Diary 2021


「狐はたくさんのことを知っているが、ハリねずみはでかいことを一つだけ知っている」I・バーリン(1973)『ハリねずみと狐』中央公論社、pp.7-8.
Always, now under Construction.


2022年3月31日(曇り>晴れ>雨)
卒業、おめでとうございます!

 4年幹事長の福島さんから頂いた卒業写真。

2022/03/24 (木)
卒業生の皆さん、
Cc:3年生

 三寒四温とは言いますが、先日は都内でも時ならぬ降雪となりました。
 入試業務が終わってからは、ずっとオンラインで会議や仕事をしていますので、研究室の地震による本などの散乱状況が心配です。
 さて、明日の卒業式は、天候に恵まれるようで、参加者の制限が大学から課せられるなかでも、華やかな式典になるかと思います。改めて、ご卒業を心よりお祝い申し上げます。
 昨年度もコロナ禍にあって、生憎の曇り空でしたが、学位記配布終了前後に記念撮影や挨拶もあろうからと、研究室で控えていましたが、結局、その機会もありませんでした。
 今年も、昨年同様の参加などの制限が大学よりの「お知らせ」で出ていますので、大変残念ですが、皆さんとの集まりや集合写真は控えるべきかと考えました。本日までに皆さんからの「声かけ」もありませんでしたし。
 最近、3号館と4号館(村上春樹記念館)の間の門を出たところにあるペナント専門の「オギワラ」が閉店になるとの記事を読みました。私の学生時代は何かというと記念のペナントでしたし、平成元年に作成した社学唯一のゼミナール旗もオギワラ製でしたので、コロナ禍以前のようにゼミ旗を持って記念集合写真を撮影し、ゼミ日記に掲示したかったのですが、・・・仕方ありません。
 過日、中尾さんから、卒業式には赴任地に居て出席できないと、卒業後の連絡先を含めて、丁寧な連絡を頂きました。私の自宅連絡先と挨拶は、また、卒業式までのゼミ卒論の更新可について、以前に福島さんを通じて皆さんに周知をお願いしました。届いていると思いますが、卒業後に近況なりを時機を得てメール(退職後も使います)などで頂ければ、大変幸いに思います。
 また、皆さんの卒業式での記念撮影を、データ添付で送信して下されば、サイズを縮小のうえゼミ日記UVに掲載します。どうぞ宜しくお願いします。
 明日は、早咲きの桜が皆さんの門出を祝うことかと思います。キャンパスの他、都電早稲田駅の近くを流れる神田川沿道や、肥後細川庭園(旧江戸川公園)など、友人やご家族と散策されるのも思い出になるかと思います。
ご参考:早稲田界隈逍遥

 過日は大きな地震がありましたが、命あっての物種です。何よりも防災・減災を第一に、社会人として一隅を照らす人生を送って下さい。

(担任)


2022年1月25日( )
第14/15回授業

【第14回講義(ゼミ論・卒論の更新作業)】
 各自、執筆更新。

【第15回講義(ゼミ論・卒論の提出期限)】
 ゼミの成績評価については、機械的に期限までの未提出に対して「不可」とし、期限後(但し、年度を跨がない)の提出に対して、減点のうえ成績変更を行ってきました。
 ゼミU・Vクラスのゼミ論・卒論ページの提出(〜01/31)

  • メール添付での提出などは、事故防止や学習成果の保存管理、成績評価の観点より、認めません。
  • surnameフォルダに、surname.index.htmlとjpgフォルダを内包して、zipフォルダに圧縮して、登録提出。
  • 提出期限は、1月31日中。

(担任)


2022年1月18日( )
第13回授業

【2年池内さん 発表】研究テーマ「ホームレスの社会復帰のためにすべきことは−現状の課題と解決策−」
目次:

  1. 研究動機(上京時の新宿のホームレスの多さに驚いた) 2.現状問題(ホームレスの数は減っているがホームレス予備軍の数が増えている) 3.具体的な政策(現状効果的な政策はなし) 4.先行研究(ホームレスの起因) 5.今後の方針(根本的にホームレスを減らしていく政策を) 6.参考文献
発表に対するコメント:
  • 現在の政策が、なぜ機能していないのかを見直す。
  • 日本社会において、どのような影響を与えているのか。
  • 研究の対象地域を絞る。
  • 仕事を失うことにフォーカスしてはどうか。

【2年玉井さん 発表】研究テーマ「男女育児平等を目指して」
目次:

  1. 研究内容(男女の雇用格差を男性育児の視点から考える)
  2. 理論仮説&作業仮説(男性の育児政策は未だ十分ではないため、なかなか向上しない、女性に負担をかけない仕組みを目指す)
  3. 研究対象(男性の育児休暇の現状、企業の取り組み)
  4. 研究方法(原因とより良い在り方の追究)
  5. 先行研究及び関連資料(厚生労働省の資料より)
  6. 本研究の意義(日本における持続的な育児のあり方を考える)
  7. 本研究の限界(個人の意見まで把握できない)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ゴールをもっと絞る。
  • 社会的にどのような効果が見込まれるかを提示する。
  • 具体的事例を取り上げる。
  • 何をもって平等かをはっきりさせる。

【2年原田さん 発表】研究テーマ「選挙制度改革」
目次:

  1. 研究動機・内容
  2. 理論枠組
  3. 研究対象・方法
  4. 本研究の意義と限界
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 比例代表制の割合を高めるのを提案していたが、比例代表制の弊害を研究しつつ、小選挙区制とのバランスを考えていくことが重要。
  • 抽象的な内容すぎてあまり理解できず、もう少し具体的で身近な内容に落とし込む必要がある。投票率の低さと二大政党制・多党制との関係性も不明瞭で、意図が掴めない。自分の一票が政治に影響を与えていると実感するために、政党制のような大きな仕組みを動かす政策提言は、非常に大掛かりかつ困難なため、もう少し国民の側に寄った政策提言の方が研究を進めやすいかもしれない。
  • 全体的な因果関係が不明瞭で、投票率を上げたいのか、一票の格差を無くしたいのか、そもそもの選挙方法になにか変革をしたいのか、あるいは選挙制度を増やすのかなど具体的なゴールがほしい。また、党のことについては、選挙制度と党体制などは互いに切り離せない関係にあり、その国の憲法や歴史、制度によって、党のあり方も変わってきたと思うので(硬性憲法、軟性憲法の違いなど)、党の体制では無く、選挙制度そのものにフォーカスを当てるべき。
  • 反省
    表面的な話に終始していて、まだ具体的なところまで絞りきれていない。上沼先生が仰っていたように、早稲田の教授陣含め、専門とする方々の先行研究の分析が必要である。その上で詳細な研究方針を決定したい。

【2年矢ヶ崎さん 発表】研究テーマ「スポーツ競技場のコストセンター化を止めるためには―埼玉スタジアム2〇〇2の管理と周辺地域振興ー」
目次:

  1. 研究テーマ
    同上
  2. 研究動機
    埼玉スタジアムに通った経験、サッカー協会の要請による埼スタ芝張替工事延期のニュース
  3. 研究内容
    埼玉スタジアムの管理の仕方、有効な利用方法の検討
  4. 仮説
    プロフィットセンターを目指す、多目的スタジアム化
  5. 研究対象・研究方法
    埼玉スタジアムの収支とその概要を他のスタジアムと比較し、有効な利用方法について検討
  6. 先行事例・関連事項
    2019年 埼玉県知事選、埼玉地下鉄7号線延伸計画、みそのウイングシティ、埼玉スタジアム2○○2公園 指定管理者の変更 他
  7. 参考文献・資料
発表に対するコメント:
  • 関連事項との関係を明確にする必要。
  • 埼スタ建設当初の、建設計画について調べてはどうか。
  • 海外の事例は、非現実的ではないか。
  • 横浜スタジアムは、DeNAがベイスターズの親会社になってから黒字化したので、先行事例としてはどうか。
  • 日本ハムファイターズのボールパークも先行事例となるのではないか。
  • 管理者団体、スタジアムの所有者について、より考察を深めるべき。
  • 地域差などの環境の違いについても考慮すべき。
  • サッカーファンの存在が障壁となったとあるが、具体的な不満や解決策など当事者の声の深掘りが重要だと感じた。
  • 想定され得る反対の声について、他のスタジアムでの導入時にはなかったのかについて調べると良い。
  • 多目的化するにしても、地域の現状に適したものを作るなどする。
  • 不満の声に関する意見の幅が狭い。

 次回は、ゼミ論・卒論の執筆更新作業を各自で実施する予定。

(2年池内、玉井、原田、矢ヶ崎)


2022年1月11日( )
第12回授業
欠席者:
遅刻者:

【2年飯田 発表】研究テーマ「“日本のギグワーカーに「働きやすい労働環境」を提供するためには”」
目次:

  1. 研究テーマ(日本のギグワーカーに「働きやすい労働環境」を提供するためには)
  2. 研究の動機(朝日新聞の記事とアルバイト先の環境)
  3. 研究内容(「働きやすい労働環境」を提供するに十分な政策を提言する)
  4. 理論枠組み(ギグワークに関する効果的な政策の整備を早急に進めていく必要がある)
  5. 研究対象・研究方法(ギグワークで生計を立てる人々(年齢性別国籍は問わない)・未定)
  6. 先行研究(週刊東洋経済, 「ギグワーカーをめぐる法整備が必要だ」)
  7. 研究の意義(日本においてギグワーカーの社会問題化の拡大を防ぐことができる)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 柔軟性と環境面の整備はトレードオフ、どう折り合いをつけるかを詰める。
  • 先進的なEUの事例が参考になりうる。
  • 外国籍のギグワーカーも視野に入れていく。
  • 「ギグワークで生計を立てる」というところが少々曖昧。

【2年金子 発表】研究テーマ「外食産業における食料廃棄−もったいないを減らす−」
目次:

  1. 研究動機(アルバイト先での大量の廃棄を目にしたこと。)
  2. 研究内容(外食産業での聞きこみ調査等、データ収集)
  3. 理論仮説(食料自給率問題、ごみの環境問題につながる。)
  4. 食料廃棄の現状(グラフの提示)
  5. 日本の現在の目標(2000年から2030年にかけて半減。)
  6. 先行事例(ドギーバッグ、食品リサイクル法)
  7. 先行研究(上沼ゼミ卒業生の論文、フードバンクの活用)
  8. 政策提言の方向性(ドギーバッグの衛生面解決等)
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • まだ問題であるというデータが弱い。
  • 日本でもmottECOという環境省の取り組みがある。
  • バイオマス発電への変換。
  • NPOなどからのアプローチも考慮。
  • アメリカのフードロスをトラックで回収する取り組み(フードドライブ?)
  • 頂いたコメントは貴重なものであり、非常に参考になるものだった。まずは問題となっているデータを提示し、それに伴う今行われている対策をひとつずつ確認していく必要がある。

【2年土橋 発表】研究テーマ「空き家の活用方法−土地を有効利用し、利益を得るには−」
目次:

  1. 研究テーマ、研究動機
    父方の実家である千葉県八街市でみた光景、千葉県における問題意識
  2. 研究内容
    空き家の増加原因、海外との比較、所有者不明土地における問題
  3. 理論仮説&作業仮説
    理論仮説→少子高齢化、所有者が存在するという問題
    作業仮説→空き家ビジネスとしての活用、所有者を把握する場の設置
  4. 研究対象
    日本及び海外における活用事例
  5. 研究方法
    インタビュー、統計調査、新聞や本
  6. 先行研究&関連資料
    • 石井里奈(2015)「空き家対策におけるビジネスモデルの構築」
    • 清水陽子(2012)「アメリカLand Bankの取組と滞納空き家物件の活用-ミシガン州・オハイオ州の事例-」
    • 特集「土地と家と日本人」『中央公論』2021年12月号、中央公論新社
  7. 本研究の意義
    空き家問題の解決、新たなビジネスの構築、所有者不明土地への対処法
  8. 本研究の限界
    日本全ての土地に同じことを適応できない、日本と海外の違い、所有者がいるという問題への対処の難しさ
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 地方における問題と、都市における問題は異なるため、分けるべきである。
  • 法整備を確認すべきである。
  • 民間企業が行うように推進するような政策を考えるべきである。
  • 研究動機が明確であった。
  • 空き家における犯罪等の研究をフォローして問題を所在化すべきである。

【2年縄 発表】研究テーマ「『東京一極集中と正しい都市づくり−脱東京は可能なのか−」
目次:

  1. 研究テーマ
  2. 研究動機(大学への進学により、全国からの出身者に会うようになったこと。)
  3. 研究内容(スマートシティについて。)
  4. 理論仮説(スマートシティの導入が脱東京につながるのでは。)
  5. 研究対象・研究方法(各データ、スマートシティの事例)
  6. 本意義の研究(関連する多くの問題を解決できる可能性。)
  7. 本研究の限界(実行に移すことの難しさ。)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • テーマの「正しい」や「脱」は抽象的であり、より詳細な言葉に変える。
  • テーマが依然として抽象的だ。さらに具体的に決めることができれば研究しやすくなるはず。
  • 地方が暮らしやすい地域になっても地方に行く理由がないと、実際に人の移動が起こらないのでは。
  • これまで何度も問題視されてきた東京一極集中がどのような理由で起き、どうして解決されないのか調べる。
  • 二重括弧は書籍のタイトル→テーマは普通の括弧を使う。
  • やはりまだテーマが抽象的。今回指摘されたことを参考にして自分の詳細な方針を決定したい。

 次回は、残る2年生4名のゼミ論研究計画書のプレゼンとコメント、講評の予定。

(2年飯田、金子、土橋、縄)


2021年12月21日( )
第11回授業
欠席者:
遅刻者:

【4年福島 発表】研究テーマ「観光立国の実現に向けて−すべての旅行者がストレスフリーに観光を楽しめる環境整備に向けた施策の提案−」
目次:

  1. 「過去・現在の観光政策」について資料を整理
  2. 「訪日外国人観光客が目的地に到着する流れ」を整理
  3. 「各場面ごとに不満点やボトルネック課題」を把握・整理
  4. 「どのような政策が実施されているのか」を把握
発表に対するコメント:
  • 海外の事例も参考にすると良いのでは

