「今後、民間レベルで盛り上がる可能性が少しでもあるこのテーマに興味がある」とは発表者のコメント。実際に、阪神大震災以降発展した、これに関する組織もあるとのこと。パブリックアクセス番組を作る過程で様々な出会いの機会が生まれ、それが地域コミニティーの回復に繋がる可能性があるという意見も出された。また、各国のパブリックアクセスの団体が何のきっかけでどのように生まれたのかが知りたいといった指摘もあった。
後期から、国技館での雨水利用といったことを実現化している墨田区でのプロジェクトに参加予定の大林君の後期の発表が楽しみである。
これで、一日目の発表は全て終了。
引き続き、コンパ(一日目バージョン)が行われた。まだよく性格やゼミ以外での生活を知らない2年生を酒の肴にしつつ、先生のスコッチや焼酎、ワインへのトリビア、昔のゼミでの思い出話にも花が咲き宴は盛り上がっていった。地元スーパーで購入した漬物や一升瓶に入ったワイン等もなかなか美味。
しっかり卓球でも盛り上がって、一日目の夜は更けていった。
【9月20日 合宿2日目】
  東京が観測史上、最多夏日の記録を更新したこの日、長野菅平は非常に涼しい朝だった。7時30分からの朝食の後、車で約5分の猫(根子)岳の麓に移動。根子岳(2,207m)、四阿山(2,354m)が見渡すことのできるダボスの丘まで、10分間ほどハイキング(登山?)そこで記念撮影(本ページトップの画像)。ススキが生い茂る夏の終わりのスキー場はあまり足を踏み入れたことがなかったので新鮮な体験であった。
来年、同じハイキングをすることが予想されるので段ボール持参だとより楽しめると思われます、ということをここに記しておきます。
セミナーハウスに戻ると、また渋谷君が鍵隠しというマジックを見せてくれたことで、危うく午前中の発表が、猫岳鍵捜索隊に変わるかもしれなかったというハプニングも起きる。
 セミナーハウスに戻った後、午前中の発表。3年五木田君。
研究テーマ「地域(復興)と第三セクター鉄道」
ケース「日本各地の特色ある三セクの比較研究」
今回の発表では、三重県の北勢線のケースを取り上げた。最近、野球の話題でよく耳にする近鉄の路線であった三岐線の廃線に対しての地元自治体の動き、三重県の反応を説明し、結果的に三岐鉄道というローカル私鉄に譲渡(売却?)されたという発表であった。しかし、発表で使用されたリニューアルや自治体といった用語の具体的説明がほとんど無く、誤解を招く恐れがあるのではないかと感じた。
最初に鉄道ありきの議論ではなく、なぜバス等の代替手段ではいけないのかといった前提説明が必要。内発、外発の立場の説明、そもそもの北勢線の事態(数値的裏づけ、署名活動、シンポ等)の推移がいまいち理解できないといった指摘、意見があった。
先生からは他にNHKの番組を参考資料として使えるとのアドバイスがあった。
次回の発表では、「次回、次回」といった言い訳がないことを願います。
 続いて、鷺沢君の発表。
研究テーマ「メディアとスポーツの関係を考える」
ケース「スポーツ団体のメディアによる宣伝効果と、メディアの影響力によるスポーツ団体への圧力のバランスを考える」
タイムリーな話題。大学野球や高校野球とメディアとの、普段我々が何となく曖昧に知っていた関係性を説明した今回の発表。夏の高校野球と朝日、春の選抜高野と毎日、といった関係が歴史を振り返りながら説明されていった。大学野球、高校野球に割り込む余地の無い読売が大日本東京野球クラブを作ってそれがプロ野球誕生に繋がったというのは私にとり新鮮な知識だった。
紹介された正力松太郎の言葉として「米国遠征の目的は野球技術の向上と読売新聞の拡販である」というものがある。このような、オーナー企業の広告効果向上が必ずしも利益アップに繋がるという単純な図式は、今現在では必ずしも当てはまらないということは、昨今のプロ野球界の動きを見れば明白である。
メディア資本とプロスポーツチームとの関係、大リーグにおける放映料の分配制度を調べたらよいのではないかといった意見もあった。
