Diary'09

2009年度卒業生
Always, now under Construction.


2010年1月12日(曇り)
授業
欠席:3年2名、4年2名
遅刻:

【4年若林さん】個人研究発表:「郵政事業改革」

  • 郵便事業
  • 民営化の必要性
  • 民営化の不必要性
  • 参入障壁の解消法
  • 欧州事例
  • 民営化の是非
  • 民営かぜひの結論
     →すべきでない:業務効率化の不確実性、将来需要の不安定性など。。。
  • 郵政改革案(国立と民営の両立 )
  • PFIの活用
  • PFIの活用事例:
    ex)ルートン空港(英、1998)、高知医療センター(日、2005)、喜連川社規復帰促進センター
  • PFI活用案1,2,3
  • 改革方法の比較
  • 結論:
       
    • 郵便市場縮小はおぼ確定的  
    • ユニバーサルサービス維持が可能  
    • 業務効率化が見込める  
    • サービス向上の可能性が高い
  • 参考文献
質疑応答:
  • PFIはどこの機関がおしているのか?
    →自分が、これが活用できると考えた
  • 研究者の意見と自分の意見の区別がつきにくい
  • 委託事業者はどんな企業か?
    →佐川急便のなどの同業者
  • なぜ政府はPFIを導入しないのか?
    →規模が大きすぎる。など
  • 管理者制定制度の存在
  • PFIを郵便事業に導入するにあたっての具体的なイメージは?
    →郵便局が持ってるネットワークを明け渡し、上手に使ってもらう。郵便局ほどのネットワークは他にはない。業者の方でアウトソーシングしてもらう
【4年井上さん】個人研究発表:「育児の社会化:政策提言:育児保険の提案」
  • 財源の不明確なこども手当てよりも、育児保険のほうが妥当
  • 介護保険制度にまなぶ
    介護保険制度の開始により、介護の社会化が実現した
  • 滞納の場合→
    滞納によって、給付制限がある。滞納の期間は全額負担であるが、解消すれば9割が返ってくる
  • 介護保険制度からいかすべき点、見直すべき点
  • 親の就労状況
  • 支援策相互の連携(介護保険における福祉と医療サービスの連携)
  • 次世代の育成は将来の保険制度の担い手の育成につながる
  • 佐賀県の独自のこども保険の役割が大きい
質疑応答:
  • 政府の中で、育児保険の案はあるのか?
    →今はない。こども手当てで代替??
  • 地域差とは?
    →都会ではフルタイムで働いている女性が多い。田舎ではパートの女性が多い。このように女性の就労形態の地域差によって、ニーズも違う。
  • 日本のデータマップを用いた事例の説明
  • 国政のレベルにとぶよりは、なぜ佐賀県が育児保険に取り組もうと思ったのかを追求する方がよい?
  • 子どもを持つことは必ずしも全員が経験することではない。その点、老いは誰しも経験することだと考えらる。政策は中立的である必要がある。

(3年濱崎)


2009年12月22日(晴れ)
授業
欠席:?
遅刻:

【3年松林さん】個人研究発表:「オープンスカイ協定」について

  • オープンスカイ協定のメリット:
       
    1. 経営の自由度が高まる:両国の航空会社が独禁法の適用除外(ATI)を受ける。   →運航スケジュールの調整や、航空運賃を統一できる。コスト削減や経営効率化が図れる。   
    2. 航空運賃の低下が見込める:新規参入による競争の激化で運賃が下がる。観光産業の発達も。
  • デメリット:発着枠の問題
       
    • 成田、羽田はすぐ枠がいっぱいに。→枠を増やす努力を。  
    • 中部、関西、地方空港は枠に余裕があるが着陸料が高い。
  • 航空自由化の結果:例
       
    • 2009.5 デルタとエールフランスKLMはATIを受ける。→北大西洋路線で25%のシェアで両者の運航便数25%増(2004年比)、航空運賃は平均20.1%下がる。旅客輸送量は12〜35%増加(米運輸省)
  • 今後の課題:
    • 割高な着陸料をどうするか
    • 成田・羽田の発着枠の増加政策
    • アジア各国との航空協定
質疑応答:
  • オープンスカイ政策は、航空自由化。その成立に伴って、独禁法の適用除外というのは、矛盾していないのか。
  • 自由化の問題として、日本の航空会社の体力が運賃低下に耐えられるかと書いているが、なぜナショナル・フラッグを維持する必要があるのか。根拠は何か。

【3年芳賀さん】個人研究発表:「臓器移植法改正について」

  • 臓器移植法の改正:2009.6.26に改正案のA案が衆院通過、7.13に参院通過。→2010.7施行予定
  • 改正案A案:本人に拒否の意思表示がなく、家族が同意した場合、脳死を一律「人の死」に。0歳から臓器提供可能。
  • なぜ今改正することに?→内圧と外圧の存在:
    • 内圧:駆け込み採択
    • 外圧:WHOの移植臓器の国内「自給自足」を促す新指針
  • 現状:
    • 国内→小児救急医療体制の未整備、審議不足による国民の不信感、理解の低さ。
    • 海外→相次ぐ受け入れ拒否
  • 世界との比較:
    • 日本は圧倒的に移植件数が少ない
    • 臓器提供者数も少ない
    • 骨髄移植の話だが、かける予算も少ない
  • 今後の研究:
    • 政府の臓器移植普及に対する予算について
    • 普及させるための政策
質疑応答:
  • WHOの方針決定に拘束力あるか?→わからない
  • 内圧と外圧というのは大方の意見なのか?→そう
  • 政策の意思決定をするところの政策過程論、利害関係について詳しく
  • 郵政民営化政策のその後の研究同様に、この課題のその後の展開を、法案成立の政策過程との関連性を意識しながら掘り下げることは意義がある研究だ。

【3年白石君】個人研究発表:「割り箸〜外食産業〜」

  • 近年割り箸からプラスチックの箸へ移行しているところが増えているが、森林保全につながるとして、割り箸の使用を続けている飲食店があったので調べてみた。
  • デニーズの割り箸:
    1. 「デニーズは森林資源を大切にします。杉の建築材として使用しない部分をお 箸として有効活用しています。」と書いてある。
    2. お箸が割れている
    3. 生産者は企業秘密 → 電話で問い合わせた
  • メリット:抗菌作用、漂白不要、人体に優しい、箸袋にOPPフィルム(燃やしてもCO2がでない)、バラ箸(端材を無駄なく利用)
  • デメリット:白樺の数倍のコスト、箸の袋詰め、加工に手間がかかる、高い人件費
  • 企業秘密(国内の吉野杉を中国に輸出→割り箸に加工→日本に輸入)
  • 「ブーメラン的ビジネスモデル」:
    • 原木を海外で加工し、再び日本に戻す
    • 割り箸だけでなくホームセンターのすのこや木箱にも
    • 今後国内の割り箸職人が減少したり、中国の森林状況の変化があっても生産可能。
質疑応答:
  • 「デニーズ」を調べるきっかけは?→調べた本に書いてあった。
  • ブーメラン的ビジネスモデルという言葉はあるのか?研究されているのか?
  • どこまでが先行研究で、どこから自分の意見か区別すること、そのためにも参考文献を明記すること

【連絡事項等】

  1. 来年度のゼミの時間割について。第一希望は火曜日4、5限。第二希望は火曜日3、4限
  2. 浜崎さんの帰国挨拶がありました。
  3. 上沼ゼミ忘年会が20時10分から「にじゅうまる」でありました。

(小田)


2009年12月15日(晴れ)
授業
欠席:3年11名?!
遅刻:

OBの豊田さん(東証に勤務されています。)と、OB会幹事の村木さんが来てくださいました。自己紹介をして頂きました。

OB会幹事会に出ている現役幹事長の三角さんから、OB会名簿発送作業を来年の1月12日のゼミの前の5限に行うので集まるよう連絡があった。

【4年篠原さん】個人研究発表:「ナショナルトラスト」について

  • 「ナショナルトラスト」:イギリスで1985年に非営利団体として設立。歴史的建造物を300箇所以上を所有。その建造物は自主財源で購入するか、市民からの寄付で取得している。
  • 地元ボランティアの力で運営されている。それをサポートする「ナショナルトラスト法」が英議会で制定された。買い取った土地、建造物は譲渡不能にするものである。
  • 「受託管理」:古い建造物などを続く世代のために保護する義務があるとの考え方。−例)建造物の修復作業は、若い弟子を採用して行う義務がある。
  • ケース:ティンテスフィールド館修復
       
