Diary 2016


軽井沢セミナーハウス合宿にて(2016/10/16)
Always, now under Construction.


2017年1月28日(土曜日、晴れ)
第15回授業・卒論発表会
欠席者:3年2名、2年2名(1名はインフルエンザ)
遅刻者:3年6名(就職活動)、2年1名(病院)

 毎年恒例となった卒業予定者によるゼミ卒論発表会を、3号館2階のCTLT教室にて午後一杯で実施した。昨年は、雪降りで交通混乱が予想されて急遽、新ゼミ生の1年生には参加を控えてもらった(それでも関君と成島君の2名が参加したっけ)が、今年は穏やかな晴天で11名が参加し、上級生を含めて満員の会場となった。
 とても綺麗な機器が揃った教室で、14号館の北向きの貧弱な教室で学んだ3年間のゼミを締め括る良き会場となったに違いない。
 1名30分の持ち時間で、途中に休憩を入れながら、2年生の斉藤幹事長が司会をし、パワポやwebページを利用してプレゼン、後輩からの質問・コメント、担任のコメントと続いた。一巡した後で、担任が総評を行い、続いて、3年生の良元幹事長から卒業予定者へと記念品のプレゼントが一人ずつ手渡しされ、3年会計担当役員の秀君が制作した思い出ムービーの上映となった。卒業予定者を代表して、4年幹事長の杉橋君が謝辞を述べ、担任に江戸切子の夫婦グラスとスコッチ18年モノが贈られた。感謝。
 解散後、3年が用意した馬場の2次会会場に移動した(1年生には遠慮してもらった)。
 今年度は、ゼミ現役生は全員、ゼミ論文ホームページのファイルを、同じ日までにCourse N@viに提出し、後日、担任からのコメントを受けて修正版を再提出する。新ゼミ生は、春休みに、事前課題レポートのリーディング・リストをメーリスで受けて読了し、来年度の開始後、Course N@viに提出する予定。
 春休み中に事故がないよう、まとまった時間を有効に使って、大いに人生修行をして欲しい。

【スナップ写真】

 
会場の3号館2階CTLT教室201

 
卒業予定者と担任(小梶さん、切子グラスを持つ担任、スコッチ18年を持つ杉崎君、清信君、緑川さん、鈴木君、杉橋君、大塚君、松谷君、藤田君、石田君)

 
(途中退出を除く)参加者全員の集合写真

(担任)


2017年1月17日(晴れ)
第14回授業
欠席者:3年1名
遅刻者:4年1名
早退者:3年1名

 出欠確認後、ゼミ卒業生の熊本市在住の田代先輩から、先生に贈られてきた地元新聞の4月大地震の特集号、写真集、縮刷版冊子の紹介があり、現役生も卒業後に近況報告とともにゼミ後輩のゼミ論研究や就職活動に役立つ情報を提供してくれる先輩になって欲しい、と先生から言葉があった。早速、特集号を2年の宮本君が借りて、勉強することに。

【2年臼井 発表】研究テーマ「オープンガバメントの実現〜千葉市の取り組みから」
章立て:

  1. 前回の発表と補足
  2. 前回頂いたコメント
  3. オープンガバメント(Gov2.0)とは
  4. 千葉市の取り組み
  5. まとめ
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • どのように市民の参加を促していくのか、については千葉市職員の現場でも問題になっていると聞く。
  • オープンガバメントの定義、どうなれば達成したのかの条件、を明確にするとよい。
  • 「行政」が、国レベルなのか、地方自治体レベルなのか、絞る。
  • なぜ経済産業省が取り組んでいるのか。総務省は関係がないのか。
  • 海外発の概念をただ輸入しただけでは、うまくいかない。なぜ日本で導入する意義があるのか、成功させるにはどうしたらよいのか?うまくいかないのはなぜか、と疑問を持ちながら考察を続ける。

【2年齋藤 発表】研究テーマ「農作物の輸出戦略〜農業特区とブランドの二本柱〜」
章立て:

  1. 前回のご指摘から
  2. 研究動機
  3. 日本の農作物輸出の現状
  4. 農業特区について
  5. ブランド化
  6. 今後の方向性
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 総論から各論へ焦点を絞ること(米、果実など品目と輸出先もさらに絞り込むとよい)
  • アジアなどで物品が売れている理由を深く掘り下げる
  • 輸出戦略だけでなく、農村里山で循環・完結できる社会の構築を考えることも必要では

【2年関 発表】研究テーマ「日本農業の問題の改善〜真の農家のための組織JAをつくっていく〜」
章立て:

  1. 前回の発表を踏まえて
  2. 単位農協の事例
  3. 農業村について
  4. 改革案
  5. JAの良さを生かすには
  6. 参照
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 政治の動きと単位農協の活動とを結び付ける。
  • 理想論ではなく、現実的に実現可能なことに話を持っていく。
  • 政治の問題を扱うなら、もっと深く学ばないと厳しい。注目すべき単位農協の活動から、どんな政策アイデアが出るのか、それと政治の動向は、どう繋がるのか。
  • 研究を通じて、最終的に何を求めるのか。

【2年成島 発表】研究テーマ「リニアと環境破壊ー建設から見る政策の合意の形成ー」
章立て:

  1. 反省と今後の方針
  2. 現状起こっていること
  3. なぜ対立が起きているのか
  4. 合意ある政策をするためには
  5. これからのテーマ
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • リニア建設を巡っては、環境評価が十分に実施されていない、特に建設残土の問題や水圧による難工事が住民に説明されていない、など課題がある。係争中でもあり、リニア建設をテーマに続けるよりは、各地の新幹線の開通で分離される第三セクター鉄道について地元に密着した課題解決を研究したい、という方針転換は了解できる。
  • 第三セクター鉄道といっても多数あるため、対象を絞った方がいいと思う。
  • 環境なのか地域振興なのか、どちらが主軸かが分からない。

【2年三笠 発表】研究テーマ「学力試験の在り方〜アクティブ・ラーニングの観点から〜」
章立て:

  1. テーマの変更
  2. 日本の学校教育の変遷
  3. アクティブ・ラーニングとは
  4. 公立高校入試の問題点
  5. 事例
  6. 公立高校入試制度(全国、埼玉)
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • アクティブ・ラーニングは、中央教育審議会の答申を具体化する新教育指導要領に盛り込まれた。教育の中身を変えることは社会やキャリア形成を変えることにもつながる。入試制度の中身だけでなく、誰が、何を狙っているのか、アジェンダ設定の政策過程を頭に置きながら分析と考察をする。
  • アクティブ・ラーニング自体の有用性について、現場に落とし込んでいけるのか。最近のアンケート調査では、公立学校の教師は、部活動や事務処理で勤務時間が長時間化している。そんな中で、アクティブ・ラーニングが導入された時、授業を組み立てるのに十分な時間がとれるのか。準備等はできるのか。
  • アクティブ・ラーニングを実施する上での、教師の理想像と現時点での現場にいる教師とは、かけ離れていないか。教師数の増員や、少人数クラスの実現が、前提ではないか。

【2年宮本 発表】研究テーマ「災害とメディア〜緊急事態に多くの人々を救うためには〜」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回いただいた指摘
  3. 指摘に関して
  4. 概要
  5. 両者の性質
  6. 緊急地震速報について
  7. 匿名機関NERV
  8. 過去の事例
  9. ソーシャルメディアとマスメディアの融合事例
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ソーシャルメディアの有用性や可能性は、一方で、スノーデンの告発や、アメリカ大統領選挙で露呈したように、個人のプライバシーがない程の監視・管理社会の問題をもたらすのでは。
  • 現在あるSNSシステムを使って災害情報の仕組みを作るのか、もしくは今までにはない新しいアプリなどを使うのか。
  • 技術論、や制度論を論じる際にも、東北地方や熊本市という現場に引き寄せて、その意味するところを考えながら考察する。

【2年矢部 発表】研究テーマ「観光による地域振興〜都市整備によって観光産業を盛り上げる〜」
章立て:

  1. 研究テーマ
  2. 前回発表について
  3. 本題
    • 景観による効果
    • 川越市の概要説明
    • 一番街商店街の景観保護・修景に至るまでの経緯
    • 一番街商店街や別地区での民間・行政での取り組みと効果
    • 一番街商店街での課題
    • 一番街商店街での交通施策
    • 今後の国の施策
  4. 今後の課題
  5. 参考文献・ウェブサイト
発表に対するコメント:
  • 先日NHKの「プロッフェショナル 仕事の流儀」で放送された「建物を変える、街が変わる 建築家・大島芳彦」が今回の発表のテーマに似たような箇所がある。観光にとどまらず、住民にとっても住みたいと思う豊かな町の構成が目指されている内容。観光資源がなくとも、その土地の地層や歴史から「物語」を再発見し、古い建物もリノベーションする。再放送が23日にあるので参考として見てみるのが良い。
  • 発表で紹介された国の施策は、訪日外国人向けである。観光客といっても、誰向けの政策を対象とするのか考えたほうが良い。訪日外国人か、日本人なのかによって市町村が打ち出すべき政策内容の方向性も変わってくる。

 次回は、1月28日(土)昼から夕方まで3号館201教室にて、毎年恒例の卒業論文発表会を行なう。来年度加入の1年生15名に、テスト期間中なので、事情がつく範囲での参加を呼びかける、但し、発表会後の懇親会は除く、ことになった。
 先生から、期末レポートのゼミ論、卒論ホームページの提出期限と方法について、アンケートのうえ、今回は全員一律の提出期限の指示があった。また、3年良元幹事長から、卒論発表会の詳細と、2月のゼミOBによる就職相談会参加者の確認とがあった。

(臼井、齋藤、関、成島、三笠、宮本、矢部、担任)


2017年1月10日(快晴)
第13回授業
欠席者:5年1名、4年2名、3年4名、2年1名
遅刻者:なし

 出席の確認を行なったあとで、担任より全員に「年賀状」葉書が配られ、1年に1回、新年を迎える機会にお世話になった人達に近況を報告する、そういう人物に是非なって欲しい、との話があった。

