Diary 2017


第29期生の卒業記念撮影@14号館前広場(2018/03/25)
Always, now under Construction.


2018年3月25日(日曜日、快晴)
卒業式後の記念撮影とお別れ会@いねや
欠席者:1名
早退者:1名
現役生参加:3年2+3名、2年1名

 3月中旬過ぎまで関東地方でも降雪がある珍しい天候であったが、急に暖かくなって桜も予想よりも早く見頃となった快晴のこの日、学部卒業式が大隈講堂で開催された。
 直後に、14号館前広場にて記念撮影となった。3年生の2名が参加してくれて集合写真のシャッター役となってくれて助かった。集合写真の他に、担任と1名ずつ撮影もした。広場を通り掛かる人は、ゼミ旗に興味の視線を投げていたが、卒業して去るとなると、何でもないエンジの旗にも思いが募るよう。
 夕方18時30分から、ゼミ御用達の「いねや」2階で最後の晩餐会。3年生の男子学生3名、2年生1名も参加してくれて、卒業生を送る会の雰囲気も盛り上がった。担任も2,3年生の近況について情報を直接得ることができた。先輩後輩での話が盛り上がっているのを見て、卒業後も同期生間は無論、先輩や後輩といつまでも友人として互いを大事にして欲しい。そして、時折、異動や近況の報告を担任にも知らせて欲しいと最後の挨拶をした。
 卒業おめでとうございます。




(担任)


2018年2月3日(土)
第15回授業(卒業論文発表会/2/24 OGOB会)
欠席者:4年2名
遅刻者:4年1名、3年6名、2年1名
1年生出席:7名

 恒例の卒論発表会を、昼休みから16時過ぎまで、3号館203教室で実施した。1月31日まで、各学年ともゼミ論ページと卒論ページをCourse N@viに登録・提出とし、当日は卒業予定者が政策提言をメインとするパワポのプレゼンを行い、3年生が予定討論者としてコメントした。進行役は3年役員と2年新幹事長の岡田君。
 来年度新ゼミ生の16名には、事前に開催案内をメールし、ゼミU・Vのメンバー一覧表から卒業予定者の論文ページを案内したが、・・・大学メールを確認する習慣ができていないらしく返信のない1年生に唖然。最後まで返信のない1年生には事務所から連絡をつけてもらう羽目に。パソコンって何?の世代か!?

 折角の最新設備の教室。グループ毎に机を配置するなど要工夫。

 卒業予定の4年生。

 4年生からのプレゼント(ウィスキー・グラスとUSB)。

 参加者全員で。

 発表会の後、高田馬場駅に近いビル地階のお店で、1年生を除いた参加者で懇親会を行った。

 入試期間ロックアウトの明けた2月24日(土)13時30分から16時30分過ぎまで、11号館504教室にて、これもまた恒例の、ゼミ卒業生による3年生への就職相談会(第一部)を開催した。その後、高田馬場で懇親会(第二部)となり、多くの卒業生が集まってくれた。2年生は1名だけの出席であったが、OG・OB会との顔合わせの趣旨から次回以降は4年生、2年生の全員参加を徹底したい、と思うほど大いに盛り上がった意義深い懇親会であった。ゼミOG・OBページの2018/2/24の稿を参照

(担任)


2018年1月16日(晴れ)
第14回授業
欠席者:4年3名(体調)、3年2名(就活)、2年1名(体調)
遅刻者:なし

【2年濱中君 発表】研究テーマ「協同労働の推進」
章立て:

  1. 前回いただいたコメント(前回発表した研究方針(セーフティネットとしての協同労働)に関して頂いたコメント)
  2. 協同組合の目的と意義(持続性の重視、相互扶助、コミュニティの重視など協同組合の持つ特徴)
  3. 労働者協同組合とは(協同組合のなかで労働者協同組合はどう定義されるのか)
  4. 事例
  5. レイドロー報告と今後の方針(協同労働が抱える問題点を認識しつつ今後の研究に生かす)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 労働者協同組合だけで雇用を論じるのではなく、地域の信用組合や信用金庫まで視点を広げる→資本主義とは別の形で、協同組合で雇用を拡大することは出来ないか。信用組合が、地域のニーズの御用聞きとなり、地元の雇用拡大に貢献しているということはないのか。
  • 国際協同組合同盟(ICA)のリーマンショック後の動きはどうなっているのか。

【2年水永君 発表】研究テーマ「和歌山県田辺市における地域振興−企業連携の観点から−」
章立て:

  1. これまでの研究と問題点(田辺市と上富田町を比較した際の人口規模の差。市の規模が大きいメリット・デメリット。)
  2. 田辺市の現状(人口減少の推移。観光資源が多く黒字財政の割に、それを活用していない。そのために第三者(企業)の協力が必要。)
  3. 「包括連携協定」について(企業が地方自治体と連携し、課題解決に貢献する協定。県内、田辺市の締結状況。連携に積極的な企業例。企業側のメリット。)
  4. 今後の方針(市の資源活用の重要性を追求。行政の経営マネジメントの必要性も考える。連携協定のデメリット。現在、協定が結ばれていない理由を探る。)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • テーマとして絞るほど、和歌山県田辺市に問題があるとは感じられない。地域振興の必要性に説得力がない。
  • そもそも田辺市とはなにか、市の問題や課題はなにか、を明確する必要がある。
  • 第三者や外部に頼る手法は古く、時代に合っていないのでは。改めて上富田町の成功例を、深く分析するべき。

【2年信江さん 発表】研究テーマ「シニアの労働」
章立て:

  1. 研究テーマについて
  2. 日本の高齢者
  3. 高齢者と労働
  4. 今後の方針
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 現状の何が問題なのかを明記する。(個人の意識の問題なのか法律の問題なのか企業の問題なのか)
  • まずゼミの先輩で同様の研究を行った人の卒論を読む。先行研究をしっかりと読み、それに何を付け加えようとするのか。
  • 研究のゴールを明確にする。

【2年井上さん 発表】研究テーマ「日本の観光政策―ゲストハウスのさらなる発展を目指して―」
章立て:

  1. 研究動機(訪日外国人の急増、東京オリンピックにおける宿泊施設の不足、ゲストハウスの利用経験)
  2. 研究のゴール(急増する訪日外国人の受け入れ策としてのゲストハウスの活用と有効性を探る。ゲストハウスの発展の策を講じる。)
  3. 訪日外国人の急増について(現状)
  4. 宿泊施設不足の対応策(ゲストハウスの活用)
  5. ゲストハウスとは(特徴)
  6. ゲストハウスの有効性(ゲストハウスの活用のメリット)
  7. 先行研究(4年井上先輩の研究)
  8. 成功事例(「宿場JAPANモデル」)
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 食事面を工夫するといいかもしれない。
  • 標識や交通面を工夫することで、外国人を惹きつけられないか考えてみるといいかもしれない。
  • 日本の旅館が高いのはなぜか。
  • ビジネスモデルや地域ごとのゲストハウスなど、具体的な研究を進めていくべき。
  • ゼミの先輩が実践しているので、実際面を多数教えてもらうといい。

【2年岡田君 発表】研究テーマ「赤字空港の再建―民営化による稼ぐインフラとしての空港利用―」
章立て:

  1. 研究概要(民営化した空港において赤字を改善し、商業、観光拠点として地域経済の活性化を担う「稼ぐ」空港としての空港の実現)
  2. 現在の状況‐地方空港‐(地方空港は億単位の赤字。赤字は国の税金や他空港の収益で補てんされている)
  3. 現在の状況‐空港の民営化‐(地方空港は2016年の仙台空港を皮切りに民営化へと乗り出している)
  4. 事例(民営化第一号、仙台空港の事例。ランナーズポート設置による地域との連携。農林水産物の輸出支援による地元農家支援と貨物取扱量の拡大)
  5. 今後の方針(先行事例である仙台空港が民営化した経緯、過程を調べる。空港の民営化に関する先行研究を見つける)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究動機は何か。どうしてこのテーマを面白いと思ったか。
  • 民営化すれば赤字改善が可能というのは粗雑な議論だ。
  • 先行事例として仙台空港を調べるのいいが、元々の仙台空港が抱えていた諸問題を明らかにして、それらが民営化によりどう改善されたかを、実証的に見るべき。
  • 地方空港が赤字を記録したとあったが、その理由を調べることで地方空港の問題や課題が見えてくるのではないか。

【2年西崎君 発表】研究テーマ「プラスチックごみを減らすために―脱ペットボトル社会を目指す―」
章立て:

  1. 研究動機(なぜプラスチックごみに焦点を当てたか。)
  2. プラごみに関する問題(ごみ処理にかかるコストや環境負荷が大きい。微小プラスチックが問題になっている。)
  3. どこに焦点を当てるか?(消費量が多く、投棄されやすいペットボトルに焦点を当てる)
  4. 目的とするべきものは何か?(ペットボトルの消費量を減らす、また投棄を防ぐ)
  5. 日本のペットボトル消費量(一人当たりの消費量は比較的多い。ミネラルウォーターよりも清涼飲料水の消費の割合が多い)
  6. 日本のペットボトル再生利用(日本のリサイクル率は高いが、リサイクルすればよいという考え方がされる傾向がみられる)
  7. 先行事例(バンダヌーン町のペットボトル飲料水販売禁止令、ドイツのデポジット制度)
  8. 先行研究(マイボトル、マイカップを使ったサービス)
  9. 今後の課題(ペットボトルの消費を減らす方法は?日本でデポジット制を設けるには?特定の地域を考えるべきか?)
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 生分解性プラスチックを用いてペットボトルを作るのはどうか
  • 企業で環境に良いペットボトルを作っている例なども探していくとどうか
  • 日本は行政がペットボトルのゴミ処理を請け負っており、企業にペットボトルの生産量を減らすことを求めるのは、構造上厳しい(どうしても、環境の良いペットボトルの作成という方向性になってしまいがち)
  • 現状高いリサイクル率を実現できているのであれば、わざわざ処理問題や投棄問題を挙げる必要性はないのではないか。
  • 日本国内でのごみ問題を考えるより、海洋ごみなどの国際的な問題に対して日本がどのように関わっていくべきかを考えては?

【2年森本君 発表】研究テーマ「高齢化するニュータウンの再生〜オールドタウン化を防ぐ〜」
章立て:

  1. ニュータウン建設の経緯(住宅建設10ヵ年計画、新住宅市街地開発法)
  2. 近隣住区論について(コミュニティ形成方法論、近隣住区論6原則)
  3. ラドバーン方式について(近隣住区論の代表例、クルドサック)
  4. 現在抱える問題点(少子高齢化の進展。住宅の更新期到来。)
  5. 今後の方針(近隣住区論を今後の基本とする。イギリスのニュータウンを調べる。現在の取り組みの評価。先行研究をあたる。)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 多摩ニュータウンにおける、無印良品とURの事業を調べてはどうか。
  • 矢作弘立命館大教授の研究にアメリカの都市の成長管理政策がある。参考にしてはどうか。

 次回の15回授業は、期末試験を控えて、期末レポートのゼミ論文ページの作成とCourse N@viでの登録提出(〜01/31)を授業内容とする。また、2月3日(土)12:10〜18:00に3号館203教室にて、4年生による卒業論文発表会を開催。その後で馬場で懇親会を予定している。発表会のみ来年度新ゼミ生の参加を担任より呼びかけている。入試ロックアウト解除後の2月24日(土)には、ゼミOB・OGによる就職相談会(と懇親会)が11号館504教室で開催されるので、3年生は無論、2年生、4年生も必ず参加してください。(上沼)

(2年生:濱中、水永、信江、井上、岡田、西崎、森本)


2018年1月9日(晴れ)
第13回授業
欠席者:3年3名(就職活動)
遅刻者:4年2名

 年明けの最初の授業にあたり、出欠確認の1分間スピーチのお題は、「新年の抱負」。4年生の多くは、社会人としてスタートを切る思いを話したが、3,2年生諸君は、ゼミ論の取り組みへの意欲を揃って語った。
 今回と次回は、予定通り、2年生のゼミ論発表と講評を2度に分けて行う。

【2年石井 発表】研究テーマ「日本の子どもの貧困問題を考える―母子家庭の視点から―」
章立て:

  1. テーマ・副題
  2. 前回までの発表(離婚件数、養育費の受給状況、国による経済的支援)
  3. 東京都の取り組み(東京都ひとり親家庭自立支援計画)
  4. 東京でシングルマザーが多い地区(東京都の統計による)
  5. 今後の方針(事例を調べる、当事者にどう介入するか考える)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • シングルマザーと保育園問題は切り離せない。貧困問題とどう結びつけるか考えるべき。
  • 現場ではどのような工夫をしているか調べたほうが良い。
  • 具体的な数字を使って議論を補強すること。

【2年大島 発表】研究テーマ「日本の英語教育」
章立て:

  1. 現状の日本の英語(TOEFLの日本の順位)
  2. 現在までの小学校英語教育(1970年代からの軌跡・政府によるトップダウンの政策決定)
  3. 現状の問題点(教員への研修不足・授業時間の確保への懸念・そもそも低年齢化することへのメリット)
  4. 今後の方針(先行研究文献をもっと読む・副テーマを定めて具体的な研究へ)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • なにが問題で、どうしたいのかがわからない。どこに焦点を当てて、それをどこに持っていきたいのか。問題とゴールをはっきりさせたほうがいい。
  • 参考文献を参照し、それを用いる場合はスライド中に略記できちんと書くこと。
  • 参考文献の表記で、論文の場合は所収紀要・雑誌名に『』をつける、論文には「」をつけること。
  • 具体的なところで検証すること。この研究を通して何がしたいのか。帰国子女枠や企業での英語公用語化など時代が進んでいる中で、日本の英語教育の何が問題で、どこをゴールとするのか。はっきりさせなければいけない。

【2年久木元 発表】研究テーマ「路面電車の未来を考える―少子高齢化社会のモビリティ―」
章立て:

  1. 研究動機
  2. フランス・ストラスブールの事例
  3. 路面電車のポテンシャルと課題
  4. 福井市の事例
  5. 今後の展開
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 将来的な方向性はどうするのか。「ほかの交通機関との共存」という風に、テーマを絞ってみたらどうか
  • 研究のテーマがぼんやりしていてよくわからない。路面電車を守りたいのか、それとも何らかの問題解決の手段として路面電車を活用するのか。もし後者ならば、具体的な問題は何なのか
  • 路面電車のそもそもの廃止理由は何なのか。それにより政策の方針も違ってくるのではないか。

【2年斎藤 発表】研究テーマ「循環型社会への転換‐中古物件利用の検討‐」
章立て:

  1. 研究の目的(少子高齢化に向けた不動産開発の再検討)
  2. 問題の発見(少子高齢化により、我々は生活活力・経済活力を失い始めている)
  3. フロー型社会とストック型社会(2つの言葉の定義)
  4. 日本の住宅(日本の住宅についての問題)
  5. ヨーロッパの住宅(なぜ欧州の住宅に目を付けたのか)
  6. 今後の展望(日本における新築空家をしらべる)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 日本の住宅がなぜ短期なのか。
  • 持ち主がいない空家の問題の対策が難しい。
  • 国土交通省推奨の長期優良住宅が政策として取り上げられているが、福田康夫内閣の頃、「百年住宅」というアイデアが注目され、最近、提唱者達が九州で研究や活動を続けている。まず、そこから研究、考察するべき。

【2年高林 発表】研究テーマ「労働環境改善のために〜IT活用の視点から〜」
章立て:

  1. 研究概要(研究のきっかけ)
  2. ITについて(言葉の定義。企業に取り入れられる例として、アシスタントソフトやAI,ソーシャルメディアなど)
  3. 現代の労働環境(人手不足緩和のために行っている企業の取り組み。労働力を外部から調達する企業が多く、省力化投資に踏み切る企業はいまだ少数派。)
  4. 他国との比較(ドイツのインダストリー4.0やアメリカのインダストリアル・インターネットとの比較。)
  5. IT化の課題(コスト的制約、人材確保の難しさ、情報の不足などが障壁)
  6. 今後の方針(IT化への課題を深める。業種別調査や成功事例の研究を進める。)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 労働環境の改善という政策か、IT化の推進か、どちらかに焦点を絞らないと今後研究が進めにくくなる可能性がある。
  • ITを活用した労働環境改善の具体的な事例を収集し、また先行研究を調べてさらに考察を発展させていくのが望ましい。

【2年二宮 発表】研究テーマ「女性が働きやすい社会を目指して」
章立て:

  1. 前回いただいたコメント(女性にとって働きやすいとは何か)
  2. 現在の状況(ガラスの壁、ガラスの天井)
  3. 先行研究(女性の総合職が育児休暇を取りにくいのは仕方がないのか)
  4. 育児休暇を取りやすい会社(金融機関が上位にランクインしている)
  5. 事例(三井住友フィナンシャルグループ、第一生命ホールディングス、日本生命)
  6. 今後の方針(政府・自治体の取り組み、他国の事例、エリア総合職について調べる)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • まずは副題をつけるべき。
  • 女性総合職の育休取得率の向上のために、ゴールを先に決めたほうが良い。男性の育休取得率をもっと上げたいのか、女性の問題だけに限るのか、もっと焦点を絞ることができる。
  • 「育児休暇を取りやすい会社」のスライドにあるサイトのランキングの数値は社員の数の多さなので、絶対値ではなく相対的な比率を用いたデータを載せると良い。

 次回は、残る2年生のゼミ論発表と講評の予定。

(2年石井、大島、久木元、斎藤、高林、二宮)


2017年12月19日(晴れ)
第12回授業
欠席者:4年3名、3年4名(就活、1名体調不良)、2年2名(1名体調不良)
遅刻者:4年1名

【4年 柳下君 発表】研究テーマ「都市インフラの効率化ーコンパクトシティ構想に基づいた集約の試みー」
章立て:

  1. 研究概要
  2. 前回のコメント
  3. インフラ効率のよい都市
  4. コンパクトシティ化によってインフラはどの程度集約されるか
  5. 現在の国の政策方針
  6. コンパクトシティ化の現状
  7. コンパクトシティ化が進まない理由
  8. コンパクトシティを実現させるためには
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 参考文献、論文の場合はページ数を記載
  • 参考にしたwebサイトが孫引きの場合は、元のサイトを極力探す
  • 論文の参考文献にはウィキペディアを載せない
  • 一般論よりも具体的な都市か地方に焦点を当てる
  • インフラ関連企業が都市に関するどのような将来像を描いているかを調べる(産官学)
  • 市街化区域から取り残された人への配慮をどうするか
  • 大型小売店舗が地域と共生している地域もあるので調べてみては?(日の出町)

 発表とグループディスカッションの後、出欠をとりながら1分間スピーチを行った。先生からのお題は、「年末年始の過ごし方」。

(4年柳下)


2017年12月12日(晴れ)
第11回授業
欠席者:4年7名、3年5名(就職活動)、2年5名(体調不良、1名法事)
遅刻者:

【4年 秀君 発表】研究テーマ「教育を受ける権利を守る〜不登校生徒のための新しい教育のカタチ〜」
章立て:

  1. 研究概要(不登校生徒が学校外でも教育環境を受ける権利が保障された環境づくり、不登校の推移、国の対策、フリースクールについて)
  2. オルタナティブ教育について(学校教育法に法的根拠を有さない非正規の教育機関)
  3. 海外の教育の在り方(韓国、タイ、デンマーク)
  4. 日本のフリースクールの課題(資金・施設設備・人員の不足)
  5. 国、自治体の動き(教育機会確保法案、教育バウチャー制度)
  6. 日本の現状の課題(周囲の偏見、保護者の理解・考え、公的資金投入なし、不登校児童・生徒のニーズ)
  7. 政策提言に向けて(学校以外の教育の場の認知、市民が学校を作る、特区利用、公的資金援助、適応指導教室の公的フリースクール化、公民のネットワーク強化)
  8. 今後の方針
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • フリースクールで育つ子どもの進路は?
  • 韓国の代案学校には高校の中途退学者もいるが、日本ではフリースクールに通う高校生が少ないのはなぜ?
  • フリースクールにはどれぐらいの子どもが通っているのか、また通っている目的は?
  • 不登校児童生徒に関する過去の政策過程の調査をすべき。なぜ不登校にスポットが当てられたのか、フリースクールなどがいつから注目されるようになったのか。
  • 現在の政府の大きな方針は教育機会確保法である。海外の事例など今から新しいものに手を出すのではなく、そこの政策過程を明確にし、政策提言につなげていく。
  • 不登校生徒のための新しい教育のカタチ〜教育確保法案の政策過程を軸に〜としてはどうか。

【4年 富山さん 発表】研究テーマ「子どもの貧困〜貧困ひとり親家庭に向けて〜」
章立て:

  1. はじめに(貧困の定義や連鎖について)
  2. 研究のゴール(貧困ひとり家庭の親子に対して、国、自治体、企業、民間団体の施策と課題;救貧と防貧)
  3. 現状の課題(就学援助・生活保護)
  4. 新潟県ひとり親家庭支援計画
  5. 海外の事例(イギリスのシュア・スタート)
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 新潟県の事例をより深く研究した方がよい。
  • 新潟県の事例を調べつつ、他県との比較を行ってはどうか。

 次回は、ゼミ論研究発表・講評の続き。

(4年秀、富山)


2017年12月5日(晴れ)
第10回授業
欠席者:
遅刻者:

【4年 片矢 発表】研究テーマ「東京都のゴミ処理問題ー名古屋市のゴミ処理成功事例の観点からー」
章立て:

  1. 概要(研究動機、前回までの発表まとめ、研究方針)
  2. ゴミを出す側の施策(東京都の現行の施策から考える)
  3. ゴミを捨てる側の施策(市民協力の在り方)
  4. 応用可能な実地例@(東海大学によるスマートゴミ箱)
  5. 応用可能な実地例A(拡大生産者責任の運用に関して)
  6. 今後の方針(これまでの研究の見直しと企業スポーツを取り込む施策の検討)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 東海大学の「スマートゴミ箱の研究」についてもっと調べる。
  • 政策提言に向け、より深く研究を進めていく。

【4年 真壁 発表】研究テーマ「都市部における自転車利用の拡大に向けて〜コミュニティサイクル活用の再検討〜」
章立て:

  1. 研究概要(研究動機と概要の説明)
  2. 前回のコメント(現状についてと海外事例の紹介)
  3. 三つの課題(課題点の整理)
  4. 事業の進展(コミュニティサイクル事業の進展について)
  5. 今後の方針(今度取り組む施策の検討)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 京都のようにバスなど都市交通の接続が悪い土地にも、この制度を適用してみてはどうか。
  • 平日の利用者数が望めないのでは?
  • 電動アシスト自転車の普及が大いに進んでいる中で、このコミュニティサイクルが使われる機会は減っていくのではないか?
  • プレゼンでは、ドコモの実験が報告されたが、他の通信会社や関連会社や自治体、政府など、この政策にどのようにアクターが関わっているか、明確にする。
  • この事業では事故時の保険が適用されるところが優位な点だが、仕組みや補償内容はどうなっているのか。

 次回は、引き続き、ゼミ論の発表と講評の予定。

(4年片矢、真壁)


2017年11月28日(晴れ)
第9回授業
欠席者:4年2名、3年3名、2年4名
遅刻者:4年1名

 今日は、発表者が1名なので、最初に1分間スピーチを交えながら点呼を行った。本日も、体調を崩して欠席する者が多かった。

【4年 良元 発表】研究テーマ「テーマパークによる地域活性化〜官民連携のサポートを中心に〜」
章立て:

  1. 研究方針T(観光客の受入体制の整備)
  2. 政策 日本版DMO(日本版DMOの概要と役割)
  3. 事例T メッツァ(ふるさと納税制度)
  4. 政策方針U(地域内での話題づくり)
  5. 地域社会貢献の意味(地元住民の支持の必要性)
  6. 地域住民のリピーター化(利用費対策・限定イベントの効果)
  7. 参考文献
発表に対するコメント(グループディスカッションを含む):
  • 地元企業に対する特別割引のような制度はないか。
  • フォトジェニックやコラボなどで話題をつくるのはどうか。
  • 宿泊プランを取り込むことで立地面でのマイナスを補えるのでは。
  • シニア層・富裕層向けの案を考えることで、利益をあげられるのでは。
  • メッツァとかDMOとか、最初に定義したり、説明を加える。
  • スライドのアニメーションで隠れてしまうので、アニメを加えるスライドを複製して、後者にアニメをつければ、配布資料ではテキストが隠れない。
  • 日本版DMOのこれまでの経緯は(第三セクターとの違い・“日本版”の意味)。
  • 日本版DMOの将来性はあるか。たとえば、ディズニーランドなど注目し、あるいは事例として引く事業(今回はメッツァ)とどこで関連するのか、明確にする。

 次回は、引き続き研究発表の予定。

(4年良元)


2017年11月21日(小春日和)
第8回授業
欠席者:
遅刻者:

【3年 宮本 発表】研究テーマ「SNSを活用した災害時における予防ネットワークの作成について」
章立て:

  1. はじめに(前回のコメント、研究動機、熊本震災での死傷者数、研究の目的・ゴール、)
  2. 現状確認(FBの災害時対策、Twitterの災害時対策、実際のデータ、そこから読み取れるもの)
  3. 今後の方針について(食料・飲料などに関する情報などを届ける→SNS×マスメディアのネットワークの作成)
  4. 今後の方針に関する説明(インフルエンサーの活用、メリット・デメリット)
発表に対するコメント:
  • 予防ネットワークの作成に至った過程を、阪神淡路、東北、など過去の震災事例から根拠づける。最近のビッグデータ化はどうなのか。
  • 論文のゴールのネットワークのページを作成するアイデアは良いとして、そのページが具体的にどんなイメージになるのかまだ分からない。
  • 参考文献スライドがない。先行研究はないのか。たとえば、熊本大学など研究が蓄積され、情報発信しているのではないか。

 最近、右肩から腕までの痛みに悩まされ、パソコンのマウス操作も難儀。痛みは薬で対応しているがストレスで、3限のゼミ2年生のゼミ論プレゼンに唖然とすることもあり、いつものようにゼミ生との時間を喜べないでいた。これで終了、という間合いで3年副幹事長の市木君が代表して、担任の誕生日を祝うウィスキー、マッカランの新商品のダブル・カスク(2種類のシェリー樽原酒をヴァッティング)を贈呈してくれた。まあ、なんと!サプライズに照れた。ありがとう、ゼミ生の皆さん!


