Diary 2024

ゼミT募集停止に伴い、最後となった「ゼミ募集ポスター」
14号館1階ホールの壁にあるゼミナール掲示板
「狐はたくさんのことを知っているが、ハリねずみはでかいことを一つだけ知っている」I・バーリン(1973)『ハリねずみと狐』中央公論社、pp.7-8.
Always, now under Construction.
2025年1月14日(晴れ)
第13回授業
欠席者:1名
遅刻者:1名
【4年 野村彩莉さん発表】研究テーマ「化粧品廃棄問題を考える」
目次:
- 研究動機(食品や衣服の廃棄はよく耳にするが、化粧品の廃棄はあまり耳にしない)
- 化粧品廃棄の現状問題(ユーザーの86.3%。国内上位5社だけで年間約2万トン。サプライチェーン上で発生する廃棄問題を調査したリポートでは、化粧品業界の在庫損失額が最も多く、年間の廃棄率は10.2%)
- 現状の取り組み(@モーンガータ社は、化粧品を絵具へと変換する特許技術でSminkArtキットAコーセー社は、「コーセーグリーンバザール」、Bビューティブランドが実施している容器回収プログラム、C特定非営利活動法人ビーファは、2021年12月から『化粧品ロス』×『コスドネ〈R〉』ECOプロジェクト)
- 提言(World Giftの途上国へアップサイクルした文具の提供、高齢者施設での化粧品の活用:化粧療法(メイクセラピー))
- 研究の方向性(食品ロスなどに比べるとそこまで注目されていないというのが現状、食費と違い化粧品は必ずしも全員が触れるとは限らない、サプライチェーンの無駄がもたらす本当のコストでは、化粧品業界の在庫損失額が最も多く、そのうち過剰生産が多い、化粧品ブランドの価値維持とイメージアップの兼ね合いが大切、世界貢献としてのイメージアップ、途上国に寄付するにしても、寄付金や送料の問題)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- サプライチェーン上での化粧品廃棄の大きさと取り組みの意義がポイント。そうした視点から、政策提言をレポートする先行研究は無いのか。
- 化粧品業界だけからではなく、JICAなどと連携して政策を構想できると面白い。
【4年 寺田尚生さん発表】研究テーマ「学校給食は農業振興に寄与するのか〜いすみ市と木更津市の政策効果分析から〜」
目次:
- なぜ研究するのか(学校給食は複合的な課題に直面。地産地消や農業振興に関する定量的効果検証が不十分。役割の明確化や、給食無料化に関する課題の糸口になる。)
- 研究の対象領域(貧困、災害、教育など給食の多面性から、農業政策に絞る)
- 研究目的(地場農作物の給食活用が地域農業に与える影響を、定量的に分析する)
- 先行研究(いすみ市の職員)
- 検証の方法(いずみ市と木更津市について、有機米導入率の推移と各農業指標の間での相関関係)
- 検証に用いた統計データ(米の農業算出額、水稲作付面積、新規農業従事者数、学校給食への有機米導入率)
- 検証の結果(効果は既存公表データからは評価が難しい。効果は、地域特性や政策設計等に依存する。)
- 政策提言(@地域特性を考慮した政策設計、A長期的なデータ収集と評価体制の構築、B学校給食と農業予算の連携強化)
- 今後の課題(データの拡張や他手法を用いた検証が必要)
- 参考資料
発表に対するコメント:
- どの統計データを使うのか、慎重な考察と判断が必要である。学校給食が持つ多面性の観点からも、農業政策、効果だけを検証できるのか。
- 論点がクリアになったが、2市で有機米を学校給食に導入する「政策過程」を明確にする必要があるのでは。例えば、有機米と言えば、佐渡のトキ米がイメージされるが、どのような論拠やデータで2市で政策となったのか。
【4年 小阪美優さん発表】研究テーマ「高齢者の孤独死〜「一人で死なない」ために〜」
目次:
- 孤独死とは
- 孤独死が増え続ける原因
- 孤独死を防ぐ方法
- 必要な自治体の取組@
- 必要な自治体の取組A
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 自治体にとっての課題となっている「高齢者の孤独死」に関して、原因と対策を網羅している。
- 以前、北九州市の「なんちゃって家族」のレポートを掲載したが、一般論から具体的な取り組み事例をフォーカスして掘り下げて、課題と提言をまとめる。
