Diary 2012

2012年度卒業生(14号館前広場20130325)
Always, now under Construction.
2012年12月18日(晴れ)
第12回授業
欠席者:
遅刻者:
前回に続き、4年生の発表の予定だったが、遠慮深いのか、牽制し合っているのか、調整が付かず、急遽、4年生による就職活動体験話を聞く内容としたい、と3年幹事長からメールが配信された。おやおや、とゼミに臨んだが・・・。
5年の吉田君、4年の野々村君、小山君、岡野君、小島君、が、それぞれの経験と反省と後輩諸君への助言をパワポを使い語ってくれた。
普段の卒論の発表とは数段も違う内容と聴衆を惹きつけるプレゼンぶりが、サプライズであった。
就職活動を理由とする欠席の多さを嘆き、単位認定の厳格化を求める同僚もいるが、彼らは教室や本だけでは得られない貴重な経験を学生諸君が得て、ゼミでの研究にも大いに役に立っていることを、否、この試練を経てどれほど大きく成長するのかを、知らないのではないか、と強く思えるほどであった。
幹事長のメールでの呼びかけに、顔を出してくれた先輩や、就職活動先から駆け付けた3年生は、またとない貴重な情報を得たことだろう。それと気付かぬ2年生は、幸せ者なのか(サボった2年生はきっと後悔することさえないだろう)。
プレゼンしてくれた先輩諸君、ありがとう!
(担任)
2012年12月11日(晴れ)
第11回授業
欠席者:
遅刻者:
(4年小山)
2012年12月4日(曇り)
第10回授業
欠席者:
遅刻者:
三橋ゼミ長から、合宿の残金等について報告と年度末のゼミ運営(卒論発表会と納会)について確認があった。先生から、次週から、ゼミ教室の鍵の運用が変わるとの話があった。出欠確認ののち、4年生による個人研究発表を行った。
【4年井澤】「これからの二輪業界〜政府による規制とそれに対応した生産〜」
<章立て>
- 国内における排ガス・騒音規制値
- 逆輸入および逆輸入規制について
- 欧州における排ガス・騒音規制値
- R41-04
- 排ガス低減及びOBD装備義務
<ディスカッションテーマ> 「日本国内における現行、また、R41-04以降の更なる排ガス・騒音規制は必要か」
- 4グループのうち規制が必要と答えたのが2グループ、規制の必要はない答えたのが2グループであった。
- 必要と答えたグループからは、規制値をクリアする事で技術革新が生まれるのではないか、また、国際基準を設けるべき、騒音規制において地域ごとの規制を設けるべきといった意見があった。
- 必要でないと答えたグループからは、規制より不正改造への取り締まりの強化をすべき、また、こちらからも騒音において地域差があるようなので地域ごとの規制は設けるべきという意見があった。
ゼミ生、先生からのアドバイス:
- 〜という現状があるからーという政策提言が必要、といったような視点、方向性を持って研究を進めた方が研究がはかどる。
- 何故規制が課されるのかといった背景をアクターも含めて明らかにすべきである。
- 二輪車がどこでどのくらい生産され、どれくらい輸出入されているのか、収入や雇用はどうか、といった具体的なデータを背景にして、今回の規制政策について説得力のある叙述と、政策提言を盛り込むべきだ。
【4年岡野】「BOPビジネス〜貧困問題解決への1つのアプローチ〜」
目次
- 自己紹介
- BOPビジネスとは
- 貧困とは
- ディスカッションテーマ
- BOPビジネスとは
- 研究動機
- BOPとは
- BOPビジネスとは
- BOPビジネスの事例:ユニリーバのプロジェクトシャクティ@インド
- 貧困とは
- 物理的貧困
- ベーシック・ヒューマン・ニーズ
- アマルティア・センの潜在能力
- センの考える開発
- ディスカッションテーマ
ディスカッションに関しては、各グループから様々な意見が出た。
- 人と人とのつながりを感じられる状態
- 精神的な満足を感じていれば幸せな状態
- 生きていくことに不自由がない状態
- 先生からは、「明日に希望が持てること」
最後に、先生から今後の課題として、バングラディッシュでヤクルトが活動を開始したと報道があったが、そうした事例や、ムハマド・ユヌスが合弁会社を設立する条件として利益を国外に持ち出さないとしたことの意義や影響も調べ、BOPビジネスのあり方、BOPビジネスを促進するために、国連、国、民間企業、NGOは何をすべきか、など提言に向けて考察するようコメントをいただいた。
(4年井澤、岡野)
2012年11月27日(晴れ)
第9回授業
欠席者:
遅刻者:
本日の授業では、今後のゼミの運営方式に関して話し合いを行った。
今後は、以下のような運営を行う。
- 発表者は、通常の発表の後、研究の助けとなりうるグループディスカッション用テーマを設定する(しない場合があってもOK)。
- 次に、学年混交の6〜7人のグループを作り、グループ内で意見を出し合う。
- 最後に、各グループの代表者が、テーマを設定した場合はそのテーマについて、また、発表が事実と符合し論理的であったかなどについてグループの意見を発表する。さらに、発表者が話し足りなさそうにしているところは突っ込んで質問する。
この方式を取る理由:
- 以前の方式では、発表後に発言する人が決まってしまっており、授業内で学年の枠を越えたコミュニケーションを取る場が確保できなかった。