 

 次回は、引き続き、研究発表。

(3年宮本)


2017年11月06日〜07日(快晴)
本庄セミナーハウス合宿(第6・7回授業)
欠席者:4年3名(1名?、1名家の事情、1名内定先研修)、3年(1名体調、1名サークル)、2年1名(サークル)
遅刻者:3年1名(インターンシップ)
早退者:3年1名、2年1名(オープン授業)

 今年度4月から、埼玉県本庄市の大久保山にある本学附属の高等学院に併設された本庄セミナーハウスが復活した。リサーチセンターとかなんとかの理工系研究施設が肝いりで発足し、セミナーハウスがそのドミトリーに代わり、利用できなくなって久しかった。
 新宿キャンパスから近く、就職活動や他の授業出席のゼミ生も参加しやすく、ドミトリー以前には毎年ゼミで利用していた。アネックスとは言えない別棟が教職員棟で、当時は自炊施設があり、夏合宿では素麺を茹でて、出汁にツナ缶詰のツナを足してゼミ生と食べた。大久保山は生態系や野鳥を調査する活動もあり、広松渉の墓?もあって、散策もした。
 鳴り物入りで、県、市、大学と連携して再開発とばかりに新幹線駅名をつけたが、最近の報道では、駅前の駐車場は新幹線利用のための隣の県名の車ばかりが目立ち、駅前の人通りも少なく商業施設ばかり。誰も責任を取らないのは、日本の政策の特徴。

【4年 青木 発表】研究テーマ「「離島存続にむけて」―水産業の在り方を視点に―」
章立て:

  1. 研究動機(離島の自然が子供の頃から好きだったこと、離島の多面的機能の重要性)
  2. これまでの研究の流れ(離島漁業の問題点→日間賀島の6次産業化の展望→政府の動向→研究対象離島の選定)
  3. 離島振興法の成立過程(昭和28年に議員立法として成立し、10年の時限立法となっている/行政のもと、離島振興実施地域のための予算が毎年組み込まれている)
  4. 離島振興が実施されるまで(市町村が離島振興計画案を作成→都道府県が加筆・修正し、離島振興計画を提出→国土交通大臣、総務大臣、農林水産大臣の審議→施行)
  5. 長崎県五島列島@(人口約7万人、水産高の減少が続く、自然・文化の存在、離島振興実施対策地域に指定されている)
  6. 長崎県五島列島A(他の離島振興対策実施地域に活用できるような取り組み)
  7. 五島列島の漁業(漁業、養殖業ともに適した水域の形成から、長崎県全体の漁業生産高の20%を占める→漁業者不足と4年前からの中国漁船の乱獲が原因で、水産業の衰退が進む)
  8. 五島列島支援プロジェクト(地域振興に思いを持つアクターが首都圏に直接水産物を配送するルートを確立→物流コスト・水産物の鮮度の低下の問題を解消)
  9. CSN(地方再生ネットワーク株式会社)の相対取引システムの事例と問題点(漁港直結流通とIT技術駆使により、従来の大幅な手数料がかからない生産者と小売店の取引/売買が成立した翌日に水産物を配送する仕組みを構築しているため、獲れなかった場合は取引が破綻に終わる可能性もある)
  10. 今後の指針(相対取引システムの深堀と島内に移り住む漁業者獲得のための調査)
  11. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 五島列島の漁協の動きにも着目してみたほうがよい。
  • CSN相対取引システムの導入前後で、いくら利益を生み出せたかを、しっかり調べる。
  • 卸売業に与える影響についても、考えなくてはならない。
  • CSNがどういう意図で立ち上げられた会社なのかも併せて調べる。
  • 副題を明確に絞る必要がある。
  • ところどころ、語句の表記が曖昧である。
  • スライド中の出所表記で、記者名・署名があれば最初に入れる。

【4年 石川 発表】研究テーマ「部活動におけるスポーツ障害〜安全な活動のための制度作り〜」
章立て:

  1. 前回までの発表(日本の現状、各スポーツ協会ごとの対応の差、認識の低さ)
  2. 前回までの発表(アメリカの現状、脳震盪サミットからのアスレチックトレーナーの必要性、NFL訴訟問題)
  3. 現状での問題点まとめ (認知度の低さ、悪しき風習、人材不足、管理体制、協会ごとの対応の差)
  4. 試案1(啓蒙活動、SNSやTVを活用)
  5. 試案2(保護者への認知、ガイドブック、同意書)
  6. 試案3(指導者育成、教員へのセミナー参加などの義務化)
  7. 試案4(マニュアル作成、全スポーツ共通の対応の差が出ないようなマニュアル作成)
  8. 今後の方針(試案の内容をもう少し具体的に定めて、卒論発表に向け、準備をする。スポーツ庁の役割について、もう一度検証し、主体の在り方を考える。)
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 企業を巻き込む形で何かできないか。
  • 作成したマニュアルをしっかりと広めて、指導者のいない環境でも活用できるようにして欲しい。
  • どうして各スポーツごとに、こんなにも格差があるのか。
  • 文部科学省スポーツ庁が主体となる必要性は何か。
  • もう少し内容を精査する。
  • スライドの配布資料にヘッダーとフッターを付ける。
  • 参考文献の表記では、新聞記事の場合、署名があれば記者名を最初に書く。

【4年 井上 発表】研究テーマ「民泊の普及に向けて」
章立て:

  1. 研究内容
  2. おさらい(日本人と外国人の求めるホテルなど)
  3. 外国の例、問題点(エアビー社、ニューヨークでの規制)
  4. 民泊新法(来年施行の住宅宿泊事業法)
  5. 民間企業(不動産や銀行の動き)
  6. 今後の予定(新法の問題点など)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 民泊が広まったのはそもそもなぜ?
  • 副題で、ある程度範囲を絞らないと、調べた知識の発表になってしまう。
  • 民泊新法の政策過程をじっくりと考察すると、調べてきた知識を整理し有効活用できるし、政策提言もクリアになる。

【4年 遠藤 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

【4年 海津 発表】研究テーマ「ユニバーサルサービスのありかた〜携帯電話未開通地域ゼロに向けて〜」
章立て:

  1. 前回までのおさらい(動機、現状、課題)
  2. 研究ゴール策定(携帯電話をユニバーサルサービス制度へ追加)
  3. 現行制度策定過程(現在のユニバーサルサービス制度の意義を確認、国民生活に不可欠なサービスを遍く提供するための制度)
  4. 携帯事業者の見解(莫大な費用が必要→前回の「社会貢献としての仕組み」や「win-win事業」だけでは足りない)
  5. 制度に追加する際の課題(@国民生活に不可欠か、A世代間・地域間のばらつきはないか、B高料金)
  6. 独居高齢者の増加(→高齢者などの世代にも携帯電話は必要)
  7. 緊急通報メールの普及状況(→国民生活には不可欠)
  8. 今後の研究方針(高齢者などが各種手続きをオンラインで行う上での課題の考察→制度追加に向けた政策提言を)
発表に対するコメント:
  • 「ユニバーサルサービス」という言葉、概念の使われ方の歴史的変遷(福祉、障害者、郵政民営化)を調べて、定義、意義を明らかにするべき。
  • 以前は、「シビル・ミニマム」論、社会的共通資本(インフラ)が語られた。
  • 総務省のみならず、災害時を考えれば、国交省や消防・救急の自治省も、どういう方針を持ち、研究や提言をしているのか。
  • 上記のコメントが出るのは、「ユニバーサルサービスの在り方」がテーマとなっているから。例えば、副題をテーマとしてみるとどうなんだろう。要検討。
  • 緊急通報メールの普及率が100%でないのはなぜか。

【4年 木村 発表】研究テーマ「サッカーを利用した地域振興策」
章立て:

  1. 概要(研究動機:地域社会の衰退、好きなスポーツによる問題解決)
  2. 前回頂いたコメント(サッカーに限定?、地域とスポーツクラブとの関連?)
  3. 政策提言に向けて(結論:地方都市部におけるスタジアム・アリーナ改革とその課題)
  4. 事例研究 福島県いわき市(いわき市のサッカークラブの周辺環境について、株式会社ドームの経営参加、クラブとドームと地元との相互好循環)
  5. サンロッカーズ渋谷(青山学院大学インフラを活用したバスケットクラブ興行の例)
  6. 今後の方針(これまでの研究の見直しと企業スポーツを取り込む施策の検討)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 東京ドームや北海道などの例を検討してみるとよい。
  • スライドに挿入した図表・図解は、PDFとして保存して、映写する(詳細が分かる)。
  • 政策提言へと具体化したので、テーマに副題を付けて、論文の内容が分かるようにする。
  • いわき市の事例は大変興味深く示唆的であるので、そうした連携ができるようになった経緯を詳しく明らかにする。先行研究があるはず。
  • 河北新聞記事は、署名記事なら、最初に記者名、次に記事題名、河北新聞、URLとアクセス日。

【4年 中村 発表】研究テーマ「空き家問題解決に向けて〜危険空き家を今後いかに増やさないようにするか〜」
章立て:

  1. 今までのまとめ(空き家特別措置法、空き家の管理具体例、空き家の総数と比率の現状)
  2. 東京都豊島区の空き家対策(不動産オーナーセミナーとリノベーション街づくり)
  3. 空き家放置デメリットの啓蒙(パンフレット・メディアを利用した情報発信、イベントの実施)
  4. 企業の取り組み(不動産会社の空き家診断、DIY型賃貸住宅の推進)
  5. 今後の方針(東京の空き家の危険性に関する啓蒙対策、東京の豊島区以外の空き家対策を調べて、政策提言につなげる。)
発表に対するコメント:
  • 田舎に今住んでいる家にどのように対処するか迷っていたので、対処法を詳しく知りたい。
  • 不動産会社が新築を減らしていけば、今後の不動産会社の収入はどうなるのか。
  • 東京の賃貸住宅は一軒家とアパートがあるが、別々に又はどちらかに分けて調べてはどうか?
  • 空き家に関しては相続問題があるので、それについても注目した方がいい。相続人が多数で各地に分散している、あるいは登記が任意であり、行政による連絡把握が困難。
  • テーマと副題が、殆ど同じ内容となっているので、要再考。
  • 危険空家に絞るなら、背景要因や現地調査など踏み込んだ研究をした方がいい。

【スナップ写真】

 
 高田馬場駅ロータリーに集合後、新宿区立戸塚第二小学校横の早稲田通りで待つバスに乗車。運転手の話では、昨日、北海道の苫小牧のあの田中投手(兵庫県出身)の母校の高校球児を埼玉県まで運んだという。

 
 ランチは各自用意。関越の高坂パーキングにて、池袋西武で買った野菜一杯のKale Farmのセット。事前に生協で聞いていたセミナーハウスまでの所要時間が違い、到着は予定の1時間遅れに。

 
 道路は空いていてスムーズに到着。宿泊棟は、外装工事用か、覆いがありパンフレットの案内写真と異なり、それと分からなかった。覆いシートの中を入り、1階の食堂に集合。内部は、構造は昔のままだが、内装や調度品は新しい。

 
 利用案内

 
 旧リサーチパークのドミトリ仕様のせいか、個室や2人部屋で、ユニットバス。2人部屋は、きついとの学生さんの声。施設全体の収容人数も限られ、抽選漏れとなるのではと心配にもなる。

 
 利用できるパソコンとプリンターが1台、食堂にあるだけ(他は体育館棟のゼミ室が無線LAN)。部屋に有線LANがある、という案内だけど?机下の電源コンセント蓋も開かず。不便。

 
 西陽がきつくカーテンを閉める。ゼミ室のプロジェクターは、設定を調整しないと、発表スライドを見るには部屋の照明を暗くするしかない。ところが蛍光灯の配置が、スクリーンだけ暗くなるように並んでいない。民間会社なら、どこを向いて仕事をしているのか、と叱られる。トホホ!

 
 隣の深谷市は深谷葱が有名。深谷出身のゼミ生からネギ焼きの旨さを聞き、唾が思わず出る。道の駅で売っているという。大学のセミナーハウスでは、なぜ「地産地消」を推進しないのでしょうね?!

 
 食堂にピンポン台

 
 4年生の発表を終えて、記念撮影

 
 先生用に安くてスモーキーなスコッチ

 
 いつものことながら、役員の皆さん、お世話になります。

 
 翌日は、朝食時に大学に爆破予告があったとの情報をゼミ役員がスマホで入手。午前中は休講の予定。本庄キャンパスは対象外。朝食の後、片付けをしてから荷物を体育館棟のゼミ室に置いて、午前中のレク会場へウォーキング。その前に大隈胸像の前で集合写真。駅から徒歩で、自転車で、大学通学バスで、登校する本庄学院生や教諭に出会う。4年と3年の男子2名がまだ来ない。朝食の後で2度寝をしていた、という。役員2名がフォローする。ご苦労様。

 
 新幹線「本庄早稲田駅」。

 
 塙保己一(はなわ・ほきいち)旅立ちの像が本庄早稲田駅前に。「江戸時代の国学者。幼少期に病で失明。「群書類従」666冊の編纂を始め、生涯をかけた大事業を始める。」

 
 本庄総合体育館が蚕玉のような形状をしているのでシルクドーム。ここではなく、隣の市民球場を更に奥に行った空き地が目的地。

 
 「東本庄稲荷神社」:男堀川と小山川にはさまれた徴高地上に所在する東本庄稲荷神社の祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)であり、武蔵七党の一党で児玉党の一族である本庄氏の氏神であった。当地周辺は東本庄館跡と推定され、埋蔵文化財も多く残されており、本庄城の前身であると伝えられているが、詳しい資料もなく不明な点が多い(以上、銘文より一部引用)。

 
 まずは2チームに分かれてキックベース。遅れて到着の2名の男子学生は、先生から大目玉。

 

 
 土のグランドの周囲は土手状の道となっていて、お年寄りや夫婦がウォーキング。

 
 キックベースのゲームのあと、男子はフットサル、女子はフィールドアスレチック場で、愉しむ。

 

 
 近所の保育園や幼稚園のグループがキャアキャア叫びながら遊具で遊ぶ。そこにワセ女が参画。

 

 

 
 グランドの手前に蓮の池がある。枯れた蓮がいっぱい。

 
 フットサル

 
 埼玉県指定史跡「宥勝寺裏埴輪窯跡」:古墳に立て並べるための埴輪を焼いた窯の跡 大久保山丘陵斜面に、傾斜を利用して作られた半地下式の登り窯で、長さ七メートル前後、幅一・五メートルほどの大きさ(以上、銘文より一部引用)。

 
 帰路は大久保山の縁をショートカットして、新幹線駅を潜ってキャンパスへ。

 
 セミナーハウスのランチはカレーが相場。加えて、魚のフライ、中華、サラダ、デザートと盛り沢山。

(4年青木、石川、井上、遠藤、海津、木村、中村、担任)