【4年大貫 発表】研究テーマ「ICT社会の実現へ−高齢者のICT利活用支援策−」
目次:

  1. これまでのまとめ
  2. 高齢者のICT利用の阻害要因(主体要因・環境要因)
  3. 海外事例@(エストニア)(eIDカード、様々なICT推進プロジェクト)
  4. 海外事例A(韓国)
  5. (デジタル・ディバイド問題対策)
  6. 日本との比較(ICTの土壌、政府の体制に注目した比較)
  7. 政策提言の方針(デジタル・ガバメントの基盤拡大、ICT利用メリットの周知、開発支援、サポート体制強化など)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 高齢者のICT利用のメリットについて、具体的事例を紹介した方が説得力が増すのでは。
  • 高齢者と一口に言っても幅が広いので、研究対象をより限定しては。
  • 表面的な政策提言にとどまってしまうと研究に深さが出ない。優先順位など考慮の上で、どの問題に注力すべきか決める。

 次回は、ゼミTの2年生のゼミ論研究計画書のプレゼンとコメントの予定。

(4年福島、大貫)


2021年12月14日(曇り)
第10回授業
欠席者:4年2名(1名体調、1名内定先)、3年生4名(1名部活、3名就活)
遅刻者:なし

【4年 二宮さん発表】研究テーマ「日本人の仕事満足度向上に向けて」
目次:

  1. 研究動機(仕事にたいしてネガティブな気持ちがある人の多さに違和感を感じたこと)
  2. 現状分析(日本人の仕事満足度は海外と比較して圧倒的に低い)
  3. 研究意義(仕事満足度の低さが経済成長の停滞に影響している)
  4. 原因追求(成長環境がない職場で働いているから)
  5. 仮説・検証(仕事満足度が高い企業は成長環境が整っている)
  6. 政策提言(成長環境が整っている企業の仕組みを日本企業全体に広げたい)
  7. 今後の方針(企業の仕組みを変えていく際の課題と解決策の検討)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 長い間、問題視されているにも関わらずなぜ状況が変化しないのか、できない理由があるのであればそれがなぜなのかを分析し、さらに細かく政策提言をする必要がある。
  • 例えば、「成果主義」の導入をした富士通の失敗などが知られている。先行研究があるはず。

【4年 池田さん発表】研究テーマ「」
目次:

発表に対するコメント:

 次回は、残りの4年生の発表の予定。

(4年二宮さん、池田さん)


2021年12月7日(雨のち曇り)
第9回授業
欠席者:
遅刻者:

【4年 阿部さん発表】研究テーマ「不登校児童のための教育の場を〜方向喪失型不登校の観点から〜」
目次:

  1. 研究動機(国際協力のセミナーと自身の経験から)
  2. 研究意義(多様な社会問題との関連性から重要視すべき課題)
  3. 不登校の現状(年々増加傾向にあることを明記)
  4. 不登校の要因(本人も言語化が難しい「無気力」「情緒的不安」へ焦点をあてる)
  5. 不登校の時代的変遷(1970〜1990年にかけて時代共に不登校の形が3段階に変化)
  6. 新しい不登校の形−方向喪失型不登校−(論文を参考に方向喪失不登校の特徴と背景を明記)
  7. 方向喪失型不登校への対策(「居場所」を提供する政策を提案)
  8. ユースワークの取り組み(国内の事例と海外の事例を比較検討)
発表に対するコメント:
  • 「不登校」というレッテルを貼られる心理的負担も考慮すべき。「不登校児」だけでなく、誰でも利用できる施設が良いのでは。
  • 大谷翔平選手が所属するエンゼルスの監督がユースワークと似た取り組みをしていたから参考になるのでは。
  • 保健室や教室以外で「自分の居場所」を見つける方向性で進めて良い。
  • 女性の社会進出などで核家族化が見られ、カギっ子の存在もそのころから見られるようになった。そのような社会現象とも方向喪失型不登校と繋がってくるのでは。

【4年 恩田さん発表】研究テーマ「「ホームレス状態」にある人々への 住まいの支援 −ハウジングファーストの拡充−」
目次:

  1. 前回いただいたコメント
  2. 研究動機
  3. 日本のホームレスの定義と状況
  4. 調査の対象とならない人々
  5. コロナ禍で生じた問題
  6. 方向性
  7. 行政による支援制度
  8. 地域の中での住まいの支援(仮)
  9. 今後の方針
発表に対するコメント:
  • 自立支援施設は、一度出てしまったら戻ることができないのか。
  • ハウジングファーストの具体的な定義を明らかにしたり、どのような人がどのようなところに着目しこのシステムにたどり着いたのかを調べる。
  • ハウジングファーストを輸入しようとした先行研究はあるのか。
  • 寿町の施設の話とハウジングファーストを繋げるのか否か。
  • 日本では貧困ビジネスになってしまった例があるが、民間企業も含め、包括的な就職支援を行う仕組みを考えてはどうか(海外の事例に着目しながら)。
  • 寿町に関し、調べを深める。

 次回は、引き続き4年生の発表とコメントの予定。

(4年阿部、恩田)


2021年11月30日(雨のち曇り)
第8回授業
欠席者:4年3名(体調)、3年5名(就活)、2年1名(怪我)
遅刻者:なし

 プレゼン予定者の1名が体調不良で急遽、欠席となり、1名のみのゼミ論発表となる。そこで、久し振りに1分間スピーチを実施した。突然のことで、話題が出てこない、あるいは3年生は初めてだ(?!)、との発言もあったが、参加者全員がスピーチをする。聴衆に役に立つ話題で、聴衆(の関心や参加)を巻き込んでスピーチするよう、先生の実演やコメントがあった。

【4年中尾さん 発表】研究テーマ「介護予防における民間資源の活用−保険外サービスを中心に−」
目次:

  1. 研究動機(長年問題となっている、介護人材不足問題解決の一助となることを目指す。)
  2. 介護現場の現状(団塊世代の需要の増加もあり、近い将来、大きく人手不足になる。)
  3. 着目した解決策-介護予防−(介護予防によって重症化を防止をし、介護に必要とする人の数を減らす。)
  4. 先行事例−愛知県豊明市の事例−(豊明市で行われている民間企業、自治体、ケアマネージャーの3者協力の事例。)
  5. 政策提言の方向性(介護予防政策スキームに民間企業の存在を明記する。自治体・ケアマネージャーへの支援策。)
発表に対するコメント:
  • ゼミ論ページのクラス名を、UではなくVに修正する。
  • 副題などのハイフォンは、半角ではなく全角に。
  • 先行事例の利点を示す際に、取り組み前後のニーズや効果などに関する具体的なエビデンス・結果を提示し、より説得的な論述にする。豊明市と同様な取り組み事例があれば、なお良い。
  • 豊明市の地図や現況など、導入部分で示し、読者にイメージを喚起する。
  • 介護職の報酬増額や、ケアマネージャーへの支援策に関して、岸田政権が掲げている政策にも触れる(政策案の比較の観点から)。
  • NPOやボランティアの活動についても触れる。海外の事例を取り上げるのも良い。

 次回は、4年生3名のゼミ論発表とコメントの予定。

(4年中尾)


2021年11月16日(曇り)
第7回授業
欠席者:4年2名(1名家庭事情)、3年6名(就活)、2名(体調)
遅刻者:なし

【3年家吉さん 発表】研究テーマ「ICT教育実現のための課題解決−普通の先生が当たり前にICTを使う教育−」
目次:

  1. 研究動機(自身の経験、教員志望、これまでの研究から)
  2. 現状・課題(教員のICT活動指導力の推移から、平成30年度中にICT活用指導力の各項目に関する研修を受講した教員の割合)
  3. 目標(ICT活動指導力の向上、ICT教育に関する教員の意識改革、ICT活用のための教員養成の仕組み)
  4. 参考事例(熊本県熊本市の事例、背景、成功の要因)
  5. 今後の方針(ICT教育のための教員養成が制度化されている事例を探す;ICT支援員についての深堀り;教職課程に関しても扱うのか検討)
発表に対するコメント:
  • ICT教育の定義、ICT教育の、どこに焦点を当てるのかを明確にする必要がある。
  • テーマと副題が大差ない。テーマへの具体的切り口を副題で示す。。
  • 副題のハイフンは全角。半角だと見づらい。
  • 熊本地震での対応が、研究のオリジナリティのようなので、その経緯と意義を詳細に掘り下げる。そのうえで、コロナ対応との関係、関連を明確にする。
  • 熊本県熊本市のモデルがICT普及にどう生きるのか、がわからない。
  • 課題の裏付けが不十分である。
  • 引用と自身の考えを区別する。「成功の要因」についてのスライドは出典を明記しなくてよい。
  • 参考文献の記述に関して、本は『』を使う。「」は記事名や論文名に使い、その所収文献の題名に『』。
  • 実際の現場の教員に調査をする。

【3年阿部さん 発表】研究テーマ「首都圏における子どもの遊び場についてー禁止だらけの都市公園のあり方ー」
目次:

  1. 研究動機(子どもの体力低下が問題視される中、首都圏の子どもたちはどのように外で遊んでいるのか。公園における禁止事項の多さに違和感。)
  2. 問題の概要1(子どもの体格は向上する一方、運動能力が低下。背景には生活が便利になったことが考えられる。)
  3. 問題の概要2(子どもの運動機会が減少。体力の低下は身体面、精神面ともにマイナスの影響。)
  4. 問題の概要3(首都圏の公園は、中京圏、関西圏に比べて禁止事項が多いという現状。地方には、公園以外にも遊ぶ場は多い。首都圏は公園の数だけで見ると多い。)
  5. 背景1(1994年の都市公園法改正によって、公園の捉え方が変化。社会の変化に伴い、児童のための場から多機能性を活かし都市・地域・住民のためと、利用者利用目的ともに複合化。)
  6. 背景2(2019年板橋区の小学生が区議会に陳情し要望を伝える事例。周辺住民等の大人のクレームは、禁止事項に反映され意見が受け入れられるが、子どもの意見は届きにくい。)
  7. 背景3(川崎市夢パークの事例。子どもがいろんなことに自由にチャレンジすることを目指した場所。子どもを権利主体として意見を届きやすくする川崎市子ども会議もあり。)
  8. 今後に向けて(公共の空間だけでなく、民間との連携を加速し、様々な公園運営を考える。より一層の柔軟な管理方法を模索。柔軟なルール作り、柔軟な遊具作り。等)
発表に対するコメント:
  • 現代は、習い事を多くしている子どもが多い。空間的な観点だけでなく時間的な観点から捉えてみるのも良い。
  • スポーツ庁に、体力テストの詳細なデータあり。問題のわかりやすい根拠づけとして利用がおすすめ。
  • 運営を、民間のビジネスだけでなく、地域住民や子どもの保護者など、利用者する側が主体的に運営にも関わる仕組みが重要。
  • 公園、緑地がただあれば良いだけでなく、使い方や目的を明確にしなければならない。
  • 都市公園法がきっかけに変化が起こったのか、より複雑で大きな背景があると考えられる。ポイントをしっかりと置くことで、政策提言が深くなる。)
  • スライドの参考文献ページに、出典が本の場合、出版社名を入れる。

 来週は、学部デーの休講で、課題を自習する。次回は、4年生のゼミ論発表とコメントの予定。

(3年家吉、阿部)


2021年11月09日(一時豪雨)
学部デー(休講)での課題

【学部デーでの自習課題:RefWorks講習】

  1. マニュアルとログイン画面で、教室でアカウント取得(ゼミ生のノートパソコンを教卓でスクリーンに映写して指導)*11月2日のゼミにて実施済み
  2. 旧RefWorksから新RefWorksへのデータ移動?*3年生以上で、未了の者
  3. 下記の重要な機能をマニュアルで確認しつつ、実習
 改めて言うことでもありませんが、学術論文として不可欠なのは、先行研究を通覧しリスペクトしているか、読者や査読者、審査員などが、論述の根拠を確認したり検証できることですが、それは文末の「参考文献・リンク」欄で物語られます。
 そこで、今回の講義は、RefWorksにインポートされた文献の書誌情報を、参考文献用にアウトプットする仕方など、その重要な機能の学習を行います。

■SUNMEDIA  文献管理ツールRefWorksの利用マニュアルページ
https://www.sunmedia.co.jp/e-port/online-support/folder/refworks.html

  • RefWorksログイン *ここをクリックしてログイン
  • 印刷に便利なPDFマニュアル>[青色]新RefWorks日本語ユーザーガイド*ここをクリック

【レコードを手動・マニュアルでインポート】

  • メニューの追加>新規レコード作成>右側にレコードタイプを選択し、項目に入力>右上の保存
【PDFファイルをインポート】
  • USBやパソコンに(名前を付けて)保存済みのPDFファイルを、全画面表示を縮小したRefWorks画面に、ドラッグ&ドロップ>RefWorksの画面右側に必要事項を入力>右下にある保存をクリック
【参考文献リストの作成】
  • 入れたいレコードにチェックマーク>メニューの引用マーク:文献目録の作成>参考文献リストを作成出>出力モード・形式選択:「社会情報学」>クリップボードにコピー・・・・>ワードやパワポなどの参考文献欄に貼り付け>必要な調整を行い整える
【Webページをインポート】
  • メニューのツール>ツール>Save to RefWorksをインストール>ブラウザのお気に入りバーにドラッグ・・・保存したいページを開き、Save to RefWorksをクリック>画面右側にページに関する必要事項を入力>保存
以上

 次回は、3年生のゼミ論発表とコメントの1巡目最後の予定。

2021/11/06 (土) 「1102ゼミ日記と1109学部デー課題の確認について(上沼)」
全ゼミ生の皆さん、
上沼です。
 一時の寒さからは打って変わり、穏やかな秋日和が続いています。早稲田祭で盛り上がっている人も多いかと思います。 私も、昨日、所用のついでに上野の博物館に寄りましたが、駅前整備の変貌ぶりに驚きました。また、年齢のせいか、このところネットで伝記の古本を買い、花沢徳衛(1995)『脇役誕生』岩波書店、笠 智衆(1991)『大船日記−小津安二郎先生の思い出』扶桑社など、トイレで読んでいます。
 さて、ゼミ日記を加筆修正のうえ更新しましたので、確認してください。短文でも文章には、句読点をきちんと付ける。読者が読んで分かる。日記担当者は、修正点に注目を。