【2年浅野 発表】研究テーマ「植物工場の推進―東北復興をモデルに―」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回の発表を受けて
  3. 植物工場をめぐる動き
  4. 植物工場の分類
  5. 主な流通先
  6. 東北の現状
  7. 事例
  8. まとめ
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 農業従事者や若者の雇用改善という研究動機と、研究テーマの発表内容が一致していない。なぜ、植物工場なのか、なぜ東北復興がモデルなのか、十分に関連づけられていない。
  • どうして東北なのか、復興モデルになるのか、具体的な案が見えてこない。裏付けをもっとしっかりすべき。
  • 農業や若者の雇用問題の解決との結びつきが弱い。データなどで示すことが必要。
  • 植物工場の政策の展開で、日本とオランダの違いが生じた、という議論は興味深いが、では、そもそもなぜその違いが生じたのかのかをもっと掘り下げると、政策分析と提言の参考となるのでは。
  • 植物工場の第三次ブームとして、国家プロジェクトが2009年以降に始まった、とあるが、なぜ、どのようにして国家プロジェクトになったのか、詳細を明らかにする。
【2年市木 発表】研究テーマ「高齢者による交通事故防止策〜運転免許返納に至るまでに〜」
章立て:
  1. 前回までの発表
  2. 研究の目的
  3. 高齢運転手が事故を起こしやすい要因
  4. 高齢運転者対策の推進に関する規定
  5. 運転免許の自主返納
  6. 高齢ドライバーの運転安全性向上
  7. 今後の予定
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 高齢者は運転する機会を欲しているのではなく、移動手段を欲しているのであり、研究の目的を、変更前の新しい交通手段の確保・導入というものから、免許返納に変えた意味はあるのだろうか。
  • いきなり運転免許返納とするのは、最悪の手だと考えられる。すべての車に衝突防止の機能を付ける、等の規制をかけるなどの手法があるであろう。
  • 高齢者の運転技術を維持するための活動についてだけでなく、ライドシェアといった新交通手段やシステムにつても、並列して調べていくべき。
  • 「乗らせない」、「事故防止」、「事故後のトラブル軽減」の間を、うまく調整させることが必要。
【2年井上 発表】研究テーマ「学校教育における演劇」
章立て:
  1. テーマの変更
  2. 演劇教育の必要性について
  3. 授業実践例
  4. 現状・問題点
  5. 政策提言の方向
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 今回扱った実践例を皮切りに、そうした目覚ましい実践を可能にしている関連する教育委員会などの活動も調べるとよい。
  • 高校までの教育では、受験勉強を始め消化しなければならない大量の課題があり、実践例は少ないと思われる、それに比して、自由にカリキュラムや学習プログラムを選択でき、課外活動も盛んな大学、とりわけ教職課程での実践例、可能例を調べるべきでは。
  • 義務教育課程の体育に「ダンス」が必修になった導入過程を調べて、参考にしてみるとよい。
【2年遠藤 発表】研究テーマ「千葉県南房総市における観光産業を通した地域活性化」
章立て:
  1. 研究動機
  2. 前回の発表を受けて
  3. 南房総市の現状
  4. 事例@AB
  5. 伊豆での取り組み
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 前回のコメントにあった南房総市の「現況」や「課題」について、今回、よく調べてあった。
  • あまり良い例が見つからないため、とにかく地道に参考文献などを参照し探していくべき。事例は、鴨川セミナーハウスからも近く、隣接する国際城西大学観光学部による先行研究があるかも知れない。
  • 地域活性がしたいのか、観光振興がしたいのか、を明確にすべき。地域活性化がしたい場合は、観光振興を行うことが最適な手段であることを示した方が良い。
  • 過去の先輩の研究に地域活性化をテーマにしたものがあるので、参考にした方が良い。
【2年大山 発表】研究テーマ「教育格差-子どもの貧困の解決のために-」
章立て:
  1. 研究動機
  2. テーマの変更
  3. 教育格差の位置づけ
  4. 教育機会格差
  5. 準要保護児童
  6. 教育格差と経済格差
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 子どもの貧困というテーマは広いので、今回の準要保護児童に対象を絞るのはよい。
  • 県別では教育格差と経済格差の相関は小さいと分かったなら、どこかの県または市に焦点を当てて、具体的に研究を進めるとよい。
  • 奨学金制度について調べるとなると、範囲がまた広くなってしまうのでは。
  • 教育格差の現状を、定数的なデータや因果関係で示せると、分析や政策提言が説得的になる。
【2年狐塚 発表】研究テーマ「日本でのフェアトレード推進〜フェアトレード製品のブランド化」
章立て:
  1. 研究テーマ
  2. フェアトレードとは
  3. なぜフェアトレード?
  4. 盛んなフェアトレード事例(海外)
  5. フェアトレードタウンの基準
  6. フェアトレード事例(日本):T熊本、U名古屋
  7. 広がらないフェアトレード(日本)
  8. 現状の整理(前回の発表を踏まえて)
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究テーマをいつまでも「ゼミ論研究計画書」ではなく、ストレートに「東京オリンピックにフェアトレードを!」に変更してみては。政策アイデアや提言から逆算して、調べたり考察するのも効率的。
  • イギリスでフェアトレードが進んでいるのは、宗教だけでなく過去の植民地の問題も関係しているのでは。ロンドンオリンピックでフェアトレードがキーワードとなった経緯や運用方法について調べる。東京都や組織委員会は、それを知っているのだろうか。ロンドンオリンピックの事例を研究して、採用に働きかけたら面白い。
  • 社会的取引に「エシカル製品」というものがある。
  • フェアトレードタウンや製品の有効性を知りたい
  • 海外は、経済価値以外の指標で消費行動がされることが多いため、認証マークが多い。日本は何を第一に消費行動をしている?品質?価格?
  • 日本と海外の社会的背景を調べるとよい。

 次回のゼミでは、臼井さん、齋藤君、関君、三笠さん、宮本君、矢部さんが発表を行う。

(2年浅野、市木、井上、遠藤、大山、狐塚)


2016年12月20日(快晴)
第12回授業+納会コンパ@いねや
欠席者:
遅刻者:

【4年松谷 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

【3年海津 発表】研究テーマ「ユニバーサルサービスの在り方〜条件不利地域の通信サービス〜」
章立て:

  1. 前回までの内容
  2. 研究のゴール
  3. 参加者と役割
  4. 未整備地域がなくならない理由
  5. 解決策@ 他事業者との協力
  6. 解決策A 需要の創出
  7. 緊急通報メール
  8. 導入例:埼玉県飯能市
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
  11. グループディスカッション
グループディスカッション:
@携帯整備でwin-winとなるような事業者とは?
  • ATM
  • 郵便局(見守サービス)
  • ギャンブル
  • amazonプライム
A携帯電話が不可欠となるようなサービスは?
  • 身分証明としての位置づけ
  • 行政サービス
発表に対するコメント:
  • そもそも固定電話等が制度に含められた経緯を調べるとよい。
  • 携帯が開通していない=不平等と捉えれば、権利の問題にもつながる。
  • 海外に、空白地域が少ない国はないのか。
  • 「身の安全」「孤独死」など、防災以外にも高齢社会に携帯電話が必要な根拠づけは可能。
  • 総務省の動きを調べるべき。

【コンパ・スナップ写真】

 
全員(といっても左端が写っていません)

 
刺身の舟盛り

 
2年生

 
3年生

 
4年と5年生生

 次回、次々回の新年1月の2回は、2年生全員のゼミ論研究成果のプレゼンと、先輩からの講評を行なう。昨年は、1回だけで窮屈だったとの3年生からの反省と希望から、2回に分けることになった。

(4年松谷、3年海津、担任)


2016年12月13日(快晴)
第11回授業(4、5年生による就職活動報告会)+相談懇親会
欠席者:3年4名、2年1名
遅刻者:なし

 短期留学に出ていた4年生が、無事、帰国し、揃ったところで、予定通り、報告会を実施した。

 司会進行役は、4年ゼミ長の杉橋君。事前にゼミ生間のLINEで情報共有を進めたうえでの、順番でのプレゼンであった。トップバッターは、3名の公務員内定者。石田君、緑川さん、清信君が、パワポなど使いながら活動報告をした。

 その後、民間会社への内定者が、名簿順に、大塚君、小梶さん、杉橋君、鈴木君、藤田君、松谷君、杉崎君が、互いの内容とダブらないよう、予定時間内にてプレゼンをした。使用したファイルは、コースナビに添付したが、欠席者を含め、復習・確認の趣旨なので、取り扱いには注意をすること。

 それにしても、就職活動の表裏も併せて、大変多面的に、浅く深く、切り取る絶妙な語り口やプレゼン資料には、驚いた。というか、卒論もそうであって欲しい、と切に願う。

 終了後、4年副ゼミ長の小梶さんの掛け声で、相談懇親会の会場へと移動した。

(担任)


2016年12月6日(快晴)
第10回授業
欠席者:5年1名、4年5名、3年3名
遅刻者:なし

【3年片矢 発表】研究テーマ「東京都におけるゴミ処理問題ー名古屋市のゴミ処理成功事例の観点からー」
章立て:

  1. 研究概要
  2. 前回までの概要
  3. ごみを集める側の施策
  4. 第三者の取り組み
  5. 今後の展望
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ゴミを出す側と、収集する側、行政、の二者を動かす第三者(住民や企業の関心を喚起して行政を動かす)という大まかな枠組みは、絞って研究したほうがよい。
  • 研究のゴールをどこに置くか、も視野に入れながら進めたほうがよい。
  • 卒ゼミ生が、何名か都職員になっている。当問題に明るい方がいらっしゃるので話をきいたらどうか。
  • 先行研究なども、もう少し調べて、現実的な解決方法を模索する。

【3年堤 発表】研究テーマ「脱ギャンブル依存国家〜重症化したパチンコ依存患者を救え〜」
章立て:

  1. 目次
  2. 前提の再設定
  3. 研究方針
  4. 実態調査の目的
  5. 実態調査(経年)
  6. 依存者は重症化している!?
  7. 実態調査(性別、年齢)
  8. 実態調査(職業)
  9. 実態調査(エリア)
  10. 実態調査(きっかけ)
  11. 実態調査の結果
  12. 参考資料
発表に対するコメント:
  • パチンコ店が交通機関の要所(鉄道駅の周辺など)に多いのは、なぜか?
  • 政策のターゲットを地方に住む依存者にするのであれば、自治体レベルの取り組みを見ていくのが良い。
  • パチンコ店に入場料などを設け、心理的に入場し難いものにしてみるのもよい。
  • パチンコの依存度にも段階があると思うので、段階に応じた政策を考えてみたほうが良い。
  • パチンコ業界の売り上げに、経年で上がり下がりがあるのはなぜか?
  • パチンコに誘われた人が、何度も通ってしまうようになる理由は何か?
  • パチンコを規制する動きに対しての、業界からの反発はないのか?どうするのか?
  • 関係省庁やNPO団体などが、政策や提言などの取り組みの根拠となるデータや資料は、どのようなものがあるのか。非公開や数が少ないとしても、調べて参考にすべき。
  • カジノ法案が今国会の会期で成立しそうだが、カジノ法案に反対あるいは慎重な党や議員、あるいはメディア、研究者などは、どういう根拠をデータで示しているのか?データがなくて反対している?

【3年石川 発表】研究テーマ「学生スポーツにおける重篤な事故の防止」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 学生スポーツにおける改善策
  3. アスレチックトレーナーの普及
  4. 啓発活動
  5. 今後の研究方針
発表に対するコメント:
  • 学生スポーツの範囲がわかりづらく、どこまで入るのか。
  • 早稲田のスポーツ科学部をモデルケースとして、アスレチックトレーナーの普及や部活動との連携の現状を、先行研究や聞き取り調査などにより調べると面白い。

 次回は、4、5年生による就職活動の報告と相談会の予定。

(3年片矢、堤、石川)


2016年11月29日(晴れ)
第9回授業
欠席者:4年3名(私用、1名は留学)、3年2名(私用と体調)、2年3名(体調)、1名(他科目授業)
遅刻者:

【3年秀 発表】研究テーマ「教育格差の是正について 〜すべての子ども達に平等な教育を〜」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回のコメントから
  3. フリースクールについて
  4. 不登校生徒の現状
  5. フリースクールの事例
  6. フリースクールの社会的意義と課題
  7. 国の動き
  8. 今後の方針
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • フリースクールにおける教員免許のない指導者による、教育の質はどうなのか?
  • 文科省やNPO団体は、フリースクールとどのように関わろうとしているのか。
  • 海浜留学制度、山村留学制度の成功、失敗事例を参考にしてみてもいいかも。
  • フリースクール内に、いじめはないのか?
  • テーマの名称も絞る(フリースクール)。研究と考察の進展に合わせて、より具体的なタイトルにしていく。副題の「平等」の定義などについても明確にすること。
  • 不登校の原因なども分析しておく必要があると思う。
  • フリースクールの歴史的背景などから整理を行うこと。
  • フリースクールの役割・実態について明確にしておくこと。
  • 障碍者に関する文科省からの授業保障の通達なども参考に。
  • 国公立大学の教育学部・組織による学習困難生徒の受け入れと支援も、一つの取り組みである。視野を広げる。
  • 小中とフリースクールとの接続など(卒業認定と進学)についても調べる。

【3年真壁 発表】研究テーマ「都市部における自転車の利用拡大に向けて〜シェアサイクル活用の再検討〜」
章立て:

  1. 目次
  2. 前回のコメント
  3. 海外事例
  4. 国内事例
  5. 今後の方針
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 自転車シェアについて、都心部の観光スポットに駐輪場が少ない。駐輪して見学していると撤去されることも。海外旅行者の利用増を考えて対策が必要では。
  • カーシェアを参考にしてみると良い。
  • ロンドンなどシェアサイクル先進事例での、交通渋滞緩和に関する具体的な数字を示したほうが良い。
  • インフラとして利用する場合、事故対策についても海外事例を参考にしてみると良い。
  • GPなど自転車盗難対策についても調べたほうが良い。
  • ロンドンで、自転車が普及している背景(郊外からの電車やバス内の携行など)を調べると良い。

【3年遠藤 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

 次回は、

(秀、真壁、遠藤)


2016年11月22日(晴れ)
第8回授業
欠席者:4年1名(留学)、3年4名、2年2名(体調)
遅刻者:4年1名、3年1名

 気温の変動が激しいせいか、風邪をひき体調を崩す学生が増えている。発表予定者が1名、体調不良で欠席となり、1名のみのプレゼンとなった。
 そこで、久しぶりの1分間スピーチを行なう。就職活動でスピーチが役立ったと発言する先輩、研究する事例で区に政策陳情に行って遅刻したが、区ではなくて上位組織にと案内されたと3年生。それぞれ興味深い近況や事情が披露された。先生からは、ゼミ応募者の選考は、1次で15名を合格とし、募集を締め切るとの報告があった。