2017年10月31日(曇り)
第5回授業
欠席者:4年6名、3年4名、2年1名
遅刻者:なし

【3年 矢部 発表】研究テーマ「観光都市の抱える問題ー川越における住民の暮らしやすさと観光の両立を目指すー」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究の流れ
  3. 川越市の概要(市の特徴と現在の観光施策方針)
  4. 川越市民と観光客の不満点
  5. 川越市の交通環境問題
  6. 今後の課題
  7. 参考資料
発表に対するコメント:
  • 交通環境改善を目指したもっと先行研究を列挙して個人的考察を交えた方がいい。その上で比較検討できるような見取り図を作成するとよいのでは。
  • 交通環境改善が今まで以上に推し進められる外的要因はあるか。川越市の観光施策方針について説明した際に東京五輪にも触れたが、それをきっかけに開発の予定などは現在経っているのか。(→東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた川越市基本方針では、会場(ゴルフ場)への輸送を強化すると発表している。今回問題としている市街地とは距離があるが、関連して今後調べる)
  • 具体的なハード面に触れるだけでなく、他都市の交通環境問題の解決事例や川越市の取り組みについて、合意形成過程を掘り下げるのがよい
  • 本厚木駅では通勤ラッシュの時間帯のみ駅前の道路の交通制限を行っている。鎌倉の交通制限の試みの事例等は?(→観光客は昼前〜夕方まで往来するので通勤ラッシュ時より制限する時間が長く影響が大きいかも?現在の交通規制は年10日以下でお祭りの時などのみ)
  • 広島県福山市の鞆の浦埋め立て架橋計画問題が参考になる可能性がある。最近、文化遺産と認定された鞆の浦地区も30年以上、開発か保全かで住民同士が争い、住民協議会も重ねられた。そうした事例から、課題解決のヒントを探る。
  • 「今後の課題」が列挙されている諸点を更に調べるにせよ、川越市の行政などヒヤリングをする。

 次回は、学部デーを利用して、今年から再開した本庄セミナーハウスにて合宿です。

(3年矢部)


2017年10月24日(晴れ)
第4回授業
欠席者:4年1名、3年3名、2年2名(体調不良)
遅刻者:なし

【3年 三笠 発表】研究テーマ「学力試験の在り方―アクティブラーニング(AL)の観点から―」
章立て:

  1. 前回のコメント(評価方法、研究のゴール)
  2. アンケート結果(マナビラボより)
  3. 前回までの発表(行政の政策、出題事例)
  4. 新学習指導要領(年次進行での実施予定、改正の公示、留意事項・改正内容)
  5. 公立高校入試制度(文科省通知:平成5年、9年、29年)
  6. 公立高校入試分析(出題4事例、問題数と課題)
  7. 次回に向けて(ALの有用性、入試問題改革の先行研究、PISA調査)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 学力試験にALを導入するのは、目的なのか手段なのか考える。試験にALを入れることのメリットを明確にする。
  • 思考能力が育たないことが問題であるとして、課題解決のアプローチとして入試制度改革が適しているのか。
  • 現状の学歴社会の中で、そこまでの入試改革が行われて問題が生じないのか。学歴そのものに意味がなくなるのでは?
  • そもそも今の入試制度で選ばれてきた人間に、そんなに大きな問題があるのか?
  • 今の入試制度は、一定以上の勉強ができる人間を選ぶ下地であり、ALはそれを活かすための次のステップではないか?
  • ALを試験に入れることよりも、AL自体について思考力・表現力等をどう育てていくのか調べた方がいいのでは?
  • ALのアンケートの結果をどう受け取るのか。現場の先生は、苦労して様々な授業改善の試みを行っている。アンケートで問われれば、殆どAL的な取り組みを指示し賛成するのではないか。現場の管理職も先生達の中でも、ALの定義が様々で1つに確立されているとは限らないのでは。
  • 高校入試を変えるよりもまず、最終的な出口でありゴールである大学入試制度が変わらないと、中高の先生は、あるいは保護者も、AL導入に積極的に動かないのではないか。
  • 大学入試の中で資質・能力が問われるようになれば、中高の先生も、進学率や生徒確保数・財政等を意識して、ALを積極的に導入するはず。

 今回の発表では、なぜAL導入に伴って学力試験を変えなければならないのかについての議論を、スライドに載せていなかったため、必要性が伝わらなかった。次回は、大学入試制度について、現状どうなっているのか調べたいと思います。何か情報がありましたら提供をお願いします。(三笠)

【3年 成島 発表】研究テーマ「第三セクター鉄道の将来設計」
章立て:

  1. 前回までのおさらい(第三セクター鉄道の定義。設立の経緯から経営基盤が弱い:えちごトキメキ鉄道。存続対策として。)
  2. DMVとDMVが出来ること(技術は確立。高千穂鉄道の実験走行。阿佐海岸鉄道での2020年実用化構想)
  3. モーダルシフトから見る貨物運用(2017年4月、北越急行と佐川急便による貨客混載運用開始。)
  4. 民間との協力(京都丹後鉄道がwiller trainsに運営委託と多様なサービス提供)
  5. その他の試み(LRTという選択)
  6. なぜ廃止になってしまうのか(輸送密度という足きり基準、震災による被災と復旧価値)
  7. 廃止したことのよる問題点(元鉄道路線の施設のその後、道路の渋滞化の懸念、代替バスの定時性損失、地域一帯の地価低下)
  8. 鉄道を残すことのメリット(地域同士を結ぶ役割、地元重視のイベント開催、災害時の代替手段)
  9. まとめとこれから
発表に対するコメント:
  • 様々な事例の紹介は、大変興味深く、研究が進んでいる。だが、紹介にとどまっており、そこから自分なりにどのように考察するのか、どのように政策提言するかということが見えない。
  • 発表の内容の、どこが先行研究からの引用や参照で、どこが自分の説が、スライドのなかで明記する。
  • サブタイトルが、コロコロ変わりすぎである。
  • もう少し、事例を絞って、考察を深めた方がよい。

 次回は、ゼミ論発表と講評の続き。

(3年三笠、成島)


2017年10月17日(雨)
第3回授業
欠席者:4年2名、3年2名(試合、就活)
早退者:2年1名(風邪)

 秋らしい日が少なく、秋雨前線が停滞して毎日のように雨が降る。急に12月の寒さが訪れ、体調を崩す人が少なくない。

【4年 発表】テーマ「就職活動の報告」

  • 4年幹事長の良元さんが進行役を務める。
  • スライドによって就活のスケジュールについて説明がされた。
  • 4年生各人の就活活動の報告や、後輩諸君への情報提供は、事前にネットで回覧されていた。

【4班に分かれて座談会】

  • 全体会に引き続き、各学年を班に割り振って、座談会形式で質疑応答。
  • 時間を決めて、4年生が班を移動して、繰返す。
  • ゼミ終了後、希望者は場所を移し話の続き、となった。

 会計担当の3年役員の矢部さんから、11月本庄セミナーハウス合宿の費用納入について、話があり、持参した人は納めた。次回は、ゼミ論発表と講評。

(担任)


2017年10月10日(曇り)
第2回授業
欠席者:3年2名、4年4名
遅刻者:なし

【3年 狐塚 発表】研究テーマ「フェアトレードの普及−東京オリンピックやその他世界大会の活用」
章立て:

  1. 章立て
  2. オリンピックの可能性(参加者数の伸び)
  3. オリンピックにおける食事提供
  4. ロンドン・リオ五輪 フードビジョン
  5. 食事の提供者数・対象等
  6. ロンドン大会食材調達基準
  7. リオ大会食材調達基準
  8. 両大会の共通点と課題
  9. 東京オリンピック
  10. 持続可能性への配慮
  11. 現状の整理
  12. 今後の方針
  13. 参考文献
発表に対するコメント:
  • オーガニック有機栽培食品に焦点が当たってしまっているのでは?ロンドン・オリンピックでのチャールズ皇太子ジャッジの例がそれ。ヨーロッパでは、フェアトレードにオーガニックがついてくる。
  • 食材の調達や提供などには、ある程度の利益が必要。
  • アメリカなどのオーガニックの方に焦点を当ててみてもいいのでは?
  • もともとの課題は児童労働では? 
  • オリンピックで、一気に火が付くとは思えないが。
  • 認知度まで?使うところまでで?どちらをゴールとする?
  • 一過性のブームで終わらないか?
  • 参考文献のリンクのURLが、狐塚さんのパソコンの中の道順を表示している。リンクページのURLを確認して、貼り付ける。
  • ロンドン、リオの活動が、一過性のモノだったのか?それとも持続性のあるものになっているのか?オリンピック後の実際について、調べた先行研究やレポート、報道記事などはないのか。是非、探して発表して欲しい。
  • 調達基準を作る背景は?
  • 都知事の発言が引かれていたが、それとオリンピック開催のJOCと、どういう位置づけがあるのか?JOCの決定になっているのか。JOCでそういう準備が行われているかどうか?そこを確認して欲しい。
  • 日本では児童労働に関する問題関心が少ない。過労死とか、技術研修制度下での違法労働とかに関心が強い。世界には児童労働問題があるのを、先進国側でチェックしているだけ。
  • オリンピックは、日本の農産物や商品を売る機会としか考えていないのでは。そういう状況で、児童労働を無くすことをどれだけ具体化できるかをつめていく。
  • ムードじゃなくて現実的な問題。だからロンドンのときはムードになったけどリオのときはムードになっていない。

 次回は、4年生による就活の報告会の予定です。

(3年狐塚)


2017年10月3日(曇り)
秋学期 第1回授業(ゼミガイダンス1/2と研究発表)
欠席者:4年生1名、3年生1名、2年生2名
早退者:4年1名
遅刻者:4年1名

 例年同様に、来年度新ゼミ募集に伴うゼミ・ガイダンス(公開)を行った。事前に、3年ゼミ役員にお願いをして、シラバスの備考欄に「現役生からの一言」を記載し、14号館1階のゼミ掲示板のポスターを更新した。見学者の1年生は、昨年と比べ少なく、授業風景も少し熱気に欠けた感あり。3年生2名のゼミ論研究のサンプル・プレゼンがあったが、質問もなかった(人気の高い某ゼミ教室の廊下で、見学者からその先生のネームバリューが高い、とか聞こえてきた。そういう基準も大きいのだろうね。次回からは、普段の授業を実施して、見学者は後ろで見学してもらえば、双方に良いのでは・・・(担任))。
 ガイダンス終了後、ゼミ論の研究発表を行った。

【3年 浅野 発表】研究テーマ「植物工場の推進〜6次産業化に向けた提案〜」
章立て:

  1. 前回までの振り返り
  2. 6次産業とは
  3. 事例(植物工場)
  4. 6次産業化に向けた問題点
  5. オランダの農業の特徴
  6. 事例(オランダ)
  7. 日本とオランダの比較
  8. まとめ
  9. 次回に向けて
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 普及を手助けする機関について、農業法人を大きく規制している農地法について調べる。
  • 植物工場ならでは、という視点から、メリットの部分をもっと生かせるようにする。
  • 個々の事例紹介だけでなく、植物工場の推進政策がどうしてこうも上手くいかないか、という視点から、政策過程の流れを、批判的に研究する。そのようなマクロ的、政策過程論的な先行研究はないのか。ないならば、浅野君がそのような論文を書く。
  • 植物工場の研究を通して、一体、何を解決しようとしているか、何を目指しているのか、を改めて明らかにする。

 次回は、ゼミ・ガイダンス2回目と、ゼミ論発表と討論の予定。

(3年浅野)


2017年7月18日(曇りのち雨)
第14回授業
欠席者:4年2名、3年1名
遅刻者:4年1名

 前回に引き続き、2年生のゼミ論文研究計画書案のプレゼンを行った。今回は、直前の4限の2年生ゼミにおいて、スライド配布資料を一括して揃える、など準備を行なった。

【2年 井上 発表】研究テーマ「コミュニティカフェの活性化−多様なコミュニティカフェのかたち−」
章立て:

  1. 研究テーマ
  2. 研究動機:現代の主なコミュニケーション(SNS)や人間関係の希薄化への危機感、現代の社会問題の多様化
  3. 事例:Cafeここたの(一橋大学の学生経営カフェ)、地域食堂(釧路市の介護目的の場)
  4. 研究概要:現代のコミュニケーションについて、コミュニティカフェについて、現代の社会問題(待機児童、晩婚化・少子化、伝統文化継承)について、多様な社会問題に対応できるコミュニティカフェの提案
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • コミュニティカフェのイメージが定まらないため、定義を明確にするとよい。
  • 多様な社会問題に焦点を当てると中途半端になる恐れがあるため、絞るとよい。
  • SNSが浸透している原因や、SNSのメリット、デメリットも挙げるとよい。
  • 対人コミュニケーションのメリット、デメリットも挙げるとよい。
  • 具体的な事例を多く調べるべき。(海外のコミュニティカフェが参考になる。)
  • 伝統文化継承問題、とは何を指しているのか。カフェがどのような仕組みで解決するのか。

【2年 二宮 発表】研究テーマ「女性が働きやすい社会を目指して」
章立て:

  1. テーマ
  2. 研究動機(依然として女性の方が働きづらい世の中で、均等法施行から30年経ったにもかかわらず、状況は少ししか改善されていない)
  3. 事例(日清食品ホールディングス、東急リバブル、福井県の取り組み)
  4. 現在の状況(共働きせざるを得ない世の中だが、女性の方が家事をしている時間が長い)
  5. 研究概要(均等法が施行されて30年経っても、なお女性活躍が謳われるのはなぜか、現在の状況が改善されるような政策の提言をしたい) 6.参考文献
発表に対するコメント:
  • 金融業界では、エリア総合職という、勤務地を一定のエリアに限定した職種がある。背景には、親の介護や子どもの教育などの必要がある。東洋大学の先生は、従来の転勤という要件が、本当に総合職に必要な条件になるのか検証するべきであり、また、地域限定などでの昇給や昇任の制限が、新たな差別の固定化とならぬようにと、指摘している。
  • 三井住友信託銀行では女性の割合が53%で、育休後仕事に復帰する女性の割合が90%であるため、研究の参考にするとよい。
  • 最近は、一般職に就職を希望する若者女性が増加しているが、多くの企業が女性活躍を謳う中、なぜそのような事が起きるのかその背景を調べる。海外の状況を調べて日本と比べたらよい。
  • もっとテーマを絞った方がいい。どのような女性やキャリアを対象とするのか、働きやすい社会とは人それぞれなので、定義を決める。