    • 修復作業(約44億円)を行い一般公開、教育、修復を同時に行えるセンターに。(教育と保存の現場の共存。)
  • 日本の「ナショナルトラスト」:はじまりは高度経済成長期の鎌倉である。
       
    • 目的)国家遺産と呼ぶにふさわしい建造物、自然景観などを、所有者との利用計画のもとに管理し、永久に保存すること。  
    • 問題)知名度が低い。
  • 今後は、持続可能な保存計画とは何か、行政とボランティア団体との関係をみていきたい。
質疑応答:
  • 「ナショナルトラスト」での問題はあるのか? →認定したあとについては次回の発表で。
  • 「ナショナルトラスト」がここまで大きくなった理由とは? →英ではボランティア、寄付活動が一般的だったからでは。
  • 「トトロの森」(宮崎駿が寄付。)が日本での例示になるのでは? ただ日本では全国的な活動に発展しないという問題がある。

【3年糸永君】個人研究発表:「農地の悪用」

  • 農地を狙う産廃業者:業者が農地に産廃を投棄、業者は「有機分を補給する耕地投資」と主張する。行政の指導を無視。
  • 原因は、農業生産法人要件の緩和:産廃業者が農業生産法人をダミーにし農地に不法投棄することが容易になった。 
  • 業者への対策:行政だけでなく、農地の地権者である農家の協力も必要。ただ農家は土地の売却益、賃貸料に関心があり、協力は得られず。
  • 以上より、自分の都合を重視するエゴのため、日本の農業は衰退していく。
  • 農地の農地外転用:近年、公共事業は減らされている。よって土木建築会社は余剰労働者を農地で働かせている。もし、余剰労働者がいなくなれば企業はそれを放棄、転売するかもしれない。
  • ただ農地は通常転売しにくいが、要件を満たせば可能になる。農地の規制緩和は、不適切な転用をさらに招く可能性がある。
  • 今後の研究:規制緩和が必ずしも農業の活性化につながらない。それに関しさらに追求したい。
質疑応答:
  • なぜ、農地は購入価格は安く、転売価格は高いのか? →次回までに調べる。
  • 参考文献のどこを参照したのか? →「日本の食と農」から。
  • 企業参入したカゴメ以外の事例はあるのか? →次回までに。

【3年井元君】個人研究発表:「日本の航空政策について」

  • 東アジアのハブ空港としての地位低下:各国は巨大空港を建設、だが日本は整備が立ち遅れている。
  • 成田は国際旅客数が横ばい、国際貨物取扱量が減少
  • 原因
    1. 発着枠の限界 例)羽田は年間発着数約29万回、成田は約19万回
    2. 空港利用の時間制限がある。
    3. 都心からの空港アクセスが悪い 例)フランクフルト11分 成田50分
    4. ハブ空港が必要な理由:日本の国際競争力を維持・増大させるため→「集積の経済」=「規模の経済」;「拠点都市化」→地域のゲートウェイ都市
    5. ハブ空港により東京を中心とした日本経済の活性化が上記により期待できる。
    6. 今後は以下の事項を見ていきたい
         
      1. 成田、羽田両空港の民営化、運営一体化について  
      2. 羽田でのPFI事業について  
      3. 他国の事例について  
      4. オープンスカイについて
質疑応答:
  • ハブ空港の定義とは? →ハブとは車輪の中心である。乗り換えの中心となる空港である。
  • 香港、仁川の発着数は? →数はわからないが、両方とも限界はまだ迎えていない。
  • 成田の空港アクセス所要時間は短くなるか? →2010年には36分(日暮里→成田)になるがまだ長い。
  • 羽田、成田をつなぐ鉄道の効果とは? →まだわからない。
  • 東京がアジアの金融センターになるとは? →10年後にはもう上海、香港、シンガポールになる。英語をメインに使えるので。
  • ハブ空港の利点とは、物流である。NYの空港は遠いが成田規模が9個あるのでNYのはまわっている。
  • 民営化は本ではなくニュースがメインの情報源となるのでは。    

(秦)


2009年12月8日(晴れ)
授業
欠席:3年8名?!、4年3名
遅刻:

【3年川崎くん】個人研究発表:「消費者庁〜食の安全」

  • 中国産餃子問題などの消費者被害への対応の必要や消費者窓口の不明瞭さや隙間事案解決のため、消費者行政を統一的、一元的に推進するための強い権限を持つ新組織。
  • 2009年9月1日設置。
  • 消費者庁ができたことによって上記の問題解決や素早い対応などが期待できる。
  • これからの消費者庁には情報収集力の強化や地方窓口を頼れる存在にすることなどの課題がある。
質疑応答:
  • 論文の構成としては何がメイン?→食品の安全性について。消費者庁という側面からも見てみる。
  • 何か起きたときに機能するから二次被害は防げても一次的な被害への効果はないのでは?
  • もっとメインテーマである食の安全に具体的につながる研究を。

【4年井上さん】個人研究発表:「育児の社会化を目指して」

  • これまでの経緯:仕事と育児の両立支援を考える→育児を社会的に支援していく必要→育児の社会化を目指して「育児保険構想へ」→佐賀県が育児保険構想試案を取り組む。
  • これは社会全体で子育てを支援する仕組み。現金給付や保育サービス料の軽減など。
  • これにより育児の経済的負担の軽減や子育て支援サービスの充実などの効果がる。
  • 育児は保険にはなじまない、といった反対意見もある。
  • 民主党の「子ども手当て」は子育て支援としての意味はあっても出生数の減少を食い止めることにはならない。
  • 財源確保が困難であるので、国民に拠出を求める社会保険システムとしての「育児保険」が有効では。
質疑応答:
  • 始まった「介護保険制度」にもいろいろ問題がある。
  • 佐賀県での具体的政策論を据えて政策提言を考えるのは、方向性としては、また、締め切りを考えても、間違いないのでは。

次回も個人研究の発表です。

(白石)


2009年12月1日(曇り)
授業
欠席:3年4名、4年1名
遅刻:

【4年永山さん】個人研究発表:「小学校英語教育」

  • 文科省の目標:異文化に関心を持ってもらい、英語でのコミュニケーションに慣れてもらう。
  • 有識者の賛否:反対派が多い。英語よりも国語の教育をちゃんとやった方がいい。 賛成派「何かを根本的に変えなければならない」→小学校への導入が不可欠
  • 保護者調査:小学校の英語教育に積極的。1年生から始めるべきとの回答が約半数。→文科省が考えているのは5年生から。
  • 最近の動き:行政刷新会議の事業仕分けにて、小学校英語の必修化に備える「英語教育改革総合プラン」が廃止の方向へ →今の学校の仕組みでは不可能。 →再度、政府での検討が必要では?
  • 今後の研究:海外事例の研究(韓国:成績が上がりつつある。台湾:早期教育が望まれるなかでの、母国語能力の低下。) →日本も同じ状況に?
  • 懸念材料の改善策:日本語能力、その他基礎学力の低下。英語指導教員の不足問題。
質疑応答:
  • 中国では、小学校4年生から英語教育がある。(しかし、すべての学校というわ けではない)
  • 誰がステイクホルダーであるかはっきりとさせ、またその各々の政策過程への影響力について整理をすること。単なる評論とは区別すること。
  • 中央教育審議会の議論を調べては。

【3年松本くん】個人研究発表:「遺伝子組み換え食品について」

  • 表示制度の成り立ち:義務付けなし →消費者団体から表示の強い要請があり、JAS法改正。2001年4月から遺伝子組み換え食品の表示制度。
  • 表示制度のポイント:
       
    1. 検査によって確認できる場合  
    2. 使用量が多い場合(原材料に占める割合が上位3位以内、かつ原材料の5%            以上を占めるもの)
  • 日本での表示:「遺伝子組み換え」「遺伝子組み換え不分別」(5%以上混合)、「遺伝子組み換えでない」はメーカー側が自主的に行っている表示。
  • 世界の動向:
    • アメリカ:表示義務なし
    • 中国・EU:遺伝子組み換え体から生成された食品に義務付け
  • 今後の研究:遺伝子組み換え食品に対する栽培農家と企業の取り組み。環境や生態系への影響
質疑応答:
  • 具体的な表示例を見せること。
  • 遺伝子組み換え技術の独占などはあるのか?食糧不足を解決する→ビジネスが存在する。誰が儲かるのか?
  • 穀物市場、貿易関係への影響は?資本主義的な活動や政治的な活動についても考察を加えるべき。
  • アメリカ食品安全局はなぜ表示義務付けをしないのか?→穀物メジャーとの関係性