二日目 昼食
パスタ、焼きたてバターロール、サラダ、フルーツジュース
個人的には、今回の合宿通してこの昼食メニューが一番満足した気がする。
午後は、前日がプロ野球史上初のストライキが行われてしまい、意気消沈している日本全国の皆さんを励ますためグランドでガチンコ野球大会が行われた。
4年の時田君、大前君がこのゲームのため?東京から駆けつけ、ゲームをキビキビとしきってくれた。軟式、9回制のゲームはエラーもあまり出ず、引き締まった展開となった。
時田チームの4番打者の打率の低さとチャンスでの空振りは彼の本当の性格を表している気がしてならない。(素晴らしい空振りの勇姿がしっかりデジカメに納められています。)
先生が中学生まで野球部のキャッチャーだったことも判明。ファールボールを全力ダッシュで追いかける西部は皆からMVPと呼ばれていた。黄色いTシャツを着た内山さんのニヤケ顔も印象的だった。
今年は昨年の渋谷のように病院送りにならぬようキャッチャーは完全防備。大前購入の滑り止めは果たして役に立ったのかは疑問だが、時田購入のグローブよりは間違いなく活用されていた。
教室の中では見られないゼミ生&先生の他の一面を見ながら、ゲームは時田チームが10−5で大前チームを破って終了。
その後、勢いでサッカーもキックオフ。男だけのゼミでの男子校のテンションというものが発揮されてきた。
夜の酒とつまみをスーパー「すずき」で買出し、宿で野球の汗を流す。
その後、夕食。
メニューは、豚カツ、サラダ、チキンのトマトソース煮、お吸い物、ヨーグルト。
19時より、夜の発表。
4年時田君。
研究テーマ「自動車交通環境汚染」
ケース「ディーゼル車規正法から考える」
ヨーロッパに於けるディーゼル車規制の事情に関して発表。環境問題に対し非常に厳しい規制を欧州はもっているというイメージを多くの人はしていると思うが意外なことに、欧州においてディーゼル車規制はほとんど無いに等しいものであり、逆にトラック市場だけでなく乗用車市場においてもディーゼル車が人気であり、フランスにいたっては乗用車の6割がディーゼル車という発表には驚いた。
ユーロ圏では温暖化(二酸化炭素)対策が規制の中心であり、Nox、SPMといった黒煙規制は積極的ではないという。道路事情(低速走行が少ない等)、交通行政の違いで環境対策にも違いがでるということに気づかされた。
最後にお決まりの、お勧めの一台のコーナー。今回は「ハマー」が取り上げられた。あんな車、都内の駐車場で入るところがあるのかっていうのが、率直な感想でした。覆面パトカーの見分け方講座は、皆が一番真面目に聞いていたのではないか。
4年、大前君の発表。
「少年犯罪と環境」が研究テーマだがFDの調子が悪かったため、大林がこの夏に経験したカリフォルニアでの語学留学の体験記発表会となった。
ホストファミリーの話、大リーグの話等、みんな興味深々だった。個人的にはヨセミテ公園に行って見たいので、ヨセミテの写真が興味深かった。その後、一言英会話講座も好評だった。鷺沢もナイスフォロー。
これで、菅平合宿での発表は全て終了。
飲み会は昨日の経験を踏まえて、つまみの質は向上した(と思う。)
2年生の改めての自己紹介で盛り上がる。第一希望で本ゼミを選んだ者が多いことに少し驚き。長野の夜はもう寒いということも身をもって経験したし、商学部のゼミ生とも健全な交流ができ、非常に実りある飲み会だった。時田監督のもと組み体操の特訓も行われた。
【9月21日 3日目】
7時30分から朝食。オムレツ、ご飯、味噌汁、サラダ、ヨーグルトジュースがメニュー。眠い。
部屋の掃除をした後10時にチェックアウト。
301号室で、今回の合宿の清算、まとめと今後の予定を確認。
各自一人一人が一言ずつ述べていった時、幹事役を一人でこなしてくれた鷺沢君への感謝の言葉が多かったのが印象的だった。