次回の最終回は、各自、卒論ページの更新作業を自習する。卒論ページの提出と質問・相談なのは、事故がないようにMoodleの課題機能とメッセージ機能を使い、メールでの提出等は行わないように注意してください。
(担任)
2025年1月7日(晴れ)
第12回授業
出席者:2名
欠席者:3名(1名雪による交通事情、2名体調)
【4年 藤本さん発表】研究テーマ「「生命重視型」ペットビジネスの提案」
目次:
- イントロダクション(背景と課題;提案の目的)
- 現状分析(殺処分問題の根本原因;ペット業界の構造的問題)
- ビジネスモデルの提案(企業による新サービスの概要;保護犬の譲渡促進と収益モデル)
- 政策連携と期待効果(政策提案と企業の役割;期待される社会的効果)
- 実施上の課題と対策(法規制への業界の反発;プラットフォームの認知度向上;飼い主教育の実効性確保)
- 結論と行動計画(オンラインプラットフォームの開発と連携;保護犬譲渡促進イベントの開催;従来のペットショップに代わる、ブリーダーと飼い主を繋ぐ新規ペット分野開拓;政府との連携による規制改革と補助金制度の導入)
発表に対するコメント:
- 新しいビジネスモデルや政策連携の提案は、大いに評価したい。
- そうした提案が、読者にもっとクリアに届くためには、まず、現行のモデルを対照的に明示する必要があるのでは。例えば、保護犬が保護されるに至る経緯を関係者に即して明示すると、提案モデルとの対比がクリアになる。規制緩和の提案も、現行の規制制度が明示されると、提案の意義や可能性が具体的になる。
- 発表レジュメに「参考文献」が無い。論文であるためには、必ず、先行研究の参照や引用を明記して出典を示し、自身の言葉や考察と先行研究の参照、引用とを区別する。参照や引用は、多くなっても恥ではない、どころかそれだけ調べたと誇れる。
【4年 伊賀さん発表】研究テーマ「アプリケーションを用いた行政への住民参加〜行政−住民間の対立解消〜」
目次:
- テーマの経緯(横浜市における住民参加のあり方を再考)
- 研究背景(より良い、行政−住民間の関わり方を探る;論点は2つ)
- 事例研究@(横浜市の複合リゾート(IR)誘致検討、リニア新幹線工事に静岡県知事反対、大阪都構想案)
- 事例研究A(パブリックコメント、デモンストレーション、千葉県My City Report)
- 提案コンセプト(議論・情報アプリ)
- 制度設計(ルールを定め、建設的な議論へ導く;ルール例)
- 研究の限界(不確実性)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 住民の間では、提案のアプリへの関心や利害がさほどなくて、インストールして利用する割合は少ないのでは。
- 的確で正確な情報をメディアや行政が提供し、住民と行政で情報の相互監視を行う、との提案に関して、地元の大学が果たす役割を検討しては。
次回は、卒論発表の後半を予定。
(担任)
2024年12月17日(晴れ)
第11回授業
出席者:2名
年内最後の授業。ゼミ論執筆のための情報提供とブレインストーミングを行った。また、1月の卒論発表に関して、スケジュール調整をゼミ幹事長に依頼した。
次回は、新年1月7日。
(担任)
2024年12月10日(晴れ)
第10回授業
出席者:2名
急変するアジア、国際情勢について、ディスカッションを行った。その後、ゼミ論をテーマに、農政の二つのベクトルと、横浜市の住民参加の事例について、ブレインストーミングを行った。
次回は、年内最後の授業。
(担任)
2024年12月3日(晴れ)
第9回授業
出席者:1名
風邪が流行しているのか、他の教室でも体調不良で欠席者が少なくないようだ。
ゼミも、前回の話では、卒業を前に秋の旅行を楽しんでいるようで、欠席が多い。直前のゼミ幹事長への連絡で、司会進行役として苦労している様子。ここでも「君たちの先生の顔がみてみたい」。
日曜日に関東大学ラグビー対抗戦で、伝統の早明戦があり明治の猛追を退けて、全勝優勝を飾った、と出先の銀座で知る。約束の時刻まで時間があり、この時期にしては暖かく銀杏並木の紅葉がまぶしいなか、「日比谷公園」を散策し、懐かしい「松本楼」を抜けると、裏手門から長く続く直線の「霞が関官庁街」をゆっくりとウォーキングし、銀座に戻った。
ゼミ幹事長と、前回授業に来てくれた濱野先輩へ、写真添付で御礼メールを書くことと、来年3月はじめの「最終講義」について、ディスカッションを行った。
次回は、?