【2年 信江 発表】研究テーマ「女性のライフコース〜労働と家庭の両立〜」
章立て:

  1. テーマ
  2. 研究動機(高校生の時からの関心と、自分の将来)
  3. 現状(結婚・出産後も働き続けたい女性の高い比率、既婚女性の低労働力率)
  4. 研究概要(女性の置かれている労働問題、女性の管理職・総合職を増やす)
  5. 章立て
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 未婚女性と既婚女性では、仕事や家庭に対する意識は異なるので、データを調べる際にはアンケートの対象が誰なのかに気を付ける。
  • 日本の労働市場は独特なので、海外の事例より先に国内の事例を調べたほうがよい。
  • テーマと、女性の管理職・総合職を増やす提言との関連が見えない、のではっきりさせる。提言通りに増えれば、労働と家庭が両立する?
  • 管理職と総合職のどっちを増やすのか。
  • 両立できるような働き方を工夫している事例や、先行研究を探し、学ぶ。

【2年 濱中 発表】研究テーマ「新しい労働のかたち−協同労働の推進−」
章立て:

  1. テーマ
  2. 研究動機(アルバイト先の塾での経験、日本の長時間労働、低い働きがいや満足度、雇用不安と会社への帰属意識低下など)
  3. 研究概要と事例(自己雇用関係、深谷だんらんグループ、法の未整備、モンドラゴン協同組合企業と10原則)
  4. 章立て
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 現状のテーマと副題では、何をターゲットにしているのかが分かりづらい。就職の際の選択肢なのか?企業が協同組合企業になるべきということなのか?
  • 海外では協同労働が拡大し、日本では広まらない理由はなにか?
  • 従来の企業が、協同労働の要素を取り入れた例はないのか。二つを区別して片方だけを論じるのではなく、双方が良い点を取り入れて変容していく、という視点の方が、考察が深まる。
  • 最近のIT技術やロボット、人工知能などによって働き方が規定されて変わっていく。その中で、これからの働き方はどうなっていくべきなのか?その中で協同労働はどうなるのか?
  • 業種によって協同労働に対する適性も、事情も異なるだろう。調べてみるべき。

【2年 水永 発表】研究テーマ「和歌山県田辺市における地域活性化−巻き込み型戦略をモデルに−」
章立て:

  1. 研究テーマ
  2. 研究動機(地方衰退の実体験と近隣の上富田町の成功例)
  3. 事例(上富田町と田辺市の人口増加比較、上富田町の取り組み、地方衰退の現状)
  4. 研究計画(巻き込み型戦略の成功理由と田辺市が応用できない理由の追求、応用における代替案(政策案)の提言)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 目標である地域活性化の定義とは何か。
  • 巻き込み型モデルにこだわる理由、必要性が不明確。
  • 戦略を進めてきた役場や指導者を取り上げてみては。
  • 現地調査が必要。
  • 人口減少という観点で、雇用の確保や若者の集まる場所づくりも要研究。
  • 上富田町と田辺市とは、人口規模に大きな違いがあるため、比較研究には丁寧なアプローチが必要。

【2年 箕輪 発表】研究テーマ「高齢者との共存−日本版CCRC構想−」
章立て:

発表に対するコメント:

【2年 森本 発表】研究テーマ「高齢化するニュータウンの再生〜オールドタウンにならないために〜」
章立て:

  1. これまでのいきさつ(地方過疎化での物流、からのテーマ変更)
  2. 研究動機(兵庫県三田市の嘗ての人口増加とニュータウン開発、現在の高齢化、人口ピラミッド、空き家や自治会の担い手不足、ニュータウンの住環境維持・再生に必要な施策)
  3. 研究概要(ニュータウン、団地の形成、現状、再生の取り組み、先行研究)
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 団地が建てられる背景は、時代によって様々なので、どの年代に絞り、どのような歴史を辿るかが、研究のゴールに深く関わるのではないか。
  • ”問題点を洗い出す”とはどの分野においてかをはっきりすべき。
  • 企業のCSRや、鉄軌道の価値向上といった観点も織り交ぜてはどうか。
  • 地域によって問題の性質が異なるので、拠点を絞ってみるべきでは。

【2年 吉見 発表】研究テーマ「教育格差−教育支援のあり方について−」
章立て:

  1. テーマ、副題
  2. 研究動機(2014年の厚労省調査、子どもの貧困が次世代の格差に影響)
  3. 事例(千葉県市原市の南北の学力格差、取り組み諸施策の効果なし、子どもの学習意欲の低さ)
  4. 研究概要(市原市の教育支援対策の失敗の原因、子どもの学習意欲向上の政策)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 学力調査において高い結果を残している、北陸地域と比較してみるとよいのではないか。
  • 市原市の住民構成や南部・北部間の格差など、まず事例にあげる地域の格差について具体的に調べるべき。事実に則して研究していくべき。
  • 事実、現実からではなく、「文化資本論」という理論から入り、そこに格差の現実を繋げようとしてしまっている。

 次回の最終15回は、例年の通り、教室授業はせずに、各自の課題作成作業とCourse N@viでの提出、講評を授業内容とする。

 授業の後、これまた恒例の「打ち上げ懇親会」を、いつもの「いねや」2階で行った。

(2年井上、二宮、信江、濱中、水永、箕輪、吉見)


2017年7月11日(晴れ)
第13回授業
欠席者:4年2名、3年1名
遅刻者:4年1名

【2年 斎藤 発表】研究テーマ「都市開発 -10年後の住宅形態-」
章立て:

  1. テーマ
  2. 研究動機
  3. 現状把握
  4. 事例
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 10年後、という短期計画の理由。もっと長期の方が良いのでは。
  • 東京の開発はただ住宅だけでなく、他のモノもされているのに何故宅地に絞るのか。また、インフラが過疎化し、問題となっているがそのポイントは。
  • 色々な問題から攻めすぎていて、まとまりがない。着地点が予測できない。
  • 先生からいただいたものをまず読む
  • 空き家をフロートと捉えるのではなくストックと考えるのはどうか。そのためには今以上の耐久性など改善点は多い。

【2年 石井 発表】研究テーマ「日本の子どもの貧困問題を考える〜1人親を救うために〜」
章立て:

  1. テーマ・副題
  2. 研究動機
  3. 現在の状況
  4. 相対的貧困とは
  5. 事例
  6. 研究概要
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究動機とテーマがつながっていないのではないか。
  • 1人親を副題にする研究動機の根拠が薄い。
  • 研究する1人親の定義を絞ったほうが良い。初めから1人親だったのか、父親が生きているかいないかなど。
  • 気の毒、かわいそうだからという研究動機でいいのか。
  • 裁判所が命じれば、養育費を払う親の預金開示ができるようになった。
  • 先行研究をもっと調べたほうが良い。

【2年 大島 発表】研究テーマ「日本の英語教育〜グローバル化に伴う語学力の向上〜」
目次:

  1. 研究動機
  2. 日本の外国語教育の現状(スコア・ランキング、小学5年生から必修化・・・)
  3. 事例(構造改革特別区研究開発学校の56件、オランダ、ドイツ)
  4. 研究概要(公教育での早期学習機会の提供)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 英語教育をさらに盛んにすべきという根拠の客観的データ・数値がなく、主張が弱く深刻性が分からない。
  • 使える英語とあったが、どのようなものか。話せる英語なのか、理系のように論文が読めればいいのか。どちらかによって定義が変わってくる。
  • また、英語が全員に対して必要なのか。自営業の人は、そこまでやらなくてもいいのではないか。
  • グローバル化が進んでるのは紋切型。英語の必要性が唱えられて数十年たつが何も進展してないというのはある意味必要性がないということなのではないか。上滑りしているのではないか。グローバル化が進んだとしてそれが日本で英語を学ばなければいけない理由になぜ直結するのか。また母語がしっかりと学んでないうちに第二言語を学ぶというのは問題があるという議論もある。小中学校で学んだとして大学受験のために高校では大学受験勉強になるのもどうなのか。

【2年 岡田 発表】研究テーマ「コミュニティメディアの存続ーコミュニティ放送による地域活性化を目指してー」
章立て:

  1. 研究テーマと副題
  2. 研究動機
  3. コミュニティメディアについて
  4. 研究概要
  5. 章立て
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 動機が漠然としすぎている。コミュニケーションの希薄化によって何が問題となるのか、を明確にすることで、より説得力のある動機になる。
  • 事例の出典・出所が記されていない。
  • 事例がネガティブな結果ばかりで、しょぼい。
  • 参考文献の本の文献名には、二重かっこ『』をつけること。論文、記事のタイトルは「」で、その後に、論文や記事が掲載・所収されている本・雑誌名の刊行者名(刊行年)『タイトル』、開始ページ〜終了ページ:pp。

【2年 久木元 発表】研究テーマ「公共交通を活かしたまちの活性化ー“モビリティ”改革の視点からー」
章立て:

  1. タイトル
  2. 研究テーマと副題
  3. 研究動機
  4. 研究概要
  5. 章立て
  6. 参考文献・資料
発表に対するコメント:
  • 自分が気になっている場所や特定の都市の土地利用などを調べたほうが良いのでは。
  • 理工学部の森本先生の研究や講義が参考になるのでは。
  • LRTや鉄道以外の交通手段も考えているのか。
  • 市街地の衰退が具体的にどのような問題を引き起こしているのかを明確に。 このままでは調べ学習の域に留まってしまう。
  • 富山市の事例はすでに先行研究が数多くあり、これ以上研究することがあるのか。

【2年 高林 発表】研究テーマ「働きやすい世の中にするためには」
章立て:

  1. タイトル
  2. 研究動機
  3. 研究概要
  4. 章立て
  5. 参考文献・資料
発表に対するコメント:
  • 人手不足で労働時間が長時間化とあったが、業種別に深く見ていくと興味深いデータが出てくるはずだ。
  • IT技術を活かした新しい働き方を提案するなら日本IBMのサイトを見てみるとテーマにあったデータを得られるのでは。
  • 先に理論をあげてそれを補強するために事例を取り上げるのではなく、今現実で何が起こっているのかを先に考える。あくまで理論は現実に起こっている事例を説明するために使う。

【2年 西崎 発表】研究テーマ「都市部における持続可能な農業の実現ー農地と住宅地の共存を目指すー」
章立て:

  1. テーマ、サブタイトル
  2. 研究動機
  3. 研究目標
  4. 研究計画
  5. 参考文献、資料
発表に対するコメント:
  • 環境問題と農業についてやりたいのか、都市計画についてやりたいのかがはっきりしないため、テーマがばらばらになってしまっている。
  • 自然農と住居問題の関連付けが弱く、無理やりこじつけている感じが出ている。
  • 高校時代に行っていた持続可能な農業の研究に対するこだわりがあるため、研究テーマが迷走している。

 次回も、2年生の発表と講評です。

(斎藤、石井、大島、岡田、久木元、高林、西崎)


2017年7月4日(雨)
第12回授業
欠席者:4年1名、3年2名、2年1名
遅刻者:4年1名

【3年 齋藤 発表】研究テーマ「山形における農業戦略〜新たなビジネスモデルの策定〜」
章立て:

  1. 方針、理念、モデル(農家と消費者が農業を通じて交流し、ともに農業の価値を再発見できる社会−関東県若者層への野菜の宅配事業を切り口に)
  2. 山形の農業の特徴と分析
  3. 事例(オイシックス、大地を守る会、farm owner’s)
  4. 今後の方向性(引き続きヒアリング、野菜宅配以外も、農家と加工者を結ぶ手段、若者受けするアプリ)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ビジネスモデルの話が主だったが、今までの政策も検討してこそ深い研究ができる。
  • 山形のJAが、行政と企業の間でどんな役割を果たしてきたのか、はその意味では重要である。
  • 生産者と消費者の交流とは、具体的に何をゴールとし、何を行うのか?(クラウドファンディング、収穫祭・・・)
  • 山形の農村という、アクセスがあまりよくない場所に人を呼ぶのは、首都圏の農園に呼び込むよりも障壁が高い。どのように工夫するのか?
  • メルカリなどのアプリの利用は、確かに手軽である反面、安全性に対する疑問が出るのではないか?
  • 稼ぐという点では、首都圏にこだわらず、需要が大きく地理上も近い海外(アジア)に目を向けることもあり得る。

【3年 関 発表】研究テーマ「日本農業のためにJAができること」
章立て:

  1. JAについてのおさらい@(制度)、A(歴史)、B(現状の事業展開)
  2. 農協改革の流れ@(背景)、A(推移) 
  3. この先の農協改革(予想)
  4. 農協改革によっておこる問題
  5. 農協改革のメリット(採算性、ブランド化、競争力)、デメリット(不採算部門廃止、生活基盤の喪失)
  6. 前回から(指摘と方針転換)
  7. JA出資型農業法人
  8. 事例:ジェイエイみやざき中央@(紹介)、A(事業)、B(強み)
  9. 一般的なJA出資型農業法人の利点と課題(新技術導入促進、地域への普及、新規就農者獲得、遊休地・耕作放棄地の解決;条件不利地が多く非効率、冬季の仕事不足、役員高齢化、現存農家との軋轢)
  10. これからの研究方針(他の事例収集、モデルケース掘り下げ)
  11. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 一般論、評論ではなく、事例を絞った考察は評価できる。
  • 事例では、なぜJAが出資する必要があったのか。経緯や背景要因が不分明。
  • 誤字修正。参考文献の書き方で、URLに続けて最終アクセス日とする。