【3年良元 発表】研究テーマ「テーマパークによる地域活性化〜官民連携のサポートを中心に〜」
章立て:

  1. 方針変更について
  2. 事例 刈谷ハイウェイオアシス
  3. 事例 愛媛型グリーン・ツーリズム
  4. 事例研究を踏まえて
  5. 政策 日本版DMO
  6. 事例 気仙沼テーマパーク構想
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
グループディスカッション:
  1. テーマパークなどの地方の観光スポットに旅行するとき、周辺環境に求めるものは何ですか
    • 利便性→アクセスしやすさ・必要最低限のものがある
    • インフラ系→病院・交通手段
    • 近くに他の観光スポットを作る
    • 公共交通機関からのアクセス・宿泊するホテルの幅・地域の特産物を活かした飲食施設
    • 無料のシャトルバスなどの行きやすさ
  2. テーマパークに限らず、関連企業と行政が協働してできることは何だと思いますか
    • 元々人がいる所に施設を作れば、さらに人を呼び込むことができる
    • 交通渋滞回避のための公共交通機関の整備
    • 行政からテーマパークへ出向
    • ふるさと納税への御礼としてテーマパークの割引チケット
    • イベントやお祭りなどを行政のHPでPR
    • 地域資源の発信発掘
    • ご当地キティなど
    • テーマに沿った街づくり
発表に対するコメント:
  • どのようなサービスも、官民連携で行われているのでは。
  • 規模が大きく、アクターが増えすぎている。
  • 場所を絞った方がいい。
  • 観光庁の政策は、民間と連携して行っている。
  • 刈谷ハイウェイオアシスは場所に恵まれており、一般的な事例としては参考にならないのでは。
  • 人口が減少している所で活性化させるためには、独自に産業化している事例を探すべき。
  • 株式会社「サンクゼール」の事例を参考にすべき。
  • テーマパーク化している産業が大きいのでは。
  • テーマパークと地域振興の関係性をもっと分かるようにプレゼンする。
  • 日本版DMOについて、元のDMOの組織や活動なりを詳しく発表する。
  • 英国のナショナルトラストでは、地元の生徒がカリキュラムとして学習ができる場となっていた。若者に地元の「宝」や「資源」を教育し、成人して誇りを持ってくれるようなテーマパークづくりはどうか。

 次回も、ゼミ論発表の続き。

(3年良元)


2016年11月15日(曇り)
第7回授業
欠席者:4年2名、3年1名、2年1名
遅刻者:4年1名
早退者:4年1名

【4年 小梶 発表】研究テーマ「ふるさと納税の在り方を問う―ふるさと納税を生かした地方創生―」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 課題の再設定
  3. 特典合戦の是正 特典の規制
  4. 特典合戦の是正 使い道重視の寄付
  5. 今後の方針
発表に対するコメント:
  • クラウドファンディングは、大都市周辺での仕掛けではないのか。地方でも使えるのか。住民が必要とする施策に使われるのか、という疑問が出たが、使い途は、考えようによっては、そもそも税金で賄うべきものではないのか。
  • ふるさと納税の制度は、高額な返礼の自粛を求めた総務省や、内閣官房が旗振りであるらしいが、戦中に制度化された地方交付税制度の在り方に関わるのでは。財務省はどう対応しているのか。税収が伸びない現状では、経済特区と同様に、ふるさと納税やクラウドファンディングの妙手を独自に工夫する自治体が、競争的資金を獲得するかのように、仕向けられている、のではないか。地銀や信金も、知恵を出せ、と尻を叩かれている。ふるさと納税と地方交付金や助成金・支援金との関連、すみわけを、再検討し、はっきりさせる方向もある。
  • ふるさと納税は、持続可能な制度となるのだろうか。特典合戦が終わる、として、どんな波及効果が出るのか。考えられるのか。
  • 記事や文献などを読んで考察するだけでなく、居住地域の市役所でヒヤリングをして考察しているのは、独自の貢献への一歩として評価できる。ふるさと納税で、入るよりも出る方が大きく、これといった特典もない自治体の典型として、さらに調査して描いて欲しい。

【3年 稲垣 発表】研究テーマ「生物多様性農業の推進〜佐渡市の戦略を事例として〜」
章立て:

  1. 前回のコメント
  2. 概要・動機
  3. 佐渡市の環境保護農業の取り組み
  4. 農業に関連する政策
  5. 政策提言の方向
発表に対するコメント:
  • 政策提言の方向性の決め方の基準はあるのか。
  • 環境保護農業とは相いれない理念を持つTPPが審議されている。TPPとの対比で、研究事例の意義と可能性を考える。
  • 農業の環境貢献策と強化策が縦割りになっていることが問題点。例:国際的な注目を集める地域であるが、お米の価値は埋没化している。
  • 佐渡は、内外関係者から、視察されているのか。
  • TPPの方向性ではなく、佐渡の農業の在り方を海外に輸出していく方向性になるのではないか。
  • 国内だけでなく、海外において大型化以外の農業を志向している地域に、活路を見出せるのでは。
  • 佐渡の農業のシステムの輸出やネットワークづくりはどうか。
  • 佐渡の農法を広げる方法を考える。
  • 環境的農業の持続可能性を考える。

 
【誕生祝いのメッセージ色紙】まるで都市計画論などの手法を連想させます。工夫したねえ。
【TULLAMORE DEW】先生、アイリッシュも飲んでよ、と。「タラモアとはアイルランド中部の町の名。1829年にマイケル・モロイが創業しタラモアの名で販売。のちにダニエル・E・ウィリアムスが経営した時代に自分の名前の頭文字DEWを添え“タラモアの露”という酒名にした。(世界の名酒辞典より)」。
【TEACHER'S】教員になりたての遠い昔、大隈会館会議室での懇親会にて、水割りで飲み、名前に引かれて記憶していた安価な旨いスコッチ。最近、糖質を気にしつつ、日本産にはないスモーキーな辛口に愛飲、ストレートで。日本産なら、ニッカのフロム・ザ・バレル。だと、先日の軽井沢合宿の懇親会で、ほんのスコッチを試飲して聞かせたのを覚えてくれてのプレゼントだった。嬉しいねえ。

 次回も、ゼミ論発表の続き。

(4年小梶、3年稲垣、+担任)


2016年11月8日(曇り雨)
学部デー(第6回授業)

 先週末の土日に、「早稲田祭2016」が開催され、週明けの7日と8日の両日が学部デーとして設定された。早稲田祭運営スタッフや企画参加団体に属するゼミ生もいて、準備と後片付けで大変忙しく充実して過ごしたと思うが、学部デーは、ゼミ合宿やフィールドワークの機会とし、あるいは、これまでの学習を復習して定着する趣旨である。
 各自、その趣旨を活かして、復習と予習に努め、成果発表に繋げて欲しい。
 昨年の学部デーは、ゼミ合宿を秩父市小鹿野町で実施したが、欠席者も少なくなく、今回は、ゼミ役員がアンケートを実施して、10月に合宿を実施した。

(担任) 


2016年11月1日(晴れ)
第5回授業
欠席者:4年2名、3年2名、2年2名
遅刻者:4年1名、3年2名

【5年 杉崎 発表】研究テーマ「未来の交通手段〜高齢化社会の公共交通〜」
章立て:

  1. これまでの研究の概要
  2. 本日の流れ
  3. イーグルバスの取り組み
  4. イーグルバスの成功要因
  5. 岩手県北バスの取り組み
  6. 政策提言の試み
  7. 政策提言上の課題
  8. 今後の展開
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 学術的な文章の書き方に従い、先行事例の研究で判明したことと、自分の考えやアイデアとに明確な区別をつけて、卒論を執筆するように。
  • 地域発展などの副次的効果について、より深く掘り下げることをしてもいいのではないか。
  • イーグルバスなどの実例について、フィールドワークなどを通じて、自らの目でその実態を把握したり調査すると、議論の説得力がまして、ユニークな研究になる。
  • イーグルバスの導入以前の町営バスの時代の詳細を、比較対象として研究すると、導入による効果がクリアになる。
  • 背景要因として言及した、貨客混載が規制緩和されたプロセスやその内容の詳細について明らかにする。

【4年 石田 発表】研究テーマ「埼玉県久喜市菖蒲町における交通改善〜新型交通システムの可能性〜」
章立て:

  1. 今までの発表
  2. 交通改善を行う意義を再確認
  3. 久喜市の上位計画・関連計画を確認
  4. 久喜市の政策で残された課題を整理
  5. 国の政策を確認
  6. 菖蒲の特徴を整理
  7. 政策提言に向けて
発表に対するコメント:
  • 鉄道が通っていなくて不便ということだが、久喜駅に限らず、どこか鉄道利用に便利な駅と菖蒲とを結ぶ幹線を作って、交通システムを構築していったらどうか。
  • 健康増進策や防災時の活用、通学児童生徒や歩行者の安全策など、交通の利便性向上に限らず様々な観点から政策を考えてほしい。夢を描き、それに近づく政策提言をすること。

 次回は、学部デーを挟んで、ゼミ論の発表の続き。

(杉崎、石田)


2016年10月25日( )
第4回授業
欠席者:4年2名、3年4名、2年1名
遅刻者:3年1名
早退者:2年1名

【4年 清信 発表】研究テーマ「日本の林業を振興する〜効率的な治山の実現〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. サブタイトルの変更
  3. 林業を振興するために必要なこと、のまとめ
  4. 提言内容(情報集約、ブランド化)
発表に対するコメント:
  • 森林組合の役割、他国との違いは
  • 木材は農作物などと異なり、ブランド化が難しい。ブランド化を考えるならそれを考慮すべき
  • 今の世の中のビッグデータを活用した政策化の流れと、報告の提言内容である情報集約の結びつきは
  • 効率的な施業の結果、価格交渉ができたという事例があるとよい

 次回は、引き続き、ゼミ論の発表。

(4年清信)


2016年10月15〜16日(快晴)
軽井沢合宿(第3回授業)
欠席者:4年1名(留学)、3年2名(試合参加、体調)、2年2名(演奏会、体調)
遅刻者:先生(校用)

 久しぶりの快晴。4月からの熊本地震、はや8月下旬からの大型の台風の連続襲来と被災、秋学期に入ってからも、朝晩の寒さのなかにも夏日を思わせる日となる天候不順が続いていた(この日記を書いている21日には、鳥取県倉吉市で大きな地震があり、歴史的建造物の白壁土蔵などが倒壊し、多くの住民が避難した。被災地には、真庭市の名前もあった)。
 合宿の当日、東京は薄着で汗ばむ陽気ながら、軽井沢は10度前後と寒そう。
 9月下旬の会議でダブルブッキングを知り青くなる。大学での校務を午前中に行い、東京駅で北陸新幹線の列車に間に合う。路線の名前も始発駅も昔と変わって、混乱し、途中駅の本庄早稲田駅で附属高校とカインズの建物に、またびっくり。軽井沢駅で、しなの鉄道に乗り換えて、出発を待っていると、ホームから呼掛ける声に、動揺。なぜか、4年のKさんがいる。信濃追分駅を降りて、運よく客を降ろしたばかりのタクシーに乗ることができ、渋滞する国道の下を通ってセミナーハウス近くにある追分宿の旧街道に出て、別荘地域を縦断するルートで管理事務所に到着。運転手の話では、紅葉は来月らしい。
 B棟の教室に行くと、朝バスで出発した学生達は、事故渋滞で到着が大幅に遅れ、発表を始めたばかりであった。

【3年柳下 発表】研究テーマ「都市インフラの維持〜コンパクトシティ政策に基づいた解決策〜」
章立て:

  1. 前回の概要
  2. コンパクトシティとは
  3. インフラに与える影響
  4. 事例
  5. コンパクトシティの問題点
  6. 今後の展望
発表に対するコメント:
  • コンパクトシティにするならテーマ、タイトルを変えたほうが良い。
  • 予算の有無によってコンパクトシティの成否は決まってしまうのではないか。
  • なぜ青森県のアウガは失敗したのか。
  • 人口減少にどう対応していくのか。
  • どうしてコンパクトシティが上手くいかないかを洗い直すべき。
  • 熊本地震後の熊本市の動きを調べてみては?
(3年柳下)

【3年富山 発表】研究テーマ「子どもの貧困〜未来を担う子どもたちの将来を照らすために〜 」
章立て:

  1. 前回のまとめ
  2. 防貧と救貧
  3. 今後の方針
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 国レベルにするのか地域レベルにするのか、対象をもっと絞るべき。
  • 広げすぎると一般論で終わってしまう。マクロなりミクロなり、方針を絞って深める。
  • 食の観点から貧困を考えるのは難しい。子どもが貧困に陥る原因と対策として、たとえば、離婚した場合の子どもの養育費を支払わない側の銀行の残高などを明らかにする手立てなど取り組まれている。調べてみること。
(3年富山)

【3年木村 発表】研究テーマ「日本におけるサッカーを利用した地域振興策」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 地域型クラブの事例?ワセダクラブの取り組み
    • 概要
    • 設立背景
    • ビジネスモデル
    • 成果と課題(成果)
    • 成果と課題(課題)
  3. 今後の指針
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • サッカーを中心に据えて考える必要性はないのではないだろうか。地域によって柔軟に検討しても問題はないと思われる。
  • 静岡県では、NPO法人としてスポーツクラブの活動を行っている団体があり、研究の参考にするとよい。
  • ワセダクラブが取り組みを通じて地域に与えた影響を今回の発表で示すとよりよかった。
  • 大学を拠点として波及させていくビジネスモデルを検討できれば、研究に独自性ができる。また、中学高校の部活動の指導を教員が行っている現状に対し、全国各地に存在する大学のスポーツに対するノウハウを利用することで、これを含む様々な社会問題の解決を導くことができる。
  • 早稲田大学の取り組みに対しては、埼玉県所沢市との関係についても調べるとよい。
(3年木村)

【4年大塚 発表】研究テーマ「超高齢社会における雇用の活性化〜アクティブシニアを地域の担い手に〜」
章立て:

  1. 過去の発表
  2. 政策提言への方向性
  3. 事例@〜B
  4. 卒論発表会に向けて
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 民間派遣会社との差別化を行うために、登録できる高齢者に一定の所得やスキルで「区別」をするべき
  • 非営利団体の幹部に定年退職シニアの需要が見込めるのでは
  • 民間人材業界はこのマーケットに対してどのように反応しているのかを調べるべき
(4年大塚)

【4年杉橋 発表】研究テーマ「静岡県における東海地震対策」
章立て:

  1. これまでの研究の流れ
  2. 行政と県民の温度差
  3. 広告で伝えるということ
発表に対するコメント:
  • 体験型イベントはどうしても高齢者は参加しづらい。生協などと連携して自発的に動かなくてもよい仕組みについて考えたほうがいい。
  • 半強制さがある取り組みをした方がいい。
  • 「認知」から「行動」に移す間に、「関心」がある。体験型イベントは「関心」から「行動」に移す部分なので、いかに関心を持たせるかも考えたほうがいい。
  • 事例で挙げた「大人のスポーツテスト」をもっと掘り下げ、効果などを調べるべき。
(4年杉橋)

【3年井上 発表】研究テーマ「民泊の有効活用」
章立て:

  1. 宿泊業の形態
  2. 宿泊業の事業主
  3. 宿泊産業の現状
発表に対するコメント:
  • 私鉄会社で線路沿いの空き家をリフォームするという動きがあるから調べてみては? 現地の市の職員の古民家を科すという動きが福井にあるので調べてみたら?また、所有者がわからない家よりはわかる家のほうがよい。
  • 政府と自治体、鉄道会社それぞれの課題や問題をさらに明確にし、理想像も明確になるようにしていくべき。
(3年井上)

【4年鈴木 発表】研究テーマ「働きやすい環境へ〜ブラック企業、ブラックバイトの事例から考える〜」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回までの発表
  3. 今年に入っての日本政府・日本国内の動き
  4. 働き方是正の取り組みの事例
  5. 今後の展開
発表に対するコメント:
  • 同一労働同一賃金制度やテレワークなど、挙げている制度の中から絞って深く研究を進めなくてはいけない。
  • ブラックバイトをターゲットにするのか、非正規雇用をターゲットにするのか、ターゲットも絞り込みが必要。
  • バイトから非正規雇用に新たに目を向けるのであれば、新たな事例研究なども必要。
  • 絞って深く研究するものを何にするのか、定める。
(4年鈴木)

【4年藤田 発表】研究テーマ「LCCを活用したインバウンド政策〜非「ゴールデンルート」でも外国人を呼び込むためには〜」
章立て:

  1. 現状分析
  2. 訪日外国人観光客を地方に送客するための政策事例
  3. 現状のインバウンド政策と航空政策の関連性
  4. 空港改革の事例
  5. 地方管理空港の改革余地とは
発表に対するコメント:
  • 観光資源が乏しい地方の場合も考慮すべき
  • なぜLCCを使うのかという理由を明確にすべき
  • 地方イン・地方アウトの根拠は本来別にある
  • 研究の独自性を明確にしておくこと
(4年藤田)

【4年緑川 発表】研究テーマ「都市の環境政策〜エコシティの推進〜」
章立て:

  1. 前回の発表・コメント
  2. 海外の事例
  3. 日本の課題
  4. 環境教育
  5. 政策提言に向けて
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 環境に関する有名な気候変動枠組み条約と生物多様性条約のうち、生物多様性条約締約国会議で合意された「愛知ターゲット」には理念として20個の目標が掲げられている。このように世界的な条約にも理念や目標が含まれているため参考にしてはどうか。
  • 日本の官庁が政策として掲げるだけでなく、どうやって国民的な取り組みにしていくかが重要であり、取り組みにするためには仕組みを理解することが重要である。
  • 環境問題は総合的な生活の問題であり成果が見えにくいため、具体的な目標として何が達成できるのか、が重要である。
  • 北欧と日本では教育成の成り立ちが違うので難しいが、同じような先進国なのになぜ環境に関する意識の差、行動の差が出るのかを調べたらどうか。
(4年緑川)

【スナップ写真】

 
遅刻したせいか、慌てて、ゼミ教室でのプレゼン風景の写真を撮り忘れ、これが最初の一枚。なぜか3年のY君の名前が飛び交う。大学水泳サークルの合宿と一緒となり、食堂も長い列。「伝統」を破り、用意できたものから、冷めないうちに食事を開始する。3年生男子など。

 
という訳で、4年生の皆さん、お先に失礼。

 
という次第で、4年生。

 
という訳で、4年生ほか。

 
という訳で、2年生と3年生。

 
3年生女子(夕食前に風呂タイムがあり、撮影を遠慮していた)

 
コンパにて。「おけさ柿」といえば、新潟佐渡名産。佐渡といえば、姉妹都市の埼玉県入間市は市制50周年を祝う花火と万灯祭りが月末に。50周年といえば、今年は社学創設50周年!。

 
コンパは食堂で、と事前に指示をされていたが、閉室されている。確認すると、ゼミ室で、となり、机の配置変えをして、戸外という自然の冷蔵庫から買い物袋を運んでセッティングした。

 
ちょっと、待て!ビールがないぞ!ビールを買い忘れたって?!。何しとるがや。

 
ビール調達隊の面々が、真っ暗闇の買出しから無事に戻る。ご苦労様!

 
若者よ、これがグリーン・ハウスだ。大学の前身での第一回卒業式が行われた緑色の木造校舎を模して、ここに建築されている。現在は、1階が教室、2階が教職員宿泊施設。

 
送迎のバスが朝陽を浴びて。左側がテニスコート、右側手前に野外バスケットコート。

 
朝7時半からの朝食に向かうと、道にリスを発見。木々を飛び移る。管理人室前の大木に小鳥が多数いて、尋ねると、話は最近、キャンパス付近に出現した熊、それも80Kgもある熊や、道端を荒らす猪、狐の話が返ってきた。学生や教員、特にグリーン・ハウスやバンガロー宿舎利用者への安全の方が心配だと。コゲラかなあ。

 
朝陽に紅葉が美しい。

 
朝食の後は、部屋の清掃と荷物の移動、清算を行い、昼間で、グランドにてレクレーション。まずは、石川式動態ストレッチ。

 
A棟越しに浅間山を入れて、グランドに降りる階段前で、全員の集合写真を撮ってから、グランドをネットのある場所への横断中に、なんたること、浅間山の全体が見えるロケーションに気づく。雲一つない晴天で、もう一度、写真撮影。

 
2班に分かれて、キックベースの試合で、盛り上がる。その後、思いおもいのゲーム(フットサル、バドミントン、キャッチボール、テニス・・・)。

 
腹筋運動。

 
バドミントン。

 
フットサルとキャッチボール。

 
二人、その一。

 
二人、その二。

 
ローアングル。

 
昼食のカレーならぬ、カツどんと野菜果物。

(3年柳下、富山、木村、井上、4年大塚、杉橋、鈴木、藤田、緑川;写真撮影は担任)


2016年10月11日(曇り)
第2回授業(公開ゼミガイダンス)
欠席者:4年5名(私用と1名留学)、3年2名(私用)
遅刻者:3年1名
早退者:3年1名

【公開ゼミ・ガイダンス】
 前回の反省を踏まえて、プレゼン資料を加筆修正して、見学者に分かり易いプレゼンとなったが、生憎、見学者数は前回の半分でした。

 

【3年青木 発表】研究テーマ「離島存続にむけて―水産業の在り方を視点に― 」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回のコメント
  3. 研究の指針
  4. 離島振興法の成立過程
  5. 離島振興が実施されるまで
  6. 離島振興法が適用される離島
  7. 長崎県五島列島
  8. 五島列島の漁業
  9. 五島列島支援プロジェクト
  10. 今後の指針
発表に対するコメント:
  • 「絶対的有益」というワードを、個人の主観で使用しない。
  • 五島列島支援プロジェクトと離島振興法の関係性を調べる。
  • 五島列島支援プロジェクトがどれくらいの成功をおさめているか、アプローチする。

 次回は、軽井沢合宿。

(3年青木と担任)


2016年10月4日(晴れ)
後期第1回授業(公開ゼミガイダンス)
欠席者:4年2名(内定先、留学)、3年1名(私用)、2年1名(体調)
遅刻者:なし

【公開ガイダンスその1】
 今回と次回の2回、来年度のゼミ募集に伴う公開ゼミ・ガイダンスを実施した。後期の最初の授業であり、事前に3年のゼミ役員から、14号館1階の社学ゼミ掲示板のゼミポスターと、ガイダンスでのプレゼン資料が担任に提出されていた。
 司会は、副ゼミ長の堤君、ゼミ研究発表のサンプル担当者は、海津君と片矢さん。ゼミ室は、現役生の座席がないほど1年生の見学者が多く出席した。なお、役員の秀君らが、見学者用のアンケート用紙を用意した。
 ガイダンスの後の残り時間で、予定のゼミ論発表を実施した。

【3年中村 発表】研究テーマ「空き家問題解決に向けて 〜豊島区の空き家問題について〜」
章立て:

  1. 前回のまとめ
  2. 空き家対策特別措置法の現状
  3. 空き家管理の具体例
  4. 豊島区の空き家問題の現状
  5. 豊島区の空き家問題の対策
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • なぜ東京で空き家が増えているのかを調べておく。
  • 空き家問題解決の終着点をはっきりさせておく。
  • 議論の流れを明確化する。なぜ、特別措置法の政策過程の考察から、空き家管理の地域の具体例の考察に進んだのか。説得的に示す。
  • 東京の中でも空き家問題に特化した地域を探す。
  • 近年は、日本への訪問客を増大させる政策目標があり、しかも東京オリンピックの予定も加わって、「民泊」問題が課題となっている。その時々の状況によって政策課題と政策案が変わっている。そうした動向も考えながら、自分の研究の意義を明確に位置づける。

 次回は、公開ガイダンスの2回目と3年生1名のゼミ論研究の発表。

(3年中村と担任)


2016年7月26日( )
第15回授業&納会@いねや
欠席者:


【翌日、ゼミ・メーリスに投稿】

ゼミ生諸君、
7月も末なのに東日本は梅雨があけず不順な天候ですが、涼しくてきっと例年にない良い試験・レポート結果となる、かなあ?
昨晩のゼミの納会@いねや、は少数精鋭にて、また、久しぶりの糖質食とビールで楽しく過ごすことができました。参加者と役員に御礼を言います。

ここで本題に入る前に。
納会の意義について、特に、欠席者に確認します。
大学では、試験を実施しない授業科目は、試験期間中に授業を行なうことになっています。従って、昨日は、レポート課題提出のナビ授業とみなし、教室では授業せず、他の試験などの便宜としました。
納会では、

  • 春学期のゼミ運営の反省
  • ゼミ課題提出期限の相談
  • 各自の研究についての相談
  • 夏休みの予定把握(事故への備え)
  • お互いの慰労と区切りの挨拶
を行いました。
このような意義を持つ納会への参加者が、ゼミの半分となり、大変残念でした。

さて、先ほど、ナビにレポート機能を使い、提出フォルダを設定しました(お知らせメールは、配信せず、本メールにて、通知します)。レポート課題に記載した内容は、以下の通り。

それでは、有意義な夏休みを過ごし、秋学期に全員無事に再会しましょう!