 次に、11月9日の学部デーでのゼミ課題を、Moodleで確認のうえ、学習成果を必ず投稿してください。
 来週のゼミは休講ですので、一分間スピーチがありません。メーリスへの返信にてスピーチを文字にて行って下さい。伝記と同様、読むのを楽しみにしております。

2021/11/09 (火) 「研究テーマのヒントやプレゼンの工夫案について(上沼)」
ゼミ生の皆さん、
上沼です。
 学部デーにてゼミ休講ですが、大学の保健センターでのインフルエンザ予防接種で登校しました。図書館に寄ったところ、大雨となり、小雨を待つ間、引き返して本を借りました。
 さて、既に出した本日のゼミ課題のスキル講習に関連して、以前、ゼミ生から提案のあったヒントや案について、4年の福島さんのメールの一部をコピペして、全員にお知らせします。皆さんの意見など反応を見ながら、改善したいと考えております。意見や質問など、あれば、お願いします。

・・・福島さんからの返信(部分)
岩城先輩に紹介いただいたサイトはおそらく以下のものかと思われます。
https://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/
サイト上部の、「思いついたキーワードを入れてください」の窓で検索すると、因果関係の図や、リサーチの仕方、キーワードなどが表示されます。
 また、パワーポイントでの発表に関してですが、「Googleスライドの共同作業」を利用した方法です。
https://www.google.com/intl/ja_jp/slides/about/
 発表資料内の疑問点に直接コメントすることが可能になり、発言しなくとも意見を出せるようになるので、活発な知識共有が可能になるのではないかと思われます。
・・・コピペ終わり

(担任)


2021年11月2日(快晴)
第6回授業
欠席者:4年4名(うち1名体調、1名内定先研修)、3年2名(体調)
遅刻者:無し

【3年 島田さん発表】研究テーマ「西大宮の高齢者問題−高齢者に向けた移動サービスの提供−」
目次:

  1. 研究動機
     暮らしにくさを感じていた理由は、車での移動が必須であるからであった。高齢者は、より暮らしにくさを感じているのではないか。←(根拠を示すべきだとコメント)
  2. フレイルとは
     認知症前段階を指す。
  3. フレイルについて
     埼玉県内の高齢者の約40%が、フレイルに関する問題を抱えている。フレイル解決の方法である社会参加や身体活動のきっかけとして、移動サービスの提供を行いたい。
  4. さいたま市先行事例:チョイソコさいたまいわつき号 チョイソコサービス
     高齢者の外出促進に貢献するデマンド交通であり、地域の交通事業と共同での立ち上げとなることが多い。
  5. 西大宮で導入する懸念点
    • サービスが継続できるか不明:検討中
    • 送迎車はどこから調達するのか:自動車教習所との共同立ち上げる←(コメントに対して:車の徴収と書いたため誤解を招いてしまった。移動サービスが共同の立ち上げとなるため、責任問題などは考慮しなくてよいと考える。)
    • 地域交通との問題:地域交通状況のデータ提供などで、交渉できるのではないかと考える。
  6. なぜ自動車教習所なのか
     初期費用が少なく、サービス採用の障壁が小さいため。また、長期休み以外での送迎車の利用が容易である。
  7. 今後の計画
    • 地域交通との問題はもっとあるのではないか。
    • 話の裏付けとなる資料が見つかっていないため、資料集めを行う。
    • 導入時に起こりうる障害について、より深く検討する。
    • サービス維持のため何ができるかを考える。
発表に対するコメント:
  • 発表で示されたデータからは、西大宮高齢者の問題であるかが不明瞭である。
  • 自動車教習所が出てくる経緯が不明である。
  • 船橋市における自動車教習所の事例や我孫子市での大学バスを利用した事例があるので、参考にすると良い。
  • 長期休みや土日での利用はどうするのか。
  • 輸送車のドライバーの確保や配置はどうするのか。
  • 実証実験の内容や経緯、効果、課題などについて、考察すると面白いのではないか。

【3年 片野さん発表】研究テーマ「コンパクトシティの実現に向けて−より効率的な都市計画の推進のために」
目次:

  1. 研究動機
     多くの地方都市が抱える問題が、コンパクトシティの形成によって解決できるのではないかと感じた。
  2. コンパクトシティの定義
     高密度で近接した開発形態、公共交通機関でつながった市街地、地域のサービスや職場までの移動の容易さという3つの特徴を有した都市であるという定義がある。
  3. メリット
     人々の移動の負担が減る、インフラの整備が容易になるといった利点がある。
  4. 成功例
     富山市はコンパクトシティの成功によって、国内外から高い評価を受けた。
  5. 課題
     物理的な距離が近くなることによって、騒音や渋滞などのトラブルが発生しやすくなる。
  6. 海外の事例
     ドイツでは、人口密度や家屋の建設にあたっての総量規制が定められている。
  7. 今後の研究方針
     失敗例や海外の事例などについても研究を進める。
発表に対するコメント:
  • コンパクトシティ政策を極端な過疎地域にも取り入れるのは無理があるため、対象を絞ったほうが良い。
  • 研究動機において、対象地域の当事者からの視点も織り交ぜたほうが良い。
  • ゼミ先輩のを含め、先行研究も多いので、対象や切り口など、研究にオリジナリティをもたせる必要がある。
【3年 小宮山さん発表】研究テーマ「ファッション業界の地球環境問題に対する課題−サスティナブルファッションとしての古着による解決策−」
目次:
  1. 前回のゼミ発表のコメント
  2. 自身の古着屋経営の経験
  3. ファッション業界か抱える環境に対する課題
  4. 解決策としてのサスティナブルファッション、古着の活用
  5. 現在日本で行われている取り組み
  6. 地域の古着回収の例
  7. サスティナブルファッションの活用における今後の課題
  8. 衣類のリユースに関する意識調査
  9. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 古着を再利用することは最終的に捨てられるから、それはただの時間稼ぎとなってしまうのではないか。 →古着の再利用が普及することによって、新品のものの製造数を減らせるし、回収によって、再生繊維としてリサイクルすることができる。
  • 発展途上国の地域の繊維産業を潰してしまうのではないか。→実際にそのような事例もありましたが、清潔な衣服すら切ることができていない地域の人々がいるのが現状となっています。また、古着の買付先となっている東南アジアの地域ではこれによって地域が活性化したという報告もあります。
  • スライド配布資料のフッターの書き方が反対。
  • オックスファムの活動などある、経済格差を解決する案は視野に入れないのか。→現在は、環境問題に注目していますが、今後の進行状況に合わせて、検討していきたいと思っています。

 次回は、3年生一巡最後のゼミ論発表とコメントの予定。

(3年島田、片野、小宮山)


2021年10月26日(雨のち晴れ)
第5回授業
欠席者:4年6名(5名就活と研修、1名体調)、2年1名(体調)、
遅刻者:なし

【3年 西山さん発表】研究テーマ「教育で『障害』はなくなる?〜誰もが同じように受けられる教育〜」
目次:

  1. 研究動機(東京パラリンピックを機に障害について興味を持ち始め調べるうちに、日本と海外で障害者を取り巻く環境が全然違うことに衝撃を受けた。)
  2. 対象(発達障害のある子供たち)
  3. 教育現場の現状(発達障害と考えられる児童生徒の通常学級での在籍率が低く、教職員はそうした生徒への対応ができていない。個別の教育支援計画や個別指導計画などのいわゆる『マニュアル』の作成は進んでも、十分活用できていない。)
  4. これからの教育が目指す目標(共生社会の形成、インクルーシブ教育システムの構築、合理的配慮と基礎的環境整備の実行)
  5. インクルーシブ教育とは(通常学級で障がいのある子供もない子供もともに学ぶ。/フィンランドでは一人一人の子どもの実態や能力に合った教育が行われている。)
  6. 合理的配慮とは(障害者が社会の中で出会う困りごとや障壁を取り除くための調整や変更/社会的障壁によって生まれた機会の不平等をただすためのもの。)
  7. 基礎的環境整備とは(合理的配慮の基礎となる教育環境の整備のこと/合理的配慮の提供には、基礎的環境整備が必須。その際、子供ができないことに目を向けるのではなく、できることに注目して育てる。)
  8. 今度の展望(インクルーシブ教育のモデルとなる学校の調査/障害の程度が異なる子供たちにどのような合理的配慮・基礎的環境整備ができるかを考える。)
発表に対するコメント:
  • 以前の研究テーマを断念した理由にも触れる。一緒に学ぶマナー。
  • 障害者を取り巻く環境が、海外と日本で違ったことについて述べたが、なぜ日本では実現できなかったのか、またなぜ海外では実現できたのかを、日本の文化や教育の制度も踏まえ分析、考察する必要がある
  • 海外の制度をただ取り入れるのではなく、いかに日本に馴染む形でアップデートしていくかを考える
  • インクルーシブ教育について当事者である子どもたちはどう思っているのか、実際に障害のある人に話を聞いた方がいいのではないか
  • 先行研究が多く存在するため、論文を参考にしてみてはどうか

【3年 高橋さん発表】研究テーマ「女性の社会進出を阻む無報酬労働ーノルウェーとウルグアイから日本を考えるー」
目次:

  1. 研究動機・目的
    • 女性への家庭内無報酬労働の偏りから結婚・出産をしたいと思えない
    • 女性が自由にキャリアを選択できる社会を目指す
  2. これまでの経緯
    • ノルウェーとスウェーデンからノルウェーとウルグアイ の比較へ変更
  3. ウルグアイ について
    • 社会福祉国家を目指し「南米のスイス」と呼ばれている
    • 世界男女平等ランキングが急上昇
  4. ウルグアイ の政策
    • 包括的弱者ケア制度創設法について
  5. ノルウェーとウルグアイ の共通点
    • クォータ制について
  6. 日本での課題
    • 男性の労働時間の異様な長さ
    • 逆差別問題について
  7. 今後の方針
    • ケア労働を人権問題と取り扱えるような法整備・政策
    • クォータ制導入に向けて国内外の問題の深掘り
    • 両性の労働環境の見直しのための政策
    • ウルグアイ の先行研究を探す
発表に対するコメント:
  • ケア労働を人権問題と取り扱えるような法整備について、具体的にどこからが違法かを考えた際に線引きが難しい。家庭内の問題に踏み込んで線引きをしてしまったら、それこそ別の人権問題に発展するのではないか。
  • 今の日本の、男女格差是正のための政策がわからない。今の日本の現状の深掘りが必要。
  • 法整備を考えるなら、しっかり現在の条文を読み込む必要がある。そしてその条文からどのような政策が導かれているのか、予算・人数など数字で表せる具体的な内容まで研究する必要がある。

【3年 須澤さん発表】研究テーマ「日本の株式投資〜ESG投資は日本で定着するのか」
目次:

  1. 今までの研究まとめ(前回までの内容を掲載)
  2. 更新部分まとめ
    • 様々な国の市場において、ESG投資を行ったことによる恩恵を企業は得ている。
    • 2016年よりもESG投資に対する手法が増え、多面的に判断する投資家が増えている。
    • ESG投資にはROEを高める効果はあるが、それ以外の数値は安定しない。
    • 効果の長期的な検証が未だに行えていない点と、データが少ない点による効果検証の不安定性が、ESG投資に対する懸念点である。
  3. 今後の方針
    • 研究の軸を明確にする。
    • ESG投資による成果のデータなどを収集する。
    • 先行研究などで算出された数式を実際の企業に当てはめ、どの程度の効果が見れらるのかということを可視化する。
発表に対するコメント:
  • 研究の軸が不明確。
  • 社会問題に対する解決法の明示がない。
  • 経済的な側面に研究内容が寄りすぎている、社会問題に対してもアプローチをしたほうが良い。
  • 海外の事例や世論を踏まえた具体的な事例がなく、一般論に陥っている。
  • 具体的な投資案件を用いず一般論になってしまえば、単なる一時の流行に対する安定しない研究になってしまう。
  • 海外や省庁などの動きによる影響など、網羅性がかけている。
  • 日本の投資状況を促進させるために、どのような政策手段が取られているのか、ということを調べたほうが良いのではないか。
  • どの部分にフォーカスして、どの部分がこの研究において重要なのか、ということを確認する。

 次回は、3年生のゼミ論発表とコメントの続き。

(3年 西山、高橋、須澤)


2021年10月19日(晴れ)
第4回授業(就職内定報告・相談会)
欠席者:4年5名(内1名自主退ゼミ、2名就活、1名ワクチン接種、1名体調)、3年3名(体調)
遅刻者:なし

 本日は、4年生による内定報告会、及び就活相談会を実施。
 事前に4年生用、及び2.3年生用のアンケートを準備し、回答していただく。(Googleformを活用し、長澤作成、LINEにて共有)
 また、事前に、アンケートの回答結果をお互いに共有していたため、比較的スムーズに会を進行させることができた。
※アンケートの回答結果は、moodle上にExcelファイルとして添付があり、ゼミ生であれば閲覧可能。

【報告者】

  • 4年 福島さん
  • 4年 池田さん
  • 4年 大貫さん
  • (その他の皆様にも、アンケートを通じご協力頂きました)

【スケジュール】

  1. 4年生3名からの、就職活動報告(1人10分前後)
  2. 2.3年生からの質疑応答(30分程)

【概要】

  • 4年生の先輩からは、就職時苦労したことや、数多い就活情報サイトやアプリなどの活用方法、面接のコツ等が話された。
  • 2.3年生からの質疑応答では、就活スケジュールや、就活時に後悔したこと、2年生のうちからやるべきこと等、積極的にアドバイスを求める様子が見られた。
  • 実際に就活を潜り抜けてきた先輩から、生の声を聴け、下級生一同大変刺激を受けた様子であり、貴重な機会となった。
以上
(幹事長 3年長澤)