【3年田中さん】個人研究発表:「市町村合併」

  • 現在の課題:単に条件が整備されたのみ。地方分権化された今、地域ごとのアイデンティティーが求められている。
  • 岩手県西和賀町の事例:「考える会」;合併協議会をきっかけに立ちあがった若者たちが、地域と交流しながら自分たちのまちを見つめ直す。
  • 「西和賀エコミュージアム」:西和賀地域全体を「地域の宝物」として屋根のない博物館に見立てる。
  • 「生命尊重の理念」:沢内病院→老人医療の無料化、乳児死亡率ゼロを達成。一種の神話となる。人間ドック事業、予防活動、保健活動などの住民サービス →健康な人をつくるのは、まちづくりの根幹である。
  • 和歌山県紀の川市の事例:現在のところ、西和賀町のような取り組みは見られない。地域住民「人」の活性化が必要なのではないか。
  • 今後の課題:自分の出身地の取り組みについて調べる。第一次 紀の川市長期総合計画、「紀の川市都市計画マスタープラン」もみていく。 →紀の川市の今後20年の展望が記されている。
  • 有吉佐和子の小説の舞台だよね。

(秦・真壁)


2009年11月24日(晴れのち曇り)
授業
欠席:3年4名、4年3名
遅刻:

【4年篠原さん】個人研究発表:「文化財保存環境について〜遺跡と観光〜」

  • 世界遺産申請を望む理由:観光客誘致
  • 観光地化の結果:
  • メリット:
    1. 保護、保存などの管理への効果
    2. 観光への効果
    3. 大きな経済利益、社会的利益を生む
  • デメリット:
    1. 見学者の殺到による、遺産やその周辺の混雑
    2. 無視できない破壊や損傷
    3. 現地人の生活への影響
  • 事例:
    1. 白川郷
    2. イフガオの棚田
    3. 紀伊山地の霊場と参拝道
    4. 屋久島
  • 世界遺産の制度による、効果も違う
  • 登録にかける問題
    1. 発展途上国:雇用費用を生むし、世界遺産を守るのが難しい
    2. 主な先進国:「公開化される」の前提で注意すべきことがたくさんある
  • 今後の研究:
    1. 「世界遺産を守る持続可能な観光計画」
    2. 各世界遺産の観光対策
質疑応答:
  • 実際に世界遺産の現場に行って、どう感じているのか?
  • 新井君:ヨーロッパに旅行するとき、実際に世界遺産のある所に行きたいし、観光客もたくさんいる。
  • 糸永君:改修中で見れなかった。
  • 原君:屋久島はバズの本数が少ない。コースが少なく、観光客が自分で歩くしかないから、実際に行く人が少ないだろう。
  • 永山さん:マナーの悪い観光客がいる。
  • 原山さん:ガイドさんがいて、注意している場合もある。
  • 先生:イギリスでの「ナショナル・トラスト」経験、一般の住民にボランティアを集めて、修理をする。若者が多くて、登録制で海外からの応募もあり人気があるらしい。施設のミュージアムショップで目にして興味深く思ったのは、施設を学ぶ教材が学年用にあって、館員がガイドし修了すれば単位となるのだろう、そういう若い人への教育とセットしている。

【3年松田君】個人研究発表:「環境税について」

  • 環境税を日本に導入するつもりである。
  • 環境税の導入された各国の実績を見ると、いずれも温室排出量の削減を実現し ている
  • 4つの導入方法がある:
    1. 既存のエネルギー税制を引き上げ
    2. 既存のエネルギー税制の対象外エネルギーに新税を導入
    3. 既存のエネルギー税制の対象を拡大
    4. 既存のエネルギー税に上乗せして炭素含有量に応じた新税を導入
  • 日本は2004年、2005年に環境税の導入と検討されたが、結局できなかった
  • 考えられるメリットとディメリットがいくつがある
  • 鳩山政権による影響も行っている
質疑応答:
  • 「産業部門」と「民生部門」の言い方があるのか?
  • 経済学的な環境税導入の効果をグラフ等で書いて、経済政策的ロジックをしっかりと押さえた方がいい。
  • 「世界各国の環境税に関する軽減方策」を「世界各国の環境税の負担軽減方策」に変えた方がよい。

次回も個人研究発表。

(舒・芳賀)


2009年11月17日(曇り)
授業
欠席:3年5名、4年6名
遅刻:

相変わらず、体調を崩して欠席する人が多い。体調管理をしっかりしよう。
先生から第8期生の梶田さんが携わっている「クックパッド」という料理サイトを取り上げた番組、「ガイアの夜明け」の録画映像が紹介され、みんなで視聴した。
食品偽装が社会問題化するなかで、自分達で手作りの耕作をする人たちを支援する企業や、安心して料理する知恵を拡げ、食品メーカーとの間も繋ぐ世界でも例のない、手料理の簡単レシピが記載されていて今話題のサイトが、取材されている。後者のサイトを運営する仕掛け人の一人が梶田先輩である。
先生は、こういう実践をする人々、特に若者が増え、またそれが企業として成り立つようになったんだ、と、特に梶田先輩の場面に興奮して語り出した。
いつか是非先輩に直接話を聞きたい。

【3年只縄さん】個人研究発表:「歴史的町並みの保存と観光〜千葉県香取市の事例から〜」

  • 佐原地区を実際に歩いてまわってみた。
  • 気になること:
    1. 裏路地の電線が気になる。
    2. 歩道がない。高齢者中心の観光客には負担が大きく危険。。
    3. 周辺の観光スポットへの移動やアクセスがしにくい。
  • 今後の取り組み:
    1. かわまちづくり計画
    2. 電線地中化
    3. 観光拠点の整備、連絡性の向上
質疑応答:
  • 当日観光客はどれくらいいたか?
  • 今話題の国交省の予算仕分けの影響についても調べてみては?
  • 都市計画論ではなく景観守ろうとする人々や団体などアクターの政策過程をもっと研究するべき

(田中・川崎)


2009年11月10日(晴れ)
授業
欠席:3年3名、4年1名
遅刻:

【連絡事項】

  • 就職相談会を12月の土日に開催予定、3年生が主催
  • 12/13に研究発表会(合宿の代わり)、1人20分の予定
  • 1月の試験期間中に卒論・ゼミ論発表会予定
  • 来週の発表は、金井さん、三角さん、3年生の誰か

【3年新井くん】個人研究発表:「医療介護問題について」

  • 医療介護の問題点
    1. 人手不足
    2. 資格なき医療行為
質疑応答:
  • Q.東京チャレンジ介護の利用状況 A.来年3月までに1千人の利用を見込む
  • Q.結局どうなればいいと思っているのか A.地域密着型の介護体制になればいいと考える(参考:所沢の「頑張らない介護生活」、カレッジリンクシニア住宅 etc...)
  • 地域の事例を集めて発表してみては?

【4年若林さん】個人研究発表:「郵政改革〜郵便事業改革〜」

  • IT化等による取扱郵便数は低下
  • 小包配達事業は難航、収益構造も変化
  • 国際物流市場への参入は困難
  • 郵政改革は政権交代に伴い後退
  • アメリカの国営郵政事業は赤字
  • 民営化推進を軸に今後の研究を進める
質疑応答:
  • Q.なぜUSPSは赤字なのか? A.わからない(輸送密度の低下?)
  • Q.他の先進国の郵政事業は国営なのか? A.オランダ、ドイツは民営化して成功、ニュージーランドは失敗
  • Q.民主党は郵政民営化に反対? A.国民新党の意見が強い
  • Q.ダイレクトメールなどがあるが、シェアは低いのか? A.市場自体はそう大きくないのでは
  • Q.なぜ日本の1人あたりの郵便物数は少ないのか? A.わからない
  • Q.TNT撤退後に日本郵便は国際物流市場に対してアクションはしていないのか? A.していない。儲かりにくい市場かもしれない。
  • IT先進国の韓国の事例を調べてみては?