【2年生】
授業でのプレゼンに対するコメントと講評をもとに、修正、更新したファイルを期限までに提出してください。

目的は、夏休み中に、先行研究をサーベイし(参考文献を芋づる式に読み込み)、あるいは関係者・団体への問い合わせやヒアリングなどの調査、フィールドワークを行なうための、研究計画書です。
ですから、できる限り具体的で、しっかりとしたデザイン、シナリオができていないと、夏休みでの研究が遅々として進みません。

秋学期には、研究・調査の結果を順次、プレゼンしてもらい、コメント・講評をし合い、各自のゼミ論ページの材料とします。平行して、ホームページの作成講習を数回行いますが、春学期の自己紹介スライドと同様に、夏休みの成果がページに盛り込む材料となります。

なお、期限まで、一時保存や再提出を許可します。

【3年生以上】
春学期のプレゼンへのコメント、講評をもとに、ゼミ論を修正、加筆して更新して、期限までに、以下の諸点を確認し提出してください。

  • コメント、講評を反映しているか
  • 余白、背景色、レイアウト
  • 学術的文章の書き方であるか(→授業で使った参考資料をナビレポート課題欄に添付:但し、参考文献の書き方は、著者(刊行年)・・・の順で)
  • 画像、図表のサイズや拡張子(ペイントなどで加工)、下などにキャプション(題名や出所)htmlファイルを立ち上げると、すべて表示されるか(表示されません、となるのは、画像などの名前、ディレクトリ(場所)、経路(パス)記述の誤りが多い。TeraPadでファイルを開いて確認すること)
  • ページに使わないメモ帳や元画像などをフォルダに含まない
  • フォルダの名前は、佐野君ならsanoだけ。更新日や学年など余計な情報を加えない。フォルダの中のhtmlファイルや画像ファイルなどの名前は、半角英数モードで書く (全角ひらがなモードでは、ブラウザで読めこんでも、大学サーバーにアップロードできない!)
  • 末尾の更新日の確認(他のファイルやフォルダと区別する唯一の根拠)
  • フォルダを右クリックして、zip圧縮(sano.zip)。これを登録提出(フォルダ形式は、提出できない。再提出の時は、フォルダ名に余計な情報を加えないこと。htmlのファイルの末尾に更新日を更新するだけ。フォルダ名は、sano。フォルダに別名を付けて保存していると、どれがどれだか分からなくなる。覚悟も定まらない。)
  • 以上が不明で不安なら、私にメールで聞くか、ゼミ生同士で助け合う。
なお、期限まで、一時保存や再提出を許可します。

(担任)


2016年7月19日( )
第14回授業
欠席者:
遅刻者:

【年 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

 次回は、

()


2016年7月12日( )
第13回授業
欠席者:
遅刻者:

【年 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

 次回は、

()


2016年7月5日(曇り、肌寒い)
第12回授業
欠席者:5年1名(私用)、4年3名(就職活動)、3年2名(私用)、2年5名(体調、他科目、私用)
遅刻者:3年1名

 4限の2年ゼミのゼミ論案プレゼンが、休憩時間と5限の冒頭まで延長となった。休憩なく、予定通り、3年のゼミ論発表の最後1名のプレゼンと講評を行なった。
 その後、出席者全員の1分間スピーチを行った。

【3年 石川 発表】研究テーマ「日本の学生スポーツにおける事故の軽減、対応について」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究方針
  3. 日本でのスポーツ傷害
  4. 日本におけるスポーツ傷害の理解
  5. アメリカにおけるスポーツ傷害
  6. 日本における改善
  7. これからの研究方針
  8. 参考文献
グループディスカッション:「熱中症などの知識を広めるには、どのような媒体を使うとよいか。」
  • CMで有名タレントを起用して呼びかけ、興味を引く。
  • 防災マニュアルのように、大規模に関係者、団体にマニュアル配布を行う。
  • スポーツドリンクなどの飲料水のラベルに、危険や注意を促す小さなコラムのように載せる。
  • TVで特集番組を組むなどして、興味を引き、危機感をしっかり植えつけられるようなものを放送する。
発表に対するコメント:
  • 新聞社の広告部門は、こうした社会的な啓発活動を発信するノウハウが優れている。
  • フィギュアスケート大会での接触転倒による怪我と競技続行が「美談」として報道されたが、なぜ、それに異議を唱える報道や声明がなかったのか。考察すべき着眼点が他にも見つかるのでは。
  • ラグビー試合の観客が激増している。場内やTV・ラジオなどでの実況、解説で、反則やルールと同じように、脳震盪や怪我による措置や退場などの「協会ポリシー」をしっかり説明し、広報するべき。
  • アスレチックトレーナーの認定や養成・育成の制度や仕組みには、どんなものがあるのか。どうすれば増やせるのか。

 次回は、2年ゼミ生の半分による、ゼミ論研究計画書のプレゼンと講評を行なう。

(3年石川)


2016年6月28日(曇り)
第11回授業
欠席者:5年1名(私用)、4年2名(就職活動)、2年(体調、他科目、私用)
遅刻者:なし

【3年 井上 発表】研究テーマ「東京都心部の観光インフラの整備」
章立て:

  1. 前回の発表
  2. 指摘を受けて
  3. 先生の助言
  4. 助言を受けて
  5. テーマ変更
  6. 手順
  7. 観光業の現状
  8. 観光業の予測
  9. 民泊とは
  10. 民泊の現状
  11. 民泊の問題点
  12. 自治体の要望
  13. 自治体の対応
  14. これからの展望
  15. 参考文献
グループディスカッション:
(1)「普段使う宿泊施設はいくらくらいか?」
  • 旅行に行く動機によって異なる。
  • 遊びだと高くなるし、ライブの遠征とかだと安くしたくなる。
  • 6000〜10000円くらいが妥当ではないか。
(2)「民泊がビジネスホテルより少し安ければ泊まろうと思うか?」
  • イメージで行きたくない。
  • 行ったことがある人は、別に泊ってもいいと行ったことがある人と、そうでない人との間に意見の相違が出ている。
発表に対するコメント:
  • 民泊を有効活用していくのか?
  • NPO法人で民泊をやっているところもあるので、そこを調べてみるとよい。
  • 民泊がどうだという風に結論を出すのか、民泊をやるとして、発生している問題を解決していくように持っていくのか?
  • 留学のホストファミリーのことも調べてみては?
  • 外国で流行したのは部屋数が多かったのであって、日本では通用するのか?
  • インフラでも宿泊施設だけに焦点を当てるべきだ。
  • 観光客としてのカウントと宿泊客のカウントでは経済効果もかなり違う。→宿泊しないとその土地も人間も文化も分からない、素通り。だから、宿泊が、民泊が問題であり、考えるべきだ。

【3年 海津 発表】研究テーマ「ユニバーサルサービスの在り方〜IP網の時代に向けて〜 」
章立て:

  1. 前回までの内容
  2. 通信サービスの利用頻度
  3. 災害時の通信手段
  4. 携帯電話が利用できない地域
  5. 携帯電話の基盤整備における課題
  6. ユニバーサルサービスに含めるべきか否か
  7. 今後の研究方針
  8. 参考文献
グループディスカッション:
(1)「実家に固定電話はありますか?あれば、どのような時に使っていますか?」
  • ほとんどのグループで「ある」と回答
    ※一人暮らしの人は、固定電話を設置しておらず、番号も利用していないと。
  • パブリックな用事(プライベートな携帯と区別)
  • FAX
  • 住所の証明
  • 確実につなげたいとき
  • 親が、親戚にかけるときに利用
  • 電話代節約
  • 連絡網
(2)「災害時など、知人と連絡をとるためのツールは?」
  • 駅などに設置されているような掲示板を応用
  • SNS、中国のトークアプリ
  • ガラケー利用者は体温を感知できるシステム
  • IoTを利用し、様々なものにネットを接続→使えば連絡がいく
  • docomoのウェアラブル研究
発表に対するコメント:
  • 携帯電話のエリア外の3.9万人、3,240箇所とは具体的にどこか? → 離島、山奥地
  • 郵政民営化の政局では、郵便サービスの在り方には関心が高く国民的議論となった。   →なぜ通信の問題は、知らない内にサービスが打ち切られ、転換されつつあるのか。なぜ、国民的なアジェンダになっていないのか?
  • 災害時の安否確認を含め、通信のユニバーサルサービスは、重要で大切なテーマである。

 次回は、3年の発表の続き。

(3年井上、海津)


2016年6月21日(曇り)
第10回授業
欠席者:4年1名(就活)、3年1名(通院)、2年3名(課外、他科目、体調)
遅刻者:なし

 今回は、4年生が、一部公務員試験は継続中だが、就職活動を終えて復帰したせいで、久しぶりの満員御礼。今回発表の3年生2名の配布資料の印刷中に、全員の1分間スピーチを実施したため、恒例のグループディスカッションは無し、となった(残念)。

【3年 堤 発表】研究テーマ「脱ギャンブル依存国家〜パチンコ依存患者のケアと賭博に頼らない国づくり〜」
章立て:

  1. ここまでの流れ
  2. 前回のコメント
  3. 研究方針の修正
  4. 修正の理由
  5. 「治す」に着眼した課題
  6. 前回挙げた「治す」ための政策
  7. 厚生省による依存症への取組み
  8. スイスの依存症への取組み
  9. まとめ
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • パチンコ遊戯人口の減少化傾向において、パチンコを辞めた人たちは何が理由でやめることができたのか。
  • 依存症率が低いと今回着目したスイスのカジノでは、当初から遊戯人口が少なかったのか、それとも対策を実施したことで遊戯人口が減少したのか、発表では分からない。
  • ギャンブル依存症とパチンコ依存症では、遊戯構造や問題の内容、採られる対策が異なるが、あくまでパチンコ依存症に焦点を絞って研究を進めるのか。スイスのギャンブル依存症対策と日本のパチンコ依存症対策は、有効な比較論にならないのでは。
  • パチンコ依存者の実態調査(年齢・性別・経年・職・教育・所得など)を、より詳細に分析し、依存症問題の具体的な原因を明らかにする。その上で、一般論・抽象論ではなくて、問題に適した具体的な政策を提言した方が良い。
  • 新聞記事のデータベースで、幾つかの自治体の取り組みや、依存症を克服した人によるNPO活動などを見つけた。最近、馬場や渋谷の駅前で、レンタル相談の活動をする元学生の紹介記事や番組を見た。
  • 活動も興味深いけど、この問題を社会科学的に考察して、学術的な政策提言を出して欲しい。

【3年 木村 発表】研究テーマ「日本におけるサッカーを利用した地域振興策〜地域クラブの事例から考える〜」
章立て:

  1. 前回までの発表内容
  2. 研究概要
  3. 地域クラブの現状
  4. ハイブリッド型サッカークラブの育成・促進
  5. ハイブリッド型サッカークラブの例〜ドイツ・フランクフルト〜
  6. 今後の課題
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ドイツやイギリスのスポーツ市場は大きいので、日本に同様のシステムを持ち込むことは難しいのではないか。
  • 日本には学校での部活動が存在している。若者世代をどのように地域スポーツクラブに取り込んでいけばよいか。
  • 地方は「地域の結びつきが弱い」と政府の地域再生策でも前提とされるが、地域の絆は強いのではないか。現状の認識が異なれば、政策論も違ってくる。
  • 地域スポーツクラブの例として、ワセダクラブのような大学スポーツの例も研究するとよい。所沢の学部で、先行研究がないか調べる。

 次回は、引き続き、3年生のゼミ論発表。

(3年堤、木村)


2016年6月14日(曇り)
第9回授業
欠席者:4年1名(就職活動)、3年2名(体調)、2年4名(体調、他科目、課外活動)
遅刻者:なし

【3年 秀 発表】研究テーマ「教育の機会均等の実現に向けて〜貧困の世代間連鎖を断ち切る〜」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 章立て
  3. 導入〜貧困と学力の相関関係〜
  4. 日本が抱える問題点
  5. 研究概要
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
グループディスカッション:
(1)「経済事情による教育の機会を失った経験はありますか?」
  • 公立の方が塾には行きやすい。
  • 親に行かされる。(経済事情か?)
  • あえて行かない。学校が受験のサポート。
(2)「映像授業の経験の有無と、映像授業に関する感想と印象について」
  • 繰り返し見られるのが良い
  • 早さの調整ができ、停止や、巻き戻しもできるため良い。
  • 緊張感がないため、サボることが容易。
  • どこでもできる。生と大差ない。
  • 自習の一環として使えそう。
  • 受け身の学びになりそう。
  • 大学の大教室の授業のように先生との対話がなく、意欲がない人には良いものではない。
  • 意欲によって受講後の差が生まれそう。
発表に対するコメント:
  • 映像授業には足りない点もあると思うので、恵まれていない子には、個別の方が良いのでは。
  • 貧困層の子でも、勉強したいという子には良いと思うが、意欲的でない子には、モチベ等の対策が必要と思われる。
  • 映像授業の活用にしても、バングラデシュと日本では事情が異なるのでは?紹介があった税所君の事例が成功した経緯や仕組み、事情を知りたい。それらが日本でも通用するのか。「貧困」といい「教育機会の機会均等」といっても抽象的で、具体的な経験の内容に特定化し、対象としなければ、研究が進まないのでは。
  • 日本の近代化に際しての雇われ外国人や技術導入のように、先進国から途上国への技術移転による、たとえば貧困解決の効果はあるが。
  • テーマの「問題の所在」はわかるが、何を足掛かりに政策論としてつなげていくのかの部分が、複数あるようで、わからない。たとえば、スタディサプリを、公教育の仕組みや理念とどう結合させるのか。
  • 「フリースクール」(不登校児童などの支援学校)などを支援する法案、「教育機会確保法案」が継続審議となった。その政策過程を研究する、という方向もある。
  • 映像授業を行うとして、どこが主体となるのか?どこで行うのか?効果はあるのか? ⇒よく考えてくるように!