(担任)
2024年11月26日(晴れ)
第8回授業
出席者:4名
ゲスト:卒業生1名
【卒業生訪問】
2010年度・第23期生の濱野正太さんが、突然、ゼミ授業教室の廊下で待っていて、近くで用があり、寄ってみた、と。以前、3限の講義科目の終了時に教室の教卓に、予告なく現れて挨拶をし名刺を差し出した。その時は、4限の担当授業が次に控えていて、対話する時間はなかった。
教室に入り待っていると、次々に現役ゼミ生が入室。まず、氏名と研究テーマの自己紹介を交わして、次に、ゼミ生の研究に関して、社会人として濱野先輩からコメントや情報提供を頂き、ゼミ生とのディスカッションを実施した。
予想外の出来事だったが、さすがに社会人、ゼミ生の多様なテーマについても、即座にコメントなどしてくれて、ゼミ生は無論、担任にも嬉しい授業内容となった。
濱野先輩と現役生。
次回は、ゼミ論執筆のためのフリーディスカッションを予定。
(担任)
2024年11月19日(晴れ)
第7回授業
出席者:1名
【学術情報検索ページのデータベース検索】
- 学外アクセスの確認
- おすすめのデータベース>CiNii Books CiNii Research 新聞記事データベース
【RefWorks再講習】
- CiNii Books、 CiNii Researchから検索結果の詳細ページより、RefWorksへ書き出し
- レコードを手動・マニュアルでインポート
- PDFファイルをインポート
- Webページをインポート(Save to RefWorks)
- レコードの選択>編集画面で編集と保存、取得日(アクセス日)の重要性
- 文献目録の作成>出力形式は「社会情報学」
次回は、ゼミ論更新のアイデアとブレインストーミングAの予定。
(担任)
2024年11月12日(晴れ)
第6回授業
出席者:2名
【ゼミ論更新のアイデアとブレインストーミング】
- 担任から、Moodleに掲載されたゼミ生各自の研究テーマに関連する研究情報提供の説明があり、ディスカッションを行った。
- 伊賀さんから、東京大学社会科学研究所データアーカイブ研究センター「成果物検索」が利用できる、と情報提供があった。
次回は、情報検索法とRefWorksの確認を行う予定。
(担任)
2024年11月05日(曇り)
第5回授業(学部デー)
- 学部デーで教室授業は実施せず、学習の振り返りなどを課題として自習する。
- 各自のゼミ論ページの加筆修正
(担任)
2024年10月29日(曇りから雨)
第4回授業
欠席者:3名(1名は資格試験準備)
遅刻者:1名
蒸し暑い日々が続いたが、今日は曇りで肌寒い。夕方から本格的な雨降りとなった。
春学期提出済みのゼミ論ページを、順番にスクリーンに映写して、コメントと修正指導を行って来たが、最後の野村さんの番となり、何点か修正して更新した。
- 圧縮フォルダを解凍して現れるフォルダの中のindex.htmlを立ち上げると、画像が非表示となる。現れるフォルダを、デスクトップにコピペして移して立ち上げれば、画像が表示される。
- 提出済みの圧縮フォルダを解凍すると、フォルダ構成が不完全だったので、フォルダを新規作成してnomuraと名付け、そこにhtmlとjpgフォルダを収めた。
- htmlファイルを立ち上げると、ページのトップ・マージン(余白)が無かった。原因は、背景色、文字色、余白幅の記述でのセミコロンのTの記入ミス。修正した。
- Windowsのアプリから、メモ帳とペイントを使って、画像挿入タグ、改行タグ、タイトル:出所などの中央寄せタグ、画像の縮小(ピクセル)とjpg保存などの手順を再確認した。
- 画像の削除、フォルダのzip圧縮と提出の手順を再確認して、Moodleで提出した。
- 更新ページに基づいて、ゼミ論ページ一覧の論文題名を更新する。
その後、野村さんから、夏休みの活動報告の一部として、西荻窪の複合施設(仕事、サウナ、アロマ)でのバイトの話があり、質疑応答で盛り上がった。
次週11月5日は、「学部デー」にて各自、ゼミ論の加筆修正作業を課題とします。次回は、11月12日、夏休みの活動報告シリーズと、ゼミ論更新状況の口頭発表とディスカッションを予定とする。
(担任)
2024年10月22日(晴れ)