【4年遠藤 発表】研究テーマ「」
章立て:

発表に対するコメント:

 次回は、

(3年齋藤、関、4年遠藤)


2017年6月27日(曇り)
第11回授業
欠席者:4年2名(体調不良、私用)、2年2名(体調不良)
遅刻者:なし

【3年 臼井 発表】研究テーマ「オープンガバメントの実現ー千葉市の取り組みからー」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 前回頂いたコメント
  3. 企業の取り組み(Microsoft City Next,Georepublic)
  4. 「ちばレポアンケート」
  5. まとめ
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • オープンガバメント的な施策(透明性、参加、連携(協働))としては、ちばレポは、機能が限定的ではないか。対象は、市民・住民だけでなく、市内の企業、事業所もある。
  • サービスの中身(道路の補修など)が進化しないと、市民を巻き込むことができない。たとえば、市民税の使い方などへのフィードバック。
  • 千葉市が直面する問題や課題について、関心を持ってもらう必要がある。
  • 運営に協力する企業等への資本・資金の流れを調べてみるとよい。
  • ちばレポの利用者が、少ないのでは。
  • 他都市での導入例や、失敗例も研究してみては。
  • 一応、千葉市民だが、「ちばレポ」について知らなかった。周知が必要。

【3年 大山 発表】研究テーマ「教育格差をなくす−子どもの貧困の解決のために−」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 子どもの貧困対策に関する大綱
  3. 足立区の現状:就学援助率
  4. 未来へつなぐあだちプロジェクト(経緯、大綱を基に3つの計画体系、特に「教育・学び」、24の指標)
  5. 今後の研究方針(貧困対策事例、財政的裏づけ、先行事例)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 高校進学と小・中の就学援助では、教育格差の意味合いが違う。研究のゴールを定めてから、具体的な事例を調べた方がよい。
  • 足立区は、他区に比べて貧困問題が目立って報道されたため、取り組む対策がどれだけユニークなのか、がこのテーマでのポイント。
  • プレゼンでは、政府による子どもの貧困に関する大綱ができたから、未来へつなぐあだちプロジェクトが出来た、としか伝わってこない。
  • 「教育と学び」に焦点を絞るのではなく、足立区はなぜ他区に比べて問題があるのか、それに対してどんな取り組みが行われているのか、そしてどう効果があげられているのか、が重要。「健康・生活」など、区民の生活全般の問題から、子どもの貧困と、対策について明らかにする。足立区の抱える課題の実態を、はっきりしていく必要がある。

【3年 遠藤 発表】研究テーマ「千葉県南房総市における観光産業の振興を通した地域活性化」
章立て:

  1. これまでの研究(発地型観光と着地型観光)
  2. 前回の発表で頂いたコメント
  3. 南房総市へのアクセス(東京から100分前後)
  4. 交通面での取り組み(南房総市地域公共交通網形成計画書、南房総市公共交通ナビ、南房総地域観光圏)
  5. 東京湾アクアラインの影響(通行料金の大幅値下げ、九州観光周遊ドライブパス)
  6. 成田空港関連の事例(Narita Air & Bus !、ウェルカム成田観光セレクトバスツワー)
  7. まとめ・今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 日本人を呼ぶのか外国人を呼ぶのか、また、宿泊客を増やすのか日帰り観光客を増やすのか、ターゲットを絞った方が良い。ある人種や国籍の人々ばかりが集まる都市が、実際に存在する。
  • 何があってどういう人気があるのか、コンテンツ・リソースを詳しく紹介するべきだ。
  • 発表内で事例として紹介したものについて、Narita Air&Bus !は金沢や日光など有名都市であるから良いのであって、南房総市には適応出来ない。逆に、ウェルカム成田セレクトバスツアーは、トランジット旅客を対象としていることが魅力的であり、集客が見込めるはずである。
  • 現在、「道の駅」の宿泊施設としての開放と利用に注目が集まっている。代金が安いため外国人をターゲットとして行われ、特産品を購入したり食べるなどしてお金を落としてくれることが期待されている。「道の駅保田小学校」の事例を確認してみると良い。

 次回は、ゼミ論文の発表と講評の続き。

(臼井、大山、遠藤)


2017年6月20日(晴れ)
10第回授業
欠席者:4年2名(私用)、3年3名(2名は体調不良)、2年4名(3名は体調不良)
遅刻者:なし

【3年 市木 発表】研究テーマ「高齢者による交通事故防止策〜運転免許証の返納と条件付免許証〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 高齢者の定義
  3. 認知症と危険運転の関係
  4. 前回頂いたコメント
  5. 自動運転技術の発展
  6. 補償運転
  7. 条件付免許証
  8. オーストラリア ビクトリア州における限定免許
  9. 今後の予定
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 個々の高齢者の自己判断能力を高める、あるいは活かせるような仕組みはないだろうか。
  • メーカーによる自動運転技術の発展により、この政策は、それまでの短・中期的政策になると考えられる。すると、新たな政策を立案をするには時間がなく、制度変更は難しいのではないか。
  • 条件付免許以外で、返納や技術発展によらない解決法となるようなものはないのか。
  • 免許書返納制度は、他国でも取り入れられているのか。車社会で高齢化が進む他国と比較しても良い。
  • 例に挙げたビクトリア州では、どのような成果が出ているのか。また、何故導入できたのか。政策過程についても調べると良い。また、何故、日本では導入されないのか。日本的政策過程のパターナリズムを踏まえたうえで、考察してみると面白い。

【3年 井上 発表】研究テーマ「学校教育における演劇」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究テーマと今回の研究内容
  3. PISAの学力観
  4. PISAにおける日本とフィンランドの成績順位
  5. 「見えにくい学力の低下」問題
  6. 三つの学力
  7. 社会が求めたい資質・能力
  8. 演劇の授業とはなにか
  9. 演劇教育の可能性
  10. 演劇教育の中での論争
  11. ドイツ ギナジウム(中学〜高校)の演劇授業
  12. まとめ
  13. 今後の研究について
  14. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究を、本質論や教育論ではなく、実践例を軸に進めた方が、説得力が増す。
  • 群馬県では、地元出身の小栗康平監督を招いて、県主導で映像論の教育を義務教育に取り入れたという。映画など演劇に近い分野の活動も参考にしてみるとよい。
  • 社会が求めたい資質に対し、演劇は本当に効果的なのか?数値が必要。
  • 演劇のワークショップや体験授業の実践例から発展させてみるとよい。
  • 海外の評価の基準例なども、もっと詳しく挙げると分かりやすい。

 次回は、引き続き、ゼミ論の研究発表。

(市木、井上)


2017年6月13日(晴れ)
第9回授業
欠席者:4年4名(就職活動)、3年1名(体調)、2年1名
遅刻者:

 冒頭、鴨川合宿で先生が撮影した画像のスライドショーがあった。内定をもらって復帰した4年生や、合宿の欠席者からも、笑い声があがった。

【3年 狐塚 発表】研究テーマ「フェアトレードの推進〜女性と子どもの生活改善〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 日本でフェアトレードをより普及させるために
    • イギリスにおける成功例
    • 日本のフェアトレード市場規模
    • なぜ日本のフェアトレード市場は成長しないのか
  3. 考察
  4. 今後の方針
  5. 参考文献
  6. グループディスカッション
発表に対するコメント:
  • オリンピックでのフェアトレード商品の利用は、何をどの範囲や種類や規模にまで使うのかをはっきりさせると、具体的な考察が進んで良い。
  • ロンドン大会やリオ大会とか、その他スポーツ大会での採用実例を入れると良い(どういう仕込み、準備があったのか、その「政策過程」を)。
  • スポーツ大会でフェアトレード商品を普及させるということをやっている人や提唱している人は他にいないのか調べる(先行事例、先行研究)。
  • 参考文献は、スライドの中でその都度、略記で入れる。
  • 考察の進展に合わせて、テーマと副題を考え直すべき。
発表を受けての感想:
  • オリンピック押していきたいが、意外とすぐ来てしまうのと、将来へのつなげ方がわからないので、その先の2025ワールドカップや大阪万博を視野にいれていきたい。

【3年 宮本 発表】研究テーマ「災害とメディア〜緊急事態に多くの命を救うためには〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 前回いただいた指摘に関して
  3. マスメディアとソーシャルメディアの特徴(ポジティブ面、ネガティブ面)と具体例
  4. 具体的事例(緊急地震速報、“特務機関NERV”)
  5. SNSについてのまとめ
    • 東日本大震災の事例
    • 熊本震災の事例(熊日ライフライン、水の出るアプリ、DISAANAとD-SUMM)
    • Googleの事例(パーソンファインダー、Google Crisis Response東日本大震災)
    • 地域SNSについて(おここなごーか、モリオネット、さよっち)
  6. 今後の方針
  7. 参考文献・リンク
  8. グループディスカッション
発表に対するコメント:
  • 参考文献のスライドが3枚続く。数字を入れて区別する。
  • 参考文献の表記の修正。ページリンクの場合、ページ掲示責任者・団体名、リンクページのタイトル(タイトルにリンクを貼る)、URL、最終アクセス日。
    また、出版物については、「」ではなく、『』。「」は記事や論文、その後に続けて、『』で雑誌名や書名を書き、該当ページを示す。
  • 引用や参考にした文献・資料を、スライドの中で略記して、参考文献スライドでフル表記でリストアップする。
  • SNSで作成したネットワークを、具体的にどのように使いたいのか考える。
  • 政策提言の最終的な目標を定める。
発表を受けての感想:
  • より具体的に最終方針を固めて研究を進めるようにする。

 齋藤ゼミ長から、今回の合宿の反省の一つとして、次回合宿の実施日のアンケートを早目にしたいと、10月中旬と11月学部デーの候補が提案された。また、鴨川合宿の会計報告書がナビから映されて、会計担当役員の矢部さんから報告と残金の扱いについて説明があり、了承された。なお、先生から、ゼミ生から徴収したお金は、原則として、在学中に使い切り、通帳などで繰り越さないようにと、確認があった。

 次回も、ゼミ論研究発表と討論の予定。

(狐塚、宮本)


2017年6月3日(快晴)
第8回合宿授業@鴨川セミナーハウス
欠席者:4年生、3年2名(1名サークル、1名大会参加)、2年1名(サークル)
遅刻者:なし

 当初は、5月下旬に本庄セミナーハウスで実施する計画だったが、欠席者が多く、アンケートをやり直して、その結果、場所も変えての実施となった。
 昨年の日記を読むと、6月17日に実施をして梅雨の悪天候のもと、室内レクとなった。しかし、梅雨入り直前で晴天に恵まれ、陽射しは強いが日陰の風が気持ちいい合宿日和となった。
 当日朝、週末の道路渋滞を予想した、生協手配のバス会社から、例年より早めの出発、との依頼が役員にあり、馬場に8時50分集合となった。しかし、海ほたるに何と10時に到着する渋滞なしのスムーズな運行。ランチを含めて1時間30分の休憩時間となった。

【スナップ写真その1】

 
海ほたる 最上階のあさりまん、が一時売り切れ、階下の360にてゲット。そこに居たのは、東京湾の幸とは無関係な食事の二人

 
海ほたる 最上階の食堂での2年生

 
名物あさりまん、&お土産店にある揚げアジを追加してランチに

 
おまけに、じゃこ天も

 
海底トンネルを掘削した大刃の上方に、富士山が見えた(のに)!

 
セミナーハウスのベランダで参加者全員

 
ベランダで2年生

 
ベランダで3年生

 
狭いゼミ室で、スクリーンも手動組み立て式。パソコンとプロジェクターの位置とケーブル配線に30分。

 
グループ・ディスカッション

【3年 臼井 発表】研究テーマ「オープンガバメントの実現ー千葉市の取り組みからー」
章立て:

  1. 前回の発表
  2. 前回頂いたコメント
  3. 千葉市について
  4. 千葉市長について
  5. まとめ
  6. 今後の方針
  7. グループディスカッション
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 同じタイトルのスライドには番号をふること。
  • 参考文献は、その都度、スライドの中に略記で示めすこと。
  • 千葉市の市民は、この取り組みについてどう思っているのか。
  • オープンガバメントが、千葉市の問題解決に、具体的にどの程度役に立ったのか。
  • 役に立ったのなら、どのような仕組み・論理手順だったのか。
  • 熊谷市長はNTT出身だが、NTTはこの政策に関わっているのか。
  • 取り組み事例は、すでに多くあるので、今後はその成果についての考察が必要である。

【3年 遠藤 発表】研究テーマ「観光産業の振興を通した地域活性化―千葉県南房総市の事例から―」
章立て:

  1. 研究動機
  2. これまでの研究
  3. テーマについて検討
  4. 観光まちづくりに関して
  5. 着地型観光の急伸
  6. 成功事例・問題点
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 引用をした場合、スライドに、その都度、参考文献を略記する。
  • 同じ題名のスライドが2枚以上になる場合、番号を振る。(例:参考文献@、参考文献A)
  • 今回「南房総市」または「着地型観光」のどちらに重点を置くか検討中であるといった内容の発表を行ったが、地域に絞った方が政策提言がしやすい。着地型観光の方にすると、成功例や失敗例は出てくるだろうが、一般論でありゴールの政策提言が見えなくなる。
  • 南房総市の市民が、どんな課題を認識し、プランを立ててどんな議論を行っているのか、調べる必要がある。
  • 課題として「交通不便」が存在するが、その点に関して、県や国との関係や何か政策案はないか。千葉県の成田空港は活用出来ないか(そのまま都心に人々を持って行くのではなく南房総市に人々を誘導出来ないか)。また、成田空港関連で現時点でどのような取り組みがあるか。