【3年 柳下 発表】研究テーマ「都市インフラの維持〜経営的マネジメントの観点から見る持続可能な政策〜」
章立て:

  1. 前回までの概要
  2. 国土交通省の見解
  3. 経営的マネジメントとは
  4. VFM
  5. 指定者管理制度
  6. 包括的
  7. PFI
  8. 横浜市のPFI活用
  9. 今後の展望
  10. 参考資料
グループディスカッション:
(1)「持続するのが困難だと思うインフラを挙げてください」
  • 原発(電気関連)廃棄した際の費用、費用対効果
  • 高速(地方)
  • 地方インフラ(財政的に)
  • 学校(たくさんある、優先順位低い)
  • 利益の出ない事業(道路、福祉、鉄道)
  • 県道、下水道
(2)「PFIが活用できそうな事業は?」
  • 学校
  • 空港
  • 給食センター
発表に対するコメント:
  • 民間企業は建設のノウハウはあるものの、運営ができないという実態がある。民間の視点からも見ていくべき。
  • 収益性が低い地方のPPP事例の研究をしてみては?
  • PFIの事例では、研究テーマである「都市インフラの維持」に直結しないのではないか。
  • テーマとの関連では、富山市や青森でのコンパクトシティは検討しない?→広がりに欠けている。横浜の事例を研究していきたい。

 次回は、引き続き3年生のゼミ論発表。

(3年秀、柳下)


2016年6月4〜5日(曇り〜雨)
第8回授業:鴨川合宿
欠席者:5年生、4年生(就職活動)、3年生3名(課外活動)、2年生1名(体調)
遅刻者:3年生1名(法事)、2年生2名(授業他)

朝9時45分に馬場駅前のロータリー集合。

 
早稲田通りでバスに乗車。
事故不通の海ほたる経由を断念し、陸路を選択。

 
シートベルト着用。優良マーク、3星トップ。ゴールド免許。

 
市原サービスエリア到着。約1時間の昼食・休憩。

 
あさり・かき揚げ・冷しそば(先生)

 
学生それぞれ(1)

 
学生それぞれ(2)

 
学生それぞれ(3)

 
セミナーハウス到着。新管理人にホッ。部屋割り(洗浄付きトイレ!)。
ゼミ室211。ノートPC借用、吊下げプロジェクター、ネット接続。集中管理の暖房を冷房に。

【3年 真壁 発表】研究テーマ「自転車の利用拡大に向けて〜シェアサイクル活用の再検討〜」
章立て:

  1. テーマの方向性について
  2. 研究動機
  3. 研究概要
  4. コミュニティサイクル
  5. 東京オリンピック
  6. 課題
  7. 今後の展望
  8. 参考文献
グループディスカッション:
「コミュニティサイクルの課題は?」
  • 18歳未満は使えない(クレジットカード利用のため)→もっとフレキシブルに
  • 使用距離を伸ばしてほしい(観光地だけでなく、できれば田舎まで)
  • ポートの数を増やす。
  • 確実に利用できるように予約システムがあると良い。(ストック数の調整)
  • 登録が面倒。
  • 外国人の対応を進める(交通ルールの周知など)。
  • 導入による事故の増加が考えられる。
  • 道路整備が必要。
  • 導入の際のコストが高いのでは?
発表に対するコメント:
  • 図の出所を図の下に簡易表示をする。詳細表示は、参考文献欄に。
  • 各国で自動車の自動運転技術が実現間近だが、ゼミの先輩が、十数年前に日本での官民挙げての実証実験を卒論の対象としていた。参考にして、コミュニティサイクルの取り組みの政策過程を明らかにし、その課題など報告書、レポートなどで追跡する。
  • どのような主体が事業を行っているか、や、先進的な海外事例との比較で掘り下げる。

【3年 富山 発表】研究テーマ「子どもの貧困〜未来を担う子どもたちの将来を照らすために〜」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究概要
  3. 章立て
  4. 今後の展望
  5. 参考文献
  6. グループディスカッション
グループディスカッション:
(1)「こども食堂のように貧困家庭の孤立を防ぐために有効な手立てはありますか?」
  • フードバンクからの食品の提供回数を増やす。
  • 貧困状態にある人自身がSOSを出させられるように、地域のつながりを深める。
  • 定期的に自治体が貧困家庭に様子を確かめに行く。
  • 小学校の放課後教室(例:はまっこ(横浜市)など)で遅い時間までいる子どもに、フードバンクからの食品を提供する。
(2)「貧困家庭の子ども向けに教育支援をする機会(宿題を教えるなど)があったら、参加しますか?」
  • 自分の時間に余裕があれば参加する。
  • 有給ならば参加する。
  • 子どもと会話をするのが楽しそうなので参加したい。
  • 定年退職した元教師も、教える側の対象としたらいいのではないか。
発表に対するコメント:
  • 「貧困」にも様々なレベルや実態・実情がある(離婚家庭への養育費未払い、シングルマザー・・・)ので、丸めた統計数字ではなく、それを絞った方がよい。
  • 「こども食堂」や「フードバンク」は、貧困状態を緩和するすることにはなるが、根本的な解決にはならないのでは。その違いはずっと残ると思うが、どう整理し考察を進めるのか、明確にしておく。
  • 格差問題や、現行の控除制度の負の面から、内外でベーシック・インカム論が提言されている。根本的な解決策のアイデアとの関連も意識して研究する。
  • 奨学金制度を全額給付型にする提言もある。

【3年 片矢 発表】研究テーマ「東京都におけるゴミ処理問題−名古屋市のゴミ処理成功事例の観点から−」
章立て:

発表に対するコメント:

 
休憩・風呂タイムの後、3階食堂で夕食。

 
まだ明るく、夕食後にテラスで写真撮影。曇りだが、海と新緑の眺望と澄んだ外気が気持ちいい。

【3年 中村 発表】研究テーマ「空き家問題解決に向けて−空き家対策特措法の拡大について−」
章立て:

  1. 空家の概要
  2. 空き家対策特別措置法について
  3. 空き家対策特別措置法拡大に向けて
  4. 今後の研究課題
  5. 参考文献
グループディスカッション:
(1)「空き家についてどのように考えるか?」
  • 近寄りにくく、鬱蒼としている。
  • 親戚が空き家をもっており、更地の問題で悩んでいる。
(2)「自治体と行政のつながりについて具体例はあるか?」
  • 都市計画や、災害関連がある。
  • 実際に自治体と行政が結びついている取り組みはたくさんある。
発表に対するコメント:
  • 空き家問題の原因論に、少子化する子ども世代が両親の住居を維持できない現状について言及がなかった。原因の認識が、政策論に結びつく。
  • 空き家カフェなど、空き家の有効な活用事例をもっと調べると、住民や行政、私企業、NPO等の関わりが見えて、政策提言に繋がるのでは。
  • 引用文の出典を、学術的な文章の書き方に則り、明記する。

【3年 稲垣 発表】研究テーマ「里山地域の生物多様性の回復−生物多様性農業の推進−」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究概要
  3. 章立て
  4. テーマの焦点化理由
  5. 生物多様性農業の成功事例
  6. 事例1「朱鷺と暮らす郷づくり」認証制度
  7. 生物多様性農業と環境保全型農業
  8. 生物多様性とは
  9. 世界と日本の動向
  10. 今後の展望
  11. 参考文献
  12. グループディスカッション
グループディスカッション:
「生物多様性について、知っていることは何ですか。」
  • 食物連鎖こそが、生物多様性。
  • ニホンカワウソは減っているにもかかわらず、韓国では増加している理由は何か。
  • どこまで守ればいいのかわからない。アメンボ一匹まで守っていたらキリがない。
  • 海外でも「生物多様性農業」は主要な問題や関心、あるいは取り組みとなっているか。
  • 田んぼでカエルなどの生物が減っているのは、お米を育てる際の害虫を食べてくれるものがいなくなるため。お米の質にも影響しているのではないか。
  • 自然のままがよい。
  • 干潟の保護、ゲンゴロウなど。
発表に対するコメント:
  • 耕作放棄されても、自然のままに放置されているだけで問題ではないのではないか。→自然に人の手が加わって「里山」になる。
  • 里山地域での普遍課題といっても、東西南北様々なのでもっと絞るべき。佐渡限定にするのがよく、佐渡の環境に似た海外の事例を比較するのが効果的。
  • 「生き物マーク米」を管掌している官庁はどこか。補助金などはあるのか。
  • 「生き物マーク米」の朱鷺のほかの事例もあるのか。
  • 佐渡で生物多様性農業が広がった経緯や過程を分析すれば、普遍的な課題が見えてくる(反対や失敗や躊躇など、様々な様相・局面が見えてくるのでは)。コウノトリの事例も同じなので、一つの事例を深掘ると、課題や政策提言に繋がる。
  • 他方、TPPのグローバルな、また、国政の動きも絡めて考察する。世界の競争環境の下で、どうテーマや事例を位置づけるのか。第6次産業とか、世界市場に販路を見つけろ、という流れとの対比も忘れずに。
  • 論文タイトルの付け方で、サブタイトルとタイトルが内容の重複がある。副題にはケ事例研究名を書くのがよい。
  • 参考文献スライドでは、HPをリンクするだけでなく、URLも書く。日付に年も書く。

【3年 青木 発表】研究テーマ「離島存続に向けて−水産業のあり方を視点に−」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 前回までの研究内容
  3. 前回の研究内容の課題
  4. 離島振興法
  5. 離島再生が見込まれる「沖島」
  6. 今回の研究から考えたこと
  7. 今後の研究課題
  8. 参考文献
グループディスカッション:
(1)「離島に住むことになったら、そこでの意義や利点とは何か?」
  • 都会の忙しさから解放される、のんびりできる
  • 人とのつながりが強い
  • 観光やリゾート地で楽しめる
(2)「また、不便なことや不安な点は何ですか?」
  • 就職できるか不安
  • 情報がしっかり入りにくい
  • 遮断されている感じがする
  • 医療サービスや教育をきちんと受けられない
発表に対するコメント:
  • 研究テーマの動機付けが弱い。説得的ではない。離島には、様々な役割があり、時とともにそれも変容し、強弱も違ってきている。論文筆者自身がどんな役割、使命を離島に投影するのか、曖昧にせずに明確にする。
  • 離島振興法がどういった経緯で出されたのか、その政策が狙い通りに効果を発揮しているのか、そうではないのか、その政策過程と効果とを、まず詳しく調べてみる。
  • 研究する離島をどこにするのか、今回のように、したい議論に合う離島を例に挙げるとご都合主義的な研究になってしまう。
  • 参考文献の新聞記事の出所が記載されていない。

 
乾杯!