その他、「普段あまり接点が無かったゼミ生同士で交流できた」、「計画段階で参加者、不参加者問わず全体MLにしっかり返信すること」、「秋にバーベキュー等何かイベントを、今回合宿欠席者に計画してもらう」といった意見、確認をした。
<9月28日 予定>
発表:菅平合宿欠席者と大前君
清算:担当)鷺沢君
参考
10月20日 ゼミオリ(各ゼミ10分間のプレゼン)
10月26日 ガイダンス(公開ゼミ)
帰路は上沼先生、内山、時田、西部の車に分乗。
途中、長野にせっかく来たのだからということで蕎麦屋で昼食。
その後、高速に乗り全車、無事に東京着。
菅平は湿気も少なく涼しかったのだが、3時間走って見慣れた風景を眺めるころになると、東京は相も変わらずジメジメとまた真夏日を更新していた。
これで上沼ゼミ菅平合宿は無事、全日程が終了した。
幹事の鷺沢はじめ、各自が自分の役割を自覚してそれぞれの働きをした結果だと思います。
皆さん、お疲れ様でした。
以上
野球グランド集合
バッター 野中君
バッター 内山君
バッター 大前君
バッター 前田君
バッター 鷺澤君
バッター 西部君
バッター 田中君
バッター 前花君
バッター 三星君
ベンチ 野中、渋谷、五木田、勝部 君
バッター ゼミ担任
フットボール or サル 【レク画像撮影:大林君】
(野中紀彰)
2004年7月31日(晴れ)
前期打ち上げコンパ
2年生ゼミTの諸君にオープンキャンパスを手伝ってもらったのを好機とばかり、3年生以上のゼミU、専門演習の諸君が企画して恒例の西門すぐ「いねや」での懇親会となった。
前期も学部教務の仕事でゼミ後も学部に居残りゼミ生達と殆ど飲む機会が無かったので、久しぶりにゆっくりと、くつろぐことが出来た。 2年生に万歳サークル所属がいることが判明したので、最後の締めは万歳。そう言えば、昔、この場所で「人生劇場」を朗々と語ったゼミ生を思い出した。
(上沼)
2004年7月6日(晴れ)
授業
欠席:
遅刻:
今日は先生が校務のため1時間近く遅れての開始となった。
今日は鷺澤が遅刻したので、五木田だけの発表。
参考となる文献をまだ取り寄せていなかったので、ホームページを利用して、今回は全国の第三セクター鉄道の収支や各地の地方ローカル線の動きについて発表。
大手私鉄の赤字鉄道を地元の中小私鉄に譲渡した例や廃止または廃止直前の路線についても研究課題に追加することを発表。
先生からのアドバイスとのやり取りで、全国の第三セクター鉄道の連携をすべきではと五木田が提案した。個々の成功例や失敗例に留まらず、情報共有や協力支援体制など調べてみたいと思った。
そのあと、ゼミ合宿の日程と費用について打合せ。
3年生が計画書を作ることも決まった。
次回までに3150円を合宿代として持ってくること。
(五木田)
2004年6月29日(晴れ)
授業
欠席:8名
遅刻:
- 本日のゼミは小島の発表から始まった。
テーマ『公立図書館のあり方を考える』
ケース「公共経営の視点から考える」
[章立て]
研究動機
導入(図書館の種類と役割)
(図書館の現状、司書制度)
(図書館法・・について)
公共経営の視点(指定管理者制度やその他の制度について)
(民間活用の例)
海外の図書館
まとめ
研究動機は図書館は一番身近で基本的な公共施設であり、そこではホームレスの問題など、利用者に十分なサービスが行われてはいないと考える公共経営とはいったい何なのか・・。ホームレスが問題なのかなどの意見が出た。浅草の再生のほうがよかったのでは、など小島を迷わせる意見が飛び交った。
- 次は鷺澤の発表
「スポーツとメディアの関係を考える」
今回はメディアとスポーツの現状についての発表
主なスポーツは大新聞社やテレビなどと強い結びつきがある。今日のまとめとして、メディアとスポーツの関係は切っても切れない関係であり、メディアとスポーツがどう付き合っていくかということは、メディア・スポーツの両者にとってきわめて重要な問題である歴史について調べてみては、との意見が。
- 次に高橋の発表