2021年10月12日(晴れ)
第3回授業
欠席者:4年4名(就活及び内定研修)、3年3名(就活)、2年1名(体調)
遅刻者:3年1名

【3年 三澤さん発表】研究テーマ「SNS時代の匿名性―プロバイダ責任制限法の成立過程から考える安全なネット社会―」
目次:

  1. 研究動機と研究の最終目標(前回までの内容を再掲)
  2. 匿名性(匿名性の意味や、メリットとデメリット)
  3. 匿名性と攻撃性(「没個性化」と「群集心理」が働くことによって匿名性によって、攻撃性が増す。)
  4. 匿名性に関する事例(木村花さん、井納翔一さんの例)
  5. プロバイダ責任制限法(プロバイダ責任制限法の意味)
発表に対するコメント:
  • YouTubeを例に、発言する人が罰せられるのではなく発言を許すYouTubeが罰せられる事例が起きているため、その観点から調べてみるとよいのでは。
  • 副題を「成立」過程ではなく「政策」過程とする方が、プロバイダ責任制限法について、施行・運用の問題を含む長いスパンでとらえられる。
  • 司法による締め付けは根本的な解決にはならないので、子供から大人までの、メディアリテラシー教育に注視するのも良い。
  • 発言する段階での規制や管理者側からの誹謗中傷の削除の義務付けなどの方が有効なのではないか。
  • 副題の「安全なネット社会」とは何かを定義すべき。
  • 匿名性の対立構造である、実名制と比較し、匿名性の是非をめぐる先行研究についても調べるとよい。

【3年 長澤さん発表】研究テーマ「教育の機会拡大のために 〜経済支援策の観点から〜」
目次:

  1. 研究動機とこれまでの経緯(これまでの経緯、研究の概要について)
  2. 教育の必要性と研究意義(教育と社会との関連は強い;大学を志望していながら断念する生徒は多い)
  3. 現状の経済支援策(奨学金制度について;授業料減免措置について)
  4. 課題解決のために有効な参考事例(Cronoについて;大阪府の事例をはじめとした、都道府県の地域統括的役割について;文科省の行う、地域活性化と結びつけた奨学金制度について)
  5. 今後必要なこと(経済の不安解消;認知度の向上)
発表に対するコメント:
  • 岸田首相も述べている「卒業後拠出金制度」について
  • 河野氏、高市氏も述べているオーストラリアの事例について
  • 中間層に対する施策の充実がトレンド
  • 奨学金制度の理念と現実の歴史をまとめておく
  • 授業料減免措置の知名度向上にもっと力を入れてもいいのでは
  • 親がかろうじて学費を出せているが、出すと貧困になる、という家庭への施策を考えてもいいのでは
  • 子ども手当制度の政策立案過程を分析してみても面白いのではないか
  • Amazonが行っている、企業として経済支援を行う事例も参考になるのではないか

【3年 前さん発表】研究テーマ「ヤングケアラーの支援策−イギリスの事例から」
目次:

  1. これまでの発表のまとめ(これまでの研究概要)
  2. 問題解決のためには(テーマを設定した目的の再確認)
  3. 更新部分のまとめ(ヤングケアラーに関するイギリスの先行事例の紹介/問題が表面化しにくい原因の考察)
  4. まとめ(日本における対策の遅れ)
  5. 今後の研究について(埼玉県の事例)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ヤングケアラーであることの問題点を、より具体的、客観的に示す。
  • イギリスと日本の違いを列挙するだけでなく、なぜ異なるのか、その結果何が起こるのかを示す。
  • 公共福祉の分野のみならず、教育の分野にも範囲を広げてみる。
  • 支援サービスと教育サービスの新たな組み合わせを模索する。
  • チャリティは万能ではなく、サービスを提供する組織を模索するならその収益性も考えなければならない。

 次回は、4年生による内定報告と就活相談会の予定。

(3年三澤、長澤、前)


2021年10月5日(晴れ)
第2回授業
欠席者:4年2名(就活)
遅刻者:なし

【3年 山内さん発表】研究テーマ「統合方リゾートについて」
目次:

  1. これまでの発表まとめ(IRの概要、現状/社会的意義、期待と問題点)
  2. 横浜の事例(IRの誘致撤回を宣言)
  3. 大阪の夢洲の事例(事業者及び初期投資額決定)
  4. 今後の方針(大阪と横浜を中心に今後の動向に着目/引き続き諸外国の事例研究)
発表に対するコメント:
  • 社会課題と社会的意義のつながりがまだ弱い、もう少し堀り下げる。
  • 夢洲については大阪万博開催も控えており、両者の違いについては、様々な要因を考慮する必要がある。
  • 富裕層向け、という部分に着目して、政策提言の余地がある。
  • ゼミの先輩に、先行研究がある(西田賢治「ナイトタイムエコノミーの推進」)。

【4年 横尾さん発表】研究テーマ「若者の起業を促進するー起業家精神を醸成する起業家教育の在り方ー」
目次:

  1. これまでの発表のまとめ(2年生向け)
    (@研究動機と意義→自身が起業という選択肢を当然のように消していたこと、また多くの日本人が自分と同様の感覚を抱いているであろうことに疑問を抱き(研究動機)、日本は他の先進国に比べて起業率が低いという事実と、そこに内在する問題点を踏まえ、日本の起業率が向上するための政策を提言する(意義)A起業率の定義→様々な定義が存在し、データの比較の際には注意が必要B日本の起業率の現状→減少傾向であり、他の欧米先進国と比べて低いC問題の概要→生産性に対する悪影響・雇用に対する悪影響・新たな起業に対する悪影響D起業率の低さの要因→起業家精神の弱さ・リスクの大きさ・リターンの少なさ・リソースの不足・コストや手続きの問題E研究テーマの変更→若者と起業家精神に着目)
  2. 更新部分のまとめ
    (@若者に着目する理由→起業家の高齢化・高齢者と若者の起業に対するハードルの違いA起業家精神に着目する理由→起業率の低さの要因は、起業を考え始めた段階の問題(起業家精神の弱さ)と起業を決心した段階の問題(リスクの大きさ・リターンの少なさ・リソースの不足・コストや手続きの問題)に分類可能→時系列順で考えると、起業家精神の醸成が母数を増やす意味で効果的B若者の定義→高齢者との差(自己資金・社会経験の有無)や日本の大学高校進学率を踏まえると、「高校生以下」が望ましい→教育は平等性や画一性を備えているため、起業家教育を行う場として適しているC起業家教育は、起業の流れを学ぶもの(狭義の意味)とチャレンジ精神や創造性といった「生きる力」を養うもの(広義の意味)に分類可能Dスウェーデンの事例→「UF(Ung Foretagsamhet )プログラム」(狭義の起業家教育)・スウェーデンの学校教育(広義の起業家教育))
  3. 今後の研究方針と課題
    (日本の起業家教育の現状についての調査を進め、スウェーデンとの比較検討を行う中で、日本の起業家教育の問題点を模索する。そして、それらの問題点の改善方法やスウェーデンの事例を日本に踏襲することの障がいについて分析し、具体的な政策提言に繋げていく。)
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 現行のテーマでは主題と副題の内容が重複しているため、副題には具体的な事例を挙げるなどの必要がある。
  • 「起業率の低さ」という問題に関して、具体的に誰がクレームを出しているのかあるいはどのような社会に対する影響があるかといった、問題の重要性を裏付ける公的な根拠を示す必要がある。また、政府支援や政策など、政府
  • 国がクレームを出しているという根拠を論文の初めに示す必要がある。
  • 起業には起業を考え始めた段階と起業を決心した段階の2つがあるが、前者に着目するだけだと、後者の段階におけるドロップアウトを考慮すると効果がないのではないか。
  • 起業家教育の事例としてスウェーデンの事例を挙げていたが、それ以外の国のものについても調べてみてはどうか。また、事例については、教育の差以外にも制度や社会背景を考慮する必要があるのではないか。
  • 高校生以下を対象とした事例以外にも、東大のスタートアップや高専の事例などを調べてみてはどうか。

【3年 籾さん発表】研究テーマ「兵庫県伊丹市の政策を活かした地域発展」
目次:

  1. 研究動機
  2. 伊丹市の紹介(人口、面積、特徴)
  3. 現在の伊丹市の政策(伊丹創生総合戦略)
  4. 今後の研究方針
発表に対するコメント:
  • ベッドタウンとしての発展
  • 伊丹市の政策を他地域に広げるためには、伊丹市についてもっと調べる必要がある。
  • 問題がない地域はないので、深く調べる。企業が行なっている地域創生を見てみる。
  • 伊丹市の政策を他地域に活かすとするのではなく、伊丹市自体に焦点を当てて調べる。→伊丹市は、なぜうまくいっているのか/問題があるなら、それらに対して、どのような対処をしてきているのか。
  • ゼミ論ページが文字化けしている。テキストエディタで名前を付けて保存する際に、エンコードをUTF-8ではなく、ANSIにして保存する。修正のうえ再提出する。

 次回は、3年生のゼミ論研究発表の予定。

(3年山内、4年横尾、3年籾)


2021年9月28日(晴れ)
秋学期第1回授業
欠席者:4年3名(内1名体調)、3年3名(就活)
遅刻者:なし

 今回の授業は、今後の授業形態、授業計画案について、春学期の反省も含めて、質問、意見、アイデアなど、積極的に出してコミュニケーションを行う。また、ゼミT生と合併授業を行いますので、初顔合わせとなるので、2年生の自己紹介のプレゼンは、後日に予定していますが、今回は、まず挨拶と連絡方法の交換などを行う。
 まず、Moodleでの出欠を確認した後で、幹事長の3年長澤さんを進行役として、4年生から順に出席者全員による1分間余の自己紹介を行った。次いで、事前に幹事長の3年長澤さんに授業計画案のゼミ生間での検討を依頼してあり、意見集約された「20210922長澤幹事長より授業計画案(2021秋).docx」を元に、スケジュール案を話し合った。
 当初、担任から提案があった、前学期末に提出されたゼミ論ページの圧縮フォルダをMoodleに掲載して、発表者のゼミ論ページを読んで、コメントや講評を行う方式は、所要時間が掛かり、ゼミ合宿での発表ができない現状では能率が悪い。そこで、従来通り、パワーポイントでの発表方式とする。但し、発表予定者が当日欠席してパワポだけでのプレゼンとなることがないよう調整の連絡や予備を準備する、また、以前の発表へのコメント、情報提供、講評を必ず盛り込み、プレゼン後に直ぐゼミ論ページを更新して提出することにした。
 次回は、3年 山内さん、横尾さん、籾さん発表の予定。

(担任)


2021年7月6日(雨)
第13回授業
欠席者:4年3名(就活)、3年5名(就活、1名体調)
遅刻者:なし

【4年 恩田さん発表】研究テーマ「「ホームレス状態」にある人々への住まいの支援−ハウジングファーストの拡充−」」
目次:

  1. 前回のコメント(主に論文の体裁について)
  2. 日本で行われる「住まいの支援」の事例(東京都で行われているハウジングファーストの取り組み)
  3. 日本と諸外国のホームレスの定義(日本、イギリス、アメリカの定義)
  4. 日本の路上生活者の現状(厚生労働省実施、ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果)
  5. 上記の調査で対象とならない人々(ネットカフェ難民の増加)
  6. コロナ禍での現状(特別定額給付金、情報の孤立)
  7. 今後の方針(行政と民間の施策についてより詳しく調べるなど)
発表に対するコメント:
  • ただ住まいを提供するだけの支援(空き家の提供など)なのか、その住まいにて自立できるまでの支援を継続するアパートのような施設なのか、目指す先を明らかにする。
  • 横浜・寿町にて行われている、継続支援の取り組みについて調べると良いのではないか。
  • 諸外国の定義をただ説明するだけでは、この論文において意味がない。各国でその定義が採用されていることにより、諸国で社会保障の取り組みにどのような違いがもたらされているのかなど、考えて加筆すれば、論理的な展開になる。
  • 行政と民間の取り組みをただ比較するだけでなく、そもそも、なぜ行政の取り組みは現状のように行なっているのか、また、民間で実施されている取り組みが、なかなか行政で採用されない理由は何なのか、などについても考察する。
  • そもそもの日本の社会保障制度についても調べを深める。
  • ハウジングファーストの課題として「周囲の人との繋がりをうみ出す必要がある」というものが挙げられていたが、それ以外の課題や問題とはないのか。あるならば、それについても考える。
  • ホームレス状態となる人の中にも、自分はこの状態でよいと思っている人と、どうしても定住することができず、困り果ててホームレス状態になっている人がいると思う。行政のアプローチ方法や難易度も違うと思うので、それも考慮に入れる。
  • 地域によって路上生活者の数にばらつきがあると思う。この問題にどの機関が対応していくのか(NPO、市区町村、都道府県、国、Etc)も難しい問題ではないか。
  • 配布した発表資料にて、パワーポイントのヘッダーフッダーの表示が小さく印字も薄いため、見えにくい。

【4年 福島さん発表】研究テーマ「観光立国の実現に向けて−訪日観光客の交通における不満やボトルネック課題の解消提案(仮)」
目次:

  1. インバウンド観光の意義、効果(観光産業の特徴やインバウンド観光の政治・経済的効果の観点から)
  2. 訪日観光客の交通における不満やボトルネック課題(空港到着直後の不便・不満の声が集中している)
  3. 仮案(企画乗車券を内蔵した交通系モバイルアプリ)
  4. 今後の方針
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 地方空港の交通の不便がある(タクシーが少ないなど)。
  • 外需の利便性だけでなく、内需の利便性にも目をむけてみてはどうか。
  • JAPAN RAIL PASSを内蔵した交通系モバイルアプリは、観光客の運賃制度や複雑な乗車システムへの不満、観光案内所での物理的な混雑や言葉の問題を解消することができ、非常に有益であると考えるが、間違った電車に乗ってしまうなど言語や確認不足から発生するトラブルによって時間のロス、路線図や出口の複雑さに対しては依然として問題は残るので、そこにどうアプローチするのか。
  • 訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『NAVITIME for Japan Travel』がある(株式会社ナビタイムジャパン「訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『NAVITIME for Japan Travel』「JAPAN RAIL PASS」に対応したルート検索が可能に」https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201608/09_3821.html)
  • 首都圏では各駅に対して英+数字のナンバリングが行われ、わかりやすくなっている。
  • ナンバリングを範囲拡大するなどは有益ではないか
  • 例えば地方から首都圏に出てきた人に困る、わかりにくい点などを聞くという情報収集の仕方も、訪日外国人の悩みと共通する部分も多く、また情報が集めやすいなどメリットがあるのではない
  • コロナによって国として方針が変わっていないか否か、コロナ禍以前の資料や先行研究の有効性を示す必要がある。
  • 参考文献に関して、著者の所属や、調査報告書の委託元などを明記する。