 
フルーツバスケット

 
ジェスチャー

 
人狼!?(1)

 
人狼!?(2)

 
コント

 
2年生

 
3年生

 次回は、3年生のゼミ論の発表の続きを行います。

(担任、3年 真壁、富山、片矢、中村、稲垣、青木)


2016年5月31日(晴れ)
第7回授業
欠席者:5年1名、4年8名(就職活動)、2年3名(体調、他授業、帰省)
遅刻者:4年1名(就職活動)

【3年 良元 発表】研究テーマ「地域振興における行政のあり方」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究概要
  3. 章立て
  4. 地域にもたらす効果
  5. 抱える課題
  6. 次回の発表
  7. 参考文献
  8. GD
グループディスカッション:
1.「テーマパークに行く際に重視するポイントは?」
  • みんなで楽しめる
  • 世界観・馴染みのあるテーマ
  • アクセスの良さ・価格
  • リニューアル
2.「居住地域外のテーマパークに行きたい動機は?」
  • 一日楽しめる(行ってがっかりしたくない)
  • 口コミ・話題性
  • 非日常の体感
  • 思い出に刻めるか
  • 老若男女楽しめる

発表に対するコメント:

  • 第三セクター形式の問題点として「テーマパーク経営に長けた専門家の不在」とあるが、必ずしもそうではないと思う。
  • 「域内」と「域外」の区別及び用語法は、要検討。経済効果で一括できるので、効果の内容を具体的に提示すべき。
  • テーマパークと地域振興にどう行政が介入できるのか不透明。1強他弱の業界だが、すべて第三セクター方式は不首尾で、現在は行政の関与はない、とするなら、なぜ、また、どんな、行政の役割を探求するのか。萌芽的な役割などがあるのか。例えば、テーマパークではないが、アグリツーリズムや東北の漁業など体験型で消費者と地域業者を結びつける事例がある。

 幹事長の良元より、週末のゼミ合宿について、回覧済みの計画表を基に、諸注意事項があった。

(3年 良元)


2016年5月24日(晴れ)
第6回授業
欠席者:2年3名(体調不良と他科目履修)、3年1名(通院)、4年5年8名(就職活動)
早退者:3年1名(研修)

 今回も、前回に引き続き、図書館講習の授業を603端末室にて行った。今回は、主に雑誌論文と新聞記事のデータベース検索に重きをおいて、中央図書館の稲葉さん等に教えていただいた。

  1. 雑誌記事・学術論文を探す
    • 日本語論文を探すときには『CiNii Articles』を用いる。
    • 雑誌記事はテーマの専門性が強いので、ある程度研究テーマが絞れたら用いる。
    • 実際に大学に雑誌があるかどうかは、論文名でなく、雑誌名をWINEで検索する。
    • 『電子ジャーナルポータル』も積極的に有効活用する。
    • 英語論文を探す場合には『Web of Science』をクリック。
    • 本文全体を見られる可能性のある「FindFulltext」も活用した。
  2. 新聞記事を探す
    • ヨミダス歴史館(読売新聞)で検索方法を学んだ。
    • 新聞記事の利点は、世論や当時の状況を知れること、情報の速報性をもっていることである。
    • しかし、全ての記事において学術的な分析がなされているとは限らない。
    • 記事の検索候補は、新しい順、古い順など変えることができるので、自分にあった記事を素早く見つけられる。
  3. 法分野に関連する研究テーマを扱うために
    • 上沼先生の要望で急遽、法律に対する情報検索の方法を学習した。
    • 学術情報検索のページ → 画面中央にある【検索語】にカーソルを合わせる → 「D1」と入力 → D1Lawのページになる
    • 政策科学的視点で探す時、法律判例文献情報で検索をかけると、テーマと合ったものが出てきやすい。
    • その他必要なら、現行法規や判例体系でも、検索をかけてみる。
  4. 資料の探し方まとめ:
    • 【探したい資料が決まっている時】
      1. 探している資料が「図書」なのか「雑誌記事」なのか「新聞記事」なのか、それ以外なのかを考える。
      2. 早稲田にあるかどうかWINEを「資料名」で「タイトル検索」する。(雑誌の場合は「雑誌名」で検索する)
      3. あれば、現物を入手したり、電子媒体を利用。なければ、CiNii Booksを「資料名」で検索。
    • 【探したいテーマ・内容しか決まっていない時】
      1. 適切な検索ワード(キーワード)を考える。
      2. テーマの性質を考慮し、どの媒体の情報を探すか考える。
      3. 図書ならWINE、雑誌記事ならCiNii Articles、それ以外なら媒体に適切な検索ツールを使う。

 次回から、3・4年生の研究発表を順に行っていく(最初は良元さんから)。

(3年青木)


2016年5月17日(曇り)
第5回授業
欠席者:2年生3名(体調不良・他科目履修) 、3年生2名(体調不良)、 4年生7名、 5年生1名(就職活動)
遅刻者:3年生1名(就職活動)

 今回は、毎年恒例の図書館職員さんによる講習を、603端末室にて実施した。
 まず、早稲田大学図書館の概要をご説明いただいた後、学術情報検索の利用方法そしてRefWorksの活用方法もお教えいただいた。

  1. 図書館概要
     蔵書数は図書だけでも国内大学第4位の約560万冊、学内に図書館・図書室あわせて21施設が存在している。
  2. 学術情報とは
     情報の性質は様々であり、媒体はテレビ・ラジオ・インターネット、新聞、雑誌、図書、事典・年鑑等にわかれている。
     情報は時間の経過と共に媒体も変わり性質も変化するため、その時々で適切な形態の情報を利用する必要がある。
     課題・論文の作成の際は、その段階に応じて適した文献を選択していく。
  3. 学術情報検索の使い方
     (1)早稲田大学図書館HPにアクセス、(2)「資料の検索」→「学術情報検索」をクリック、(3)「おすすめのデータベース」などを用いて、大学で契約をする電子資料(データベース・電子ジャーナル等)を活用
  4. RefWorksとは
     RefWorksとは、文献情報を蓄積・管理するためのサービスである。
     蔵書検索システムWINEなどからレコードを自動で取り込み個人の文献データベースを構築できる。
     さらに論文作成の際には、レコードから参考文献リストを自動作成することが可能となる。
  5. 活用方法(自宅でも可)
    • RefWorksにログインすることで、WINEなどから文献情報を登録できる。
    • 「フォルダの作成」で登録した文献情報を整理できる。
    • 「参考文献の作成」で参考文献リストを作成できる。(「Manage Output Styles」内の「社会情報学」フォーマットを推奨)
  6. 図書を探す
     調べる手順はWINE(早稲田大学)→KOSMOS(慶應義塾大学)→Cinii Books(国立情報学研究所)→World Cat。
     なお、各図書館レファレンスカウンター・MyWasedaより、学内外図書館から資料を取り寄せることができる。
     タイトル・著者名などで検索が可能だが、調べたい文献情報が詳しくわからない場合はキーワード検索をした方がよい。
  7. 検索のコツ
    • 検索語を追加する(AND検索)
    • 概念を広げるor狭める
    • 検索語を言い換える
    • 書籍分類を参考に同テーマの書籍を見つける
    • 1つの文献から複数の他文献を探す
 次回も引き続き、端末室にて図書館講習を行う。

(3年良元)


2016年5月10日(晴れのち雨)
第4回授業&夕方、歓迎コンパ@いねや
欠席者:4年4名(就職活動)、2年2名(体調不良と他科目履修)
遅刻者:4年1名(就職活動)

 今回は、2年生の自己紹介+ゼミ論研究テーマ案のプレゼンを、一人5分以内で全員行なった(欠席者の分は、先生が代行。配布資料は、自身と先生と上級生向けの3部)。

  • 【浅井君】
    1. サークル:早稲田大学邦文速記研究会(ゼミ名の速記がアニメで出て一同感嘆。)
    2. 研究したいテーマ:日本におけるベンチャー企業支援政策
    3. 動機:もともとベンチャー企業に興味があり、政府の成長戦略にも掲げられているため。
  • 【浅野君】
    1. サークル:早稲田スポーツ新聞会、野球サークルセレクト
    2. 研究したいテーマ:植物農場の推進
    3. 動機:実際に東芝の横須賀ファームで食べたレタスが美味しかった。農業の高齢化改善や自給率向上につながるのではないか。
  • 【市木君】
    1. サークル:直心影流剣道会
    2. 研究したいテーマ: 高齢者の「足」について。高齢者の交通事故対策。
    3. 動機:今、教習所に通っている。身内の体験。地元のムーバス。
  • 【井上さん】
    1. サークル: waseda salsa party(ラテンダンス、国際交流)
    2. 研究したいテーマ:演劇でまちおこし
    3. 動機:高校時代演劇部で、地域再生、舞台経営に興味。
  • 【臼井さん】
    1. サークル: 早稲田大学アンサンブルギタール(クラシックギター)
    2. 研究したいテーマ: 最先端技術の受容について、特にその経済的効果
    3. 動機:SFに興味
  • 【遠藤さん】
    1. サークル:早稲田祭運営スタッフ
    2. 研究したいテーマ:千葉県南房総市における地域振興策
    3. 動機:何度か訪れた経験あり。人口流出、過疎化が激しい。
  • 【大山さん】
    1. サークル:早大テニスクラブ
    2. 研究したいテーマ:子供の貧困
    3. 動機:「こどもの日」の社説が「こどもの貧困」だった!
  • 【加藤君】
    1. サークル:手話さあくる
    2. 研究したいテーマ:障害者雇用
    3. 動機:自分が聴覚障害をもつ。大学OBの障害者研究に興味。
  • 【狐塚さん】
    1. 部活: アーチェリー部
    2. 研究したいテーマ: フェアトレードを通じた児童労働の改善(カカオ豆、コーヒー産業中心)
    3. 動機:高校時代に見た児童労働のDVD。日本がカカオ豆を多く輸入するガーナでは、14歳以下の2人に1人が労働している。
  • 【齋藤君】
    1. サークル: 早稲田大学マンドリン楽部、早稲田大学離島交流プロジェクト
    2. 研究したいテーマ: 日本の農業とブランド化戦略のあり方
    3. 動機:実家が農家。「里山資本主義」に興味。現状のブランド化政策に疑問。
  • 【関君】
    1. サークル:早大ユースホステルクラブ(旅行)、Non-Limits(野球)、農楽塾
    2. 研究したいテーマ:日本農業のこれから
    3. 動機:祖父母が農家、TPP
  • 【成島君】
    1. サークル:早大ユースホステルクラブ(旅行)、歴史文化研究会
    2. 研究したいテーマ: 文化財の保護について
    3. 動機:祖父の家が奈良。奈良では建築が文化的遺産と共存している
  • 【三笠さん】
    1. サークル: DIENTE早稲田(フットサル)
    2. 研究したいテーマ:日本の学校教育の在り方ーフィンランド・メソッドの成功を踏まえてー
    3. 動機:教育に興味。教職の授業でフィンランド・メソッドについて学習。
  • 【宮本君】
    1. サークル:軟式野球サークルAkanetts 、学生稲門会
    2. 研究したいテーマ:災害とメディアについて
    3. 動機:地元熊本の出身。情報が入り乱れていたため。
  • 【矢部さん】
    1. サークル: 古寺仏研究会
    2. 研究したいテーマ:景観政策
    3. 動機:大学の授業で、景観の整備による効果を知った。

【新ゼミ生コンパ@御用達いねや2階】

 次回は、図書館講習。教室は14号館603PC教室。上級生は、RefWorksにログインして使い方の確認をしておくように。

(3年柳下)


2016年4月26日(晴れ)
第3回授業
欠席者:5年・4年3名(就職活動)、3年2名(海外活動と体調不良)、2年2名(体調不良)
遅刻者:4年2名(就職活動)

 先生から、次回から行われる図書館講習(RefWorksと情報検索)の概要と重要性についてのお話があった。
 続いて、前回に引き続き3年生、4年生による自己紹介とゼミ論のアドバイスを行った。