「勤務評定制度について」
「人事考課制度に対する国の対応」
人事考課制度の全身といえる勤務評定制度について発表、さらに人事考課制度が全国規模で導入されようとしている経緯について説明。
教員に対する管理職からの評価と保護者、生徒からの評価には違いがあらわれ、正しい評価を下すのが困難なのではとの意見。
次回は田坂さんと五木田君、そして3年生の発表の予定。
そろそろ4年生の発表を行うとのこと。非常に楽しみだ(笑)
(高橋 洋輔)
2004年6月22日(晴れ)
授業
欠席:8名
遅刻:
ゼミ日記の確認後、小島の発表。
芸術文化政策の支援システムとして、「指定管理者制度」と「企業メセナ」を取り上げたが、例えば前者の制度には東京都区の図書館などの例はあるが、伝統文化や台東区に関係するものがなく、興味を持続させる具体的事例までの報告に至らず、発表は、準備不足で案の定うまくいかなかった。
お聞き苦しい発表にいろいろ意見を出していただき、ありがとうございました。
休憩を挟んで、合宿日程の確認。
9月19日から9月21日まで2泊3日で大学セミナーハウスにて行うことが決定した。
3年生の発表も今日はもう出来ないため、早めに終了。
来週は引き続き、3年生と田坂さんの発表。
(小島)
2004年6月15日(晴れ)
授業
欠席:4名
遅刻:
発表の前に合宿の日程の確認。
今日は小島君と鷺沢君が発表。発表の予定だった田坂さんは欠席。
- 先ずは、小島君の発表。
今回は行政の文化公共施設を民間に委託する「指定管理者制度」について発表。
民間による効率的できめ細かな運営ができる利点に対し、有料化による利用者の不便という問題があると指摘。
今まで、伝統芸能の保護について発表してきた小島君だが、いまいち、身近な問題意識が感じられず、ここまで、テーマとケースがきまっていなかった。
今回もそんな感じであったが、先生がその指定管理者制度をテーマにして、その具体的事例をケースにしてどんな効果や問題があるのか説明しなければ、このテーマで良いのか判断できないと指摘。
小島君も少し納得した様子だった。但し、今回のテーマ設定が伝統芸能の保護と関係が薄いとの指摘もあった。
この指定管理者制度やメセナ活動などの具体例を検証すれば、小島君の関心である伝統芸能の保護にどんな政策が望まれるのか議論することも出来るかも知れない。次回の発表で、この点を明確にするよう求められた。
- 続いて、鷺沢君の発表。
パリ−グ球団の合併話や米大リーグとの対比などが話題になり、質疑応答がまずあった。
今回はスポーツ放映権の高騰とメディアの関係について発表。放映権の高騰が、スポーツだけでなく、メディアまでもつぶしていく現実を指摘。
先生はこれだとメディアとスポーツとの直接の関係が希薄で、次回はその関係をもっとはっきりさせておくことを指摘。
次回も同じく、3年生および田坂さんの発表。
(五木田)
2004年6月8日(晴れ)
授業
欠席:7名
遅刻:
- 五木田君の発表
・各地域の三セクの施策の比較/三陸鉄道;日本で最初の三セク
今回は三陸鉄道の歴史について:開業当初は盛況だったが、過疎化や経済の衰退、自家用車の普及により、それ以降は減少する一方に。
それを改善するための地域における施策としては、お座敷車両やレトロ車両、団体客割引制度の導入など観光客をより多く招致する為にいろいろな事が行われている。
意見としては、会社だけでなく地域の住民も一緒に施策を行っているのか?いるとしたらどのようなことをしているのかとの質問がでた。
- 田坂さんの発表
・公共政策におけるマーケティングリサーチの有効性について:PFI法(民間資金などの活用による公共施設などの整備などの促進に関する法律)などから考える。
先生の意見としては、マーケットリサーチとPFI法がどのようにかかわるか。もうちょっと具体的事例がないのか。何を分析の対象とするか。等があった。
その後は合宿についての話し合い。9月19日〜21日か24日〜26日に合宿を行う予定。予定を空けておくようにとのこと。