【4年 大貫さん発表】研究テーマ「ICT社会の実現へ−高齢者のICTリテラシー向上支援策ー」
目次:

  1. テーマ変更について(昨年テーマからの全面変更、その経緯)
  2. 研究動機・意義(就職活動の経験、コロナ禍での変化)
  3. 用語の定義(IT、ICT、ICT社会)
  4. 日本人のICTリテラシーの現状(全体・年齢別・地方別でのインターネット等利用率)
  5. 高齢者のICTリテラシーについて(世代的・地域的・心理的背景からの仮説)
  6. 今後の研究方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 高齢者という対象の限りでなく、あらゆる人が利用しやすいユニバーサルな技術という観点で、音声入力の技術を中心に据えてはどうか。
  • 高齢者がICTを利用しない理由は、ICTへの苦手意識とICTのメリットを知らないためでは。キャッシュレス決済の事例からも、システムの明瞭化などやり方次第で普及率は上がりそう。
  • 高齢者はまだICTの必要性に駆られていないのでは。電子機器の利便性を説明し、普及率を上げるのが先決。

 次回は、残る4年生のゼミ論のプレゼンとコメントの予定。

(4年恩田、福島、大貫)


2021年6月29日(雨、後、曇り)
第12回授業
欠席者:4年3名(内2名就活、1名体調)、3年4名(就活)
遅刻者:なし

 まず、前回授業のレビューを行った。特に、以下の確認をした。

  • ゼミTクラス第3次募集と選考について、コロナワクチン接種後も予定される感染対策事情と、ゼミ論指導の観点から、2次募集にて募集の締切とした。
  • ゼミ日記案について、未だに、目次の項目の後に( )でスライドの概要を書くことが出来ていないゼミ生がいるので、趣旨を理解のうえ、加筆して再回覧する。

 今回の講義は、2021年2月から利用可能となった新RefWorksとWINEの新インターフェースを、講習・実習するが、各自、【リサーチガイド】を再確認して、スキルの自習により定着を図る。

  • 大学トップページ>学術情報検索ページ>学外アクセスへログイン>>学術情報検索ページ>リサーチガイド>ガイド&チュートリアル>図書館の活用/レポート・論文作成に役立つ資料の探し方【Basic】/ 研究・論文作成に役立つ英語論文の探し方【Advance】https://www.waseda.jp/library/services/research-support/tutorial/

【新RefWorksの使い方】

  • 本学トップページ>データ集アイコン>(ページ)>文献管理ツールのRefWorks 必ずお読みください>efWorks:利用案内>ガイドページで確認し、新RefWorksのアカウント取得
  • 現行のオレンジ色のRefWorksで、既にあるアカウントを入力>マイ(右上に氏名)RefWorks>左上のUpgradeをクリックして、データ(レコードやフォルダなど)を新RefWorks(青色)のサインイン画面>・・・なお、サインイン画面を各自、利用するブラウザのお気に入りに登録する。
  • 利用案内(※はじめてRefWorksを利用する方は、新RefWorksでアカウントを作成してご利用ください。※現行のRefWorksのアカウントをお持ちの方は、ぜひ新RefWorksへデータを移行してご利用ください。https://waseda-jp.libguides.com/LGaz47316641)
  • 動画マニュアル(https://www.sunmedia.co.jp/e-port/online-support/folder/refworks.html)
    1. WINEを含む各種データベース(DB)での検索結果から、これはと思うものをクリック>表示画面の詳細に、「RefWorksへ書き出し」がある>クリックすると自動で(確認を求められるが)マイRefWorksにエクスポート/インポートできる。
    2. 新聞記事など「RefWorksへ書き出し」がないDBからは、マイRef>Worksのメニューバーの「追加」>マニュアルでエクスポート/インポート。
    3. インポートしたいウェッブページ情報を、取り込める。メニューバーの追加か、ツールのアイコン>Save to Refworksのプラグインをダウンロードしてブラウザのお気に入りメニューバーに追加する。
    4. ダウンロードしたPDFファイルを、ドラッグアンドドロップでマイRefWorksにインポートして、保存と編集(マーカーやコメント記入)ができる。
    5. 参考文献リストとしたいデータ(レコードという)にチェックを入れる>メニューバーのダブルクォーテーションマークで>出力形式は「社会情報学」>リスト一覧>クリップボードに保存>ゼミ論のテキストエディタの参考文献欄に貼り付ける>論文の中での参照引用順に、並び変える。

【期末課題について】

  • ゼミ論ページの更新 (成績評価の前提です)
  • 同期あるいは先輩のゼミ論ページから、お手本を見つけて、書き方を見倣う。タグの書き方は、ページのソースで見て確認する。htmlのタグ構造を知る、習う、真似る!!
  • 参考:MSR合同会社>各WebブラウザでHTMLソースコードを表示する方法(https://msr-r.net/html-source/)
  • 先輩のHPのタグ記述に学ぶ(http://www.waseda.jp/sem-hedgehog/memb/index.html;http://www.waseda.jp/sem-fox/memb/index.html)

 次回は、4年生のゼミ論発表とコメントの予定です。

(担任)


2021年6月22日(曇り)
第11回授業
欠席者:4年3名(就活)、2名(体調)、3年2名(就活)、1名(?)
遅刻者:4年1名

【3年 山内さん発表】研究テーマ「統合型リゾートについて」
目次:

  1. 前回からの進捗(事例から着手、IR設立に伴う社会問題について)
  2. IRの現状(誘致を巡り現在も論争が行われている)
  3. 期待されること(大きな経済効果、財政健全化)
  4. 海外での成功事例(シンガポール、マカオ)
  5. 問題点
  6. 海外での事例(韓国、シンガポール)
  7. 今後の方針(諸外国の事例をさらに深堀り、日本モデルを研究し政策提言へ)
発表に対するコメント:
  • あれもこれもでなく、事例を絞ってより深く政策過程などを吟味する。
  • 副題を決める必要あり:候補@諸外国の事例をどう日本に生かすかといった内容、A8月の市長選に注目し、政策過程を事例に即して
  • データはより客観的に参照する必要あり
  • 参考文献の書き方(ウェブページ名(ページタイトル)の前に、ページの著者名orページ設置者名)

【3年 横尾さん発表】研究テーマ「日本の起業率はなぜ増えないか」
目次:

  1. 前回発表のまとめ
    • 研究動機と意義→自身が起業という選択肢を当然のように消していたこと、多くの日本人が自分と同様の感覚を抱いているであろうことに疑問を抱き(研究動機)、日本は他の先進国に比べて起業率が低いという事実と、そこに内在する問題点を踏まえ、日本の起業率が向上するための政策を提言する(意義)
    • 起業率の定義→様々な定義が存在する
    • 日本の起業率の現状→減少傾向であり、他の欧米先進国と比べて低い
    • 問題の概要→生産性に対する悪影響・雇用に対する悪影響・新たな起業に対する悪影響
    • 起業率の低さの要因→起業家精神の弱さ・リスクの大きさ・リターンの少なさ・リソースの不足・コストや手続きの問題
  2. 前回発表コメントへのフィードバック(@起業家の高齢化が生じているA業種別で開廃業率の格差があるB起業率に関する指標は様々あるため、一概に起業に適している国を選ぶのは難しいC起業率の低さには様々な要因が複合的に関係している)
  3. 起業率向上のために必要なこと(@起業家精神の醸成Aリスクの低減(やり直しのきく社会システムの構築)Bリターンの引き上げCリソース面での支援の充実Dコスト削減や手続きの簡略化)
  4. 先行事例(起業家精神の醸成について)(@品川女子学院「起業体験プログラム」Aスウェーデン「UFプログラム」)
  5. 今後の研究方針と課題(国内外の事例を参考に、具体的な政策を考える。また、それぞれの政策の有効性や問題点(海外の場合には日本との環境の違い等を含む)の分析・考察が必要である。)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 「起業率の低さには様々な要因が複合的に関係している」とあるが、そのような一般論ではなく、要因を絞る必要がある。
  • 起業率の低さの要因の1つである「コストや手続きの問題」に関しては、新会社法により1円からでも起業が可能である。また、新会社法設立前後での変化や背景に着目してはどうか。
  • DXなど、今の日本でニーズのあるものにフォーカスすること、あるいはニーズの発見が、ブレイクスルーに繋がる。
  • 先行事例については、その具体的な背景や効果を調べる必要がある。
  • 起業家精神の醸成に関しては、リーダーシップ教育が重要ではないか。
  • 高専や東大、大学発ベンチャー支援の事例を調べてみてはどうか。

 次回は、今年度から新しいバージョンに移行した「新RefWorks」の講習・実習を行う予定。

(3年山内、横尾)


2021年6月15日(晴れ)
第10回授業
欠席者:4年5名(就活)、3年1名(就活)、1名(家庭都合)
遅刻者:なし

 冒頭、本日の昼休みに実施されたゼミTクラスの第2次募集と書類面接について、先生から報告があった。会場は、14号館510教室で、応募者数は7名。長澤幹事長が、誘導と質問対応で陪席した。

【3年 西山さん発表】研究テーマ「新聞業界が生き残る道ー変革を恐れない、デジタル中心のシステムへー」
目次:

  1. 前回の発表のフィードバック
  2. 研究動機
    • SNSが情報源となっていることが多く、従来のメディアが淘汰されるという危機感を抱いたから。
    • 新聞の信頼度はメディアの中で最も高く、なくなってはいけないと思ったから。
  3. 問題の概要
    • 新聞業界は、かつてない部数減に見舞われており、業績悪化が止まらない状況にある。
  4. 新聞が売れない理由
    • SNSが情報源となっている。
    • 新聞の使いにくさ
  5. 新聞のデジタル化に成功したニューヨークタイムズの例
    • 電子版の購読者数が年々増加している。
  6. ニューヨークタイムズがデジタル化に成功した理由
    • 成功の原動力になったのは、自己分析と戦略の策定
  7. 今後ニューヨークタイムズが向かう方向
    • 動画の発信
    • 潜在購読者数の地理的拡大
  8. SNSを活用した取材
    • つながる毎日新聞
    • あなたの特命取材班(西日本新聞)
  9. 研究の方向性と今後の予定
    • 方向性 経営戦略とコンテンツの二つの側面からアプローチ
    • 今後の予定
      • 新聞ならではのコンテンツを考える。
      • 課金すると思わせる価値があると思わせる。
      • 会社の構造、風土、人事などを変える必要がある。
      • 広告収入や営業などについて考える。
発表に対するコメント:
  • 新聞が生き残らないといけない理由が、分かりづらい。
  • 紙ならではの良さがあるため、デジタルと紙媒体の共存という形で考えてみたらどうか。
  • 新聞の上手な活用方法について考えてみてはどうか。
  • 新聞社によって編集方針や部数、経営基盤などが違うため、「新聞」とひとくくりにしてしまうのは良くない。
  • 新聞は「社会の木鐸」と言われ、民主主義を守るため、権力の監視のためにあるということを、最初に明確化にしては。

【3年 三澤さん発表】研究テーマ「SNS時代と匿名性ー安全なネット社会のための法規制ー」
目次:

  1. 前回の発表に対するコメント(研究の方向性と最終目標)
  2. 匿名性とは(匿名性について)
  3. 匿名性のメリットとデメリット
  4. プロバイダ責任制限法
  5. 今後の研究計画(法律や制度、意識調査)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 提出するファイルの拡張子の確認(.pptx)
  • 参考文献の書き方を、学術的文章の書き方作法に戻って、もう一度見直す。
  • スライドの配布資料の両面印刷では、「長辺とじ」を選択する。
  • 例として、ドイツの規制とその効果を調べるとよい。
  • 副題を具体的に(例:プロバイダ責任制限法の政策過程という文言を入れる)
  • アンケート実施プランよりも、まず、プロバイダ責任制限法やその政策過程について、詳しく調べる (問題点、政策過程、利害関係など)。
  • 法律制定の契機となった、匿名性に関する事件を最初に例示して、政策課題としての重要性や意義を明確にする。
  • 著作権についても研究するといいのではないか。
  • インターネットの年齢制限について研究するといいのではないか
  • 匿名性の規制ではなく、小、中学校での教育の仕組みづくりの方が研究しやすいのではないか。

【3年 籾さん発表】研究テーマ「神戸市の人口減少を防ぐ」
目次:

  1. 前回のフィードバック
  2. 研究動機(@伊丹市との共通点、A幸福度の低下)
  3. 伊丹市との共通点(エアーフロントシティ)
  4. 今後の予定(@伊丹市が発展している事実と根拠、A神戸市の諸問題を明確にする、B空港のある都市について調べる)
発表に対するコメント:
  • 順番に問題を解決する。
  • 伊丹市が発展している理由が空港に関係しているのかどうか、「在空港性都市」の特徴を活かしてどう社会に貢献できるか、そして、どんな社会問題を解決できるのか、を明確にする。
  • まず、テーマと副題の関係が、落ち着きが悪いと思います。
  • 研究動機で、神戸市と伊丹市と「共通点がある」なら、地元の伊丹市をテーマにするのが、自然。しかし、続く「調べて明らかになったこと・・」は、前後から、両市の共通点かと思いきや、どうも神戸市の人口減→幸福度の低下、らしい。しかし、これらの指摘は抽象的で、データもエビデンスも、誰の先行研究かの出典さえもありません。
  • 伊丹市と神戸市の共通点では、「在空港性都市」が、初出なのに、説明も出典も示されていません。神戸市の人口減少が、政策課題だというなら、誰が、行政や市民などの問題意識や取り組みを示して説得力を持たせるべきでは。スライド4に、地元の伊丹市に「クレームや問題はない」とありますが、本当なんですか?もし、本当なら、なぜ可能なのか、研究の対象になります。
  • 神戸市と同等の規模と比較する。
  • 出典、参考文献の表記の仕方について、著者(刊行年)タイトル、出版社の順です。