第3回授業
欠席者:2名
遅刻者:1名
- まず、前回の授業のレビューを行い、ゼミ日記を確認した。
- 丁度、昨日、クローズアップ現代で「野犬」をテーマに放送があったので、当該取材ページ:クロ現「野犬出没 全国マップ」https://www.nhk.or.jp/minplus/0121/topic135.htmlを視聴して、藤本さんに情報提供することにした。
- 次いで、前回からの「夏休みの活動報告」の第2弾として、寺田幹事長が地方での稲刈りと乾燥の体験を披露し、質疑応答を行った。
- 最後に、メインイベントとして、小阪さんのゼミ論ページをスクリーンに映写して、コメント指導を行い、小阪さsんがその場で加筆修正し、Moodle課題に提出した。
次回は、今回の続きを実施する予定。
(担任)
2024年10月15日(晴れ)
第2回授業
欠席者:2名
遅刻者:1名
今回は、各自の「夏休みの活動報告」を予定して、まず、皮切りに先生が話をした。
- 長い猛暑の連続で、外出も高齢者には身の危険となるので極力避け、代わりに健康維持のため、近くにあるスイミング教室のフリー時間余り泳ぐ日課となった。
- 自宅では、偶然視聴した「ドラマ人間模様 國語元年」の井上ひさし作品を、ネットで古本「単行本」で注文しては読み漁った。Moodleに掲載した井上ひさし(2011)「15 笑いとは何か」『ふかいことをおもしろく』PHP研究所、pp.87-92の背景が窺い知ることができた。
遅刻した藤本さんのゼミ論文ページをスクリーンに映して、フィードバックと作成方法の再確認・学習を行い、藤本さんが修正と加筆をして、Moodleに新設した「課題提出」に提出した。
次回は、今回と同じように進めたい。
(担任)
2024年10月08日(曇り)
秋学期第1回授業
欠席者:3名(体調、家庭の事情、通院)
本日の授業では、秋学期の「授業運営計画(案)」に関する打ち合わせと、春学期末に提出したゼミ論ページのフィードバックを行った。
【秋学期授業計画(案)】
- 各自、これまでのゼミ論発表等で指摘を受けた点を、ゼミ論文に執筆・反映させることを最優先に行う。
- ゼミ論文ページの作成手順について、不確かなゼミ生が散見されるので、秋学期序盤で再確認や復習を行う必要がある。
- 最終の卒業論文発表は、自身の研究に関する提言及びゼミ論ページの作成状況について発表する形とする。また、1月14日に5名全員が行う予定。
【ゼミ論文ページのフィードバック指導】
- ページをアップロードする際の「文字化け」について、解消方法を復習した。htmlファイルの文字コードを「Shift_JIS」、ANSIに指定して保存。
- 自身のパソコン(ローカル)内に保存した資料や画像ファイルなどに紐づけない、リファーしない。大学のサーバーにアップロードするので、ローカルにあるものを読み込めない、リファーできないので。サーバーにアップロードするのは、管理者の指導教員のみ。
次回(10/15)は、本日欠席した3名を中心に、ゼミ論ページのフィードバックやページ作成手順の復習を行う予定。
(4年幹事長 寺田)
2024年7月16日(晴れ)
第14回授業
欠席者:無し
遅刻者:1名
【4年 小阪発表】研究テーマ「」
目次:
-
発表に対するコメント:
14号館外階段上ったテラス、生協卒業アルバム用のゼミ写真撮影
期末ゼミ論文ページの提出方法と期限について、ゼミ幹事長経由で先生から指示がある。、
(4年小阪)
2024年7月9日(曇り)
第13回授業
欠席者:3名
【4年 野村彩莉発表】研究テーマ「化粧品廃棄問題を考える」
目次:
- 研究動機( )
- 化粧品廃棄の現状問題( )
- 現状の取り組み( )
- 研究の方向性( )
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 生活必需品ではないので、表現を考えて工夫する。必需品ではないけれど、古来より人類は化粧をする文化を持ち、また、将来の消費者層に利用機会を提供し、あるいは、高齢者の美容に使い心理的効果を上げる側面もある。
- 日本の大手化粧品会社の海外展開を視野に入れる。