- 先輩方にご協力いただき、ゼミ合宿で上記の方式を試したところ、活発な意見交換ができ、今後も新方式を継続していきたいという意見が多く聞かれたため。
また、先生から、以下の内容のお話をいただいた。
「いい質問」をしようと気を張る必要はない。そのせいで自分の考えに自信を持てず、何も反応しないのは、発表者に対し失礼にあたる。まず、発表者に対して「すばらしい発表をありがとうございました。」「大変、いい発表でした。」と敬意を示そう。続けて、「ただ、こういう点はどうなんでしょうか。/この点をもっと話してもらえませんか。」と。
発表者の研究分野に関して知識が十分にないとしても、声の大きさ、語尾のメリハリ、目線、資料の形式や誤字、なら誰でも発言して、コミュニケーションの「きっかけ」を提供できる。勿論、その発表が事実と合致し論理的であったか、また発表者がまだ話し足りないと感じていそうな部分はないか、聴く側が判断して発言しよう。発表者は、自分の頭では明確だけど、聴衆に理解してもらえない、ということが多い。届いているのか、自信が持てないもの。聴衆のコメントで、理解度と不足がわかり、補充作業や次の課題に気付くことができる(昔のゼミで「回覧板」を利用した思い出話)。
言葉のキャッチボールができることは、社会に出てからとても大事なこと。
(3年笠岡)
2012年11月24日-25日(快晴)
鴨川セミナーハウス合宿
欠席者:
遅刻者:
前日の天候とうって変わった快晴に恵まれた合宿であった。場所は、6月合宿で評判が良かったのか、同じ鴨川セミナーハウス。就職活動を終え、期待された4年生の参加は残念なことに数名であったが、5年生の吉田君と一緒に数以上の盛り上がりを見せた。
今回、特筆すべきサプライズがあった。
大変仲の良い3年生諸君が、合宿の運営方法について相談し、アイデアを出し、分担して実行したのだ。事前に何も知らされていなかったこともあり、嬉しい驚きだった。
以下は、3年生を代表して書いてくれた日記である。(担任)
【合宿運営のアイデア】
まず2年生との仲を深めることと、発表の後の意見を出しやすくすること、ゼミ内のコミュニケーションを増やすことを目的として今後ゼミで何かしたかった。
合宿が良い機会だと思ったので3年生に共有し、賛成が得られたので皆で意見を出し合った。
その結果、
- ゼミの発表形式
- 飲み会
- レク
を担当制にして、上の目的に沿うように各グループで案を出しあうようにした。
以下は、1.発表形式の班のまとめ:
発表形式の班リーダーは、梓、丸橋、山地、遠藤。
以前の発表形式だと
- なかなか意見が出ない
- 意見を言う人がいつも同じ
- ゼミに来ても他のゼミ生とコミュニケーションを取る機会が少ない
などの問題点があったので、それらに対して
- 発表の後は数人でディスカッションをする
- そのために発表者は自分の今後の研究の参考になるようなディスカッションのテーマを1つ設定する
- グループは学年を混ぜて構成する
- 上級生は積極的に意見を出して、下級生の意見も引き出す
というやり方で、合宿の4時間やってみることにした。
結果として、
- 普段の発表よりたくさんの意見が出ていたこと、
- 皆が真剣に発表を聞いていたこと、
- 2年生からもたくさんの意見が引き出せたこと、
- 上級生のグループディスカッションの進め方を学べたことなど、得られたことが大きかったと思う。
- 他の学年の意見も聞いてみたいので、明日のゼミでこの発表形式の反省などを行う予定。
(3年遠藤)
【レク班】
3.レク班は、黒岩、鈴木、鶴岡、笠岡の4名。
レク班では、「ゼミ生間のコミュニケーションの円滑化」を目的に、レクレーションを企画した。
この目的を達成するため、
- 競技はサッカーとドッジボールといういずれも大人数で参加できるものとした。
- チームは、学年・男女のバランスを考慮の上決定した。
- 前回までの合宿でもレクは行われたが、当日に競技やチーム、対戦形式が決められ、タイムスケジュールも無く、計画的ではなかった。
- 今回は前もってレクを企画し、優勝チームに景品を贈答するなど、チームで団結し、コミュニケーションが取りやすくなるよう工夫を施した。
個人的な反省点としては、以下の2つが挙げられる。
- 前段階での、レクのタイムスケジュールに関するアナウンスが無かったため、集合時刻を守るという意識が軽薄になってしまっていた。
- 雨天の場合のレクの内容が曖昧になってしまっていた。
改善策としては、以下の2点を挙げる。
- 事前にタイムスケジュールを全体で共有し、集合時刻を守る意識づけを図る。
- 雨天の場合のレクまで事前に考えられるよう、時間に余裕を持って計画を立てる。
(3年笠岡)
【合宿スナップ写真】
(3年遠藤、、笠岡)
2012年11月20日(晴れ、厳しい寒気)
第8回授業
欠席者:
遅刻者:
日記の確認のあと、週末の千葉県鴨川市にある本学セミナーハウスでの合宿の最終の確認が三橋幹事長からあった(発表後に、3年生が教室に残って打合せを実施)。
【3年黒岩】「PISA調査から教育問題について考える」
章立て
- 研究動機と目標
- 前回までの内容
- 学校支援地域本部事業
- NPO法人キーパーソン21の取り組み
- 今後の研究展開
- 参考文献
ご指摘:
- 中央教育審議会、文科省の方針はいつから、また、どのような議論を経て「ゆとり」→「PISA」重視になったのか。
- 「成功」事例とは、何をもって言うのか。
- PISA調査と今回の発表にある諸事例のとの関係性は。
- テーマは、「〜から教育政策を考える」とした方が良い。
- 学校支援地域本部は、現行の教育委員会やPTAと、権限・責任や予算で、どういう関係になるのか。
- PISA調査から引き出された教育の課題として、国際的な理解があったが、今回の報告の中心である学校支援地域本部などの仕組みは、例えば、自動車工場地帯など異文化の子供の教育において、群馬県教育委員会の事例はどういう貢献なり役割を持たされ、その活動の予算はどうなっているのか。
- 安倍自民党は、特徴ある教育論を提言している。こういう政治、あるいは経済界による政策形成へのインプット、影響をどう押さえているのか。
- 現在あるいは今後の社会の関心事として注目すべき学校での「いじめ」問題については、どのように論文で位置づけるのか。
【3年佐藤】「地域衰退を克服するために」
章立て
- 研究動機
- 前回の研究内容
- 戦後〜現在の政府の施策(地域開発、過疎、集落)
- 行政、民間の連携事例
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対するコメント、アドバイス:
- 政府の政策は、どの省庁もその分野の専門家を御用聞き、ご指南役として派遣しましょう、というどれも画一的なものなのか。
- 結局、規制緩和をし、予算や権限の地方移譲などをし、分権化していくことが地域再生の方向性だと思われるが、どのように具体化していくのか。
- 衆院選を控えているが、今後与党になる政党のアイデア、選挙公約にもよるのでは。
- 地域(民間、自治体)の事例研究を、もっと行うこと。地域レベルでの地域活性化がUターンや人材流出防止にもつながる。
(黒岩、佐藤)
2012年11月13日(晴れ)
第7回授業
欠席者:
遅刻者:
【3年笠岡】「児童虐待を防ぐために」
章立て
- これまでの研究
- 児童相談経路について
- オレンジリボン運動について
- NPO法人CAPセンター・JAPANについて
- 市民団体STOP!ABUSEについて
- NPO法人日本マザーズ協会について
- NPO法人ファザーリングジャパンについて
- 考察
- 今後の研究
- 参考文献
発表に対して以下のような質問、アドバイスがあった。
- 児童虐待について問題意識を持って活動している団体を統括している組織はあるのか→あれば人的・物的資源を共有できる
- 海外の状況や政策の比較についても調べてみてはどうか(例:イギリス…児童虐待事件が多く社会問題に。加えて、移民社会で、家庭では英語を話さない、あるいは若年の母子家庭や貧困家庭で朝食抜きで登校するなどなども虐待やネグレクトの原因に。子どもが生まれたらその家庭で子どもが育てられるのか行政が調査するなど)
- 児童虐待の原因がどこにあるのか探ってみては?→「貧困」であれば、その貧困の原因を洗い出してみる。例:貧困を生む雇用の制度に問題がある
- 児童虐待の起こる原因別にNPO等の団体があれば解決しやすくなる? 例:病児保育問題を解決するならフローレンス
- 予算はどのようにつけられているのか(文科省→CAPセンター・JAPAN)
【3年川畑】「地方自治体における市民参加」
▼発表
章立て
- 前回までの内容の説明
- 三鷹市の取り組み
- まちづくりディスカッション
- ドイツの事例:プラーヌンクスツェレ
- 三鷹・武蔵野の財政面
- 参考文献
▼フィードバック
- 市民参加には、民意を掬い上げるだけではなく、問題や課題の周知という役割もある。
- 自治体と市民に加え、その二者を繋ぐ媒介項としての中間組織も重要である。 cf.)アソシエーショナリズム(協会、団体)
- 事例での意見聴収の仕組みは、それが機能し民意が反映されているかをきちんと調べ、フォローするべき。
- 市民参加が活発な自治体については、その地域性や歴史的な背景を考える必要がある。文京地域とか、住民の職業、学歴、収入分布など。
- 財政事情を考える場合、事業所数など収入だけでなく、夕張市のハコモノ行政のような支出面にも目を向けること。
次回の発表は、黒岩さんと佐藤くんです。
(笠岡、川畑)
2012年11月6日(雨)
第6回授業
欠席者:
遅刻者:
前回の日記を確認し、11月合宿費用の徴収を行った。
【3年遠藤】「障碍者雇用の拡大のために」
章立て
- これまでの研究
- スターバックスの雇用理念(前回の発表の付け足し)
- 各国の障碍者雇用政策比較
- そこから見える日本の雇用政策課題
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対して、以下のような質問、アドバイスが上がった。
- タイトルの「企業の社会的責任」をサブタイトルとし、サブタイトルの「障碍者雇用の拡大のために」をメインタイトルにしたほうがはっきりする。
- 障碍者を多く採用しているチョークをつっくている大山さんについて調べてみてはどうか。
- 障碍者を保護の対象とみなしている日本型の政策はほんとにマイナスなのか。どうしてそのような政策になったのか、原因とバックグラウンドは?
- アメリカの雇用機会均等型にする場合の困難は?