 次回も、2巡目の3年生のゼミ論発表とコメントの続きを予定。

(3年西山、三澤、籾)


2021年6月8日(曇り)
第9回授業
欠席者:4年3名(就活)、3年2名(就活)、1名(体調)、1名(家庭都合)、2名(?)
遅刻者:3年1名(就活)

【3年 前さん発表】研究テーマ「新しい不登校問題?ヤングケアラーの支援策?」
目次:

  1. 前回のゼミ発表のコメント(ヤングケアラーと不登校は分けて考えるべき等)
  2. ヤングケアラー問題とは(大人の代わりに家族の介護や世話を担う子どものこと、なぜこの問題が今になって表面化したのかを検証する。)
  3. ヤングケアラーの現状(埼玉県の高校生を対象にした調査結果から、ヤングケアラーの実態。)
  4. 政府のヤングケアラー向けの支援策(教育の現場などで研修制度、中高生にヤングケアラーを認知させる等)
  5. 今後の研究について(英国の先行事例を調査、またヤングケアラー早期発見のための策を模索)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • (なぜ今ヤングケアラー問題が表面化したのかという私の問に対して)介護殺人のニュースが原因で注目されるようになった。/近隣住民との関係性の希薄化、その一端には池田小事件の影響があるのではないか。/日本社会の貧困化、格差社会の進展に伴う中間層の欠如またコロナウイルスの影響。
  • (問題が本当に表面化しているということに対して)客観的に見てヤングケアラーが増えていることを示す具体的な数値を記載。ヤングケアラーに関する埼玉県の調査を参照する。
  • (ヤングケアラーの認知度向上に関して)ヤングケアラーという名前のわかりにくさが、中高生に浸透しない理由なのではないか。わかりやすい新しい政策課題を検討するのもおもしろいのではないか。
  • (タイトルに関して)「不登校」から離れ、ヤングケアラーをタイトルに持ってくる。
  • (今後の研究に関して)英国の先駆的な取り組みは、図書館データベースProQuestを用いて、海外新聞を調べる。
  • 印刷時の設定が白黒になっており、配布資料の紙面上からデータが見えなくなっている。グレースケールにて印刷を行えば改善するはずなので、注意。

【3年 高橋さん発表】研究テーマ「女性の社会進出を阻む無報酬労働 ーノルウェーとスウェーデンの比較から考えるー」
目次:

  1. 修正した点について(タイトル、比較対象の修正)
  2. ノルウェーとスウェーデンの比較にした理由(世界男女平等ランキングの順位・クォータ制の導入という点において共通している)
  3. ノルウェーの政策(クォータ制、パパ・クォータ制)
  4. スウェーデンの政策(平等法、パパ・ママ・クォータ制)
  5. コメントをいただきたい部分
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 男女共同参画における後進国である他の国の成功例などを参考にしながら、どう日本に採用するかを考えると良い。
  • 日本で実現するための障害を深掘りすると良い。
  • 近年ジェンダーギャップ指数の上昇した国を参考にすると良い。
  • テーマにある「無報酬労働」が原因や課題なのか、一旦離れて考えてみては。
  • 発表内容からすれば、副題は、「ノルウェーとスウェーデンから日本を考える」となるのでは。

【3年 長澤さん発表】研究テーマ「高等教育に関わる経済支援策の普及〜適切に支援策を行きわたらせるためには〜 」
目次:

  1. 研究動機(自身の経験と、そこから同今の研究に結び付いたのか)
  2. 現状の確認(進学希望と進学実数には乖離がある)
  3. 教育と社会の関連(教育はGDPなどにも影響を与える)
  4. 公的支援策について(奨学金制度、授業料減免制度について)
  5. それ以外の支援策について(企業や財団の支援・複雑かつ煩雑という一面も/リクルーティングにいかせないか)
  6. 今後の方針(情報を適切に広めるためにはどうすればいいのか・阻害要因の分析等)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 発表の中に高校の要素が入っていないが、そこを考えたほうが良いのではないか。
  • 単一の企業の財団だけではなく、複数の企業で支援するのも策の一つではないか。
  • 国立大を中心に考えると、より政策科学的視点からアプローチしやすいのではいか。
  • 京都大学が卒業生を中心に無償の奨学金制度をスタートしたようである。調べてみる価値はあるのではないか
  • 授業料が大変高いアメリカなどの諸外国での制度や議論も参考になるのではないか(民主党の大統領選挙のサンダース議員への人気や、ウォール街でのデモなど、若者が多額の借金を背負い、卒業後に返済に苦しむ現象や、一時注目されたベーシックインカムに関する議論などを中心に)。
  • 地方格差に関する問題も絡めるべきではないか(参考:社学の全国自己推薦制度に似た制度を、国公立でも採用してニュースになっているようだ)。
  • 印刷時の設定が白黒になっており、紙面上からデータが見えなくなっている。グレースケールにて印刷を行えば改善するはずなので、注意。

 次回は、3年生の2巡目のゼミ論発表とコメントの続きを予定。

(3年前さん、高橋さん、長澤さん)


2021年6月1日(晴れ)
第8回授業
欠席者:4年5名(就活)、1名(体調)、3年3名(体調)、1名(家庭都合)
遅刻者:

【3年 小宮山さん発表】研究テーマ「ファッション業界の地球環境問題に対する課題ーサスティナブルファッションとしての古着による解決策ー」
目次:

  1. 前回のゼミ発表のコメント(以前の発表でいただいたコメントを受けて自身で変更した点)
  2. 自身の古着屋経営の経験(自身の古着屋運営の経験について、初めから現在に至る概要)
  3. ファッション業界が抱える地球環境問題に対する課題(石油産業に次いで環境問題に悪影響を与えているファッション業界の現状)
  4. 解決策としてのサスティナブルファッション、古着の活用(最近注目されているサスティナブルファッションとしての古着の活用方法)
  5. 現在日本で行われている取り組み(環境省を中心とした日本での取り組み)
  6. 地域の古着回収の例(もっと小さな地域での活用の例)
  7. サスティナブルファッションに関する意識調査(20代から60代を対象とした調査)
発表に対するコメント:
  • テーマが長いので、もっと端的に表現する。
  • パワポの配布資料の発表者名は、フッター左下に書く。
  • もっと古着をどのように活用するのか、具体的な研究にする。
  • 自身が古着屋運営を行っていることに関して、資格や運営方法をもっと具体的に書いて発表する。
  • 以前は、アパレル業界に関して、そのTシャツはどこからきたのかのコピーで、辿っていくと低賃金で劣悪な労働環境で働かせられている人々がいる、という人権問題が問われていた。そのように、もとを辿ってみて、どのように環境問題が甚大なものであるかを具体的に表現する。
  • その上で、この研究は何を目指すのかを鮮明にする。
  • 参考として、イギリスの街中に設置されているNPO団体のオックスファムの衣服回収ボックスがある。

【3年 島田さん発表】研究テーマ「西大宮の高齢者問題−高齢者の足となるサービスの提供−」
目次:

  1. 何故この問題に取り組むのか(高齢者が増加する中、交通に関するこれ以上の発展を望めない)
  2. 前回発表のフィードバック(ゴール、問題が不明瞭である)
  3. 問題の現状、推測されるこれから(住宅街付近にバス停がない、高齢者の健康が損なわれる)
  4. 先行事例 オンデマンド型送迎サービス「チョイソコかもがわ」(試験運行中チョイソコサービスについて)
  5. 今後の方針(チョイソコ実施地域の調査等)
発表に対するコメント:
  • 取り組む問題が、まず、問題であることの証明が必要である。クレイマーは誰か?新聞の埼玉版の記事によると、3市が合併した「さいたま市」は、何かと競い合って仲が悪いよう。市民や行政は、何を課題としているのか?
    →さいたま市による高齢者増加の推移、要介護高齢者増加の推移などが資料として集まっています。
  • テーマを考察するのに、当地とは関係のない地域のデータや、鴨川市の対応策をについて、引いても説得力がないし、論理的ではない。
    →まだ調べることができていませんが、教習所が近くにあり、そこの送迎者が使えそうだと何となくではありますが思っています。そのような先行研究を探し出したいです。
  • テーマの課題に関して、参考文献欄に先行研究が見当たらない。

【3年 須澤さん発表】研究テーマ「株式投資教育〜ESG投資の観点から〜」
目次:

  1. 研究動機(老後2000万問題に対応するには、若いうちから投資をするべきではないか)
  2. 前回の発表に対するコメント
  3. 本研究の社会的意義(投資には若者が多くの関心を寄せており、リスクの少ない投資に関する教育が求められている)
  4. 問題の現状(国は不動産のESG投資に対して促進させる取り組みを行っている)
  5. 今後の研究について(ESG投資の問題の整理)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究の軸が分からない(環境問題なのか、投資問題なのか)。
  • 当初の前提の「老後2000万不足問題」は、本当なのか(反証があるのではないか、また、何よりもESG投資と結びつかないのではないか)。
  • 問題解決で「教育」に結びつける議論は多いが、安易ではないか。
  • テーマの課題に関して、参考文献欄に先行研究が見当たらない。

 次回は、3年ゼミ論発表の続きを予定。

(3年小宮山、島田、須澤)


2021年5月27日(晴れ)
第7回授業
欠席者:4年2名(就活)、1名(?)、3年3名(就活、家庭都合、体調)
遅刻者:なし

 前回のゼミ日記を確認した後、担任より、ゼミT第1次応募者選考(書類と面接)について、報告があった。

  • 応募者数:4名
  • 本日、1215〜1250の昼休みに(他の授業時間と重なって迷惑が掛からないよう)、14号館510教室にて面接を実施し、ゼミ長がお手伝いと応募者からの質問に備えて陪席した。
 次いで、以下の注意があった。
  • 無断欠席は厳禁(社会常識です)。プライバシー情報は、担任宛てメールで。
  • 欠席した場合には、Moodleの投稿により、ゼミ生としての責を果たす。
  • ゼミ日記案の作成と回覧について:
     原則としてメモ帳(テキストエディタのアプリ)で、ファイル名での要件だけでなく、文末にも筆者名を入れること。メモ帳とする理由は、ウィルスフリーであること、ゼミ日記ウェッブページにタグ付きで編集しやすいこと、にある。
 また、前回に続いて、「ゼミ論文執筆のヒントC」を、藤井誠一郎先生の本から抜粋 添付PDF(昨年度ゼミTの3回目講義の資料)を参考資料にして、指導した。
  • レイアウト:
     テーマ、副題、所属氏名、シンボリックなトップ画像、のあと、
     概要、アブストラクト → 読者サービス、キーワード検索にヒットするため
  • 目次*様々の書き方がある。本ではなく、論文なので、中心的な参考文献の書き方をまずは模倣。
    1. はしがき(はじめに、あるいは、序章)研究動機、問題の所在と研究の意義 【起】
    2. 1を受けて、詳しく、順序よく、展開する 【承】

 今回から、3年生のゼミ論発表の2回目を行う。

【3年 阿部さん発表】研究テーマ「ひとり親家庭の支援−地域社会で家族を支える−」
目次:

  1. 研究動機
    (自分自身の経験から、ひとり親家庭が生きづらい社会に疑問。先行研究等から社会にひとり親家庭へのネガティブイメージがある。子どもが育つ環境はひとり親家庭では不十分なのか?)
  2. 前回発表へのフィードバック
  3. 問題の現状
    (@経済的問題 ふたり親家庭よりもひとり親家庭の平均税込収入が少ない。ひとり親は「家計」に対する悩みが大きい。貧困が及ぼす将来への影響。A心理的問題 複雑で多方面に渡る。「感情」「自尊感情の低下」「結婚観の変容」「悲哀反応」)
  4. 分析
    (現代社会の中で個々人の生き方は国家、社会からの束縛や統制、干渉がなく自由になったことで多様な家族観の形成。一方で、家族内のトラブル等はプライベートな問題として社会的に放置されたり、援助を期待できる人とのつながりが希薄に。社会の中での差別、偏見。)
  5. 結論(問題解決に向けて)
    (「自立」を誰にも頼らないで一人で頑張ることとしない。様々な他者と関わり合いながら生きることを喜びとできる状態とする。「子育て・生活支援のための地域・社会システムの構築」を目指す。)
  6. 今後の研究について(今ある支援制度をさらに調べる。)
発表に対するコメント:
  • 社会通念に関して、地域によって違いが生じるかもしれない。一律には論じられない問題では?
  • 地域を絞って研究するのも良いかもしれない。
  • 主張に対する根拠をしっかりと設定しているのが良い。
  • ヤングケアラーのことは研究内容に入れるのか。問題を、経済面と心理面に分けて、後者の対応が不十分というが、現場では、自治体の社会福祉協議会などの取り組みがされている。最近、気づかれて行政も対応に乗り出したヤングケアラー問題を、切り口にした方が、具体的な課題や対策に絞ることが出来るのではないか。再考を。
  • 調べたことに関しては、スライドにその都度出典を入れる。文中では(筆者(出版年))の略記。参考文献のページでは(著者名(出版年)『題名』など)のフル表記とする。
  • 配布資料の右下フッターの名前は、「3年 阿部」とする。

【3年 家吉さん発表】研究テーマ「ICTを活用した遠隔教育実現のための課題解決」
目次:

  1. 研究動機・意義(遠隔教育の需要、遠隔教育導入の政策を提言する)
  2. 遠隔教育とは(遠隔教育の定義、遠隔境域の分類)
  3. 日本の遠隔教育の実態・取り組み(遠隔教育の実施についての自治体調査、遠隔教育の問題、問題に対する取り組みについて)
  4. コロナ禍における遠隔教育の事例(熊本県熊本市:コロナ禍のオンライン授業実施事例)
  5. ICT導入の消極的見解(新井紀子氏の新聞記事より、ICT導入の消極的な意見の紹介)
  6. 今後の方針
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 遠隔教育導入のための課題解決とあるが、導入の分野、範囲と目的とが明らかでないと、一般論に終始して説得力に欠ける。副題となるアイデアを考える。
  • ICT導入についての議論、慎重派と推進派の両方の意見を取り上げてみると、糸口が見えるのでは。
  • 遠隔教育を実施している、現場の教員の意見を聞けるとよい。
  • スライドの文字のポイントが小さく、分かりにくい。