  • 【3年 真壁】
    1. サークル:旅行サークル
    2. アルバイト:コンビニ
    3. 研究テーマ:自転車の利用拡大に向けて〜安全利用と有効利用の観点から〜
    4. アドバイス:先行研究のあるもの。ホットな話題。長期間研究できるもの。
  • 【3年 柳下君】
    1. サークル:旅行サークル、弓道同好会、水泳同好会
    2. バイト:ホテルのクローク
    3. 研究テーマ:都市インフラの更新〜財源不足を考慮した老朽化対策〜
    4. アドバイス:@具体的な資料のあるもの→数値は説得力がある。A先行研究があるもの。→方針決めやすいものB融通がきくもの
  • 【3年 良元さん】
    1. 趣味:インターン・テーマパーク・映画
    2. 研究テーマ:地域振興における行政のあり方〜テーマパークによる地域振興〜
    3. 研究動機:テーマパークが好き。地域振興に繋がる。失敗例が多い。
    4. アドバイス:興味があることにすべき。「A(具体的なもの)をBの観点から」という形が多い。AかBのどちらかを特殊なものを選ぶといい。 先生のアドバイス:テーマと事例「テーマー事例ー」という形。抽象的に論じているとぼやけてしまう。具体的事例(足がかりとなるもの)が必要。
  • 【4年 石田さん】
    1. サークル:鉄道研究会
    2. 研究テーマ:埼玉県菖蒲町における交通改善〜新型交通システムの可能性〜
    3. 研究動機:菖蒲町に鉄道が通っていない。
    4. アドバイス:身近な問題であるが自分だけでなく社会の問題であること。興味のあること。
    5. 先生のアドバイス:社会科学部では問題が先にある。学際的なアプローチで問題の解決に向けて研究する。
  • 【4年 大塚さん】
    1. 趣味:野球(巨人)、ツイッター検索
    2. サークル:ユースホテルクラブ
    3. 研究テーマ:超高齢社会における地域のあり方
    4. アドバイス:@課題の解決→A実現したい社会、というプロセスで考える。(日経テレコン21など参考に)
  • 【4年 鈴木さん】
    1. サークル:早稲田祭運営スタッフ、野球サークルエンジェルス
    2. 趣味:野球観戦(ベイスターズ)
    3. 研究テーマ:働きやすい環境へ〜ブラックバイトの事例から〜
    4. 研究動機:アルバイトを通して
    5. アドバイス:自分の好きな分野かどうか。身近な社会問題であること。個人の問題ではないかどうかに留意。社会的な課題であるべき。
  • 【4年 藤田さん】
    1. 趣味:旅行・スポーツ観戦(ベイスターズ)
    2. サークル:早稲田祭運営スタッフ
    3. 研究テーマ:LCCが与える社会的影響
    4. 研究動機:LCCがニュースとしてホットだった。
    5. アドバイス:ゼミというコミュニティを大切に。目的意識を持って研究する。指摘の先にあるある意図を考える。
  • 【4年 松谷さん】
    1. 趣味:音楽・映画
    2. サークル:バンドサークル(ロッククライミング、ナレオ)
    3. アルバイト:塾講師・雀荘
    4. 研究テーマ:介護福祉士不足の解消
    5. 研究動機:母親が潜在介護福祉士であった。高齢化社会は我々が直面する問題である。
    6. アドバイス:最も関心のある社会問題。ゼミホームページを見る。幅広い視点で物事を捉えるべき。
  • 【4年 杉橋さん】
    1. サークル:フットサル
    2. 研究テーマ:東海地震の対策について
    3. 研究動機:静岡県民の危機感がないのではと考えた。
    4. 最近:「東海地震の犠牲者を減らせる企業」という軸で就活中。
    5. アドバイス:自分にとって特別になるものだからじっくり考えるべき。
  • 【4年 清信さん】
    1. 趣味:バドミントン・カメラ・ロッテの応援
    2. サークル:環境ロドリゲス
    3. 研究テーマ:日本の林業を振興する〜国と基礎自治体の役割〜
    4. 研究動機:ボランティアを通して。課題図書『里山資本主義』を読んで。
    5. アドバイス:地に足をつけて研究できるテーマが良い。(参考文献が見つかりやすいか、実現可能な政策が提言できそうか)

  • 時間の都合で1分間スピーチは省略となった。
  • 連絡:5/10 新ゼミ生歓迎コンパ、6/4-6/5 ゼミ合宿(鴨川セミナーハウス)
  • 次回の図書館講習に向け、RefWorksが使えるようログインを確認。

(3年真壁)


2016年4月19日(晴れ)
第2回授業
欠席者:5年1名、4年3名(就職活動)、3年1名、2年2名
遅刻者:4年1名(就職活動)

 本日は、3年生11名による自己紹介と研究テーマ設定での2年生へのアドバイスのプレゼンが、各自持ち時間5分で行われた。そのあとで、恒例の出席確認の1分間スピーチをして、最後に、次回の予定の確認を行った。

  • 【青木君】
     名前は、諸葛孔明から父親が一字をとったこと、横浜在住でバトミントンのサークルなどに所属し、ジャグリングの特技があると自己紹介をした。そして、離島が果たしている役割の重要性から、「離島存続に向けて」をテーマにしていることを説明した。テーマを決める際のアドバイスは、
    1. 自分が興味のありそうなテーマを念頭に
    2. すぐに解決できそうな問題は選ばない(長く研究していくために)
    3. 問題の重要性がどれぐらいあるか
    を軸に選ことを勧めた。

  • 【石川君】
     何度か海外で住んで、中学までサッカー、高校からアメフトを始め、アメフト部に所属している。自分にとって身近な問題であり、アメリカでは社会的に注目度が高く、日本でも研究の必要があると感じて、「スポーツ障害における後遺症の予防、社会的対応について〜学生スポーツにおける問題の改善〜」をテーマとしている。テーマ探しのアドバイスは、
    • 自分に興味のあるジャンル
    • その中で社会的に問題になっているか、新聞などで見つけ、調べる
    • テーマは最初は広く、とってみて徐々に絞っていく。
    • テーマは変えない方が良い。(コロコロ変えていると同期に追いつくのが大変だよ)

  • 【稲垣さん】
     環境系サークルと楽団に所属。サークルの活動から、生物多様性の崩壊を食い止める必要を感じて、「生物多様性農業の推進」を研究している。アドバイスは、
    • 経験から考える(個人研究なのでモチベーションが大事。)
    • 生活との関連・趣味
    • 社会的に役に立つか(利己心・利他心→やりがい)

  • 【井上君】
     名前の由来は、諸葛孔明から。東京都出身で旅行サークルに所属。活動から、人口減少が続く中、海外からの観光客の増加、特に東京都三多摩地区での増加策が必要不可欠と感じ、「観光業の格差の是正」をテーマに奥多摩地区に焦点を当てている。アドバイスは、
    • 地元に関連したこと
    • 自分が興味を持ったもの
    • 過去の経験:自分の人生を振り返って自分の好きなもの、過去に感銘を受けたものなど。
    • その他:高校生の頃からの志などがあれば大事に。

  • 【海津君】
     西東京市在住で、サッカーをずっとやってる。コールセンターでのバイトから、通信業界に興味を抱いた。現状は携帯電話が普及により固定電話離れが進んでいるので、「ユニバサルサービスの在り方〜IP網の時代に向けて〜」を研究テーマにしている。アドバイスは、
    • 身近な興味のある問題から。(遠いと資料集めも困難)
    • 研究概要・ストーリーをイメージしていく。
    • 政策課題へのアプローチが大事

  • 【片矢さん】
     名古屋市出身で、海外旅行や野球観戦など多趣味であり、書道もすると自己紹介。地元の名古屋がごみ処理に成功したことから、東京のゴミ問題やその分別意識に問題意識を感じ、「東京都ごみ処理問題〜名古屋市の成功事例から〜」をテーマとしている。アドバイスは、
    • 自分自身が興味を持って進められること(趣味・出身地)
    • すぐに答えが出るテーマは控える
    • 行き当たりばったりのテーマ設定ではつまる。
    • ニュースとかを見て、日々の生活の中でアンテナを張ろう。

  • 【木村君】
     名前の由来は、家族の名前がみんな一文字のため、よさそうな名前をとった。サッカー観戦のサークル所属。自分自身の興味から政策につなげられないかと考え、「日本におけるサッカーを利用した地域振興策」をテーマとしている。アドバイスは、
    • やはり自分の興味のあるものを研究テーマにしてほしい

  • 【堤君】
     名前は、太陽と平和に由来。大阪藤井寺の出身。パチンコなどギャンブル依存症の疑いのある患者が536万人にのぼる一方、IR推進法案再提出の動きもある。依存症を減らす政策を考えたいので、「脱ギャンブル依存国家」をテーマに。アドバイスは、
    • 説得力のある動機(自分の過去の経験などモチベーションの維持、内容が残りやすいもの)
    • 重要度の高い問題(先行研究の例、)
    • 時事問題に絡める(研究の意義を見失わない、新しい情報が入ってきやすいため、研究が捗る)

  • 【富山さん】
     横浜出身で、塾やカフェのバイト、ボランティア・サークルなどを紹介。テーマ設定に苦労したが、日本では16%の子どもが貧困(2009年データ)だとの実情を知り、看過できない問題だと感じ、「こどもの貧困」をテーマにした。アドバイスは、
    • 自分が興味を持てるテーマ
    • 新聞やニュースなどにアンテナ
    • 研究の余地がある
    • 過去の先輩のテーマなどを参考にしてみるといいかも

  • 【中村君】
     神奈川県出身で、高校の部活で陸上部短距離、趣味はブックオフと自然めぐり。家の物置が倒壊。その後古い建物の危険性などを認識し、「空き家問題」を研究テーマに。アドバイスとして、
    • 興味のあるものを考えてみよう
    • その中から問題点のあるものを選抜。
    • 曖昧な点、主張の弱い点は、先生に突っ込まれるので、なるべくなくす。

  • 【秀】
     神奈川県出身で、バスケのサークルに所属、予備校でバイトしていた経験から、文部科学省の「教育の情報化」を知り、新たな教育の形であるICT活用型教育に興味を持ち、「ICT活用型教育の可能性〜義務教育段階での活用を目指して〜」をテーマに。アドバイスは、
    • 政策提言すべき論理的根拠があるか(数値などの客観的データなど)
    • 自分の興味に沿っているか(楽しく研究していけそうか)

 その後、先生より以下のお言葉と、ゼミ生による1分間スピーチが行われた。

  • メールでも伝えたが、地震等災害対応マニュアルを見ておくこと。
  • メールの返信を忘れないこと(受信確認と礼儀)。
  • 1分間スピーチの目的は、以下の通り。
    1. ゼミで全員に発言、発信の機会を設ける。
    2. ゼミ生同士の信頼関係を構築し、お互いの研究にコメントや情報提供をスムーズに。
    3. 自分の話したいことを、1分間でコンパクトにまとめて、聞いてもらえる訓練を行う。

 次回は、残る3年生と4年生の自己紹介を行う。

(3年 秀)


2016年4月12日(晴れ)
第1回授業
欠席者:4年生6名(就職活動)、3年生2名
遅刻者:5年生1名(就職活動)

 4限を終え、ネット接続不具合が解消されたとのポータルオフィスの職員からの連絡があり、2年生が接続を実行。回復した。そうこうするうちに、3、4年生が入室して、満員のなかで授業開始。
 今年度も、同じゼミ室610教室で連続して授業が出来て、移動やPCの設置など手間が省けて具合がよい。

  1. 新年度の授業開始前の3月中旬のこと。新3年生となるゼミ役員から、春学期のゼミ運営について、次の3点の要望がメールで届いた。(1)第2・3回に新3,4年生の自己紹介と研究テーマ設定のアドバイス、第4回に新2年生に自己紹介。(2)第4回のゼミの後に新2年生歓迎コンパ。(3)新2年生のゼミ論研究計画書のプレゼンを第13・14回の2回に分けて実施。その要望に沿った授業計画を立てた。(ここまで、担任)
  2. ゼミ幹部の紹介(ゼミ長 良元さん、副ゼミ長 堤君、会計 秀君)が行われた。更に、ゼミ長からは5月10日のコンパ実施、6月4日(土)から5日(日)にかけて、大学の鴨川セミナーハウスでゼミ合宿が行われることが伝えられた。
  3. 上級生から、2年生(ゲスト登録済み)まで、恒例の「1分間スピーチ」による出席確認を行った。
  4. 先生から、一事例を参照しながら、ゼミ論の提出の際の決まりごと(提出フォルダには、使わないファイルは置かない;画像ファイルは、「ペイント」を使ってサイズを小さくし、ファイル名を付ける時には名前に余白を入れず、「アンダーバー」(シフトキーとひらがなの「ろ」を押す)を使う)の指導があった。。
  5. ゼミの連絡メールには、必ず確認の返信を行う。
  6. 来週は3年生の自己紹介をパワーポイントを使って行う。

(担任、3年中村)


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