- それぞれの国の政策のバックグラウンド(たとえばアメリカは多民族国家だからそのなかで差別禁止法が生まれたのは自然)から、政策を考察する。
- ユニクロやスターバックスの”戦略”の部分について詳しく調べたほうがよい。イメージのよい企業としての広告になるだけじゃないもの。
【3年武藤】「自転車走行環境」
反省
- オランダの事例が参考になるならば、もっと深く掘り下げる
- こうなればいいなあ、お自分の意見のみでなく、客観的な課題の定位や分析をした発表をする
- 自転車事故の多発は社会問題となっている。それに対して、行政も専用、あるいは優先路側帯設置や、学校での講習、免許制度など検討や対策を開始しだした。ただ、それが本当に最優先で解決すべきテーマであり、どのようにアプローチするのか、ということをきちんと整理することから始めるべき
- もっと資料をさがす
- 結論ありきで、分析や掘下げが必要ではない類の発表ではだめ
次回の発表は笠岡さんと川畑さんです。
(3年遠藤、武藤)
2012年10月30日( )
第5回授業
欠席者:
遅刻者:
ゼミ日記の確認につづき、三橋幹事長から、ゼミ合宿のバス代を含め支払い予定があるので次回のゼミで合宿費を12,500円徴収したい、との連絡があった。
【3年梓】「非正規雇用問題-その歴史と今後の動向-」
章立て
- 研究動機
- 非正規雇用の経緯と要因
- 非正規雇用の問題点
- 非正規雇用のなかでどの層をターゲットにするのか
- 今までの政策とその効果
発表に対して、以下のコメントを頂きました。
- もっと年金や医療保険への影響など、社会保障的な観点から研究をし、一人でも多くの人々に公平な保障を行き届かせるためにはどうしたらいいか、といった方向で政策提言をしたらどうか。
- 外国の非正規雇用対策についても調べ、日本にも適応できる政策を行なっていないかを検討してはどうか。
【3年山地】「地産地消とまちづくり〜故郷に誇りを持つ〜」
章立て
- 研究動機
- 問題意識
- まちづくりとは
- 政府の取り組み
- 今後の展望
- 参考文献
発表後、以下のコメントをいただいた。
- 文科省は、地産地消に対してなにも行っていないのか。「食育」というのがあるが。
- ケーススタディを行い、地産地消が盛んなわけ、障害となる仕組みなどを調べる。
- 地産地消はあくまで切り口で、そこから広げる。 →日本の農政、流通、TPPなど、、、
- 政策提言のゴールを目指して、様々な課題や取り組みを体系化していくこと。
(3年梓、山地)
2012年10月23日(曇り時々雨)
第4回授業
欠席者:
遅刻者:
最初に、前回のゼミ日記を確認し、次に、三橋幹事長から、11月ゼミ合宿について説明があった。
- ゼミ合宿のバス予約が完了した。
- ゼミ合宿の参加者募集を近日中に行う。
続いて、3年生から三橋が発表を行った。併せて、前々回の授業を欠席したため行えなかった自己紹介も冒頭に行った。
【3年三橋】「日本の安全保障政策〜海洋安全保障と資源安全保障の観点から〜」
章立て
- テーマ変更の理由について
- 国際情勢の変化
- 3.11以降の日本のエネルギー戦略
- 中国の海洋進出と軍拡
- 今後の研究方針
- 参考文献
発表に対して、以下のコメントを頂いた。
- 北方領土問題からテーマを変えた理由が弱い⇒北方領土問題と絡めて考えなるならなぜ南方に?ロシアのパイプライン建設についての検討は?
- 資源安全保障におけるリスク分散は30年以上前に発表された堺屋太一の「油断」のころから言われているのに変化があまりない⇒いま改めて研究する意義は?新鮮味に欠けるのでは?
- 外交・安全保障関連の文献は入手可能なものが少ないのでは?⇒研究を展開できるのか?そもそも一大学生が研究する内容なのか?
- 軍事一辺倒の印象を受けるが、政治、経済、文化などの視点も必要ではないか?
⇒コンストラクティヴィスムと安全保障共同体からのアプローチは面白いのではないか?
(3年三橋)
2012年10月16日(晴れ)
第3回授業
欠席者:
遅刻者:
【3年鶴岡】「買い物弱者問題」
章立て
- 研究動機
- 「買い物弱者」とは
- 「買い物弱者」の現状と背景
- 今後の展望
- 参考文献
発表に対して、以下のコメントを頂いた。
- 生協 パルシステムといった宅配サービスで接していく方法がある。
- ITを使えば解決するのではないか。
- 東北被災地の高校生の教育問題について研究してきたのに、なぜ、テーマを変更するのか。変更するにしても、なぜ「行き詰った」のか、テーマを選んだ理由や考え方について、しっかりと反省しないといけない。行き当たりばったりになる。
- 「買い物弱者」それだけの問題になってしまい、政策課題として深まらないのではないか。丁度、2年ゼミでは商店街の衰退を課題例としているが、独居老人などへの宅配や御用聞きで取り組んでいるケースもある。自分の研究テーマについて、もう一度考え抜いて欲しい。
【3年丸橋】「東アジア経済圏〜地域経済圏の発展〜」
章立て
- 前回の指摘
- 北東アジア経済圏とは
- 重層的な協力関係
- 政府〜インフラ整備〜
- 民間〜北陸企業〜
- 今後の研究展開
発表に対して、以下のコメントを頂いた。
- 企業が北東アジアに進出する上で障害となっているものを挙げ、それを取り除き、促進するために自治体や政府が行うべきこと(重層的関係)を研究していく。先行研究を、この視点から整理し吸収する。