来週のゼミは田坂さん,小島,鷺澤の発表を行う予定。
今日は小島と一緒に時田さんにお菓子を奢ってもらった。感謝です。
(高橋洋輔)
2004年6月1日(曇り)
授業
欠席:9名
遅刻:
まず、懇親会についてだが、欠席者が多く、連絡もない状況を考慮して、延期とする事が決まった。3年生の研究テーマや章立てが固まってから、改めて行う事に。
本日も引き続き3年生の発表が行われた。
- 小島君は伝統文化の保存・変容について。
大相撲で、大阪府の太田知事が表彰時に土俵に上がる事を認められていない一方で、TV中継に合わせて土俵の周りの柱を撤去するなど、伝統を変化させてきている中で、伝統はオリジナルのまま残すべきか、一部変容させて継承して行くべきか、を研究したい。「スーパー歌舞伎」の成功など、そのかたちを変容させながら生き残ってきた伝統なども例にあげられた。
研究の核をどこに置くのか、明確にすべきとの指摘があった。
- 続いて鷺沢の発表、スポーツとメディアの関係について。
前回未作成だった章立てについて、発表を行った。
先生から、企業スポーツと地域クラブのスポーツにおいて、それぞれメディアとの関わりがことなってくるのではという指摘があった。
日本では、企業スポーツからクラブスポーツへの移行を行うべきという論が隆盛だが、クラブスポーツが盛んなヨーロッパでは、逆に日本型の企業スポーツの方が理想であるという考えが主流であるらしく、その議論も含めた章立てを作るよう指示された。
- 続いて高橋君の発表。
前回までの発表のテーマであった「教員採用試験」から少し変更し、「人事考課制度を考える」についての発表。前者は、研究データなど少なく、後者の新たな動きが教育のあり方へどんな効果や影響を与えるのか、検証したい。
章立ては次の通り。
- 目次、動機
- 現在の教育問題
- 東京都における人事考課制度の導入
- 人事考課制度の概要・特徴
- 人事考課制度の意義
- 教育評価制度の国の対応
- 現今の研修制度について
- 人事考課制度の運営上の課題
- 諸外国における教育評価制度
- 今後の教育制度について
教員の評価の方法として、人事考課制度が東京都で導入された事に関し、その問題点を探求していく。
先生から、過去の教員評価制度との比較が必要との指摘があった。
来週も引き続き3年生の発表。また、ホームページのHTMLを作成すること。
(鷺澤)
2004年5月25日(晴れ)
授業
欠席:7名
遅刻:
まずは、合宿について:
既に5月末だというのに未だ3年生の研究テーマが完全に決まっていない遅れた状況を考えると、1泊だけの新歓合宿を行うのにエネルギーを傾けることはよくない。今は夏休みにしっかりと研究が進むように章立てまで完成して置くこと、そのために緊張感を持って議論を尽くすことが大事である。ゼミ生同士の交流を深めるなら、飲み会などでいいのではないか。という先生の指摘。議論(?)の結果、合宿は中止となり、予定されていた5日に交流会を実施する予定となる。
そのあと、3年生の小島君と五木田の発表。
浅草の伝統文化を生かした地域の再生についての小島君の発表。
前回、僕は欠席しているので彼の前回の発表を聞いていないが、ゼミ日記を読む限りでは、前回と変わらず、具体的な問題意識が定まっていない、
今の浅草に何が問題なのかがはっきりしないという問題が残ったままだった。
新東京タワー誘致による浅草活性化の発表が行われたが、それが伝統文化再生とどのような関係があるのかという問題が出てきたが、研究の骨格ができていないことには変わりはない。できれば自分が彼に的確なアドバイスが送れればいいのだが。
続いて五木田の発表。
しかし、発表用パワーポイントの入ったフロッピーを忘れてしまったために今回は軽めの発表。
三陸鉄道の歴史と現状についてまとめているが、資料検索の結果、十分な資料が見当たらないので、9月中ごろに現地取材を敢行することを発表。