【3年 片野さん発表】研究テーマ「地方創生の実現に向けて−地方移住者の増加という観点から−」
目次:

  1. 前回の発表へのコメントについて(範囲が広すぎて抽象的である、都市と地方のどちらに焦点を当てるのか明確でない)
  2. 1を受けて変更、改善したポイント(地方への政策に焦点を絞る)
  3. 今後の研究方針(実際の意見調査等を深彫りする)
発表に対するコメント:
  • 地方創生というテーマ自体、最近では頻繁にトピックに上がるようなものではないため、なぜそのテーマなのかということをしっかりと明確化すべきでは。
  • サブタイトルに「地方移住者の増加という観点から」とあるが、「地方移住者が増えること」=「地方創生の成功」というのは違うのではないか。
  • それぞれの地方によって状況に違いがあるため、地方の中での場合分けをする、もしくは対象を一つに絞ったほうが良いのではないか。
  • 参考文献欄には、リンク情報のみ。きちんと本や論文の先行研究を用いること。

 次回は、3年生の2回目発表の続き。

(担任、3年阿部、家吉、片野)


2021年5月18日(雨)
第6回授業
欠席者:4年3名(就活)、1名(家庭都合)、3年1名(家庭都合)、2名(?)
遅刻者:4年1名(交通遅延)

【前回レビュー】

  • ゼミ日記の更新について
     メモ帳を添付する方式から、メール本文に書く方式? プレゼンのスライドの目次を使う、欠席したゼミ生が読んでも分かるように。 http://www.waseda.jp/sem-fox/diary/2021/index.html
  • フォーラム投稿について:
     前回、説明した通り、フォーラムは、欠席したゼミ生用だけでなく、限られた授業時間で発言できなかった機会を補い、ゼミ生間お互いのコミュニケーションを図る装置、仕掛けです。期限を定めないので、思いついたら、投稿をする姿勢でいてください。
【ゼミ論文執筆のヒントB】
  • リード文(必須):
     先行研究を引いたり、図表を入れる際には、必ず、リード文を入れて、そうすることの必要性や属性(著者の所属機関やタイトルなど)について、読者に説得的に案内する。
  • 章と章の繋ぎ、章と節との関係、など、起承転結の展開が分かるように、接続詞を利用して論述する。
  • タグ付きテキストファイル画面と、ブラウザ画面の、レイアウトを同じに書き進める。四禮静子(2021)『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい』技術評論社、のと同様に、改行タグ<br>や段落タグ<p>でレイアウトを無闇に調整しないこと。
  • 参考文献など、本文中では著者名(刊行年)と略記して引証し、参考文献欄では、参照・引証の順に、フル表記する→著者名(刊行年)『本タイトル』出版社、論文記事の場合は「タイトル」編集者名『雑誌、あるいは本のタイトル』開始ページ−終了ページ

【3年 籾さん発表】研究テーマ「兵庫県神戸市の人口減少を防ぐ−他の地域を事例に−」
目次:

  1. 研究動機
  2. 神戸市の人口推移
  3. 人口減少の原因
  4. 今後の予定
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 副題が一見しただけではわからない。
  • 研究動機が説得的ではない。
  • スライド中の資料出所では、URLだけだが、まずページ名を記載する。URLは、参考文献スライドでフル表記する。
  • 関連する本を読み、情報を集める(ネットだけに頼らない)。
  • 研究動機にあった、なぜ伊丹市が上手くいっているかを、逆に掘り下げると、研究の糸口や方向が見えてくる。
  • この研究では、一体、誰がクレーマーなのか?
  • 配布資料の左上のヘッダーに「ゼミ論○回目」と記載すると、好都合。
  • 神戸市を対象にする根拠が薄い。
  • 人口減少の何が問題なのか。
  • 1つの都市だけにフォーカスを当てるのではなく、日本全体で考えてみても良いのでは。
  • 社会学者の研究で、例えば、所沢市など郊外の人口減少が見られ、臨海などの人口が増えている。あるいは、子育てや、仕事のリモート化により、若者の地方移住も注目されている。
  • 参考文献の書き方で、ブログ開設者名を調べて、記載する。

【3年 山内さん発表】研究テーマ「統合型リゾートを正しく理解する−経済的視点、そしてギャンブル産業の現状から−」
目次:

  1. 研究動機(趣味からIRに興味をもった。賛否両論のあるものだが、否定的意見の中には、偏見だと思われるものがあるのではないか。)
  2. 社会的意義(IRには、大きな経済的効果が期待されている。)
  3. 今後の予定(研究方針を定める。着地点を定める)
発表に対するコメント:
  • メリット・デメリットという一般論では、研究は進展しない、深まらない。横浜市の事例でも、推進議員連、業界、経産省、推進自治体、地域住民など、多元的、複合的な動きがある。
  • まずは、具体的な事例を調べて、そこで何が問題とされているか分析、考察する。
  • IRがなければ今後未来どうなるか、あればどういった問題が浮上するのかといった、問題の所在を明らかにすることが必要。

【3年 横尾さん発表】研究テーマ「日本の起業率はなぜ増えないか」
目次:

  1. 研究動機と意義
     (研究動機→自身の就職を考えたときに、起業という選択肢を当然のように消していたこと、また、多くの日本人が自分と同様の感覚を抱いているであろうことに疑問を抱いたから。意義→日本は他の先進国に比べて起業率が低いという事実と、そこに内在する問題点を踏まえ、日本の起業率が向上するための政策を提言すること。)
  2. 起業率の定義
     (起業率(=開業率)及びその反対の意味である廃業率には、様々な定義が存在している。また、国によってもその定義は異なるため、データの参照・比較の際は注意が必要である。)
  3. 日本の起業率の現状
     (日本だけで見ると、毎年概ね起業率が廃業率を上回っているものの、起業率自体はここ40年ほどで減少傾向(近年は横ばい)にある。また、欧米先進国(米国・英国・ドイツ・フランス)と比較すると、日本の開廃業率はそれらの国の1/2〜1/3ほどで、圧倒的に低い。)
  4. 問題の概要
     (@生産性に対する悪影響A雇用に対する悪影響B新たな起業に対する悪影響)
  5. 起業率の低さの要因
     (@起業家精神の弱さA事業に失敗したときのリスクの大きさB金銭的・非金銭的な見返りの少なさC事業資金、経営ノウハウ、人脈の不足D起業に伴うコストや手続きの問題)
  6. 今後の研究方針と課題
     (具体的な研究方針・政策を定める必要がある→@地域・問題点・要因などで研究内容・対象を細分化A国内の成功事例・起業率が高い国の政策や背景を参考→@・Aを通じて、日本全体(or対象の地域)で実現可能な形で起業率向上のための政策提言に繋げる。)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 配布資料の左上には、「ゼミ論発表(n回目)」の記載を入れる(全員へのコメント)。
  • 起業をする人は、若者だけでなく、会社を辞めて行う人や親会社から独立して行なう人(スピンオフ)などもいる。
  • ITや介護、あるいはそれらを組み合わせた事業といった、今の日本でニーズがある分野に研究対象を絞ってはどうか。また、他国の事例も参考にしながら、それらの分野での起業や会社に関する施策・意義・ネックについて情報検索を行ってはどうか。

 今回で3年生の発表を一巡したが、次回は、希望者の再発表を行う予定。

(担任、3年籾、山内、横尾)


2021年5月11日(晴れ)
第5回授業
欠席者:4年2名(就活)、1名(体調)、1名(家庭都合)、3年1名(家庭都合)
遅刻者:なし

【プレゼンへのコメントの仕方】

  • コメントは「礼儀・人間関係の基本」。また、「情けは人の為ならず」?→文化庁月報https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2012_03/series_08/series_08.html
  • 「内容」について直ぐコメント出来ずとも、「形式」については始められる(スライドや配布資料の書き方、出典・根拠?、抽象的?、)
  • 後日、考えが熟成したり、調べたり、あるいは出会いにより、フォーラムに投稿する、出来る。
【ゼミ論文執筆のヒントA】
  • 章立て 箇条書きタグ<ul>の各項目タグ<li>には終了タグ不要
  • 見出しタグ<h>見出し</h>には<br>タグ不要、
  • 見出しタグ<h>は、本文テキストとの間にブラウ上で自動的に間隔を開けるので、見出しタグと本文テキストの間に、改行タグや段落タグ<p>は、不要。
  • 私→本稿筆者 
  • ・・・・だ。です。→である。考える。
  • 主語、接続詞、と読点を打つ。
  • 本文の起承転結を、接続詞を付けてクリアにする。
  • 図表を入れる(百聞は一見に如かず!)。図表に続けて、読者にどう読み取って欲しいのか、本稿筆者は、図表から何をどう読み込むのか、を説明すれば、自分の言葉で表現できる、論述できる。しかも、図表がさほど鮮明でなくとも、読者に伝わる(逆に、読者に読みや解釈を丸投げはNG!)

【3年 須澤さん発表】研究テーマ「日本人の資産運用−株式投資が国と個人に与える影響」
目次:

  1. 株式投資に焦点を当てた理由(日本人の投資率の低さ)
  2. 研究方針の策定(株式投資全般でなくESG投資に絞ってアプローチ)
  3. ESG投資へのアプローチ(ESG投資に注力している企業のデータ収集、ESG投資の効果検証、ESG投資に対する反論調査)
  4. 歴史へのアプローチ(日本の貯蓄率の高さと直接投資の低さ、日本政府の投資に対する経済政策、日本人の投資に対する心理的障壁調査)
発表に対するコメント:
  • 研究のタイトルと副題の意味が、伝わりづらい。
  • 歴史へのアプローチの論点は、既に、総力戦と統制経済や、途上国の発展段階、更に、奥村宏「法人資本主義」論で、論じられてきている。
  • ESG投資のアプローチと歴史のアプローチを両方を問題意識としているが、両者はどのように関係するのか、結びつくのか。
  • 参考文献が表示されていない。

【3年 長澤さん発表】研究テーマ「大学進学率の向上に向けて〜経済的観点から〜」
目次:

  1. 研究動機(予備校でのアルバイトで感じた問題意識、塾や予備校から大学に対象を変えた理由)
  2. 進学希望者数(ベネッセなどのデータをもとに、進学へのニーズがどのくらいあるのかを推定)
  3. 進学断念理由(アンケートから、経済的理由での進学断念が多い現状を把握)
  4. 経済支援策(@公的支援としての、奨学金制度や授業料減免措置について、A民間・NPO支援としての、自治体、あしなが基金、キーエンス財団などの具体例と課題)
発表に対するコメント:
  • 研究のタイトル、主題が曖昧。切り口を変えてみるのもよい。
  • 約30万人が希望するのと異なった進路に進んでいる、というが、クレームの所在が見えにくい。誰が、どのようにクレームしているのか。50%の進学率は既に高い、という論もある。
  • 例えば、キーエンス財団は、なぜそんなことができるのか?課題は何か、という視点から、切口を考えてみるのもよい。
  • スライドの中での引証や参考文献の書き方は、良い。

【3年 西山さん発表】研究テーマ「SNS時代のマスメディアー新しいメディアとうまく付き合う未来へー」
目次:

  1. 研究動機(SNSが情報源となっていることが多く、従来のメディアが淘汰されるという危機感を抱いたから。)
  2. SNS時代に孕む危険(誰もが気軽に発信できる状況がゆえに、何が正しい情報が分からなくなり、間違った情報に踊らされることもある。)
  3. 現在のSNSの利用率(全体の6割が使用。特に20代の使用率は8割と高く、SNSを情報源としている人が多い。)
  4. SNS時代のメリット(@政治に影響を与えられる、ASNSを利用した取材ができる (例)つながる毎日新聞)
  5. 今後の予定(Googleフォームでのアンケート調査、SNSのメリットを上手く利用し、デメリットに対処する方法を考える。)
発表に対するコメント:
  • SNSのメリットとデメリット、という一般論では深まらないのでは。規制に向けた法案作りが議論されているが、「表現の自由」の問題に行き当たり、具体的な提言が難しい。
  • フェイクニュースなど、一つの方向に絞ると良い。
  • 「つながる毎日新聞」の事例を追ってみてはどうか。SNSを活用した取材は、なぜ始まったのか、この取材にはどんな戦略があるのか、他のメディアはどう見ているのか、などを取材して、メディアの生き残りに焦点を当てた研究にすると面白そう。
  • 研究の際、日本より先行して課題に直面し対応している、欧米メディアの事例を参考にしてみる。

【3年 三澤さん発表】研究テーマ「コロナ禍によって浮彫になったメディアリテラシーに関する課題−なぜトイレットペーパー買い占め騒動が起こったのか−」
目次:

  1. ゼミ論ページのコメント(タイトルの意味、副題との関係性?、最終的な政策提言の方向性?、報道媒体?)
  2. コメントを受けて改善した点(@タイトルと副題の変更:「メディアが人々を動かす力ー3大新聞社の記事の比較から読み解く情報操作ー」から「コロナ禍によって浮彫になったメディアリテラシーに関する課題ーなぜトイレットペーパ買い占め騒動が起こったかー」、A最終的な政策提言の方向性を、情報の受け手側のリテラシー能力を高めるという方向に決定、B報道媒体については現在検討中)
  3. 今後の研究計画(情報操作の事例の調査、メディアの報道による人々の行動の変化の調査、これからのメディアとの適切な関わり方に関する政策の提言)
発表に対するコメント:
  • メディアリテラシーの問題を解決するということは、最終的な目標は小中高での「教育」の問題か。
  • 教育問題ではないとしたら、最終的な目標を何に設定するのか。
  • トイレットペーパー買い占め騒動は、問題なのか。騒動を起こしたメディアという問題なら、「表現の自由」との兼ね合いが論点になる。メディアリテラシーに関する課題の例を、複数挙げたほうが説得力が増すのでは。
  • 70年代初頭のオイルショックでのトイレットペーパー買い占めが起こった。その時とどう違う。
  • 論文は、何を課題とし、どう政策提言するのか。
  • 参考文献がない。