- 循環(リサイクル)では、ある程度、需要あるものはできてる。→化粧品以外で再生、循環させる取り組みが、どのような位置づけでやっているのか、そして、それを化粧品本体の部分にどう当てはめるのかを考え、どうやったらスポット当てられるか、スポット当てる意義を考える。
- モンガータの調査では、化粧品の何%くらいが再利用できるていりのか。
- 発表者自身が実際に問い合わせたケースや経緯は、論文の大事な構成要素だから、略さずに、論文のなかで記述する。
- 途上国の文具がないところに、モンガータが再生した絵の具を届ける取り組みがあれば、化粧品の価値を下げずに、むしろ化粧品会社の評判を高めることができる。単独ではなく、例えば、JICAと組んで展開するアイデアも検討する。
- 化粧品製造と販売のサプライチェーンの無駄が、どの段階でどのように出ているのか詳しく、分かり易く解説されているなら、その無駄を少なくするアイデアを探ることもできる。
- 参考文献欄では、箇条書きの・をつける。
次回は、三平さんと小阪さんの発表を予定。
(4年 野村)
2024年7月2日( )
第12回授業
予定していた発表者が体調不良にて急遽、欠席したので、参加したゼミ生と研究情報の確認や、各自の研究テーマにいついてのブレインストーミングを実施した。
次回は、
(担任)
2024年6月25日(曇り)
第11回授業
欠席者:3名(1名内定先所用)
遅刻者:1名
【4年 伊賀発表】研究テーマ「市民による参加型政治〜意見交換に留まらない実効性〜」
目次:
- これまでの概要
- 事例研究@(世田谷区の住民参加事例、制度、課題感)
- 事例研究A(東京都の住民による事業提案制度:応募条件、提案件数、予算、課題感)
- 事例研究を通して気付いた点(都の事例が近いが、提案の質が課題)
- 今後の展望(都の深掘、横浜市への適用、鳥取県智頭町)
発表に対するコメント:
- 住民参加は、発表者の視点だけでなく、横浜市の住民や議会でどのくらい求められているのか。例えば、よりクリティカルな課題における住民参加はどのようなものであったか(横浜IR問題、大阪都構想など)。
- 開国した最初の港湾の地である横浜において、多様性はどのように受け入れられてきたのか。その点で、先駆的な取り組みとして注目されてきた居住外国人の参加や参政権問題における取り組みの歴史や現在の課題について、研究テーマの視点から調べて考察してみると良い。
次回は、4年野村さんと三平さんのゼミ論発表の予定。
(4年伊賀)
2024年6月18日(豪雨)
第10回授業
欠席者:全員(就活、体調不良)
今回予定の発表者が急な体調不良で欠席となり、先生一人がゼミ教室で待ちぼうけ。
次回は、予定通り、4年伊賀さんのゼミ論発表。
(担任)
2024年6月11日(晴れ)
第9回授業
出席者3名(内、1名遅刻):
【4年藤本 発表】研究テーマ「ペット犬の健全な飼育を行うために〜ペット業界DXの提案〜」
目次:
- 研究動機(犬の飼い主として犬の幸せを考える。保護施設の体験。)
- 研究意義(7000年以上前に犬埋葬:黒岩岩陰遺跡、「犬ソト」価値観、「コンパニオンアニマル」「室内飼育」、ペット一匹当たりの出費増)
- 法律の動き(令和2年、3年、4年の改正)
- 日本のペット販売業界(透明性の欠如、飼い主とブリーダーの距離が遠い)
- イギリスのモデルケース(ペットショップでの生体販売禁止、「ルーシー法」「子犬契約書」の発行)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 黒岩岩陰遺跡に関する情報が不足。所在地や時代を明確にすることで、より伝えたいことが明確になる。
- この研究の最終ゴールは何か→殺処分ゼロの目標が難しいと判断。
- そう判断した経緯も筋立てて説明した方が良い。字数制限や目標はない。自分で読み、人に読んでもらい、必要と思うだけ書く。
- ペットショップが無いイギリスの例が成功した理由を考えると、ヒントになる。また、政策によって起きた不利益やデメリットをどう対処してきたたのか、を分析するのが良い。
- 犬の繁殖を抑えることは、倫理的な問題に繋がらないのか。
- 国単位、自治体単位、様々な目線から分析するのがよい。
次回発表は、4年三平の予定です。
(4年藤本)