そのため、しばらくは三陸鉄道の研究は休止し、資料の豊富な南安蘇鉄道、甘木鉄道についての研究に移行することも発表。
先生はメールでも教えてくださったように、北海道のデュアルビークルによる地域活性化について参考したらどうかと指摘。地域活性化の別の取り組みとして研究の参考とすることとなった。
次回はまだ決まっていない3年生と4年で新入の田坂さんのテーマ、ケース、章立ての発表が引き続き行われる。
自分と高橋君はテーマとケース、章立ても決まり、後はひたすら研究を続けるだけだが、決まっていない人達が心配だ。早く決めて、内定の出た先輩達と美酒を楽しみたい。
(五木田)
2004年5月18日(曇り)
授業
欠席:5名
遅刻:
今日も3年生の発表。
- 小島
テーマ:伝統文化の保護と活用
ケース:伝統文化を活用した浅草の再生
何を持って再生とするのか、実際に各レベルでどのような動きがあるのか、フィールドワークについて、そもそも問題点が伝わってこないなど、の意見があった。
- 鷺沢君
テーマ:メディアとスポーツの関係を考える
メディアが強くなるにつれて、協力関係からメディアの支配、スポーツ団体の従属関係へ。
例)バレーボールのワールドカップ:
毎年日本で開催。オリンピック、世界選手権、と並ぶ3大大会。日本だけ出場権がある。世界最高峰なのか?集客効果高い。協会の利益になる。CM中はゲーム進行なし。日本が常に参加できる不平等性。テレビ中継にあわせたルール改正(ラリーポイント制)。
例)他のスポーツでも同様の動き。
テニス:1セット6から4ゲームへ
サッカー:ハーフタイムではなくクウォータ制に。間にコマーシャルを入れる。球団の携帯サイトでの実況中継(CGアニメーションで再現)→球界で成功例として認知
これらのようにメディアとスポーツ団体のつながりにはスポーツ団体がメディアを宣伝媒体として活用できているものと、メディアに支配されているものがある。
以上のことからメディアとスポーツ団体の理想像を考える。
【質疑応答】
こういった例はたくさんあった。バスケ、柔道、…など。最初の発表時のように、野球界の1チームとその球団経営や親企業:メディアだけでなく、広くスポーツ界とメディアとの関係を論証し、その両者の両義的関係を調べながら、望ましいスポーツ界のあり方を提言する方向ならば、研究に値するのではないか。次回、ではどのような視点から分析するべきか、章立てを提案するように。
名前を覚えるために名乗ってから発言しましょう。
合宿は6月5、6で決定。
2回目の合宿は9月末で調整。
来週も3年の発表。小島、鷺沢君の章立て発表と五木田君の発表。合宿のことについて。
(小島)
2004年5月11日(晴れ)
授業
欠席:7名
遅刻:
やや不快なほどの陽気の中、本日の授業がおこなわれた。
先生が校務で遅刻されたため、6限は自習と合宿の予定作成、7限に鷺澤が発表をおこなった。
- 鷺澤
研究テーマ:「プロ野球とメディアの関係」
先週までの内容に加え、メディアとの関係に関する研究。
プロ野球の創設に読売新聞社が大きくかかわり、その結果として部数拡販に成功したことなど、プロ野球とメディアは大きく関わってきた。TVメディアが大きく権力を持ったこと、読売巨人軍の戦力独占などから、メディアがスポーツチームを持つことに問題はないかという問題提起。
先生から、問題意識がはっきりしない、それは社会的な問題といえるのか?などの指摘があった。それらを踏まえ、来週も鷺澤と小島が個人研究テーマの発表を行う。
(鷺澤)
2004年4月27日(雨)
授業
欠席:5名
遅刻:
今日は雨風が強く、嵐のような天気である。外とは対照的にゼミは静かに始まった。 大学全体会議で先生遅刻のため、4年生の司会のもと3年生による個人研究論文テーマの発表が行われた。
- 高橋君
テーマ:教育問題について
ケース:教員採用試験の問題から考える
意見として、独自の教育をしている地域(杉並区、等)や学校を調べてみてはどうか。問題のある教員がどのような制度、政策の下で学んできたか。