【3年 大山 発表】研究テーマ「教育格差をなくす−子どもの貧困の解決のために−」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 政府の政策(就学援助)
  3. 政府の政策(子どもの貧困対策法)
  4. 足立区の例−未来へつなぐあだちプロジェクト−
  5. 今後の方針
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 参考文献をどこで使用しているかを、スライドのなかで明記(略記)する。
  • 同じ表題のスライドは@、Aと表記して区別する。
  • 複合的な要因から成るテーマであり、様々なアプローチがあるが、今回、足立区のプロジェクトに絞った点は、議論を具体的に展開するのに効果的であり評価する。
  • どうして足立区に焦点をあてたのか、を明らかにする。
  • どのようなプロセス(政策過程)で、足立区は、このようなプロジェクトを策定したのかを、丁寧に追っていくと政策提言をする際のヒントになる。
  • 財政的な裏付けを明らかにする必要がある。

【3年 齋藤 発表】研究テーマ「山形における農業戦略ー新たなビジネスモデルの策定ー」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 方針、理念、モデル
  3. 山形の農業の特徴
  4. 今後の方向性
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • これまでブランド化戦略といった、国などの行政の対応を待つという姿勢を変えたこと、また、今までの研究をベースに地元の山県での新たな展開をしていること、は大いに評価できる。
  • 2つの先行事例のビジネスについては、資金調達の難しさや事業内容からすると、そもそも会社である必要性は薄いのではないか。
  • 総合商社的なJAに対してどのような立場をとる方針なのか、事例研究の際には、企業とJAとがどのように折り合いをつけているのか、明らかにするのが良い。

【3年 関 発表】研究テーマ「日本農業のこれから〜農家のためのJA改革〜」
章立て:

  1. 前回までの発表においての考え
  2. JAについてのおさらい@AB
  3. 農協改革の流れ@A 
  4. この先の農協改革
  5. 農協改革によっておこる問題
  6. 農協改革のメリット、デメリット
  7. ここまでのまとめ@A
  8. 事例@A
  9. JAはどのような取り組みをすればいいのだろう
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • JAについてのおさらい、はよく整理されている。
  • ただ、政治的な動向に見られるJA改革論になっている。
  • 議論や評論ではなく、現実に落とし込むこと。
  • 農業、漁業、林業で新たなモデルをつくる動きがある。それに対して、全農組織ではなく、各地の農協や組合がどのような動きをしているのか。小さなところで頑張っている注目すべき取り組みを見つけ、それが徐々に広がり全体を変えていく。そういうJAを見つけるといい。

【3年 成島 発表】研究テーマ「第三セクター鉄道存続計画ー地方鉄道のこれからのあり方」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 第三セクター鉄道の直面する問題
  3. 観光資源としての鉄道
  4. 観光列車の問題点
  5. DMV(デュアル・モード・ビークル)
  6. モーダルシフトと第三セクター
  7. その他の試み
  8. 今後の予定
発表に対するコメント:
  • 赤字の路線があるとき、わざわざ残すぐらいなら、バス路線に転換したほうがいいのではないのか、。
  • 第三セクター鉄道が、沿線の人たちにお得な切符を配布したりしているのか。
  • ゼミの先輩達が当時取り組んだアイデアを、その後の時代の展開や技術の変化を受けて、現実化しようと考察している方針は、評価できる。
  • 参考文献の記述が不十分。リンクは最終アクセス日を入れる。

【3年 三笠 発表】研究テーマ「学力試験の在り方―アクティブラーニングの観点から―」
章立て:

  1. これまでの研究概要
  2. アクティブ・ラーニングとは
  3. 新学習指導要領について
  4. 現行の公立高校入試制度
  5. 今後の方針
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • アクティブ・ラーニングで育てたい主体性・協働性は、ペーパーテストで点数化できるものなのか、また、点数化などできないのであれば、評価自体をなくしてしまうのはどうか。
  • 資料などを引用したスライドに参考文献を略記で示す。
  • 教育を文部科学省だけで決めてよいのか。教育現場や、子どもをはじめ親など国民は、新規な政策についていけなくなる可能性がある。
  • 大学教育でもアクティブ・ラーニング導入が急がれているが、その元は、本学の教育学部の先生などのアイデアとは、ねえ。うちのゼミはアクティブ・ラーニングでないの?
  • アクティブ・ラーニングは指導要領には入ったが、実際にどこまで浸透するのか。「道徳教育」が正規科目化し実地に移される政策過程を、ヒントにして、その後、アクティブラーニングについて考察するのも一つのアプローチではないか。
  • なぜ、ヨーロッパではなく、アメリカのアクティブ・ラーニングを取り入れたのか。
  • 研究のゴールは、どこに行きつくのか。政策提言で何が出てくるのか考える。

【3年 矢部 発表】研究テーマ「観光と都市整備による地域振興」
章立て:

  1. 研究動機
  2. 研究テーマ
  3. 当研究で注目する都市整備とは
  4. 前回の発表(会津若松市七日町通り・川越市一番街)
  5. 会津若松市七日町通り・川越市一番街の共通点
  6. 空き地・空き店舗の活用
  7. 川越市の観光交通対策
  8. 今回の発表で示した調査すべき点・次回に向けて
発表に対するコメント:
  • どこからが自身の分析で、どこからが提案なのかが、わかりづらい。もっと明確にしたほうが良い。
  • 住民の暮らしやすさに注目したのは良いが、どう暮らしやすさを計量するか?今回は混雑や危険性に注目したが、他にもないか。データを活用して、もっと他の件も検討してはどうか。
  • 他の同様な都市の、パークアンドドライブや一方通行など、住民の暮らしやすさの仕組み事例での、合意形成の過程を調べるのはどうか。
発表を受けての感想:
  • 観光客、住民どちらを重視しているのか、振り返ってみてもぶれていると感じた。どちらもが過ごしやすいまちが理想であるが、誰のためのまちか、ということを踏まえ、再度研究を考え直したい。

【スナップ写真その2】

 
研究発表の後の休憩時間で風呂に入り、早いランチのため、待ちに待った夕食

 
夕食後に研究発表。その後、準備時間をとって、食堂で懇親会。3年生数名に、ゼミ論HPのタグの書き方を実践指導。プラス、悩み相談

 
日曜日の朝、眼下の城西大キャンパスの向こうに、太平洋

 
背後の森に巣があるトンビが多数、風に乗り、ピーヒョロロ(森からは鶯の透き通った鳴声)

 
7時30分からバイキングの朝食。まずは野菜から

 
朝から元気。久しぶりの、まともな朝食

 
グランドとテニスコート

 
さあ、準備体操

 
あれが、問題の風力発電装置だ

 
レク担当は、3年三笠さん。キックベース

 
ドッジボール

 
セミナーハウスのプレートを囲む全員

 
3年生

 
2年生

 
疲れが出たのか車中はぐっすり。あっという間に海ほたる

 次回は、6月13日。3年の役員の皆さん、大変お世話になりました。

(担任、臼井、遠藤、大山、齋藤、関、成島、三笠、矢部)


2017年5月30日(晴れ)
第7回授業
欠席者:4年8名(就職活動)
遅刻者:なし

【3年 市木 発表】研究テーマ「高齢者による交通事故防止策〜運転免許の返納と返納に至るまでにできること〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 高齢ドライバーにとっての運転
  3. 注意点
  4. 高齢ドライバー対策の推進に関する規定
  5. 高齢ドライバーの安全性向上
  6. 補償運転
  7. 運転免許の自主返納
  8. 条件付き運転免許証
  9. 代替交通
  10. 今後の予定
  11. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 高齢者の定義と、どうしてその定義を設けるのか、の理由をはっきりさせた方が良い。
  • 高齢者にとっての運転が「楽しみや自尊心を満たすもの」として発表に入れるならば、その関連も入れるべき。返納して、外出がなくなり、認知力が衰えたという事例も多い。
  • 2020年頃には「自動運転」が普及するという。長期的に見た場合に、この政策は必要がなくなるのではないか。
  • 運転免許証の自主返納をさせることと、返納しないで済む方法の、どちらに主軸を置くのか。
  • 経産省や国交省、警察庁といった機関は、それぞれどのようなスタンスを取り、連携や協力体制をとっているのか。
  • 条件付運転免許証や代替交通などの政策は、自動運転による問題解決に対して、どういった優位性があるのか(高齢者は買えない。事故時の責任。・・・)。
  • スライドの中で示した情報は、どの参考資料を基にしたのか、スライドのなかで出所や出典を略記(参考文献スライドでフル表記)で示す。
  • 参考文献のリンクでは、URLの表記はあるが、リンクテキストにリンクを貼ること。

【3年 浅野 発表】研究テーマ「植物工場の推進〜東北復興をモデルに〜」
章立て:

  1. 前回までの発表
  2. 植物工場を取り巻く状況(事例:京都スプレッド)
  3. 農業コンサルタントはなぜ必要なのか
  4. 事例(イノチオアグリ、アグリコネクト、EER TRIPTYCH)
  5. 次回の発表に向けて
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 事例の発表で考察が進んだのは良い。ただ、こうしたビジネスモデルは、たとえば農協モデルと脱農協モデル、あるいはアクターの連携といった大枠のどこに位置づけられるのか、明確にする。
  • 研究テーマの副題にある研究動機と、実際の研究の方向性がズレてきたのでは。副題を変更するといい。
  • ビジネスモデルの事例から、政策案に向けた筋道が見えないので補足事項を増やす。
  • たとえば、オランダの事例(EER TRIPTYCH)では、全体像が見えてこない。各要素や部分がどのように農業の成功を導いているのか、どこが日本の参考になるのか。

【3年 井上 発表】研究テーマ「学校教育における演劇」
章立て:

  1. 研究動機
  2. これまでの研究
  3. 研究テーマと今回の研究内容
  4. ダンス必修化の政策過程
  5. 概要
  6. 経緯
  7. 問題点
  8. 現場からの要望
  9. 考察
  10. 演劇授業の経緯
  11. 2003年指導要領改訂による演劇教育の変化
  12. 今回のまとめ、今後の研究について
  13. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 問題定義が不十分であり、「政策の窓」が開いていない。
  • なぜほかの芸術科目ではなく、演劇でなければならないのかが分からない。
  • 他の科目の授業時間が減る、などのデメリットについても考えるべき。
  • 演劇科目の先行研究がなく、代わりに「ダンス」必修化の政策過程を調べたのは、大変有意義で興味深い。演劇を考察する際のヒントとして、是非、生かして欲しい。
  • 指導要領改訂にみる変化を跡付けているのも、良い視点である。
  • 民主党政権下での平田オリザらの演劇授業の取り組みの政策過程を研究してみるべき。
  • 研究のテーマ・タイトルを再考し、分かり易く副題を付けるといい。
  • 参考文献の記述で、日本演劇学会(2008)「演劇教育研究」とだけあるが、出版物ならば、『題名』出版社。雑誌なら、筆者(2008)「論文や記事名」日本演劇学会『演劇教育研究』開始ページー終了ページ。また、文科省のリンクは、ページ名や記事名を書いて、それにリンクを貼り、直後にURLを続ける。

 次回は、鴨川セミナーハウス合宿です。体調管理と準備を万全にするよう。

(3年市木、浅野、井上)


2017年5月23日(夏日)
第6回授業(図書館講習A)
欠席者:4年11名(就職活動)
遅刻者:3年2名

 前回に引き続き、本学図書館利用者支援室から、職員の楊さん、稲葉さん、蓮沼さんを招き、情報検索のスキルの「実習」をメインとして、法学部8号館の端末室にて指導していただいた。
 まず、「学術情報検索」ページから、本学のWINEで検索して、見つからなければ、おすすめのデータベースのCiNiiBooks(Articles)で検索し、あれば購入希望や取り寄せ、近い大学ならば紹介状による訪問など、MyWasedaの研究タブからネットで、あるいは中央図書館2階のレファレンスに相談できるので、諦めずにやろう。
 検索結果は、前回講習したRefWorksにインポートし、新聞記事などはRefWorks画面の「レコードの作成」ボタンでマニュアルで必要事項をプルダウンメニューから選んでコピペして記入する。参考文献の作成では、フォーマットのお気に入りに「社会情報学」のフォーマットを追加して、打ち出す。発表のスライドや論文には、フォーマットに即した参考文献リストを付ける。その他、資料の探し方ガイド集の「リサーチNAVI」が役に立つ、などを教えていただいた。最後に、授業アンケートに回答して、職員の方への御礼を述べて講習を終了した。

 前回同様、自習用のスライドも作成して頂いたので、ナビに添付しました。就職活動等で欠席したゼミ生は無論、出席者も配布資料を復習して、「習うより慣れろ」式にスキルを慣れるまで身に付けて、ゼミ論の発表やウェブサイト作成に活用して、職員の皆さんのサポートに是非とも応えて欲しい。

 合宿の宿泊者名簿届出のため、「氏名・かな・学籍番号」をゼミ担当役員に担任より伝える承諾を全ゼミ生から得て、手続きに入った。合宿費用の未払い者は至急支払うこと。
 次回は、3年生3名のゼミ論研究発表と講評の予定。

(担任)


2017年5月16日(晴れ)
第5回授業(図書館講習@)
欠席者:4年生11名(就職活動他)、3年生1名(私用!?)
遅刻者:なし

 例年通り、本学図書館利用者支援室から、職員の楊さん、稲葉さん、蓮沼さんを招き、情報検索のスキルを、法学部8号館の端末室にて実習した。楊職員には、忙しいなか、ゼミ生の研究テーマに合わせてプレゼン資料をカスタマイズして作成して頂きました。

 就職活動等で欠席したゼミ生のために、自習用のスライドも作成して頂いたので、ナビに添付しました。欠席者は無論、出席者も配布資料を復習してスキルを身に付けて、ゼミ論の発表やウェブサイトに活用して、職員の皆さんのサポートに応えて欲しい。

 次回は、今回の続きを講習指導して頂く予定。

(担任)