2024年6月4日( )
第8回授業
欠席者:
中退席・遅刻者:
【4年 寺田発表】研究テーマ「給食を通じた地域活性化〜学校給食の新たな価値を探る〜」
目次:
- これまでの概要
- 給食の歴史
- 歴史を踏まえた問題意識
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 給食に関するこれまでの歴史的経緯を踏まえた上で、今後は具体的な解決策を考えていくことが重要。
- 地域を一般化した施策を考えようとすると、行き詰まったり実効性のない提案に終始したりする可能性がある。具体的な地域を設定した上で、課題や施策を考えると良いのではないか。
- 歴史や制度論のほか、給食費無料化、食育、日本型「学校給食」モデル、地産地消、など、重層的な政策課題である。
次回は、4年藤本さんのゼミ論研究発表の予定。
(4年寺田)
2024年5月28日(晴れ)
第7回授業
出席者3名:
遅刻者1名:
【4年 伊賀発表】研究テーマ「多様性と政策提案〜”多様性が能力に勝る定理”の応用〜」
目次:
- 研究動機:多様性(市民参加)を用いた実学的な政治参加をしたい
- 先行研究scott氏「多様性>個々の能力」、坂井氏「scott氏の理論の4つの成立要件」
- 市民参加による政策決定モデル:住民の選出とグループ分け。そしてグループごとの政策提言。
- 今後の展望
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 政策決定モデル:今の政策立案プロセスにおいて、発表者が求めるものの何を満たしていて、何を満たしていないかを評価しなければ、次のアクションが分からない。
- 住民参加による政策提案:「合成の誤謬」、「大数の法則」のどちらになるのか。→先行研究に、scott氏の提言と衆愚との違いが書かれていた論文を見つけたので読んでみます。
- 住民参加の政策実施事例はある:ドイツ議会、智頭町、世田谷区など。欧米の事例を参考にして研究を進めるか、日本らしい事例を参考にして研究を進めるかは要検討。
次回は、4年寺田さんのゼミ論発表の予定。
(4年伊賀)
2024年5月21日(晴れ)
第6回授業
欠席者:
中退席・遅刻者:
【4年 野村彩莉 発表】研究テーマ「化粧品廃棄問題を考える」
目次:
- 研究動機
2.化粧品廃棄の現状問題
3.現状の取り組み
4.研究の方向性
5.参考文献
発表に対するコメント:
- 調査した(根拠となる)企業やサイトを明確にする。
- 化粧品ロスの現状をもうちょっと調べる。
- 無くしたい理由を個人だけではなく、社会の課題として明確にする、
- 化粧品業界自体が今後の問題に対してどういった対策を考えているかを明確にする。
- B無料で必要な場所へ提供に対して注目する(化粧品が持つ意義と絡めて)。
- 実際に自分で調査して、それを論文に入れ込む。
- 参考文献(3つ目)タイトル入れる。
次回(5/28)は、4年生伊賀さんがゼミ論発表を行う予定。
(4年野村)
2024年5月14日(曇り)
第5回授業
欠席者:5名(就活)
今回のゼミでは、小阪が発表を行った。
【4年 小阪美優 発表】研究テーマ「高齢者犯罪への取組」
目次:
- 前回までの研究(高齢者犯罪の重大さ)
- 前回までの研究(万引きが70%)
- 高齢受刑者の現状(刑務所の介護施設化)
- 更生保護施設(高齢者のケア)
- 日本の孤独担当大臣(孤独問題への対策)
- 官民連携の重要性(公的な支援)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 高齢者犯罪よりも身寄りのない高齢者の保護を柱にするべきである。
- 犯罪→孤独感という明確な相関関係が見当たらない。
- 病院も高齢者の居場所になりつつある。
- 更生保護施設があっても犯罪が減っていないのはなぜか。
次回は、野村さんのゼミ論発表と討議の予定。
(4年小阪)
2024年5月7日(雨のち曇り)
第4回授業
出席者:5名(1名遅刻)
欠席者:1名
 6期生の鈴木さんと村木さん、
【4年 三平和臣 発表】研究テーマ「多摩ニュータウンへの子育て世代の呼び込み」
目次:
- これまでの概要(多摩地区の立地、環境と人口減少)