- EUなど地域統合を達成している地域経済圏の経緯から、北東アジア経済圏の問題点を指摘する。EUは、2度の世界大戦を経て、まず、EC域内の石炭などエネルギー協定から始めた。
- 将来的に地域経済圏を発展させていくための基盤として、今何が必要なのかを考えて、る。地域や文化交流など含めて。
(3年鶴岡、丸橋)
2012年10月9日(晴れ)
第2回授業
欠席者:
3年生から、2年生への自己紹介をさせて欲しいとの提案があり、予定を変えて3年生諸君による自己紹介をパワポで実施した。
丁度、2年ゼミでは自己紹介のパワポを作成する講習を開始したばかりでもあり、また、3年生の言う通り、11月中旬のゼミ合宿を前にお互いを知る必要も尤もなので、2年生のお手本となるプレゼンを期待した。
3年生全員を回すために、スライド数を制限したこともあり、もう少し聞きたい、膨らませたい点もあったが、さすが3年生のプレゼンで、やって良かった。
(担任)
2012年10月2日(曇りのち晴れ、夕方から曇り一時雨)
秋学期第1回授業
欠席者:3名及び1名教職実習
遅刻者:4年生4名、5年生1名
漸く長い、そして異常気象の夏休みが終わり、新2年生ゼミ生12名と、就職活動で延長生となっていた2名が内定を得て復帰し、久しぶりに賑やかになった。
出欠を確認し、三橋幹事長から11月合宿予定の案内があり、次回からのゼミ論発表順を決めることにして、全員で新宿区立「漱石公園」に出かけた。
3年生の1名を除き、訪れた経験がないとのこと。地下鉄早稲田駅近くの夏目坂の誕生の地を横目に、漱石が最晩年を過ごし有名な作品を書いた終焉の地を目指した。思いのほか距離があり、そこここに早稲田大学関連の施設が点在しているのに気付く。
やっと到着したが、今月から5時閉門となり、惜しくも門前の漱石像で記念写真を撮る。門越しに、有名な猫塚と味気ない住まいの「書割」、資料館を説明するが、学生諸君の関心は低い。区民の住宅同様、いまの生活が第一なんでしょうかねえ。よき物はただ消え去るのみ。嗚呼!まあ、新宿区同様、いつか大事なものをハタと思い出すでしょう。

(担任)
2012年7月17日(梅雨明けを思わせる猛暑)
第14回授業
7月末日をゼミ論文提出締切日と設定し、ゼミ論文仕上げ作業日として今回および次回最終回を充てることにした。
(担任)
2012年7月10日(梅雨の合間の快晴)
第13回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
前回の日記を確認後、三橋幹事長から、鴨川SH合宿の会計報告があった(ナビに掲載)。残金は、次回の合宿費用とし、幹事長に預けることにした。
【3年佐藤】テーマ「地域衰退を克服するために」
章立て
- 前回のおさらい
- 参考文献からの発表
- 地域、自治体の取り組み
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対してのコメント、アドバイス:
- 過疎地域、限界集落等に対する戦後から現在に至る政府の施策をおさえる。これまでの過程を把握しバックボーンとすることで、研究の焦点を絞り今後の方向性を考える。
- ただ事例分析をするだけではなく、若者、自治体、企業の視点など多面的に見ていくのはどうか。そのほうが問題の焦点を絞りやすくなるのでは。
【3年杉本】テーマ「孤立死について」
章立て
- 前回の研究
- 孤独死と孤立死の違い
- 孤独死をどう見るか?
- 政府の生活安心創造事業とは?
- 埼玉県行田市の活動
- 今後の研究展開
発表に対して、以下のコメントがあった。
- なぜ58の地域福祉推進市長村は生活安心創造事業に取り組んでいるのか。行田市は手を挙げた理由や経緯、あるいは58の市町村全体に共通するような特徴があるのか。
- たとえば、都市構造から地域コミュニティーの希薄化の原因や特徴を調べる。
- 地域コミュニティーの活性化例として、商店街、シャッター街の新たな独自活動を取りあげる。
- 今回の研究は行政の活動であったので、民間やNPO法人の活動も調べたほうが良い。行政、企業、NPOの3セクターの協働を考える。
最後に、先生より、前期の成績評価について、発表した内容を各自のホームページに更新することを前提にするとの話があった。
(3年佐藤、杉本)
2012年7月3日(雨)
第12回授業
思いがけない合宿の充実ぶりと日焼けのため、通常の個人研究発表の代わりに大学付近のエスカーションを企画して下見もしたが、本格的な雨降りとなり、ゼミ室にて合宿の活動写真のスライドショーを見た。次回から、通常授業。
(担任)
2012年6月30日-7月1日(快晴〜曇り、雨)
ゼミ合宿@安房鴨川

【3年笠岡】「児童虐待問題を解決するために」
章立て
- 児童虐待防止ネットワークについて
- 埼玉県の取り組み
- 今後の研究
- 参考文献
発表に対して頂いたコメント:
- 1と2の結びつきが見られない。双方の関連を調べるべき。
- 今回は厚生労働省のモデルについてしか触れられていないので、文部科学省のモデルが存在するのかどうか調べるべき。
- 「防止」に児童虐待が発生する要因をなくすことも含めて研究を進めるなら、それを目的として活動している団体についても調べるべき。
(笠岡)

【3年黒岩】「望まれる教育を地域の取り組みから考案する」
章立て
- 前回の発表より
- 中央教育審議会による報告
- 「学びのすすめ」
- 「読解力向上プログラム」
- 学習指導要領の改訂
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対して頂いたコメント:
- PISA=文科省なのか、それならばなぜPISAの結果に対して政府の政策では効果がでないのか。
- 自分が政府の政策に対してどのような意見を持っているのか、きちんと評価をするべき。
- 内容に沿うようにテーマ、ケース名を変えること。
- 注目すべき民間の教育実践や取り組みについて調べてみる。
(黒岩)
川畑さん
海老原さん
【4年海老原】「児童虐待防止政策について」
- 前回でた研究課題:法改正の流れ、法体系をしっかり把握する。防止に向けた取り組みを調べる
- 虐待防止関連の法改正の流れ(民法、児童福祉法等)
- 虐待の防止に向けた自治体の取り組み:埼玉県、長野県、練馬区等の取り組み
- 今後の研究課題
(海老原)
小山くん
小野さん
さあ、出発
4年生後部座席を囲んで
3年生女子
3年生男子
海ほたる
4年男子の海ほたる
バルコニーで女子
バーベキュー
バーベキューその2
コンパ 3年生
コンパ 先輩と後輩
コンパ 先輩と後輩
海岸
海岸
ビーチボール
鴨川セミナーハウス玄関にて
()
2012年6月26日(快晴)
第11回授業
個人研究の発表の前に、週末のゼミ合宿の詳細を確認した。
【3年梓】「非正規雇用問題-その歴史と今後の動向-」
章立て
- 前回までの研究
- 非正規雇用の中で、どの層をターゲットとするのか
- 今までの政策
- 「フリーエージェント社会」
発表に対して、以下のコメントを頂いた。
- 景気が良くなれば非正規雇用問題は解決する。という論が根強く政府内でも積極財政策を主張する閣僚もいるが、そういう論に絡めとられることのない研究を。
- 職業教育訓練や年金、医療保険制度への影響などについても掘り下げてみるべきである。
- 地方自治体ならではの、就職出来ない人へのサポートをしているところはないものか、調査してみてはどうか。NPOの活動も調べてみる。
【3年遠藤】「障碍者雇用の拡大」
章立て
- 聴覚障碍に関して
- 聴覚障害者を取り巻く課題
- コミュニケ―ション方法
- 企業が行っている具体例1、2
- 今後の研究課題
発表に対して、以下のコメントを頂いた。
- 企業が行っている具体例を2つ挙げたが、特例子会社と一般企業のユニクロでは前者の方が政策提言につながるのではないか。
- ユニクロは政府や公共団体等と協力して障碍者を雇用しているのか。
- 前者の特例子会社の例は、民間機関や地方の福祉団体、県立聾学校などと連携をとり確率させたシステムなので、政策提言につながる。
次回は、合宿での発表です。セミナーハウスにはプリンターがあるか分からないので、発表者は部数のコピーを用意してきてください。
(3年梓、遠藤)
2012年6月19日(曇り、大型台風4号接近中)
第10回授業
欠席者:なし
日記確認後、三橋幹事長から、鴨川合宿について報告があり、準備の確認をした。
【3年田中】「企業の農業参入〜新しい農業の担い手〜」
章立て
- 研究動機
- 日本の農業の現状・問題点
- 農業への企業参入がもたらす効果
- 農業への企業参入の実例
- 企業参入を阻むもの
- 今後の研究方針
- 参考文献
発表に対して、以下のコメントがあった。
- 米は海外(タイなど)に任せた方が良いのではないか。
- 価格で勝負をするのではなく、ブランドの確立を目指した方が良いのではないか。
- データを整理する→農業と言っても畜産業、畑作、稲作など幅が広い。企業の農業参入の例も、米というより小売業やサービス業による野菜などの方が多い。農業の中のどの分野なのかを混合しないようにしっかり区別する。
【3年山地】「気仙沼の観光政策」
章立て
- 研究動機
- 問題意識
- 気仙沼について
- ブランド化するには
- ブランド化の成功例分析
- 失敗例分析と問題点
- 政策提言
- 参考文献
発表に対して以下のコメントがあった。
- すでに「かつお」はブランド価値がある。
- 「スローフード」、「ブランド論」、「観光」と焦点がバラバラである。
- 政策研究をするには、まず課題をよく分析し、そこから、解決するためのいくつかのアプローチを考え、その中で有効なものを決めなくてはならない。初めから解決方法を決めてかかっては物語とはなっても、政策分析や提言には繋がらない。 →自分が何を研究したいのかを見つめなおし、テーマの部分から考え直す必要がある。
(3年田中、山地)
2012年6月12日( )
第9回授業
欠席者:1名
【3年丸橋】「東アジア経済圏〜地域経済圏の発展〜」
章立て
- 研究動機
- 世界の地域経済圏
- 北東アジア経済圏とは
- 北東アジア経済圏の現状
- 北東アジア地域の民間での取り組み(1)
- 北東アジア地域の民間での取り組み(2)
- 今後の研究方針
- 参考文献
発表に対して頂いたコメント:
- 北東アジア経済圏の歴史的経緯(政府間協定のようなもの)を調べる。
- 地域経済圏は「企業−県(自治体レベル)−国」という重層的な関係で成立していると捉え、それぞれの役割・取り組みを具体的に調べる。
- 政治や民族の問題とは別の経済的発展を目指す上での障害を調べ、解決のための政策提言をする。
- 東アジア経済圏内で海外進出している日本の企業を具体的に挙げる。
【3年三橋】「北方領土問題の最終的解決を目指して」
章立て
- 研究動機・方法
- 北方領土問題とは
- 現在の日本政府の解釈
- 北方領土問題をめぐる議論〜千島列島の範囲とは〜
- 今後の研究方針
- 参考文献
発表に対して、頂いたコメント:
- 従来の法的・歴史的議論だけに終始するのではなく、政治的解決の方法を模索するなど柔軟に考えていく必要がある。
- 沖縄返還や日中の交渉などで見られた国内的要因や冷戦など国際政治の構造的要因も考慮すべきである。
次回も3年生の個人研究発表を行います。
(3年丸橋、三橋)
2012年6月5日(曇り、昼ごろ雨雲、蒸し暑い)
第8回授業
欠席者:2名
【3年鶴岡】「これからの子ども教育」
章立て
- 研究動機
- 教育格差とは
- 子どもの置かれた現状
- これからの研究の指針
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 社会には秩序が必要であるが、「学歴」以外に何を考えるのか。
- 学歴以外のどの価値で測るのかの提案がない。
- 点数化して人を測るなら定性的、定量的に測れない人が必ず出てくる。
- どの教育段階に問題があるのか。それに合わせたデータを使った方がいい。
- 教育格差問題という一般論ではなく、研究動機の被災地の復興教育というテーマはどうか。
【3年武藤】「自転車通行環境」
章立て
- 研究動機
- 自転車事故の現状
- 政府の対応
- 自転車通行モデル地区実例:亀戸
- 考察
発表に対するコメント:
- ただの自由研究、ただ調べて終わるのではなく、政策提言をするところまでいくこと。
- 政策提言とはある問題を解決するために、具体的にこういう政策をしたほうがよい!というオリジナルのアイデアを考えることである。
- 発表資料にあった名古屋市の取り組みを調べてみては。公共交通を優先し効率的に運行させるために、「基幹バス方式」をいち早く取り入れた歴史がある。
(3年鶴岡、武藤)
2012年5月29日(快晴、夕方雷雨の予報)
第7回授業
欠席者:1名
前回の日記確認後、鴨川合宿について三橋幹事長から費用の見積もりの説明があり、レクレーションとして鴨川シーワールド見学案を入れてバス手配を行うことになった。
引き続き、個人研究発表を行った。
【3年鈴木】「女性が活躍する社会をつくるために〜「ポジティブ・アクション」の取り組み〜」
章立て
- 研究動機
- 「ポジティブ・アクション」とは
- 男女雇用機会均等法
- 日本の女性の現状
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対して頂いたコメント
- 現状分析だけになってしまっているので、女性の労働力率が低い原因をもっと調べる。
- 日本だけでなく、海外の取り組みについて調べる。
- 女性は「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方について、積極的に賛同しているのか、それとも仕方なくそう思っているのか。積極的に賛同している場合、無理して働くことはないのでは。女性の意識についてもっと調べる。
- 勤務時間を調整できる制度はないのか。
- 女性が働きやすい環境をつくっている企業や事業所、自治体などの取り組みについて調べる。(例:目黒区)
- 発表からは、政府が積極的に施策しておらず、方針を示すだけで、実質的に企業に丸投げしているようにみえる。自治体や企業について調べ、有効策を見出し、それをサポートするような政策提言をする。
【3年杉本】「孤立死問題」
章立て
- 研究動機
- 孤立死とは
- 孤立死の推移
- 孤立死の原因
- 政府の取り組み
- 今後の研究展開
発表に対して、以下のコメントがあった。
- 孤立死と孤独死の違いを明確にする必要がある。
- 安心生活創造事業とは何か?どうしてこのような事業が生まれたのか?その実態はどうなのか?どのような成果評価をしているのか?について分析する。
- なぜ行田市が選ばれているのか?行田市が孤立死問題に取り組むにあたってのきっかけは何か?成果は上がっているのか?について調べる。
- 孤立死になることの具体的な因果モデルがないと行きあったりばったりの政策研究になってしまう。原因を突き詰めて考える必要がある。
次回も3年生の個人研究発表を行います(3年武藤、鶴岡君)。
(3年鈴木、杉本)
2012年5月22日(雨、3月下旬の寒さ)
第6回授業
欠席者:なし
五月晴れなんてどこに、と思わせる連日の不安定な天気。今日は、大変肌寒い。
前回の日記の確認と、鴨川セミナーハウス合宿の打ち合わせのあと、個人研究発表を行った。
【3年佐藤】「地域衰退を克服するために」
章だて
- 研究動機
- 過疎地域とは
- 過疎問題の移り変わり
- 政府の取り組み
- 今後の研究展開
発表に対して、以下のコメントがあった。
- 交通網の整備等で、都市、地方の格差をなくすことを目指したのが田中角栄元首相の「日本列島改造論」。(ex.老人医療の無料化→医療費膨張、財政赤字)
- 政府の取り組みはイントロダクション。国の財政に頼らず、自身で取り組んでいる地域の調査。長野県なら栄村とか。
- 地域に関する様々な取り組み活動や文献を調査する。
- 一時、「限界集落」対策を政府が行い、注目もされた。最近、これに対して、別な視点から問題提起する本が出版された。読んでいるなら、それをどう考えるか発表して。
【3年黒岩】「望まれる教育を地域の取り組みから考案する」
章立て
- 研究動機
- 日本の教育の課題
- 海外の地域による教育政策
- 日本各地での取り組み
- 参考文献
発表に対して頂いたコメント。
- 大分県豊後高田市での寺子屋の取り組みについて調べてみてはどうか。