(新井、井元)


2009年10月27日(晴れ)
授業
欠席:3年生5名/4年生4名
遅刻:

【4年原山さん】個人研究発表:「外来魚問題について」

  • ブラックバスが増えた要因→放流・生物学的特性
  • 原因は放流で広がった。生きたままで持ち帰るのは禁止という法令も、法令に関しては、夏にブラックバスを生きたまま運んだとして逮捕される、という事件が発生した。
  • 今後は人に焦点を当てていく また、外来魚を取り巻く人々の対立についても迫 っていく。
  • 特定外来生物法(平成16年に施行)→生態系を崩すような生物の持込禁止
  • ブラックバスに関して禁止されていること→飼うこと、放流すること「キャッチ&リリース」・その場で殺し持ち帰って食べることも問題なし

質疑応答:

  • この法律は知らない人は持ち帰ってしまったりしてしまうのではないか?→つり券を買うときに、説明があるはず
  • 逮捕がめずらしい事件とあるが、それは抜き打ちとかで調べられたりしているのか?それとも偶然見つかっただけなのか?→詳しく調べてみる
  • これからの研究について→調べ学習にとどまっているのでもっと詳しく。ゴールが見えない。生物多様性が重要なのか?それがどういう意味を持つことなのか?など自分で考えてみる必要性があるのではないか

【合宿について】

  • 発表日を作って集中的にやって、他で遊ぶか?

(松本・松田)


2009年10月20日(晴れ)
授業
欠席:3年6名、4年6名
遅刻:

先生より、欠席者が多いことへの注意喚起と、ハブ空港、農業問題がホットな問題なので個人研究のテーマに設定している人は頑張るようにとの激励、及び3年生は自分でどんどん研究して、下剋上のように我先に発表するように、との話があった。

【4年永山さん】個人研究発表:「小学校教育における英語教育の目的」

  • 明治時代の英語教育は世界を知るためという目的があったが、現代は目的が曖昧。グローバリゼーションに流されてはいけない。
  • 英語を学ぶ目的:一定の実践能力を身に着けること。異なる言語の学習を通じて、より本質的なものに焦点をあてたもの。
  • 世の中の主流は・・・実践力 < 異文化理解。永山さんの意見は、異文化理解 < 実践力。
質疑応答:
  • 夏休みでの英国留学の体験から、日常生活には困らない。言語はそんなに大事にじゃない?
  • 言語が世界を切り取るというのは頭でっかちなんじゃないか。身振りや動作など伝統となった型も世界では。
  • 何の政策について、誰の政策について研究をしたいのかはっきりさせる。
  • 具体例を共通認識として出すこと。
  • どこからどこまでが自分の意見で、どれが実際の例なのか、を明確にすること。
  • 聞き手を引き込む発表を
  • なぜ小学校にフォーカスするのか?
  • 研究は、引用する議論は誰が言っていることなのか、自分はどういう意見なのかをはっきり示すこと。誰の政策に対して研究しようとしていて、どこに問題があり研究する意味があるか、根拠や証拠を示しながら読者を引き込み納得させながら論理展開すること。

次回発表者:舒寧、江上、原山さんのうちのどなたか。

(濱崎、芳賀)


2009年10月13日(晴れ)
授業
欠席:3年2名、4年3名
遅刻:

最初に次の連絡があった。

  • 研究HPは月一で更新すること。
  • 合宿日程は12/12〜13で決定だが、場所は収容人数が不足で大学セミナーハウス利用が難しく、生協をはじめ3年生で候補を探すこととなった。

【4年井上さん】個人研究発表:「育児の社会化を目指して」

  • 少子化対策を促進させるには労働環境を整えるべき。→ 社会保障、雇用就労条件、家庭内の男女平等が必要
  • 少子化対策の現状と問題点→ 現状は少子化が進行。少子化により労働力、消費市場の縮小などの問題点がある。
  • 少子化の原因→価値観の変化・多様化など→ 意識と制度の変革が必要。
  • その中で昨今、ワークライフバランスがクローズアップ
  • ワークライフバランス=仕事とプライベートをうまく調和させ相乗効果を生み出していくこと。おもに大企業で広まってきている。 
  • 今後はワークライフバランスに焦点を当てていきたい。
質疑応答:
  • 議論が少し抽象的になっている。海外の事例よりも、日本国内の具体的なケースを研究すべき。卒論完成まで時間もないので、九州の取り組み事例など発表するように。
  • 中国では少子化対策において「制度」と「意識」両方の変革がなされていると思われるが、少子化は止まらない。→ある程度の抑制は可能
  • 意識の改革という精神的課題も重要だが、制度的な内容を検討すべきだ。

【4年篠原さん】個人研究発表:「文化財保存環境について」

  • 平泉の世界遺産登録落選→ 世界遺産認定において、正式な環境が整っているのか?
  • 世界遺産登録の問題点:世界遺産がヨーロッパ地域に集中。世界遺産の8割が文化遺産
  • 各名所への疑問の声:国内暫定リスト作成における候補地公募制による弊害。単なる町おこしや観光客誘致目的に。
    1. 埼玉古墳群 かなり後世の手が入っているなど  
    2. 足利学校  保存状態が悪いなど
  • 今後の研究:
    • 暫定リスト候補における公募制への疑問
    • 世界遺産認定自体のメリット
    • 世界遺産認定における世界平等重視への疑問(遺産ありきで考えるべきでは)
質疑応答:
  • どういう政策提言になるのか。 →推薦基準をもう少し明確にすればいいのでは。 →町おこしの流れを変えたい(デメリットがあるので)歴史を保持したい、ex.)
  • 文化都市という概念について、考えて欲しい。世界遺産認定の条件変化の研究では、オリンピック開催誘致談義と変るところがない。世界遺産認定の動きから何を見、何を提案するのか、がポイントであるべきだ。
  • 今後の流れとしては、推薦基準を決定している文化庁関係では。
  • 世界遺産を求める時代の流れからアプローチしていっても面白いのでは。

次回も個人研究発表。

(秦、真壁)


2009年10月6日(雨)
授業
欠席:3年2名、4年3名
遅刻:

【先生から確認】

  • 4年生のホームページを更新したので確認してください。
  • 3年生ファイル提出者へのチェック資料配布
  • 3年生ファイル未提出者は早く提出しなさい。
  • 前回は欠席者が多かったので前回の話をもう一度:今後のゼミの研究活動を活発にさせ、月に一回の程度でOBに見てもらうことできるような状態にゼミ活動情報を更新したい。研究内容やホームページをどんどん発展させよう。また、セカンド・メール登録を急ぎ、メールの管理と返信を心がけなさい。

【4年三角さん】個人研究発表:「小笠原諸島と世界自然遺産〜小笠原諸島における自然保護制度〜」

  • 研究動機→大好きな小笠原諸島が危機遺産に登録されているようなガラパゴス諸島のようになって欲しくない。
  • 主な自然保護制度:
    1. 原生自然環境保全制度
    2. 国立公園
    3. 森林生態系保護地区
    4. 国指定鳥獣保護地区
    5. 国内希少野生動植物種
    6. 天然記念物
  • 今回調べたものはあまり意味がなかった。小笠原では自然に対する保護制度は既に整っている。
  • 今後はガラパゴス諸島が世界遺産登録後になぜ危機遺産になってしまったのかを詳しく見ていく必要がある。
質問:
  • 小笠原諸島はすでに世界自然遺産の登録されているのか?→ まだ推薦段階。
  • もともと今回の発表した制度は設置されていたのか?→ 2008年の更新は世界自然遺産に登録されることを意識して。
  • 世界自然遺産に登録されたことによって制度強化はあるのか?→ 世界遺産になり観光客が増えても守られていけると考えて作られていると考える。登録した後はどうなるかはわからない。
  • ガラパゴス諸島が登録された以降どのような経過を遂げてきたのかを研究するべきだと思う。

次回は、4年の井上さんと篠原さんの発表です。3年生もそれぞれの研究を進めておくこと。

(田中、西内)


2009年9月29日(曇り)
後期第1回授業
欠席:3年 名、4年 名
遅刻:

【メールの作法】

  • 件名(氏名)を付ける。
  • 改行する。
  • 確認を求められたら、要返信。担当者の苦労を考えること。
  • セカンドメールを登録すること。その際、waseda-netのメールを転送する設定を  しておく。
【ゼミの活動についての方針】
  • ゼミHPの更新、情報発信を頻繁に行う
  • quon.netの活用の検討:QuonNetは、早稲田大学社会連携推進室が主宰、早稲田総研インターナショナルが企画・運営するまなびのコミュ二ティ・サイトである。
  • OB会の作業分担(メルマガ管理・発信、会員名簿のアップデートと管理、就職相談会など行事企画):今まで年間2回、卒論発表会とOB会で発表したが、今度からは一月に1回はメルマガをOBに送って研究経過を見てもらい、意見や参考資料などを頂く。そうして、就職情報や研究テーマなど先輩との交流や先輩から研究についてのコメントももっともらえるようになる。このことをOB幹事会で提案してみることにする。
【合宿計画】
  • 12月12-13日 伊豆川奈セミナーハウスに決定しました。
以上、今後の活動についての連絡、注意と合宿の日程を話し合いました。特にメールの書き方、欠席の多さについて先生から厳しい注意を受けました。次回は4年生の発表です。

(ジョネイ・只縄)


2009年7月14日(晴れ)
授業
欠席:3年 名、4年 名
遅刻:3年1名

最初に、軽井沢合宿の写真を見ました。

【3年松林さん】個人研究発表:「日本の航空業界の将来について」

  • 背景:
    • 石油高騰
    • 不況〜乗客数減
    • 新規航空会社
    • 環境対策
  • 最近の事件:資金調達問題
    • 日本航空→政府支援
    • 全日空→公募増資(制約無) 
    • 両者とも赤字
    • 不況による旅行減少
    • 業績悪化によるビジネス需要の冷え込み
    • 石油高騰
  • 質疑応答:
    • 経営の方面からも問題がある。満席でないのにいくつも便を飛ばしている現状。
    • 具体的には政策としてはどのようなことをやっていくのか。

【3年松本くん】個人研究発表:「遺伝子組み換え食品」

  • 遺伝子組み換えとは何か
  • 組み換えというよりは遺伝子をつけくわえる食品。
  • 安全性の審査:
    • 有害性の有無
    • アレルギー誘発性の有無
    • 有害物質を間接的に産生する可能性の有無
  • 肯定派の意見:
    1. 安価で健康によい 消費者より 栄養分が豊富な作物
    2. 育てやすい 生産者より 害虫に強い作物
    3. 食糧不足の解決 マクロな視点 より多くの実をつける作物など収穫量を増やす
  • 反対派
    1. 安全性は十分に立証されたとは言えない
    2. 第三者機関の安全性のチェックがない
  • 質疑応答:
    • 自分の意見を決めたほうがやりやすいと思います
    • 遺伝子組み換え表記の決まりは?→調べてみます
    • 文字が多い
    • 現実に問題があった?→反対派と肯定派で事実の食い違いがある。

(岡崎・白石)


2009年7月4日〜5日(梅雨の晴れ間)
軽井沢セミナーハウス合宿
欠席:

ただ今工事中(画像準備)

 当初は6月中での、確か鴨川セミナーハウス合宿の予定をしていた。しかし、ゼミ生の総勢が40人ともなれば申込んだ希望日が選外となるのも仕方ない。結局、上級生にとっては何度目かになる軽井沢セミナーハウスが開いていて合宿場所となった。また、当初は例年通り、2泊3日を計画したが、7月にずれ込んでしまい、今年から開始された半期制のせいで合宿で授業をおいそれと休むという訳にもいかず、ゼミ史上初の1泊2日となった。
 そのこともあり、また、前回の合宿後に、折角教室とは違った環境での機会に教室と同じ内容ではもったいない、と担任が漏らした反省から出た「駒」で、今回は2年生の自己紹介だけは教室で行い、後は軽井沢のグランド施設を使ってゼミ生間の懇親を深めることを目的とした。いろいろと試そうと思った。
 ようやく決まった合宿の場所と内容だが、梅雨がまだあけないし、天気予報では雨と出て、前日も雨。ところが、晴れ男(女)がいるらしく、あるいは日頃の行いのせいか、集合から解散までお天気が持つどころか、軽井沢では画像の通り快晴だった。
 4日の朝9時半には重たいパソコン等備品を持って文学部キャンパス正門前に立つ担任。集合時間は1時間後であったとは知らず、警備員や生協理事会を走らす。日差しも強く汗が出る。そうこうする内にゼミ長が現われほっとする。続々とバスに乗り込むが、誰だ!遅刻するのは。車内より外の日陰の風が心地よい。
 関越で事故があったせいで1時間余分に掛かったが長野道はスイスイ。軽井沢のゴルフコースを見て2年生が声を挙げる。
(以上:担任)



【↑集合写真】
 到着後、管理人さんから注意事項を聞き、部屋に移動。1時間後に教室のある9号棟(研修室)に集合。まだ明るくてグランドの上の空は青く、木陰には風が通る。担任の一声で、9号棟裏でグランドを背景に集合写真を撮る。



【↑グランド周縁の芝で遊ぶ】
数時間で蒸し暑い東京から、涼しい自然の懐に居る不思議や、碧い空に浮かぶ夏雲に感じ入る担任を他所に、学生は芝の斜面で転げまわる。



【↑9号棟の教室で】
2年生が、順番に自己紹介と研究したいテーマについてスライド発表を行ない、質疑応答をした(各人から提出があったメモのうち、個人情報への配慮をして記載は最小限に留めた)。以後の3年生が撮影した2年生個々の写真は、残念ながら逆光で暗い。撮影の仕方を教えねば・・・。



【↑2年伊藤君】

  • 趣味:サッカー、ダンス、音楽を聴くこと
  • テーマ:環境問題と経営−環境問題に対する企業の取り組みを経営的な観点から 考えていきたい。
  • コメント:3年濱崎さんと似ているが、企業にとって負担な環境対策。どんな企業を想定しているのか。経営的な観点、とは何か。この研究が社会全体や国民にとってどんな意義を持つのか。



【↑2年小笠原君】

  • 愛媛の特徴:松山駅には自動改札がないが、蛇口からポンジュースが出る場所がある。
  • テーマ(候補):地域における民度の格差(特に都民は民度が低いといわれるが、その理由と問題点、そして解決策を探る)、著作権
  • コメント:現都知事が怒るのを別にしても、「民度」って何か。低いという指標は。なぜ解決策を探る必要があるのか。解決する、民度を高める、というのは、そもそも可能なのか。



【↑2年川村さん】

  • 趣味:テニス、読書
  • テーマ:国際政治や地方自治など
  • コメント:自分との関連を見つけてはっきりと目的意識をもつと研究しやすい。もっとテーマを絞り込むこと。



【↑2年儀武君】

  • 趣味:映画、音楽鑑賞
  • 研究テーマ:沖縄の米軍基地について→基地撤去の是非。撤去のメリット、デメリットとは?
  • コメント:よくあるテーマで一杯論じられてきた。ステレオタイプな議論にならないように、他でもない、これぞ儀武君の研究だと言えるものにして欲しい。



【↑2年久我君】
   

  • 趣味:読書、コーヒー、旅行
  • 関心のある研究テーマ:中小企業政策(自分の父親が中小企業の経営を行っているため。)
  • コメント:研究動機は具体的であり、身近なものを活用した研究にして欲しいが、政策として具体的なものを様々な主体や角度から考察して欲しい。



【↑2年佐藤さん】

  • 趣味:読書、音楽鑑賞、食べ歩き♪
  • テーマ:  
    1. 人工透析の現場における災害対策について⇒一般的な災害対策に埋もれがちな現状に対して、定期的にうけなければ命にかかわる治療を災害現場で適切におこなうための工夫や取り組みを考えたい。
    2. 難病(特定疾患)患者と治療研究事業双方への行政(厚労省) の取り組みについて⇒現時点では不十分と思われる患者への支援制度をより手厚くし、また治療研究をより促進するためにはどうしたらよいかを考えたい。
    3. ジェネリック医薬品の普及について⇒先進各国に比べ日本のジェネリック医薬品の普及率は驚くほど低い。その要因と普及促進のための方策を考えたい。
  • まだ絞りきれていないのですが、この辺りを研究したいと考えています。
  • コメント:確かに大事なアジェンダであるけど、それらを設定する自分との関わりが、見えてこない。