2017年5月9日(曇り)
第4回授業
欠席者:4年3名(就職活動)、2年1名(体調)
遅刻者:4年6名

 長い連休が明けて、予定通り、2年生14名が、自己紹介スライドを使い、一人4分間のプレゼンを行った。 4限の2年ゼミでリハーサルをし、全員のスライドファイルを教卓PCのデスクトップに置く段取りで、スムーズな発表となったが、上級生からのコメントの時間が取れず残念であった(授業後の懇親会でコメントや相談を行うが)。

 自己紹介の目次には、例年の、名前の由来、教育歴、サークル、アルバイトに加えて、好きな言葉や座右の銘、涙したこと、を追加した。サークルは、個人的な事柄なので軽めにし、ゼミでの研究テーマ案に重きを置くよう、事前に注文した。

 上級生の自己紹介では、研究テーマの選び方について苦心した経験やアドバイスを含み、担任も、阿部謹也(1988)『自分のなかに歴史をよむ』筑摩書房から文章を引用して、テーマは大きく、副題は身近から、と示したが、あまり効果がなかった様子。
 入試改革やアクティブラーニングの動きがあるが、ゼミ以外の授業でも感じることが想起された。

 「読書は必要か?」と題する新聞記事を読んでレビューさせたら、殆どの学生さんが記事の内容を読まずに自分の意見を展開していた。凝った入試問題を作っても、課題文を読まずに選択肢だけからチョイスして解答する受験生達と、それをテクニックとして教える者達。しかも、大学生が受験生の心のケアを担当してサポートする仕組み、だと。

 教育論や文明批評をするつもりはない。ただ、そうしたゼミ生や学生の文章や着想には、粘り強く、ダメ出しをする他ない。そんなことを、新ゼミ生歓迎の懇親会の喧騒のなか、思い巡らせた、のでした。

 次回は、図書館利用者支援室による情報検索講習の第1回目。準備として、RefWorksのアカウントを取得し、上級生は忘れたログイン情報をマニュアルにより確認する作業を指導した。

(担任)


2017年4月25日(晴れ)
第3回授業
欠席者:4年生(8名、就職・起業活動)、3年生4名
遅刻者:なし

 本日は、前回に引き続き、4年生と3年生による自己紹介と研究のアドバイスを行った(以下、名簿順)。

  • 【4年海津さん】
     サッカーサークルに所属。漫画『キングダム』をこよなく愛する。アルバイトがきっかけで、「ユニバーサルサービスの在り方」を研究している。

  • 【4年秀さん】
     バスケサークルに所属。最近はラーメン巡りが趣味。自身の興味関心から、「不登校児童の教育機会の提供」について研究している。アドバイスは、
    1. 政策提言すべき論理的根拠(数値などの客観的データ)が必要。
    2. 研究テーマの決め方には、実現したい社会から諸問題について考えて自分が政策提言すべき課題の選定する「理想先行型」と、解決したい課題から公共性の有無等を考え選定する「課題先行型」の2つがある。

  • 【3年遠藤さん】
     2年生まで早稲田祭運営スタッフだった。好きなものは48系のアイドルグループ。千葉県南房総市で進む過疎化を知り、「観光産業の振興を通した地域活性化」を研究している。アドバイスは、
    • 1回きりの発表では終わらない、3年間行う研究なので、自分が調べていて楽しいものを選ぶのが良い。

  • 【3年宮本さん】
     野球サークルに所属。多趣味で、最近ではビリヤードやボーリングにはまっている。出身が熊本県であることから、「災害時のSNS活用」について研究している。

 自己紹介終了後、ゼミ長の齋藤さんから、研究テーマの指針と探求のアイデアに関するプレゼンが行われた。内容は以下の通り。

  • 上沼ゼミの自由度の高さゆえに、他のゼミとは違った「研究の進め方」、「参加姿勢」、「先生・仲間」、「多様性」がある。
  • 卒業まで一貫して研究を続けるモチベーションを維持できるテーマが良い。
  • 社会において重要度が高く、多くの人により研究尽くされていないテーマが良い。
  • 「テーマは大きく、副題は身近に」。
  • テーマ決定の際には、テーマとなる軸を仮決定し、その問題の規模・難易度を調査し、絞込みや関連付けを行い、テーマを決定するのが良い。
  • 2年生の間は研究の過程でテーマを変える余裕があるが、3、4年生になるとテーマ変更は難しい。
  • 「書籍・論文」「雑誌・新聞記事」「インターネット・テレビ」など、研究に用いるであろう媒体について(「書籍・論文」が確実性に優れているのに対し、「インターネット・テレビ」は速報性に優れている)。
  • ゼミ「里親」制度について、今年度も2年生に「里親」を付けるよう検討する。
  • 研究に行き詰ったときは、先生に相談し、アドバイスを受けると良い。
 その後、ゼミ長より、春合宿を当初の5月中旬の本庄から、6月3日(土)、4日(日)に鴨川セミナーハウスに変更して行うことが確定した、と通達された。

 次に、先生から以下の注意があったのち、出席確認の一分間スピーチが行われた。

  • 2年生用の春休み課題(〜0508)と、3年生以上のゼミ論文更新版用(〜0725)のレポート提出箱を設定するので順次提出を。
  • ゼミ論文フォルダ提出の際は、フォルダ名を半角英数で姓に統一。学年や更新日など余分なものはフォルダ名に足さない(例:齋藤さんが提出する際は"saito"だけでよい。)
  • 研究テーマの変更の際は、独り決めせず、授業で発表して、了解を得ること。ゼミ生の論文ページ一覧表の論文タイトルと同期させる。
  • 人が話しているときは、話者を見る。そうすれば自然にしっかり聞ける。隣りと話したり、下を見たりしているから、たとえば、プレゼンのスキル習得が未熟となる。
  • 合宿欠席予定者は、ゼミ生同士で済ますのでなく、授業扱いなので、先生まで願い出る。

 次回は、2年生の自己紹介を行う。5限終了後、「いねや」にて新ゼミ生歓迎コンパ。

(3年 市木)


2017年4月18日(晴れ)
第2回授業
欠席者:4年6名(就職活動)
遅刻者:4年1名(就職活動)

 本日は、4年生と3年生が、それぞれ8人ずつ自己紹介を行った。1人の持ち時間を5分とし、自己紹介のほかに研究テーマ決めのアドバイスも行われた。(以下、名簿順)

  • 〈4年生〉
  • 【稲垣さん】
     環境系サークルと楽団に所属。サークルの活動から「環境保全型農業の促進政策」を研究している。アドバイスは、
    1. 飽きないような、好きかつ難しい問題を選ぶと良い。
    2. 決めたらじっくり考える時間を設ける。

  • 【井上さん】
     名前の由来は諸葛孔明から。旅行サークルに所属。過去の経験から、「民泊の活用」を研究している。アドバイスは、
    • テーマは広すぎず、狭すぎずに。

  • 【片矢さん】
     書道サークルに所属。早稲田愛に溢れている。出身地域の事例をもとに「東京都のごみ処理問題」を研究している。アドバイスは、
    • 自分で身近な人に話せるテーマを選ぶと良い。

  • 【木村さん】
     名前の由来は、家族みんなが1文字だったため、同じ1文字にした。サッカー観戦のサークルに所属。自分自身の興味から「サッカーを利用した地域振興」を研究している。アドバイスは、
    • 長い期間研究するので、自分の興味あることを選ぶと良い。

  • 【堤さん】
     名前は太陽と平和に由来。趣味は読書や旅行。過去の経験やカジノ法案から、「脱ギャンブル依存国家」の研究をしている。アドバイスは、
    1. 説得力のある動機があると良い。
    2. 重要度の高い問題を選ぶと良い。
    3. 時事問題に絡んだテーマを選ぶと良い。

  • 【中村さん】
     テニスと野球をするサークルに所属。最近では、ピンポン野球にはまっている。身近な問題であることから、「空き家問題」を研究している。アドバイスは、
    • 自分にとって身近なものが良い。

  • 【眞壁さん】
     好きなものは、観劇、猫、カフェ巡り。研究テーマは、「コミュニティサイクル活用」。アドバイスは、
    • ある程度先行研究のある、ホットな問題を選ぶと良い。

  • 【良元さん】
     好きなものは映画とテーマパーク。自身の興味から「テーマパークによる地域振興策」を研究している。アドバイスは、
    1. これまでの多くの研究テーマは「AをBの観点から研究する」という形が多い。
    2. 先行研究や事例が少ないテーマを選んだ場合は、ありふれたテーマと結びつけると良い。
    3. 先行研究や事例が多いテーマを選んだ場合は、特異なテーマを結びつけると良い。

  • 〈3年生〉

  • 【浅野さん】
     スポーツ新聞のサークルと野球のサークルに所属。高校の同級生に楽天の松井投手。農業の後継者不足といった問題から「植物工場の推進」の研究をしている。

  • 【井上さん】
     演劇サークルに所属。自身の興味から「学校教育における演劇」を研究している。

  • 【臼井さん】
     ギター・アンサンブルのサークルに所属。趣味は映画観賞とゲーム。研究テーマは今までに何度か変更しており、現在は「オープンガバメントの実現」を研究している。

  • 【大山さん】
     テニスサークルに所属。好きなことは、ライブに行くことと猫と遊ぶこと。自らの経験と日本の子供たちの約6分の1が貧困状態にあることを知り、教育格差の視点から「子供の貧困問題」を研究している。

  • 【狐塚さん】
     アーチェリー部に所属。出身地である岐阜県の紹介もした。中学生の頃に世界の児童労働事情を知り、「日本でのフェアトレード推進」の研究をしている。

  • 【関さん】
     旅行サークルと野球サークルに所属。祖父母が農家で、一時期TPPが大変話題になったことから農業に興味を持ち、「JAを中心とした日本の農業の競争力向上」の研究をしている。

  • 【成島さん】
     旅行サークルと歴史研究のサークルに所属。「観光列車を用いて、経営の苦しい第三セクター鉄道をいかに存続させるのか」の研究をしている。

  • 【三笠さん】
     フットサルのサークルに所属。教職の授業をとっており、アクティブ・ラーニングの観点から「学力試験の在り方」を研究している。

その後、先生より以下の注意があった。

  • メールの返信を忘れないこと(最低限の礼儀)。
  • 3年生は確認メールの返信やゼミ論ページの更新の面でルーズな者が多い。気を引き締めるように。
  • サークルも重要ではあるが、ゼミとは別。持ち込まない。ゼミの研究を熱心に行うように。

 次回は、残る3年生と4年生の自己紹介を行う。

(以下、ゼミT日記コピペ)
【当番の仕事変更についての注意点】

  1. プレゼン配布資料や参考資料は、14号館1階のゼミロッカー室のコピー機を使う。
  2. コピーカードはゼミロッカー室のゼミロッカー内にある。
  3. ゼミロッカー室の鍵は、事務所で学生証と引き換えに借りる。
  4. コピー用の原紙は各自用意し、コピー用紙は、原則として、コピー機の付近の棚にある学部事務所が備えた用紙を使う(ない場合には事務所に連絡)。
  5. コピー後、カードをロッカーに戻して施錠し、鍵を事務所に返却する。
  6. 上記でのコピーが間に合わないときは、自費にてコピーする。
  7. 当番は、授業当日、6階のMCCに行き委任カードを示して、管理ノートに必要事項(日付、時刻、使用教室(610)、氏名、連絡先)を記入して、教卓の鍵とパソコン20台を借り運び入れる。教卓の鍵を回してONにし、右下のパソコン本体の電源スイッチを押す(起動するのに時間が掛かるので)。
  8. 授業が終わり、パソコン(整理整頓して収納)と鍵をMCCに返し、次の当番に委任カードを渡す。

(3年 市木)


2017年4月11日(冷たい風雨)
第1回授業
欠席者:4年生8名(就職活動)、3年生2名
遅刻者:4年生2名(就職活動)
早退者:2年1名

 4限を終え、そうこうするうちに、スーツ姿も混じる3、4年生が入室して、満員のなかで授業開始。
 今年度も、同じゼミ室610教室で連続して授業が出来て、移動やPCの設置など手間が省けて具合がよい。予定していた雑司ヶ谷〜護国寺〜カテドラル〜神田川〜大学の散策は、雨天のため延期となった。
 最初に、先生から、MN支援室廃止と事務所17時閉室のため、昨年度までの当番の役割やプレゼン配布資料のプリント作成方法とは異なる、ゼミ運営方式とする経緯が説明された。
 4限の2年生ゼミの日記と同様(以下は、コピペ):

 昨年度までと違い、事務所の閉室時刻が17時となった(ライフ・バランス政策を受けて)。そこで、18時のゼミ終了時刻後に、ゼミロッカー室の鍵を返却して、預けた学生証をもらうことができない。ロッカーにコピー用紙を取りに行き、返す仕事は、廃止とする。代わって、原則として、授業前にプレゼンテーションの配布資料は、1階のゼミロッカー室のコピー機とコピー用紙を使い、人数分を作成する。その際のコピーカードは、ゼミロッカーにて保管するので、利用者は、事務所にて学生証を預けて記帳して鍵を借用し、コピー後に、コピーカードをロッカーに戻して施錠し、事務所に鍵を返却する方式とする。
 利用者は、きちんと鍵をかける・私物は置かないなど、ロッカーの利用規則に留意すること。

 次に、3年生の役員、斉藤幹事長、市木副幹事長、矢部会計担当の自己紹介と研究テーマ選びのアドバイスが、スライドを使って行われた。
 その後、年間のゼミ運営と各期の課題について先生から説明があり、残り時間を利用して、今年度からの新メニューとして、碓田拓磨氏(社学卒)の姿勢体操を全員で映像に従い行い、気分爽快になったのち、ナビでの出欠をとり、出席者は恒例の1分間スピーチを行った。
 ゼミの連絡メールには、必ず確認の返信を行うこと。また、5月の本庄セミナーハウス合宿は、授業であり、欠席、遅刻早退については、まず、先生の許可を得て、役員に連絡するように。
 来週は、3年生、4年生の自己紹介をパワーポイントを使って行う。

(担任)


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