- もっと文部科学省で行われている取り組みについてみてみるべき。政府の現状分析や方針などを考察し、それに対してどう考えるべきか、関連する具体的な事例を挙げながら検討すること。研究にメリハリをつける。
- 文科省の政策のもとになっている中央教育審議会の提言などを調べる。
次回も3年生の個人研究発表を行います。
(3年佐藤、黒岩)
2012年5月15日(小雨・曇り)
第5回授業
欠席者:なし
前回の日記の確認と、6月末合宿の打ち合わせ、及びゼミT募集状況報告と選考日程の説明の後、前回に続き、個人研究発表を行った。
【3年川畑】テーマ「ポピュリズムについて」
章立て
- 研究動機
- ポピュリズムとは
- 問題点
- 今後の研究に関して
発表に対して、以下のコメントがあった。
- 最近の名古屋や大阪など、事例研究は可能だが、政策提言に結び付けにくいのでは。
- 視点を変え、裁判員制度のように、地域政治への市民参加という方向から考えてみてはどうか。ex.)篠原一の熟議民主主義や各地の市民討議、パネル、海外事例
- 直接民主主義の可能性についても考える。ex.)首相公選制
【3年笠岡】テーマ「児童虐待問題を解決するために」
章立て
- 研究動機
- 児童虐待とは
- 家庭の状況
発表に対して、以下のコメントがあった。
- まずは、所管である厚労省の現状分析と政策、各地地域やアクターの取組みを調べる。それらの取組みが効果を上げているのかどうか、効果を上げていないのならば、その原因を調べる。代替案を提案する。
- 現行の政策でも、現場の学校教諭や医師、自治体などへ指導が行われている。そういう政策体系について整理し、そこの何が問題か調べては。
- 児童虐待を受けた本人たちの団体、児童虐待をしてしまった母親などの団体についてもどのように考え提案しているのかを調べる。
- 児童相談所統計で、虐待相談は一体誰からどのように受けているのかを調べる。
- 学童保育の行われている児童センターについて調べる。
次回も個人研究発表を行います。事前にメーリスで発表ファイルを回してください。
(3年川畑・笠岡)
2012年5月8日(晴れ)
第4回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:
個人研究の発表を行った。
【3年梓】テーマ:「非正規雇用問題-その歴史と今後の動向-」
章立て
- 研究動機
- 非正規雇用の経緯と要因
- 非正規雇用の問題点
- 今までの政策とその効果
- 新しい雇用体系
発表に対して、以下のコメントがあった。
- 今までの経緯は分かったが、これからどのような方向で研究を進めていくのか。
- 日本だけでなく他の国の事情や政策を比べてみるのも面白いのではないか。
- 新卒至上主義が原因なのではないか。
- 非正規雇用にもさまざまな種類がある(パート、アルバイト、派遣…etc)。もっと範囲を絞って、研究を具体的にするのがよい。
【3年遠藤】 テーマ:「企業の社会的責任−障碍者雇用の拡大−」
章立て
- 研究動機
- 障碍者雇用の現状
- 厚生労働省の基準
- スターバックスの障碍者雇用
- 今後の研究展開
- 参考文献
発表に対して、以下のコメントがあった。
- スターバックスはアメリカの経営理念に基づいている。その経営理念とは何なのか。また、日本だけでなく世界のスターバックスでは、どのような障碍者雇用をしているのか。
- 厚生労働省の定める、障碍者法定雇用率(民間企業=1.8%)は不足すれば罰金、超過すれば国から助成金というシステムになっていいるが、ほかの国ではどうなっているのか。
- そもそもなぜ企業は障碍者を雇用できないのか。(例えばHIVだとほかの従業員に感染するという誤った認識など。)
- 他の企業(例えばユニクロは障碍者雇用に積極的)を抽出してみる。
次回も個人発表です。
(3年梓、遠藤)
2012年4月24日(晴れ)
第3回授業&ゼミT募集ガイダンス
欠席者:1名(体調)
遅刻者:
以下の事項を決定しました。
- 【前期授業の運営】前期授業では、主に3年生が名簿順で各週3人ずつ発表することになりました。4年生に関しては、就活の状況に合わせて対応していただけたらと思います。また、上沼先生より発表の数日前にメーリングリストを使ってパワーポイントをゼミメンバーに送るように指示がありましたので、授業3日前でお願いしたいと思います。万が一、授業を欠席される場合もメーリスにて送ってください。
- 【ゼミ合宿】7月にゼミ合宿を行うという話になりました。場所は気分を変えて、鴨川セミナーハウスにする予定です。すでに6/30(土)〜7/1(日)と7/7(土)〜7/8(日)で仮予約を済ませてあります。5月に入りましたら、参加募集も含めご案内いたします。
- 最後に、大変恐縮ではありますが、上沼先生より幹事長を任されることになりました。精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
5限の後、3年生が教室のレイアウトを変えて、ゼミT募集の説明会会場を整え、6限に三橋幹事長司会で、3年生がそれぞれ入替わって説明のパートをパワーポイントを使い行った。

(3年三橋)
2012年4月17日(晴れ)
第2回授業
欠席者:
遅刻者:
(担任)
2012年4月10日(晴れ)
第1回授業
欠席者:
遅刻者:
(担任)
[Index of diary]
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