【↑2年鈴木君】

  • 趣味:サッカー・読書
  • 研究課題:マスメディア関連−以前テレビ局関係の方と話す機会があり「テレビはもうダメだ。これからはインターネット」と言われたのがきっかけ。新聞の必要性も考えたい。
  • コメント:よくあるテーマ。感想や意見では研究にならない。テレビも新聞も次のコンテンツや方法論を模索し実験している。それにしても、それらが必要なのか。



【↑2年諏訪君】

  • 趣味:ピアノ、映画鑑賞
  • 興味のあるテーマ:都市計画、都市研究。地方都市と都心のこれからの関係について。
  • コメント:抽象的過ぎて分からない。もっと、何をなぜ、どんな仕方で研究するのか、したいのか、語ること。



【↑2年西野君】

  • 趣味:車(一番好きな車はSLRマクラーレン)、洋楽、映画鑑賞
  • テーマ:経営+経済系(特にサブプライムローン問題)
  • コメント:縁のある国立市界隈の湧水について調べてみては。



【↑2年濱野君】



【↑2年原君】

  • 趣味:ドライブ 釣り
  • 研究テーマ:福祉社会⇒福祉先進国家スウェーデンと日本との比較、厚労省の今日の政策、自分の身の回りでのバリアフリーなどを考慮して、あるべき福祉政策について論じたい。
  • コメント:一口に福祉政策と言っても広く多様な施策やプログラム。ステレオタイプな先進国と後進国、官僚主義など、議論することに意味があるだろうか。



【↑2年日暮君】

  • 趣味:映画
  • 研究テーマ:環境問題
  • コメント:テーマが大きい、もっとしぼる。地元のキッコーマンは世界的にも有名ブランドであり、醸造の技術は多様な可能性を持ち、地域経済の核でもある。研究素材としては多数の切り口がある。



【↑2年吉田君】

  • 野球、テニスとスポーツが大好きである。神奈川県民で川崎を愛している。
  • 興味のある分野はアジアにいた経験もあり、アジア外交に興味があります。
  • コメント:自分の経験を生かし研究するのは良いが、具体的なケースを設定して追及して欲しい。



【↑発表を聞く3年生諸君】








【↑夕食】




【↑休み時間は卓球】
卓球は手ごろで良いが、近くに屋外喫煙所があり分煙が出来ていない。


【↓懇親会】















【↓朝食】












【↓集合写真(上が2年生、下が3、4年生)】






【↓発表の続き:聴衆】










【↓準備体操の円陣】




【↓卓球・バレーボール・バスケ・キックベース・フットボール】


















【↓ランチ】






【↓グランドからの浅間山、構内の並木道】








【写真:番外編】





【あとがき:担任】
(担任)


2009年6月30日(曇り)
授業
欠席:3年3名、4年2名
遅刻:

【3年西内さん】個人研究発表:「ユニバーサル・デザイン」

  • 動機:地元の高知市では、駅に自動改札機が導入されたが、利用者に老人が多く制御部分もないため、結局、人が見張っていた。 →少子化の一方で高齢者が生活しやすくするための政策は? →特定の人だけでなくすべての人が暮らしやすい街づくりとは?
  • ユニバーサルデザイン:7原則
  • 誰でも使えて手に入れることができる etc...
  • ソーシャルインクルージョン
  • 社会的排除に対する戦略
  • 例:北方地区の街づくり・若竹街づくり研究所
質疑応答:
  • 北方地区とは? →九州の北のほう。
  • ユニバーサルデザインとソーシャルインクルージョンの関係性は? →ソーシャルインクルージョンを実現するための手法の一つとしてユニバーサルデザイン。背景としてソーシャルインクルージョンがある。
  • これから研究していくのはユニバーサルデザインについて。
  • お台場ビーナスポートのトヨタの展示場などでもユニバーサルデザインのイベントをやっていた。ほかにも探したらあるのでは。
  • 具体的な事例を盛り込むべき。
  • ヨーロッパの事例では第3セクターやNPOの活動が盛ん。

【3年松田君】個人研究発表:「環境税」

  • 動機:環境問題、特に地球温暖化に興味。なぜ欧州諸国では導入されている環境税がなぜ日本にはない?
  • 環境税とは:環境負荷の抑制が目的で、環境に付加を与える物質に置かれる税。
  • 環境税の目的:(1)課税により付加を与える物質を削減。(2)環境対策の財源としての税。
  • 欧州→温室効果ガスの排出量削減を実現している。
  • 日本→04年、05年に検討されたが導入に至らず。
  • 一国だけで導入した場合、未導入国へ生産活動が移動。
質疑応答:
  • 環境税がだけが理由で排出量削減したのではないのでは? →税率が高ければ減少率も高いというわけでもないため、その可能性もある。
  • 未導入国へ生産活動がシフトすることに欧州諸国は何か対策しているのか?→税の軽減措置など。
  • 考えられるデメリットの下の部分はなぜか?
  • 松田君自体は導入したほうがいいという立場なのか?→ちょっと考えてみようかと...
  • 研究のゴールは環境税を導入したい!
  • 環境税が1番いいものであるという確信がなければならない。
  • 地球温暖化の条約などと違い、どこに重点を置くのか?
  • 政策選択肢としての環境税であるのだが、それを日本はとっていない。それ以外の方法で日本は取り組んでいる。それはなぜかという視点から見るべき。
  • 環境税を導入すればこうなるというモデルを提示すべき。

【連絡事項】

  • もうすぐゼミ合宿です。
  • 気をつけて楽しんでいきましょう!
  • 当日は9時半文学部の前集合です。
  • 遅れたら各自で行ってもらうことになるので遅刻の無いように。
  • 各自、配付した予定表を確認してください。

(小田・川崎)


2009年6月23日(曇り)
授業
欠席:3年8名!!、4年1名
遅刻:

【連絡事項】

  • 最近、3年生の欠席が多い。心しなさいと先生から注意があった。
  • 早稲田祭2009への出店申請を出したと三角4年幹事長から報告があった。ゼミ生同士が協力し合う関係作りに役立てばと応募したが、大変な倍率。採用されたら、4年生を軸に下級生も協力する体制で臨みたい。

【3年真壁くん】個人研究発表:「自動車産業の未来について」

  • Q.若者の自動車離れが進んでいるのはなぜ?
  • A.日本にいい車がないから?
  • Q.若者の車離れはデータとしてあるの?
  • A.ある。昔と比べて自動車に対する興味がなくなっている。趣味の多様化で大学生では17位。
  • Q.都内か郊外化でデータは違うのでは?
  • A.例えば濱崎さんの地元の大学は駐車場がある。
  • Q.やはり燃費が高い、維持費(車検、駐車場)がかかるのが原因ではないか。
  • A.レンタカーの利用率を調べてみて比較してみては?
  • 課題:自動車の国策論=国有化ということ?(GM)、どういう再建策を考えているのか。各国で比較が必要。
  • 仮説は必ず検証すること。

【4年若林さん】個人研究発表:「郵政改革」

  • 問題点:
    1. 目的到達度の低迷
    2. サービス向上⇔分社化による一部サービスの低下
    3. 民間への資金流入⇔国債購入比率上昇…国への依存    
    4. 多くの不祥事
    5. 収益の悪化・脆弱性
    6. ゆうちょ頼みの収益
    7. 郵便物数の低下による日本郵便の業績低迷
  • 市場主義的なアメリカでも郵便事業は国営化

  • Q.なぜ資金を国債購入に?
  • A.資産運用のノウハウがないため安定資産の国債に。
  • Q.なぜ営業利益の減少したのか?
  • A.民営化への費用、事業分割によるコストの増加。
  • Q.アメリカの郵便会社は金融業は行っていないのか?
  • A.行っていない。
  • Q.文献は
  • A.『週刊ダイモンド』から
  • Q.郵便事業がなくなることによる影響は?
  • A.信書は郵政の独占事業のため影響はある。

(井元)


2009年6月16日(雨)
授業
欠席:3年7名!/4年1名
遅刻:

最初に、合宿について、スケジュール表や持参すべきものの確認と、合宿関係費の徴収作業をおこなった。

【3年秦くん】個人研究発表:「横浜港からみる海運事業」

  • 日本の貿易の99%が海運
  • 問題点:
    • 割高な港湾料金  
    • 手続きの時間  
    • 柔軟な対応が出来ていない
  • 対策:
    • スーパー中枢港湾
質疑応答:
  • 文字多すぎ・もっと分けて!図表などを使うなどの工夫をする
  • 日本の海運事業が衰退した原因は? → コンテナの規格が違い海陸一体輸送が出来ていない
  • コンテナの問題が日本経済においてどのくらいの比重があるのか?
  • 輸送政策について調べるべき
  • 割高な港湾料金は?
  • 手続きの時間は?