 次回も、3年生のゼミ論発表の続き。

(3年須澤、長澤、西山、三澤)


2021年4月27日(晴れ)
第4回授業
欠席者:4年生5名(就活)、1名(家庭事情)、3年生3名(怪我、体調、所用)
遅刻者:なし

 冒頭、担任から以下の項目について、確認と指示があった。

  1. ゼミ日記とプレゼン資料について
     ゼミ論の発表者は、事前にプレゼン資料を、また、事後にプレゼンの要点(+補足)とコメントを、的確・正確に日記案に記述して、メーリスで回覧すること。
     ゼミ生は、授業後に思い付いたコメントや情報提供を、欠席者もまた同様に、Moodleのフォーラムに投稿すること。
  2. 昨年度秋学期末での提出ゼミ論へのコメント投稿の確認について(未確認と思しきプレゼンがあるので、要確認)
     ダッシュボード>過去>ゼミナールU・V(政策科学研究/秋学期)>ゼミ論・卒論の更新と提出(〜03/25)>ゼミ論の修正、提出に伴う更新箇所の説明、質問等(2/6〜3/25)のフォーラム投稿欄
  3. ゼミ論文執筆のヒント@
    • 添付PDF:第2回講義の日記案(西山副ゼミ長)への添削見本
    • 研究テーマとサブタイトルは、研究の進展、深まりに応じて更新
    • サブタイトルの前後のハイフォンは、半角でなく全角
    • 早稲田大学社会科学部〇年 上沼ゼミU 氏名
    • トップ画像は、象徴的なもの、リンクでなくDLしてサイズ加工しjpgに、名前は英語辞典を引き半角英数、単語間に空白を入れず、アンダーバーで繋ぐ、トップ画像も引用参照だから参考文献欄トップに
    • 画像、図表のキャプション:「タイトル」出所:<a href="">出典ページタイトル</a>
  4. 新RefWorks *各自、自習により「現行」→「新」へとアップロードして下さい。スケジュール調整ができれば、質疑と講習を行う予定です。
    • 利用案内:https://waseda-jp.libguides.com/LGaz47316641
    • RefWorks動画マニュアル:https://www.sunmedia.co.jp/contents/refworks-manual
    • 利用ガイドPDF:添付ファイル参照
【ゼミ論の発表とコメント】

【3年 小宮山さん発表】研究テーマ「ファッション業界の地球環境問題に対する課題ーサスティナブルファッションとしての古着による解決策ー」
目次:

  1. ゼミ論ページでのコメントについて(食品関係、自給率のテーマからの変更)
  2. ファッション業界が抱える環境に対する課題(生産に伴うCo2排出、流行サイクルによる廃棄物)
  3. 解決策としてのサスティナブルファッション、古着の活用(自治体開催のフリマ、環境省の「循環型社会」、衣類廃品回収促進)
  4. 衣類のリユースに関する意識調査(各種SNSでのアンケート調査)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • フリマなどに関する法律や行政の制度を知る。
  • 20代へのアンケート調査以外も、断捨離や遺品整理をする衣装持ちな年長者、高齢者も対象にすべきなのではないか。
  • 参考文献を正しく書く(文献の著者名を調べて最初に書く。最終アクセス日:年月日)
  • スライド中にも出典を書く(略記)ことで、議論の説得力がます。
  • 発表者自身が始めて、参入している古着業界の経験を交えることで、ゼミ論のオリジナリティが増し、説得力が出る。
  • スライド配布資料のフッターの左には氏名、右にはページ数。表裏印刷にして資源節約をする。

【3年 前さん発表】研究テーマ「不登校児の社会復帰支援策を考える」
目次:

  1. テーマの変更について(理由)
    • 当事者研究
    • 自分自身が問題解決したいと思っているテーマであるから
    • 先輩の先行研究からインスパイア
    • htmlのゼミ論はまだ以前のテーマのものであるため、早めに更新する。
  2. 研究の現状(不登校になる原因の調査というより、社会復帰する支援策の方を考えたい)
  3. なぜ不登校児の社会復帰が難しいのか(理由)
    • 不登校の持つネガティブなイメージ
    • 学習の遅れから進学就職を諦める
    • 家庭の事情から登校進学を諦める(ヤングケアラーの問題など)
    • 改善策(フリースクール、家族や友達の存在。)
    • しかし、ヤングケアラーの問題の場合は上記のサービスは利用できないのでは
    • 欲しいコメント(先行研究が膨大で、どうオリジナリティを出すか)
発表に対するコメント:
  • 文科省より、小中の不登校児の高校進学率は85%、すなわち、15%はドロップ・アウトしている。この15%に着目して見るのはどうか。
  • 社会復帰とは、具体的に何を指すのか。具体的にして、そこから問題点を探す。
  • ヤングケアラーの問題は、いま新しく発見され、自治体などで条例が出来るなど、取り組まれているので、研究テーマとして良いのではないか。
  • 不登校の「ラベリング」の克服は、発表者自身の経験ではどうだったのか。

【3年 高橋さん発表】研究テーマ「女性はいつまで無報酬労働を 強いられるのか?ー学校教育と家庭教育の双方から考えるー」
目次:

  1. ゼミ論ページのコメントについて(回答)
    • 自主的に家事労働したい女性ではなく、社会進出したい女性にフォーカス
    • 他の国の事例も視野に入れたい
    • 教育という分野に難しさを感じている
    • サブタイトルと内容の接続をスムーズにするため加筆修正
  2. 学校教育(学校教育の役割についての研究)
  3. 今後の予定
    • 学校教育における問題点の研究
    • ゴールを明確にする
    • 学校の自発的な教育についての深掘り
    • アンケートを取るかどうか
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 今ある仕組みや制度を調べ、そこからアプローチした方が良いのではないか。
  • タイトルがミスリードでは。例えば、「女性の社会進出を阻むものは何か?」などの方が、内容に馴染む。
  • 本当の女性の社会進出を阻むものは学校教育ではないのでは。
  • 新聞に偶々、神社本庁の連載記事があり、女性の役割や社会進出について否定的な動向が報じられていた。また、以前、情報提供したが、女性の社会進出に否定的な女性達を論じた本が受賞した。たとえば、企業の経営者などはどういう考えを持っているのか、そこからスタートすると良い。

 次回は、ゼミ論発表の続きの予定。

(3年小宮山、前、高橋、担任)


2021年4月20日(晴れ)
第3回授業
欠席者:4年3名(就活)、3年4名(体調、忌引き)
遅刻者:4年1名

【3年 島田さん発表】研究テーマ「西大宮への店舗誘致−何もない土地に店舗を誘致するには−」
目次:

  1. ゼミ論ページのコメントについて(西大宮の問題を社会問題と絡める、地域の文化や特色と絡める、公園再生事例 「別所沼公園」)
  2. 西大宮の現状(多数の公共施設、若者が多い、駅前商店街へのアクセス不便)
  3. テーマ見直し(高齢者問題と絡める)
  4. 高齢者の利用しやすい環境とは
発表に対するコメント:
  • 問題の所在、解決の目的が不明瞭である
  • 問題について、根拠となる数値などを挙げるべきである
  • 西大宮の悪い点だけでなく良い点にも目を向ける
  • parkPFIを扱うとしても、デメリットの問題についても考えるべきである
  • ポラスグループの西大宮開発計画?があるので、そこから問題点を見つける

【3年 片野さん発表】研究テーマ「地方創生の実現に向けて」
目次:

  1. 研究動機(なぜ地方創生が必要なのか)
  2. 問題の概要(地方創生が進展しない理由について)
  3. 問題への提案(地方創生のために何が必要か)
発表に対するコメント:
  • どのような視点から問題に取り組むか定まっていない。
  • 内容がどのようにテーマと関連しているのかわかりにくい。
  • 4年のゼミ生にも近い研究をしている方がいるため、参考にするとよい。
  • 改行がされていない、本文が見出しタグの設定、トップ画像がページリンク、著作権マークなど、htmlの記述に間違いが多い。先生が昨年度末に行ったコメントや添削ファイルを、探してDLする。

 次回は、引き続き3年生のゼミ論更新発表。

(3年島田、片野、担任)


2021年4月13日(曇り)
第2回授業(ゼミ論のプレゼンと講評)
欠席者:4年3名(就活)、3年1名(体調)
遅刻者:なし

 本日と来週の昼休みに、14号館5014教室にて、次期ゼミT募集に伴うゼミガイダンスを開催した。先生より、以前の5限の正規授業を利用してのゼミ授業見学・説明会方式は、準備と見学者数とのコスパやミスマッチ、また、他の授業科目への悪影響を考慮して、昼休みにゼミ現役生が、学生目線で、ゼミ日記やゼミ論ページを参照しながら、質疑応答する方式とした、と説明があった。
 本日は、長澤ゼミ長と西山副ゼミ長が応対し、先生は最初に挨拶後、廊下で質問に待機した。3名の男子学生が来た。詳細メモは、Moodleの記載メモを参照。
 続いて、事前にゼミ長からゼミ生の提案として、従来のパワーポイント配布資料でのプレゼンに変えて、Googleでのプレゼンとコメント、メモの書き込み?方式にする件について、質疑応答があり、提案の詳細を補い、実証実験して検討することになった。
 本日は、予定の1名が欠席したので、2名がプレゼンを行った。

【3年 阿部さん発表】研究テーマ「ひとり親家庭の子どもの明るい未来を」
目次:

  1. 研究動機(ひとり親家庭の困難性;本当にネガティブな面だけか;親子共々幸せになれる制度設計)
  2. 問題の概要(先行研究と現行政策の中心は経済的問題;精神面、仕事面、子育て面での問題)
  3. 進捗状況(タイトルを具体的に;先行研究と現行の行政支援策)
発表に対するコメント:
  • 実際は問題の根源を辿ると経済面の影響が大きいと思われるため、テーマの設定を今後どうしていくのか?
  • ひとり親家庭の支援策として、自助グループ等のコミュニティがあることを調べてみては?
  • 2018年度ゼミ生の石井さんが近い研究をしていたので、参考にしてみる。

【3年 家吉さん発表】研究テーマ「コロナ禍の大学教育から見るICT教育の問題−なぜ学費返還運動が起こったのか−」
目次:

  1. ゼミ論ページのコメントについて(ICT教育の問題について、テーマとサブタイトルの結びつきについて、根拠となるデータについて)
  2. ICT教育現状(課題)(ICT教育の課題とそれに関しての取り組み)
  3. テーマとサブタイトルの結びつき(遠隔教育の事例の紹介)
  4. 意見調査の概要(意見調査の対象、内容等について)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 小中高向けの遠隔教育の事例と大学でのコロナかのオンライン教育は結び付かない、対象を小中高にするのか大学にするのかはっきりさせる。
  • コロナ禍でのオンライン授業と小中高の遠隔教育の実態は異なる。
  • 「ICT教育」と「遠隔教育」という単語の定義が曖昧。複数のキーワードを、説明なく使うのはやめたほうがよい。
  • 意見調査について、すでに早稲田大学が1万人規模の調査を行っているので参考になるかも。
  • 各スライドの引用や参照した部分の近くに、出典を記入(略記)する。

 次回は、次の3名のプレゼンと講評を予定。

(担任、3年阿部、家吉)


2021年4月6日(曇り)
第1回授業(ガイダンス・授業計画案)

欠席者:4年生2名(就職活動)、3年生1名(体調不良)
遅刻者:なし

 本日から、2021年度ゼミナールU・Vが始まった。新年度からは対面での授業形式になり、距離を取って着席したり消毒を徹底したりと万全な感染対策のもと、授業が行われた。

【感染対策】

  • 自宅、アパートでの検温記録
  • 14号館1階自動ドア入口付近>自動検温装置
  • 教室、エレベーターホールなどでの消毒
  • 行動メモ記録

【確認事項】

  • メールの確認の返信とメールの作法
    昨年度の秋学期は、先生からのメールに返信が殆どなく、コメントや添削指導がスムーズに進まなかった。確認の返信とメール作法の指導がされた。
  • ゼミガイダンス
    4月13日と20日(火)の昼休みに、現役ゼミ生によるガイダンスを実施する予定。会場の教室は事務所が準備中。
  • 今春学期は、原則として、2年時のゼミ論ページの更新のプレゼンとコメント、講評を予定
    1回につき、2、3名のプレゼン。就活で授業に参加できない4年生は、Moodleでコメント、情報提供などを行う。就活が早く終わった4年生から、プレゼンに復帰。
  • ゼミ卒業生からの、現役生との交流会(研究・就活相談)提案
    感染対策をすれば、社学事務所が教室を手配してくれる。卒業生の会(沼門会)幹事会の本学メーリスがあり、上沼先生が管理しているが、連絡打ち合わせのため、従来の通り、幹事長と副幹事長のメルアドを登録。
  • ゼミメーリス(全員用numasan:UVクラス用 fox)更新済み、基本はメーリス利用で情報共有(プライベートは個人宛)、CCやBCCの活用
  • ゼミロッカー(コピーカード)@14号館1階の利用願>ゼミ幹事長が事務所にて申請
    なお、授業休業中は利用不可、秋学期(年度)末にロッカー内物品を撤収する。
  • 長澤ゼミ長が作成したゼミ草案を全員で確認
    図書館講習はオンラインで視聴できるため、授業で行う必要はなく、また一回の授業につき5人の発表は多いため2〜3人に減らしてはどうかという、二つの改善点が挙げられた。

【1分間スピーチ】
 終盤では3、4年生全員が1分間で自己紹介をした。趣味や所属する部活動やサークル、現在研究していることなどテーマは多岐に渡り、ゼミ生のことを知る良い機会になった。

【次回】
春休み中に進めたゼミ論の研究成果の発表を行う。(担当:阿部、家吉、片野)
 

(3年副ゼミ長 西山)


[Index of diary]

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