そこから現在の教育制度や教育改革を研究してみては。等のアドバイスをもらった。教育問題を扱っている渋谷サンの意見やみんなの意見は非常に勉強になる。次回までに具体例を考えるようにとの事。
- 五木田君
今回は前回の反省を踏まえ、具体例を挙げての発表となった。
テーマ:地域再生と第3セクター鉄道について
意見としては、第3セクター以外で経営はどうなのか、海外での事例はどうなのか。あとは、まず第3セクターについてもっと深く調べてみては。とのアドバイス。
- 小島君
テーマ1:文化遺産保護について
テーマ2:癌治療の周辺
興味だけでなく問題点を探ってくなかで研究を固めていけば?との意見が。
次回も引き続き3年生の発表である。
(高橋 洋輔)
2004年4月20日(晴れ)
授業
欠席:6名
遅刻:
今日はとても暑い日であった。今日は3年生の発表が行われた。
- まずは五木田君の発表。
2年生にもわかりやすいように最初から発表が行われた。
テーマは鉄道と地域の関係。
ケースは鉄道を生かした過疎地域の振興策。
研究動機は鉄道への興味と最近の地方分権から。
五木田君の章立ては次のとおり。
1.過疎地域の鉄道の歴史/2.国の取り組み/3.各鉄道の地域振興策/4.各自治体の取り組み/5.地域と鉄道の結びつきの理想像/6.提言
質疑応答ではさまざまな意見が出た。
これは研究を進めるにあたってとても重要だと思う。質問や意見をしてくれると緊張するけどありがたいと思う。先生からはテーマとケースの関係や研究計画、先行研究について説明があった。2年生はなるべく早く決めようとのこと。
- 続いて鷺沢君の発表。
テーマは将来のスポーツ界のあるべき姿を考える。
研究動機はスポーツ好き、ダイエー小久保無償トレード、巨人の戦力集中から。
前回、指摘された点(巨人のオーナーが悪いからで終わってしまう?経営学では?研究を地域とスポーツチームなどに絞るべきでは?)を踏まえ、いくつかの球団の経営に絞り、球団経営と野球界全体の利益とのバランスを考えたらどうかということで阪神、巨人、ダイエーを研究。
自分で考えた問題点は終着点をどこに持っていくのか、球団経営から野球界全体の利益をどのように考えるか、どう発展させるかであった。先生からはどういうように研究するのか、研究の筋道や研究計画などについて指摘があった。
- 次に小島の発表。
前回の発表からテーマを変えたが(がんに関わる問題)いまだ考え中。
自分の興味や自分自身が感じたことは何なのか、との指摘があった。
時間の関係で高橋君の発表は次回行うことにし、時田さんが自己紹介をした。来週も3年生の発表を行う。
(小島)
2004年4月13日(晴れ)
最初の授業(オリエンテーション)
欠席:4年2名
今日は進級して最初のゼミ。
まず、昨年度最後の卒業式後の研究室でのお別れ会と、仲西さんからのメッセージが載ったゼミ日記が、先生より紹介された。
次に、ゼミ日記の制度や、個人研究ページ、OB・OGページ、などの仕組みについて、先生から解説があった。特に、卒業生が嘗て取り組んだ研究テーマと具体的なケースを辿って、
ゼミ新しく入ってきた2年生のために、3年生以上の上級生による自己紹介が行われた。
皆、それぞれの研究内容の紹介を中心にゼミのホームページを基に行なったが、それぞれの都合(?)があるのか、ほとんど進んでいない様子だった。
僕自身の研究が進んでいるのかというと、そうでもない。だが、研究テーマと方向性は決まっているので、あとは先生が仰ったようにどう掘り下げていくかが課題だろう。
そのあと2年生の自己紹介。
石垣島出身で将来は故郷にもどって暮らすことを夢見る人や、漫画サークルの人が、自分には印象に残った。
次回は、早速、3年生の個人研究発表である。
(五木田)
[Index of diary]
Copyright(C); Prof. Masaaki Kaminuma All rights reserved.
|