【3年浜崎さん】個人研究発表:「企業の社会的責任のありかた」

  • 動機:環境問題に興味があり、電通の講座でCSRを知る。CSRでは環境問題について提案している企業が多い
  • CSRとは利益を社会に還元し、社会に貢献することで経済的価値を社会に提供することである。
  • 実際は義務的取り組み、イメージアップ、たてまえ?
  • 社会起業家→社会問題の解決のために存在、ボランティアではなく、利益追求の傍らのCSRとも違う
  • 活動している起業家:フローレンスなど
  • 今後の展望:企業のCSR←→NPO法人の社会貢献
質疑応答:
  • 実際にCSRしているというのは、CMとかで公表しないと利益にならないのでは?→ 実は、企業活動を続けていく上で必要だし、イメージアップにもなる。
  • 環境問題に興味があったのか? → あった。企業の持つ影響力に着目しそこでの環境問題への取り組みについて調べようと思った。   
  

(新井、松本)


2009年6月9日(曇り)
授業
欠席:3年4名、4年1名
遅刻:

【3年田中さん】個人研究発表:「市町村合併」

  • 平成の大合併:自治体数を1000に
  • 合併の目的:地方分権・少子化対策・財政立て直し
  • 疑問点:デメリットもある。/すべての市町村に対策は当てはまらない。
  • “合併しない政策”を行う市町村:
    1. 福島県矢祭町
    2. 新潟県加茂市
    3. 沖縄県読谷村
  • 一般的意見:
    1. 市町村合併によって地方交付税削減と広域的な町づくり ←市町村レベルで各々が財政削減をすればいい。  
    2. 広域的になる意味があるのか?
  • 具体的財政削減法
    1. 職員・人件費削減(新規採用停止/議会定数削減)
    2. 職員削減に伴う職務兼任・組織変更(7課体制5課に。役員の庁舎の清掃)
    3. 開庁時間(フレックスタイム導入)
  • 市町村合併後、編入された町は個性がなくなり、一層過疎化:
    • 上秋津野地区(和歌山県田辺市)
    • 秋津野塾:行政が仕切るのではなく、住民が自主的・主体的に話し合う意思決定機関

質問・コメント:

  • 合併して財政が回復した市町村はあるのか?
  • 市町村の財政状況に関して、合併前・合併後の具体的な数値が欲しい。
  • 国が合併を推進しているが、合併を拒否することはできるのか?
  • 秋津野塾についてもっと詳しく知りたい。

【3年舒さん】個人研究発表:「自動車産業政策〜トヨタと第一汽車の事例から〜」

  • 第一汽車:中国最大の自動車メーカー。江沢民前国家主席が技術者として働いていたということもあり、政府色が強い。2005年末からトヨタと合弁工場でハイブリッド車「プリウス」の現地生産を始めた。
  • 中国国産車不振の理由と問題点:
    1. 経済的規模を形成していない
    2. 生産力が低い
    3. 開発能力が低い(純国産は2車種のみ)
    4. 品質面における競争力がない(外国の80年代モデル相当のものがほとんど)
    5. 価格が高い。(日本では3か月分の給料で車を購入できるかもしれないが、中国では年収でも車が買えない)
    6. コピー車が市場に氾濫
    7. 環境汚染
  • 2009年5月19日、環境基準適合車への買い替えに中国政府が補助金を出すことが決定。

質問・コメント:

  • この研究において何をゴールにするのか? → 中国車不振を打開するような政策を研究したい。
  • 第一汽車は独自で省エネ車を作っているのか? → 独自では作っていない。優れた環境技術を持つ日本の自動車メーカーが中国に技術提供をすればいい?
  • 中国でも環境税の導入は可能か?

次回は、個人研究発表の続き。
合宿費用の事前徴収を行なうとゼミ幹事長から依頼があった。

(真壁・松田)


2009年6月2日(曇り)
授業
欠席:3年3名、4年4名
遅刻:

【3年岡崎さん】個人研究発表:「子供の貧困」

  • 日本は90年代から「格差社会」といわれている。(OECD調査より)
  • その格差は子供には「学歴社会」での格差という形ででてくる。
  • 裕福な子供は優秀な私立に入りやすい等等

質問・コメント:

  • 私立優位は首都圏のみでは?→ 地方にもある
  • 公・立中高一貫の観点とは?→ つぎまでに調べる
  • 事例として北欧(貧困率低い、福祉国家)がいいのでは?→ 北欧は高福祉、高負担の社会、つまり国のシステムが違う。国のシステムを変えなければならないという抜本的改革も必要なる。単純な比較は困難では。
  • 本当に格差社会?奨学金登録時に違和感あり。
  • 格差社会の差は塾にいけるか?両親との時間がとれなかったに表れるのでは?
  • 杉並区の事例(公立中学に塾の講師を夜間に受け入れ)も視野にいれてみてはどうか

【3年只縄さん】個人研究発表:「歴史的景観の保護:香取市佐原地区の事例から」

  • 歴史的景観の保護策の経緯:
  • 明治時代以降、西洋建築物が建てられ町並みが変化
  • 昔は、道路、下水道などの整備が中心
  • 建物含む景観保護の流れは最近、また建物の中は問われない
  • ケーススタディは千葉県香取市佐原区

質問・コメント:

  • 佐原区の取り組みの一体どこに問題?
  • 対象エリアが狭い。(市を活性化させる要因になっていない)市内全域に広げたい。
  • 観光客が来れば、地元民等は自らの価値を再認識することができる。
  • 取り組みに内在する問題点を認識しなければ、次の発表につながりにくい。

(秦・濱崎)


2009年5月26日(晴れ)
授業
欠席:?名
遅刻:

【3年糸永くん】個人研究発表:「農業の株式会社化」

  • 株式会社化は分業化で能率UPなどのメリットがある。
  • 農地法改正で株式会社化はすでに可能に。
  • 現在の農業生産法人
  • 株式会社には株式譲渡の制限があり、株式会社による参入が少ない。
  • 既存団体が協力的でない、資金の問題や、分散的な日本の農地、零細農家の没落に繋がる危険などの壁がある。

質問・コメント:

  • 海外は?→分からない
  • 政策課題と農業の株式会社化の繋がりをはっきりさせること。農業の株式会社化がどのように政策課題の解決に役立つのか。例えば、現在、休耕田の選択性案が課題となっている。広くわが国の農業分野の政策課題において、株式化がどういう役割や意味を持つのか。
  • 農業の株式会社化はうまく進まないのでは。
  • 海外に輸出する会社を作ったほうが良いのでは。

【3年井元くん】個人研究発表:「日本の空港行政を考える」

  • 動機:日本の空港はうまく連携が取れていないため。
  • 現状と問題点:
    1. 発着枠が少ない  
    2. 都心からの空港アクセスが良くない。  
    3. 乗り継ぎが不便  
    4. 反対運動  
    5. 空域問題;新しい空港は作れない
  • 欧米はそれぞれの空港が役割分担
  • アジアはひとつの巨大空港か二つの空港を併用
  • 日本はどちらがいいか?