- 多摩市のこれまでの施策(教育連携コーディネーターの設置と多摩中学校の事例、新規流入が見込めない課題)
- スタディバウチャー制度(スタディバウチャー制度)
- 先行事例(渋谷区)
- 多摩市における提案(クーポン導入案、適用範囲、目的、NPO普及指数・大学集中、教育環境の変化と教員不足・働き方改革)
- 今後の展望(財源問題、取り扱い事業者)
- 参考資料
発表に対するコメント:
- バウチャー制度を実施したことで、少子化対策につながるのかを示す
- 少子化対策と貧困対策で目的が混ざってしまうのではないか
- もっと数値などを用いて、効果を示した方がいい
- 多摩市の少子化対策について、どう言った意思決定がされているのかを調べる
次回(5/14)は、小阪さんがゼミ論発表を行う予定。
(4年三平)
2024年4月30日(曇り)
第3回授業
出席者:4名
今日のゼミでは、藤本さんがゼミ論発表を行った。
【4年 藤本彩花 発表】研究テーマ「犬の殺処分数を減らす〜ペット業界DXの提案〜」
目次:
- 研究動機(犬を飼う経験、保護犬テーマパーク、殺処分とNPOの活動、技術革新に遅れるペット業界)
- 研究意義@(犬と人間の共存の歴史)
- 研究意義A(ペットに対する価値観の変化:犬ソトから愛玩)
- 研究意義B(ペットの市場規模)
- 現状の問題(年間殺処分は約4万個体、ペットの需給インバランス)
- 具体的な政策@(神奈川県動物保護センター、NPO法人東京キャットガーデン)
- 具体的な政策A(株式会社シロップ)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 画像ファイルは、300前後のピクセル数にサイズを調整しjpg形式に整える。
- 様々な業界が変化している、との内容について具体的にどういった経験からそう感じたか。
- 殺処分の話題とペット需給の話題が交錯しており、論理的でない。この二つの観点の関連性を考察するとよい。
- なぜこの業界構造では、需給バランスがとりにくいのか。
- 需給バランスの話題に対する先行事例やモデルが参照・引用されていない。
- 先行研究を調べると良い。
- 参考文献、引用の方法の不備を訂正する。
次回は、三平さんが発表を行う予定。
(4年藤本)
2024年4月23日(雨のち曇り)
第2回授業
出席者:4名(遅刻2名)
今日のゼミでは、寺田がゼミ論発表を行った。
【4年 寺田尚生 発表】研究テーマ「給食を通じた地域活性化〜学校給食学校給食の新たな価値を確立させるには〜」
目次:
- 学校給食の規模:実施数、食材料費
- 学校給食による地域活性化モデル
- 各地の事例:千葉県木更津市、千葉県いすみ市
- 今後の展望
発表に対するコメント:
- ゼミ論ページには表や画像を入れるなど、読みやすくする工夫を加えた方が良い。
- 給食の歴史について文献にあたり、既存の制度の背景を踏まえた提案ができると良い。
- 日本の給食に対する海外の注目度が高いことから、学校給食による地域活性化モデルは、海外にも影響を与えることができるのではないか。
- 木更津市やいすみ市などの事例を横展開するためには、特定の生産者を優遇することの懸念や、都会と地方での状況の違いについても考える。
- 近年、給食事業者の倒産や経営難が話題となっている。給食の前向きな価値を考えるだけではなく、今の給食が置かれている課題についても目を向ける。
次回(4/30)は、4年生藤本さんがゼミ論発表を行う予定。
(4年寺田)
2024年4月16日(晴れ)
第1回授業
欠席者:なし
遅刻者:2名(腹痛など)
【授業計画案】
春学期初回の授業のため、授業計画案(寺田幹事長作成の3案を基に)について話し合いを行った。
- ゼミ人数減少に伴い、授業内での発表は1日1名とする。
- 各自の発表では、パワーポイントでの発表に加えて、ホームページの作成状況の点検や講習指導も行う。
- 欠席や遅刻の連絡と調整を、責任を持って確実に行うこと。
などを確認した。
次回(4/23)は4年生寺田がゼミ論発表を行う。
(寺田幹事長)
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