質問・コメント:

  • 連携が取れてない例:羽田で国際線を飛ばしたいが飛ばせない。
  • うまく使い分けがなっていない。
  • 具体的な政策提言の問題になりうるか。

(白石・芳賀)


2009年5月19日(曇)
授業
欠席:3年1名、4年4名
遅刻:

【3年小田くん】個人研究発表:「物流」

  • 物流を構成する活動
  • 輸送活動
  • 輸送方式
  • 輸送を取り巻く環境→エコロジー思考→コスト削減
  • ☆今後について→災害時の物流について→物流の問題点

質問・コメント:

  • 二年生のためにも、発表の前に自分の動機、章立てを一言いうべきだ。
  • 動機は?→父が行う物流業で消費者の今の求める物流とはなんだろうか研究したくなったから。
  • 佐川急便のエコカーとは?→二酸化炭素の排出量を全体で88パーセントに。
  • 未来の輸送は鉄道が向いているようにも思うが、最終消費場所には自動車が必要。 電気自動車などが一番活躍するのでは?→ 電気自動車を開発するのにもコストが必要である。
  • 物流のどの部分?企業と企業?企業と民間?民間と民間?→ まだ考えきれていない。どんな形でか、コストの削減、環境に良い方法などを分野がたくだんあって、絞り込めない。
  • 事例とか調べてみては? 
  • ネットなどで物流の安全性、スピード性を調べてみては?

【3年新井くん】個人研究発表:「医療介護問題」

  • 研究動機:社会問題とメディアの関係性をテーマがおおきすぎるので、社会問題に絞込み自分の体験から医療介護問題に目をむけた。
  • 人手不足:介護分野の離職率増→ 対策として職員の給与の3パーセントアップ→問題点あり
  • 潜在介護福祉士(資格を持ちながらも働けていない人)→ 条件があえば働きたい44パーセント
  • TOKYOチャレンジ介護
  • 資格なき医療行為:介護の現場では看護職員の手が足りないため違法を承知で介護職が一部の医療行為を行っている。適格な安全対策がとられていない。

質問・コメント:

  • TOKYOチャレンジ介護はどれくらいの成果が?→ 利用者状況はまだ出ていない。
  • 医療介護と介護は同じ?→ 訪問介護もすべて同じ概念で捉えている。

【懇親会@いねや 幹事は3年濱崎幹事長】

(田中・西内)


2009年5月12日(曇)
授業
欠席:3年5名、4年2名
遅刻:2名

【連絡事項】

  • 全体コンパは来週の5月19日に「いねや」で行う。
  • ゼミ合宿は7月4日、5日となる。軽井沢セミナーハウス。
  • RefWorksを利用し、参考文献を読むこと。
  • 今日ゼミ終わった後、研究室でのOB会幹事会に幹事長の三角君、濱崎が出席した。

【配布資料】

  • 「悩みのるつぼ」→(ぎりぎりでも良いので自分で醗酵させよう)

【3年芳賀さん】個人研究発表:「臓器移植法改正をめぐって」

  • 問題点の確認
  • 法改正をめぐる動き(聡太郎ちゃんの例など)
  • 現行法と改正案の比較
  • 新たな議論
  • 今日のニュース
  • 脳死の定義

質問・コメント:

  • 施行当時は3年をめどとする見直しが必要とされていたが、どうして10年見直しされないのか。 →当時は移植法を通すために建前が必要だった。
  • いい話ではなく、お金の絡みはないのか? →臓器の売買は禁止されている。
  • 芳賀さんの理想の法律は? →アメリカみたいになればいい?
  • 今日本で臓器移植の管理は誰がしている? 臓器職のビジネスをしたい人の声も聞いたら? →次回に持ち越し
  • 米国内で外国人を受け入れることへの反発は? →公式な批判はない。外国人は5%までと、決まっている。
  • アメリカで治療を受けると、アメリカのルールに従うか?
  • 優先提供のメリットは?
  • A案がなぜ「一律に人の死」にこだわるのか?
  • 改正案の一貫性は?妥協の余地はあるのか?
  • 自分の提案も入れたほうがいい。
  • きっかけの事情はどのぐらいあったかを調べた方がいい。
  • パーセントだけじゃなくて、件数を統計する必要がある。

(濱崎・舒)


2009年4月28日(晴れ)
授業
欠席:4名
遅刻:

無断欠席をしないようにして下さい!。

【図書館員出前講座@14号館601】画像の講師は、図書館員渡邊さん

  • 情報リテラシー講習(?)を受け、さまざまな学術情報検索方法やRef Worksの使い方を学びました。
  • 休んだ人は誰かに聞いておくようにしてください。
  • ゼミ合宿の日程 7月4日、5日の一泊二日になりそうです。予定を空けておきましょう!!
  • 合宿係:
    1. 総司令官:濱崎  
    2. レク係:小田、松田、松本  
    3. 買出し兼コンパ長:白石  
    4. バス手配:田中
  • 合宿の内容は3年メインで考えるけど、全体にも意見を聞きます!
  • ゼミコンパ 5月19日に決定!いねやです!みなさん予定を空けて参加してください!

(小田、川崎)


2009年4月21日(雨)
第3回授業
欠席:3年4名、4年4名
遅刻:

【RefWorksのアカウント作成】

  • 次週、RefWorksの使い方の講習をやるので
  • 欠席者も必ずRefWorksに登録すること
  • 2年生に教えてもらいながら、作業を実施した
  • 登録の仕方:早稲田のホームページ→学術情報検索システム→レフワークス→ログイン→個人アカウント作成→登録→メールで登録確認

【連絡事項】

  • 発表者の資料はコースナビからダウンロードできるので、欠席者はそこから確認すること
  • ゼミ合宿は6月19〜21日に鴨川セミナーハウスの予定
  • 5月12日にOB会幹事会の予定
  • 新歓飲みもGW明けにやりたいですね、とのこと。

次に、個人研究の発表を行なった。
【3年白石君:「割り箸の産地と森林」】

  • スライドだけでなく配布資料にも名前と日付を入れること
  • 「クリックしてノート」の欄にメモ
  • 情報の出所を明記
  • 塗り箸と割り箸の比較
  • 木材だけでなく竹で箸を作ることを推奨するべきでは?
  • 日本での割り箸生産はごくわずか→中国の割り箸は安いため輸入するほうがよい
  • 需給関係の整理
  • 割り箸反対派の中には、ごみの増加だけでなく余りの木材の利用として、割り箸ではなく別の資源への利用として使うべきだと考える人もいるのでは?

【3年川崎君「食の安全性について」】

  • 消費者庁の設立とその目的
  • 所掌事務は、・・・
  • 発表途中に時間切れのため質問できず
  • 先生から、法律案の中身より、まず、消費者庁設置に至る政策過程の分析が先ではとのコメント
  • 出典、参考文献を必ず明記すること

次回は18:15に609の隣の部屋です。

(岡崎・井元)


2009年4月14日(晴れ)
第2回授業
欠席:3年3名/4年4名
遅刻:

  【幹事決め】
3年:濱崎さん 4年:三角君

【自己紹介】
前回授業に欠席した人が、自己紹介を行った。

【教室決め】
今の場所に全員入らないため授業場所の変更がある可能性がある。
全員入れる広い場所にするか、アットホームな雰囲気の狭い教室にするか。
候補の教室を全員で見学して、結論として今まで通りの609教室に決定。

【年間スケジュール】
年間スケジュールを決める。

  • 5月12日 9月にOB会創立5周年行事の開催予定。それに向けての稲門会幹事会には、三角君と濱崎さんの幹事長が参加する。
  • 合宿を6月と11月の年2回にするので、都合の悪い日をピックアップしておく。
  • 早稲田祭や体育祭に参加する可能性あり。
  • 9月の中旬か10月の上旬にOB会がある。

【来週からの発表について】

  1. 川崎・白石
  2. 芳賀・小田
  3. 新井・糸永
  4. 井元・岡崎
  5. 舒 ・只縄
  6. 田中・西内
  7. 秦 ・浜崎
  8. 真壁・松田
  9. 松林・松本
という順番に決定。
上記の二人に内定をもらった4年生一人が加わって毎週発表を行う。

【日記当番】は二人でするが、メーリスに流す前に二人で談合してひとつにして提出のこと。合作して修正する先生の手間を省くためと、当番の二人が調整作業をすることの意義から。

(糸永・新井)


2009年4月7日(晴れ)
第1回授業
欠席:2年 名、3年 名、4年 名
遅刻:

第1回目のゼミは、就職活動のためか4年生が欠席であったが、2年生が大人数のためゼミ室は予想通りほぼ満席だった。
まず、3年から自身のHPを表示して自己紹介を行い、引き続き2年生が自己紹介を行った。
2年生は人数が多いけれど、まずは名前を覚えて仲良くしていきたいと思います!
最後に、先生から、3年生の幹事役を相談して決めること、およびゼミロッカーの使用法の説明があった。

次回は、。

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